【涼宮ハルヒの憂鬱】佐々木ss保管庫 @ Wiki内検索 / 「71-112『ドラクエ1な関係』」で検索した結果

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  • Part71
    ... traffic』 71-112『ドラクエ1な関係』 71-13「涼宮さん、どこのブラを使っているの?」 71-x『その場限りの思考暴走』
  • 71-112『ドラクエ1な関係』
    竜王佐々木に、キョンが拐われた。 「僕の要求はふたつ。お互いの不可侵。人質の身柄をこちらに渡すことだ。」 戦力差のある相手に対し、犠牲もたかだか町民一人。ということで、あっさりと不可侵は決まった。 END 竜王キョンに、佐々木が拐われた。 「俺の要求はひとつ。不可侵……って、佐々木?何を……アッー!」 子育てに追われる事になった竜王は妃にこきつかわれ、国力を充実。名君になったという。 END 竜王ハルヒにキョンが拐われた。 「あたしの要求は、不可侵!ついでにキョン!文句のある奴はあたしの前に来なさい!」 勇者佐々木、賢者長門の冒険が始まった。 END 竜王橘に、佐々木が拐われた。 「私の要求は、佐々木さん(の望みを叶えること)なのです!」 犯行声明の10分後、ラダトームとの海峡に...
  • 70-371『ドラクエ2な三角関係』
    「レベル上げて物理で殴れ。」 ザ・脳筋。破壊神を破壊する女。ローレシア王女、ハルヒ。 「ああ、FC版だから役立たずだよ。ザラキ喰らわすぞ。」 ザ・大器晩成。てつのやり(笑)。サマルトリア王子、キョン。 「犬っていうな。」 ザ・魔法少女。リメイク版強すぎ。ムーンブルク王女、佐々木。 この三人で旅をしているわけだが、今は世界なんてどうでもいい。 水の都、ベラヌール。そこの宿でキョンは、ハーゴンの呪いで倒れたのである。 「ざっまぁ見るのです!無意味に佐々木さんのそばにいるからですよ!」 そうハーゴンは叫んだようだが……佐々木にしてみると、ハーゴンなど靴の裏よりどうでもいい。 いかにして国をキョンと再建するか。ハルヒをいかにして出し抜くか。それが佐々木の興味関心事である。 気を引く為に国を滅ぼし、犬になる呪いまでかけたハーゴンが気の毒でならない。 ハーゴンの呪いを解く...
  • 70-373『ドラクエ2な三角関係』2
    70-371『ドラクエ2な三角関係』の続き 「ひとまず休戦しましょう。」 ハルヒの発言に、佐々木が手を止める。 「世界樹の位置は不明。そんなもんに時間を費やすよりは、ハーゴンぶちのめしたほうが早くない?」 ハルヒの言葉に佐々木が頷く。 「ただ単に行動不能になる呪いみたいだし、確かにそれが手っ取り早いかな?」 脳筋魔法シスターズ爆誕の瞬間であった。 「ご、ごゆっくりぃぃぃぃ!」 「所詮バックアップなのねぇぇぇぇ!」 「みくる姉さぁぁぁぁぁぁあん!」 「……?下が騒がしいのです。」 ハーゴンは下の階がざわついているのが気になった。 「また三人で暴れているのですかね。破壊神の復活を邪魔しようなんて、ふてぇ奴らなのです。」 ハーゴンは祈りを中断し、階段に向かった。 ヒタ… ヒタ… 階下から足音がする。 「だ、誰なのですか!」 …...
  • Part70
    トップページ > SS > 短編 70-695「『未来日記in佐々木』のプロット書いていたら…」 70-686『お約束の非リア~JOJO篇~』 70-652「二人の子どもを妄想してみた。」 70-623「小咄」 70-615「小咄」 70-614「小咄SS」 70-546『チケット』 70-457『0:00の攻防』 70-442「ある日曜日、午前中の風景」 70-437『卒業アルバム』 70-397『未来日記』ネタ 始まりのプロット 70-387『龍騎』風の一周目と『未来日記』風の二周目エンディングのプロット 70-373『ドラクエ2な三角関係』2 70-371『ドラクエ2な三角関係』 70-367『楽屋裏』 70-358『桜満開』 70-343『Stick around, and it may show.』 70-342『You re asking me will my love ...
  • 71-593『ドラクエ4な関係』
    俺はキョン。可愛い娘に綺麗な嫁がいる、ごくありふれた商人だ。 「エンドールとボンモールが戦争になるかも知れん。」 「商売のチャンスだよ、キョン。」 鉄の鎧と鋼の剣を両国に売りまくり、収益は過去最大。笑いが止まらん。死の商人だと?失礼な事を言うな。 「さて、貯まった元手でエンドールに店を開くか。」 「ならば、戦争を終わらせないとね。」 妻と両国の橋渡しをし、戦争は終わり……夢の店を構えた。 「さて……船でも買って、たまには家族サービスでもやるとするかね。」 「そろそろ二人目がいてもいい頃合いだよ。弟か妹が欲しいよね?」 「…………」コクリ こうして船出の為に、大灯台の灯台に種火を灯しに行ったのが、運の尽きだった。 「あたしは勇者よ!船をよこしなさい!」 「お前は何を言っているんだ?」 俺は愛しの妻子と引き離され、俺は勇者の一味として無理矢理協力させられた...
  • 71-162『世界ふかし話』
    トップページ >SS > シリーズもの > 71-162『世界ふかし話』 71-162『白雪姫』 71-164『長靴を履いた猫』 71-166『幸福な王女様』 71-723『夏の夜の夢』
  • 71-42『やんやんでれでれささきょんさん』
    トップページ >SS > シリーズもの > 71-42『やんやんでれでれささきょんさん』 71-42『ヤンデレ佐々木とヤンデレキョン』 71-49『卯月の昼の夢』 71-64『監禁のススメ』 71-82『空鍋事件』 71-87『お弁当』 71-117『佐々木の告白』 71-106『ヤンデレのお互いに愛されて眠れないふたり』 71-123『たまには正統派ラブコメを。』 71-279『いやんいやんでれでれささきょんさん』
  • Part69
    トップページ >SS > 短編 69-628『ファンタジーな佐々キョン』 69-620『チョコレートランブル』 69-614「佐々木さんβ頑張らない」 69-603『フォルダの中身は』 69-598『失ったもの・得たもの』BAD END ANOTHER 69-571『TS~キョン子と佐々木と~』 69-568『バレンタイン症候群β』 69-551『夢幻泡影』 69-532『異世界~キョンが年上だったら~』のバッドエンドルート 69-527『天地創造』 69-518『VS長門』 69-515『倦怠ライフ・スキー篇』 69-497『バレンタイン話』 69-486『ねこの森には帰れない』 69-484「どこまでがジャンクフードなんでしょうね佐々木さん」 69-457『きょっこ団、聖戦に備えるの巻き』 69-431『SUGAR LOAF EXPRESS』 69-419『待ち人、遠からず』 6...
  • 71-765『たとえばこんな関係』
    (姉佐々木さんに弟キョンという設定) 「さて、橘さん。」 「なんですか?」 喫茶店。私は橘さんと向かい合っている。 閑散とした店内は、サボリーマン達がスマホに興じている。世の為、人の為、日本の財政健全化の為にキリキリ働け、と言いたいが、ここは我慢をした。 「花の高校生活。どうして私達には彼氏が出来ないんだろうね。」 橘さんは、またか、という顔をしながら溜め息をついた。 「佐々木さんの場合、理想が高過ぎるのですよ。」 「失礼な。そんな理想は高くないわよ。」 橘さんは、呆れたように私を見る。やれやれ。そんな私は変な事を言ったつもりはないんだけど。 「では、理想のタイプをどうぞ。」 「理想のタイプ……」 理想のタイプを思い浮かべてみた。 「……ルックスは並みでいいわね。それで、まぁ……頭も並みでいいわね。 性格は……基本的に否定から入るけど、実際には肯定してくれ...
  • 69-240『ドラクエの続き』
    69-235「僕の勇者と俺の魔王」の続き 勇者と魔王が結ばれる。んなもん他からすりゃ、面白いわけないわなぁ? しかも俺なんて、ただ単にたまたま筆記試験に受かっただけの似非勇者って言われてたのによ。 故郷に佐々木を連れて凱旋したら、案の定拘束されちまった。やれやれ。 「キョン。子どもの名前は何にする?」 「お気楽だな、お前は。」 佐々木は編み物をしている。因みに拘束は1秒で外された。佐々木が焼き切ったそうだ。 「お気楽だよ。僕は一国の元首。そしてキミはその伴侶。それを拘束するなんて、外交問題になるから。普通に。 どこのトンチキが考えたかは知らないけど、戦力差がありすぎる国に対して戦争なんてやるものじゃない。仮に僕達を殺せば、その瞬間がこの国の終焉さ。 それに。見ただろう?あの兵士達の怯えた表情。個体としての能力で、魔王に敵う者はいない。よって殺される事はないよ。」 ...
  • 長編
    ssトップページ > SS > 長編 74-16「SOS団との決別」 74-16「キョンの退団宣言」(エロ物 注意) 71-874「俺の後ろに佐々木がいる」 74-16「佐々木からのプロポーズ(驚愕If Bad End) 74-16「佐々木からのプロポーズ(驚愕If) 70-483『バッテリー』 70-432「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS」 68-866『Wanderin Destiny』 68-111「佐々木さんのキョンな日常」 67-9xx 失言と猫ヒゲ 67-9xx どこか足りないフラグメント 橘京子「それが佐々木さんの役割だって言うんですか?」 67-708『だって、あたしだってそうだったし?』 67-116 Rainy Day …… What? 67-30「じゃあ、僕はこれから塾に行かなきゃいけないんでね」 66-358 Rainy Day by? 65-...
  • 71-212『人誅』
    ※復讐ネタ、閲覧注意! ハルヒ達に虐めを受けるようになり、二ヶ月。ボロボロになった俺は耐えきれずに身投げをしたが、周防に救われた。 「無茶苦茶やるね、キミは……」 佐々木がリンゴを剥きながら俺に言う。 「ここは……」 「周防さんの家だよ。」 無機質な室内。周防らしい家だ。 「今はゆっくりと休むといい。……キミの身の上の話は聞いている。ここで傷心を癒していくといい。 僕は、いや、僕だけはキミを裏切る事はない。」 暫く周防の家に留まり、その間、佐々木は俺にずっと尽くしてくれた。 月日を重ね、俺が佐々木に心を寄せるのは、当然の成り行きだった。 抱かせてくれないか、と頼んだら、準備があるから少し待つように言われた。 何の準備か気になるが、まぁそれは俺には分からないものだろう。何度もドアが開き、その度に佐々木は少し待つように言う。 ひとりひとり、彼を虐めた人間を...
  • 68-866『Wanderin' Destiny』
    トップページ > SS > 長編 > 68-866『Wanderin Destiny』 68-866『Virtual Insanity』 68-968『あさきゆめみし』 68-972『Hotel California』 68-899『Music of the mind』 69-16『夕日の約束』 69-17『Days-愛情と日常-』 69-32『BEGINNING』 69-42『LOVE IN VAIN』 69-54『LOVE IN VAIN』 SIDE YUKI.N 69-64『Made of Tears』1 69-78『Made of tears』2 69-88『Made of Tears』3 69-91『Made of Tears』4 69-94『浸食』1 69-102『浸食』2 69-140『浸食』3 69-146『浸食』4 69-504『The time of the o...
  • 70-483『バッテリー』
    トップページ > SS > 長編 > 70-483『バッテリー』 ※キョン子注意。キョンとは双子設定。 ※クロスオーバー注意 70-483『辞めたい理由』 70-493『抜擢』 70-509『未知との遭遇』 70-520『突っ走る男女』 71-16『怪物退治』 71-652『The game is on』 71-661『They call us problem children』 71-699『問題児と実力者』 番外編 70-551『~童貞達の会議録~』
  • シリーズもの
    トップページ >SS > シリーズもの 「ねこの森には帰れない」 71-162『世界ふかし話』 71-42『やんやんでれでれささきょんさん』 ふらくら時間シリーズ いじめは駄目だよねシリーズ 佐々木さんとキョンな日常シリーズ 「キョン、どうだい喫茶店でも?」シリーズ ルームシェア佐々木さんシリーズ 佐々木さんの仮面と驚愕シリーズ ささきと!シリーズ ディナーへようこそ!シリーズ おさんぽシリーズ 佐々木さんと洋楽シリーズ 佐々木とキョンの驚愕シリーズ(未完) キョンの溜息シリーズ 消したい3行目シリーズ 猫の目の日々シリーズ 教えてササッキーシリーズ もしもシリーズ キョンと佐々木とハルヒの生活 編集者佐々木シリーズ 佐々木さんの、願いは夢の中で シリーズ 佐々木の雨、時々気紛れ保守シリーズ 「卵の殻」シリーズ 佐々木、歌いますシリーズ 44-99「―佐々木さんの消滅―」 佐々キョン...
  • 71-162『白雪姫』
    ハルヒ「鏡よ鏡よ鏡さん。世界で一番美しいのは誰?」 鏡(キョン)「ま、そうだな。とりあえずお前でない事は確かだな。鏡見たらわかるだろ?」 ハルヒ「……叩き割るわよ?」 鏡(キョン)「オーケー、わかった。ちゃんと答えよう。朝比奈さんに決まってんだろ。わかりきった事聞くな。」 ハルヒ「有希。ハンマーを。」 パリーン ハルヒ「鏡を新調したわ!鏡よ鏡よ鏡さん。世界で一番」 鏡(谷口)「性格が醜いのは、初期のお前だよ。」 ハルヒ「あああああああああああ!」 パリーン ハルヒ「……か、鏡よ鏡よ鏡さん……グスッ……世界で一番美しいのは……グスッ」 鏡(佐々木)「あなたでいいわよ。ところで涼宮さん、キョンが粉々になっていたんだけど、何か知らない?」 ハルヒ「」 第一部 完! ハルヒ「毒リンゴを食べたわ!王子様が来るのを待つのみね!」 ...
  • 71-874「俺の後ろに佐々木がいる」
    71-874「俺の後ろに○○○はいない。いるのは・・・・・・」 71-903「帰省~お盆狂想曲~」 72-31「~夏の終わりに~」 72-51「~移ろい花火~」 72-61「Autumn Rainy&Sweet Day ~俺の後ろに佐々木がいる~」 72-69「猫と君と僕と~俺の後ろに佐々木がいる~」 72-192「秋月宵華談~俺の後ろに佐々木がいる~」
  • ふらくら時間シリーズ
    トップページ >SS > シリーズもの > ふらくら時間シリーズ 69-390『ふらくら時間』 70-542『ふらくら時間2』 70-641「小咄~ふらくら時間~」 71-248『ふらくら時間3』 71-364『ふらくら時間4』 71-488『ふらくら時間-誤-』 71-562『ふらくら時間6(tynine)』 71-679『ふらくら時間7』 71-751『ふらくら時間8』
  • 71-117『佐々木の告白』
    「あ あの!キョン!つかぬことを伺うが……子供はっ…子供は何人欲しい? 僕は三人欲しいな。女の子がふたり、男の子がひとりね。名前はキョンが決めてあげて。僕ってあんまりネーミングセンスないから。 くっくっ、どっちに似ると思う?僕とキミの子供だったら、きっと男の子でも女の子でも可愛いよ。 それで庭付きの白い家に住んで、大きな犬を飼うんだ。犬の名前くらいは僕に決めさせてくれ。 キョンは犬派?猫派?僕は断然犬派なんだが、あ、でもキョンが猫の方が好きだっていうんなら、勿論猫を飼うことに吝かでない。 僕、犬派は犬派だけれど動物ならなんでも好きだから。だけど一番好きなのは、勿論キミだよ。キミが僕のことを一番好きなように。 そうだ、キョンってどんな食べ物が好きなんだい? どうしてそんなことを聞くのかって思うかもしれないけれど、いやだな明日から僕がずっとキミのお弁当を作ることになるんだから、て...
  • 69-x バレンタインな関係葛藤
     バレンタインとは日本国内のごく一部のイケメンがチョコを貰う日である。  つまり俺には一切関係がなく、そんな非日常が俺の周囲を通り過ぎていくだけのいつもの日常に過ぎない………などと皮肉ぶっていた事態は過去のものとなり  俺にとってもこの日が「チョコが貰える日」となってから早くも二年目をマークした。  この点についてはハルヒ様々と言ってやるにも吝かではない……  ……………  ……  そうだな。去年同様の俺なら、例によってハルヒの奴が企画したバレンタイン大騒動による疲労に身を委ねながらも  とっくりと幸せオーラを感じてやっていただろうと思わないでもない。  いや、実際俺は幸せオーラとやらに浸っている。  そうだ。そのはずだ。  なのに何故か俺は足早くその場を立ち去ろうとしていた。  SOS団のメンツと別れ、駅前に停めていた自転車を回収するという俺任務に奇妙な...
  • 71-16『怪物退治』
    北高の面々。それは石門高校からしたら、輝くスタープレーヤーの集まりだ。 実力のみで見れば、こなたやルカ子、まゆりでも北高のソフトボール部では控えにすらなれない。 だが。 「マイフェバリットライトアームが集めたデータ。これさえあれば、まだ立ち向かう手段はある!フゥーハハハ!」 石門高校は新設校であり、伝統もなにもない。そのような高校が名を上げるには、スポーツが一番早い手段だ。 科学部にいたはずのソフトボール部の面々が、ソフトボールをするのはそういう理由から。 そして岡部の泣き落としに遭った面々が、ソフトボールをする理由も同じである。 岡部にしろこなたにしろ、他の面々にせよ、元々負けん気が物凄く強い。 やるからには勝ちたいし、負けたくない。 本格的にソフトボールをやっている他校は強い。とても強い。自分達では考えられないレベルで。 だが、無敵ではない。 相手も同...
  • 70-432「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS」
    トップページ > SS > 長編 > 70-432「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS」 70-432「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サ-クルSOS プロローグ」 70-439「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 君と僕との出会い」 70-539「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 君と僕との出会い その5~」 71-15「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 動き出す想い」 71-149「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS いずれ僕らは大人になる」 71-209「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 私と彼女と彼女」 71-270「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSO 花嵐浅き夢見し」 71-568「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 想い重ねて」 71-712「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 想い重ねて その5~」...
  • 31-165「佐々谷」
    なぜ、俺が未だにあいつらとつるんでいたのかというと、ずばり、まだ佐々木のことが好きだったからだ。 佐々木はキョンのことが好きで、俺の方にその目は向いてないってのは分かっていたが、こればっかはしょうがねーよ。 ……でも、佐々木は今、俺の側に居る。 結局キョンは涼宮とよりを戻しちまった。まあ涼宮の相手を出来る人間はあいつくらいだし、しょうがねーのかもな。 長門ともまだ続いてるみたいだ……本人いわく「そんな関係じゃない」らしいが、そう思ってるのは本人だけだぜ。 キョンとは『親友』だがこと恋愛に関してはどうしようもなく、そしてそれを擁護する気は起きないぜ。まったくな……長門も涼宮もよく我慢できるもんだぜ。 俺も古い人間というか意外と潔癖症……いやちょっと神経質なところがあったのかもな。 「なあ佐々木。……俺で良かったのか?お前は今もキョンのことが、」 「くどいよ、谷口くん。確かにキョンは僕にとって...
  • 71-x『その場限りの思考暴走』
    『よいではないか、よいではないか!収録が終わったら謝りますから、監督が!土下座もさせて頂きますから、監督が!』 「……まさかこんなところでこのネタを見るとはな」  ある日の事。映画館で見た予想外のシーンに、ふと俺の口から呟きが漏れ出でた。  隣にいる佐々木が怪訝そうな顔をする。 「キョン?」  いや。なんでもない。  映画館の暗闇の下、佐々木が小首を傾げる。  中学時代と同じ笑みがそこにあったはずだったが、傾げた拍子にさらりと漂った香りは、明らかに昔と違う趣があった。  するり、その拍子に、スクリーンのすっとんきょうな叫びが耳から脳へと侵入し  ガンガンと脳内で反響する。 『よいではないか、よいではないか!収録が終わったら謝りますから、監督が!土下座もさせて頂きますから、監督が!』 「なあ、親友」 「なんだい? 親友」 「もしも俺が…………...
  • 72-112『Countdown to Extinction』2
    天気は快晴。雨天の場合でも決行したであろう、本日の不思議探索。 「不思議探索って、どんな事をするんですかぁ?」 「別に、世の中にある不思議を探す探索よ。」 捻りはない。だが、そんなものだ。身近にこそ見落としがあるのかも知れないし、それを探す探索だった。 不思議を見つけようと躍起になっていたが、不思議は意外に身近にあった。 それは、人の心だ。 人の心こそ不思議であり、杓子定規には測れない。特に異性間では。 自分は女として誰かを求めたというよりは、人間として誰かを求めていた。そして、それは叶った。 キョン、古泉、みくる、長門といったSOS団の仲間達だ。 正直、団員とは強い絆で結ばれていると思っている。 やりたい放題してきた自分だが、皆はそんな自分を見離さないでくれた。だからこそ、自分も皆にできる限りの事を返したい。 キョンが佐々木を選んだというなら、佐々木をしっかりと見て...
  • 71-82『空鍋事件』
    ガスコンロに火をかける佐々木。鍋を置き、鍋をかき回している。 「全く我が儘なものだ。いきなりラーメンが食べたいとは。」 まぁそれでも。自分を頼りにし、自分の手料理(といえるかは疑問だが)を食べたいと言われるのは、嬉しくはある。このせっかくの二人の時間を楽しみたい。のだが。 「僕にとって、キミと会えなかったこの1年がすべてだよ。 キミと過ごした時だけが、僕の生きた時だった。そう確信している。」 虚ろな目をしながら鍋をかき回す。その鍋の中は……空だ。 事の展開を見守っていた橘が引き付けを起こす。佐々木はラーメンを投下しようとして鍋の空炊きに気付いた。 「うかつだね。僕とした事が。」 夢から醒めたような表情で、空炊きした鍋を冷やす。出来たラーメンは…… 「……カップ麺を手料理という奴も珍しい。」 「嫌なら食べるな。」 お湯をかけて三分、人類の叡智の結...
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    15-845「作家のキョンと編集者佐々木」 27-472「しゅくしょうしゃしゃき」 15-895「モデル付き恋愛小説」 編集者佐々木シリーズ 17-718「『スイッチの入れ方』」 佐々キョンバカップルシリーズ 16-69「新人の宿命」 15-866「編集者佐々木外伝」 17-404「作家のキョンと編集者佐々木~調子のいい日」 14-107「ラブレター騒動」 68-111「佐々木さんのキョンな日常」 14-687「もしも」前半 15-477「キョンと佐々木の消失」-1 もしもシリーズ みょん様 猫の目の日々シリーズ 14-577「巨人の歌」 佐々木とキョンの驚愕シリーズ 消したい3行目シリーズ 5-852「ファーストキスは誰のもの?」 28-757「キョンの嫁は誰だ」 24-423「キョンの溜息」 15-132「キョンと佐々木とハルヒの生活 1日目」 16-669「佐々木とハルヒが冷戦を繰り...
  • 24-483「境界線」
    俺は今、喫茶店で佐々木と話している まあ、そこに至るまでの経緯は割愛させてもらおう。 ふいに佐々木がこんなことを言ってきた 「ねえキョン、友達と恋人の違いとはなんだと思う?」 なんだいきなり 「そうだな、恋人相手にじゃなきゃしないこととかあるから、それだろ」 「それは例えばどんなことかな?」 ニヤニヤしやがって、古泉かお前は 「それを俺に言わせてどうする」 「くつくつ、冗談だよキョン、 でも所謂『身体だけの関係』というのもあるじゃないか」 なるほど、セフレってやつか 「さっきはつっこんだのに今度は随分あっさり言ってくれるじゃないか」 お互い様だ、気にすんな 「そうなるとなんだろうな、意識してるかどうか、とかか?」 「それは告白という儀式を済ませていなくても、互いに意識していれば恋人ということか?」 「暗黙の了解ってか?難しい問題だな」 というところで、 「ではここで1つ質問していいかな?」...
  • 64-12『待っているとキミは言った』
    佐々木「悪いな。助かるよ佐々木。」 佐々木「まったくキミは、僕がいないと何もできないと言うんじゃないだろうね。」くっく 佐々木「…そうだな、おまえがいないと俺は困る。」「佐々木、俺とずっといてくれないか。それこそずっとだ!」 佐々木「キョン…///」 女子A「うわ。またブツブツ言ってるよ、キモ。」 女子B「ほんとヤバクね?アイツ。」 橘「……佐々木さん…。」 佐々木「学校で、みんなとあんま仲良くやれてないのか?」 佐々木「ん…まあ、それなりにだよ。」「それにキミとこうやって話をしているだけで僕は正直他なんてどうでもいいんだ。」 佐々木「…おまえらしいといえば、おまえらしいが、…あんま無理すんなよ?」 佐々木「くっく。相変わらずキミは優しいんだね。」「でもきっと僕以外にもそうなんだろうね、うん、そんなキミだから僕は…」 佐々木「違うぞ佐々木。」 佐々木「え?」 佐々木「ここ最近…ええい...
  • 70-343『Stick around, and it may show.』
    70-342『You re asking me will my love grow.』の続き 思いを通じ合わせるという事は、難しい。 そう佐々木は言う。 「最初は楽しかったんだけどね。」 難しい顔をする佐々木。いつもこいつはこうだ。俺に甘えたい時はいつでもこうしてむくれる。 「お前は考えすぎだ。」 こう言っていつも佐々木を宥める。それが俺の答え。 「そうかね。思いを通じ合わせるのは凄く難しいよ。こんな関係になってもね。」 半裸になってベッドに睦み合う時間。佐々木は俺が佐々木にイカれていると知っていてそう言う。 「人は人だからな。すれ違いなんてあって当たり前だ。」 だからこそ言う『意地悪』だ。 「シンクロニティとはいかないかね。」 こう言うと佐々木はむくれる。 「そりゃそうだ。俺だってお前はわからない事だらけだぞ。」 本当にな。お前の甘えかたなんていつでもそ...
  • コメント/雑談室
    1get? - 名無しさん 2007-07-20 11 09 14 中の人乙です 沢山あってしんどいと思うけどガンガレ - 名無しさん 2007-07-20 11 13 48 これはテラスゴス お疲れ。 - nameunknown 2007-07-21 20 38 03 できるなら向こうの管理者さんと相談していい具合に互換してみたら良いと思うんだ。非当事者ごめん(・_・) - nameunknown 2007-07-21 20 40 55 おせっかいかもしれないけどtopのAAが潰れてると思ったので画像版どぞttp //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org0058.jpg.html - 名無しさん 2007-07-22 23 21 04 追記:パスはsasaki - 名無しさん 2007-07-22 23 21 42 トップ絵直ったね。↑と...
  • 71-166『幸福な王女様』
    昔々、ある所に黄金で出来た王女様の像がありました。その像に、一匹の燕が羽を休めます。 キョン「やれやれ。燕の生活も難儀なもんだ。すまんが羽を休めさせてくれると有り難いんだが。」 佐々木「ああ、構わないよ。ゆっくりしていきたまえ。ただ、代わりに願いがあるんだが、聞いてくれるかい?」 キョン「場合によるな。」 佐々木「あそこの家に年老いた夫婦がいる。そこに僕のこの宝石を届けてくれるかい?」 キョン「やれやれ。」 王女様とキョンは次第に仲良くなり、王女様は燕に自分の身体の宝石を剥がせては貧しい人達に贈りました。 キョン「(そろそろ旅立たないとヤバいんだが……)」 しかし、燕は王女様の側に居たかったのでした。 やがて冬となり、王女様がみほずらしく成り果て、燕もまた力尽きます。 燕は王女様に別れを告げました。 キョン「すまんがお別れだ。」 佐々木「旅立つのかい?すまないが路銀...
  • 68-111「佐々木さんのキョンな日常」
    トップページ > SS > 長編 > 68-111「佐々木さんのキョンな日常」 68-111「佐々木さんのキョンな日常 プロロ-グ」 68-115「佐々木さんのキョンな日常 春咲小町」 68-165「佐々木さんのキョンな日常 放課後四重奏」 68-191「佐々木さんのキョンな日常 侵入者 涼宮ハルヒ」(~その3) 68-229「佐々木さんのキョンな日常 侵入者 涼宮ハルヒその4~」 68-243「佐々木さんのキョンな日常 黄金週間の二人」 68-256「佐々木さんのキョンな日常 文芸部とSOS団」 68-327「佐々木さんのキョンな休日 梅雨の晴れ間に」 68-334「佐々木さんのキョンな日常 迷い猫」 68-357「佐々木さんのキョンな日常 星に願いを」 68-433「佐々木さんのキョンな日常 文芸部原作『SOS探偵団』」 68-534「佐々木さんのキョンな日常...
  • 71-164『長靴を履いた猫』
    父が死に、古泉には家が。国木田にはロバが。末っ子のキョンには、長靴を履いた猫達(?)が残されました。 家から追い出されたキョンと猫達は、作戦を練ります。 セーラー服の猫「この時間には、富豪が通る。」 カチューシャの猫「キョン、あんた服を脱ぎなさい。」 キョン「お前は何を言っているんだ?」 ブレザーの猫「早く。間に合わなくなるよ、キョン。」 渋々服を脱いだキョンは、猫達に茂みに連れ込まれてしまいました。 ダ、ダレカアッー! 富豪「ん?何か言ったかい?みくる?」 従者「ふえ?何も?」 その後。 セーラー服の猫「朝。働いて。」 カチューシャの猫「ほらほら、起きて!稼いで来るのよ!お腹の子どもを不幸にしたら許さないわよ?」 ブレザーの猫「くっくっ。頑張っておいで……パパ。」 最悪の大当たり。これによりキョンに甲斐性が芽生え、キョンは仕事を頑張りまし...
  • 雑談室
    現行スレってもう51になってるよ どなたか変えてくれるとありがたい - 名無しさん 2010-01-13 14 40 36 そろそろどなたか現行スレの変更を… 自分はやり方よく分からないのでお願いします - 名無しさん 2010-02-27 11 12 36 現行スレの変更をどなたか・・・AAスレは、ってのももういらなくないですか - 名無しさん 2010-05-31 07 40 48 勝手ながら現行スレと前スレ変えました 管理人さんごめんなさい - 名無しさん 2010-07-26 10 21 19 ttp //wantatonyanko.blog26.fc2.com/ 勝手にリンク貼られてます - 名無し 2010-11-26 17 35 10 6-171「いろがみ」編集ミスでしょうか、同じ文章が二回入ってますよ - 名無しさん 2011-04-02 08 35 ...
  • 71-640「お片づけ」
    「この笹はどこに持っていくんだ?」 「ああ、それはつきあたりのスペースによろしくね」  ここは公民館。 何をやっているかというと、昨日の七夕祭りに使った笹を展示スペースへ移している最中。  お隣が祭りの実行委員で手伝いを頼まれていたのだけれど。 たまたま駅近くをぼんやり歩いていた彼に出会い誘えたのは僥倖というべきか。 「みんなこれに参加してたんだな。 あいつらも一緒だったのか?」 「ああ、橘さんと九曜さんも皆浴衣で参加したんだ。 二人共なかなか似合ってたよ。」  ほう、とキョンは何かを思案するように周りを見る。 「その絵ヅラも見てみたかったな……ん? その二人はどうした?」  九曜さんは一時間食べ放題祭りとかで商店街のカレー屋へ涼宮さん・長門さん・朝倉さんとお出かけ。 橘さんはオイタが過ぎて自宅謹慎中。 「という訳で二人共片付けには参加してないよ」 「それ...
  • 71-652『The game is on』
    翌日。晴れ渡る空。 公園で試合。この公園は、テニスコート、グラウンド、野球場、遊具施設があり、休みの日は家族連れや草野球、早朝テニスや部活で大にぎわいだ。 野球場には外野席が無く、外野はフェンスだ。席はキャッチャー側後ろのバックスクリーンしかない。 当然ながらフェンスは福岡ドーム並に高い。 女子がこの球場でホームランをぶちこめるならば、怪物といっていいだろう。 「中学の時、佐々木さんから打ったっけ?」 「あれだけ綺麗に打たれたら、くやしくもないわ。」 怪物その1。涼宮ハルヒ。そして。 「有希が完全試合目前にキョン子に打たれたのも、ここよね。」 「……そう。」 怪物その2。キョン子。 「中学でも有名だったわよね、アダム・ダンとか、ランスとか、ブライアントとか言われてたし。」 朝倉がキョン子をからかい、皆が笑う。 「うっさいな。」 キョン子が溜め息混じりに答え、佐々...
  • 12-240「佐々木さん携帯契約す」
    「ねえキョン、昨今の携帯電話の若年層への普及ぶりというのは、  現代の社会情勢をある種反映していると思わないかい。  学生が小遣いの大半を通話費に費やすなんて、よく考えてみると  滑稽な事態だよ。  それでも、”常に話しかけることができる”ことが  ぼくたち若者のコミュニケーションにとって、必須事項となってしまった  ことは認めざるを得ない」 「だが、僕はこう思うんだ、キョン。  いつでも触れ合えることを確認しなければならない関係というのは、  とても近いようで、実はとてもさびしい関係なんじゃないかって。  1月や2月会わなくても、会った瞬間「やあ」だけで、  すぐに以前交わした会話を再開できるような関係というのは、  僕は結構あこがれるものがあるんだ。  例えあわなくても、心はとても近くにいて、互いにそのことを知っているから、  あ...
  • 24-112「中学三年の出来事」
    中学三年の事だった。俺は自慢するほど頭は良くはなかった。流石にクラスでも下から数えた方が早い。 その結果の所為で母親から無理矢理塾に行かされるはめになったのだ。まったくやれやれだね… 母は将来の為に必ず役に立つとは言っていたが、はっきり言って傍迷惑この上ない。 確かに勉強はあまり出来ないが、俺としては普通の学校に行き就職、結婚と波乱が無く悠々とした人生を送りたいね。 母親の言う通りに進学校に行っても落ちこぼれて留年して退学、ニートになる可能性が高かったと思う。 しかし俺のクラスのある友人のお陰でなんとか勉強にもついていけるようになりなっていった。 そして、ある夏の日にそいつと肉体関係まで発展してしまったのだ。それ以来二人きりになるとお互いに身体を求めてしまう 勉強にも身が入らなくなってしまっていたのだ。今ベットであいつと重なりながら寝ている。なんという可愛い寝顔なのだろうか…...
  • 41-116「佐々木の週末」
    「あぁ…すまない、キョン。今週は駄目なんだ」 佐々木は思いの外、意外と低い、しかしどこか凛とした輝きのある声で 断りの言葉を俺の耳に届けてきた。 申し訳なさげな表情の中に嬉しさと残念がる気持ちが見え隠れしている、 というのは俺と佐々木のやり取りを電柱の陰からそっと覗いていた妹の言葉だ。 俺が佐々木と話をしている時は毛ほどもそんな事に気付くことはなかった。 しかし、誰だ?うちの妹に探偵か忍者のようなスパイ活動のスキルを教え込んだのは? 末恐ろしい我が妹も小学生ながら女特有の勘とでも言うべきか、 女同士だけにしか分からない、感じ取れない共通した何かがあるのだろうか? ふと俺は佐々木が以前、俺に言った台詞を思い出していた。 「これでも僕も生物学的にはメスだからね。女として振る舞う事もあるのさ」 正直、俺は佐々木と会話を交わしている時にあまりそう感じる事はな...
  • 70-342『You're asking me will my love grow.』
    思いを通じ合わせるという事は、難しい。 それが私の出した結論。 「最初は楽しかったんだけどね。」 知る事と教える事に夢中で。段々溜まっていくわからないこと。お互いに思いを伝え通じ合わせること。それは凄く難しいことだ。 「お前は考えすぎだ。」 「そうかね。思いを通じ合わせるのは凄く難しいよ。こんな関係になってもね。」 半裸になってベッドに睦み合う時間。いつでも私はキョンに甘える。 「人は人だからな。すれ違いなんてあって当たり前だ。」 「シンクロニティとはいかないかね。」 「そりゃそうだ。俺だってお前はわからない事だらけだぞ。」 「くっくっ。」 私はゆっくりとキョンに身を任せた。 「You re asking me will my love grow.」 「Stick around, and it may show.」 恋人同士の行為が終わり、お互...
  • 71-123『たまには正統派ラブコメを。』
    塾の帰り道。私はキョンに飴玉を貰った。聞けば妹さんに貰ったらしい。 「気に入ったんだが、妹が袋を無くしちまってな。メーカーがわからねぇ。」 確かになかなか美味しい飴玉だ。彼がこうした甘い香りの飴玉を舐める姿を考えたら、些か滑稽でもあるが。 「あら?あんたもその飴食べてたの?」 「貰ってさ。だけどメーカーがわからないの。お母さん知ってる?」 「あー、それは……」 この飴玉は割と人気のある飴玉で、あまり売っていないという。母にねだると、袋ごとくれた。持つべきは、身内だね。 早速飴玉をひとつ口に入れ、居間のソファーに寝転がり、電話を持つ。 「キョンかい?僕だよ。」 『佐々木か。』 何か落ち着かず、私は髪を弄っていた。 「あの飴玉についてなんだが。」 受話器越しに、ころり、と音がする。 『ああ。今、妹が買ってきた。で、今食べているところだ。』 「だね。音で分...
  • 71-462『父の日~夜の会話~』
    子ども達も寝静まり、久し振りに夫婦の時間となるわけだが。 「…………考えてみたら、夫婦の営みなんて久し振りだったな。」 「日々に追われているからね、お互い。」 妻は研究職、俺はしがない総合職。子ども達に振り回され、こうした休日もまた久し振りになる。 「しかし、まぁ、なんだ。お前は体型変わらんよなぁ。」 「そう言ってくれるのは嬉しいが、あの時みたいな綺麗な身体ではないさ。 ……胸は子ども達に吸われて萎み、お腹だって妊娠線が走ってマスクメロンだ。」 妻は布団を捲る。 「……改めて見ると、そうだよなぁ。」 「『女』から『母』になったんだよ。」 ふむ。しかしな、我が妻よ。 「お前をそうさせたのが俺だという事実が、堪らなく嬉しい。」 髪を撫でながら、妻の身体を愛でる。俺には堪らなく美しく見える妻の身体。 妻はそっぽを向くと、布団を被った。……どうやら恥ずかしかったみたいだな...
  • 71-455『父の日』
    可愛い妻に、一戸建ての家、健康な二人の子ども。 一介のサラリーマンにとって、これ以上望むものがあるのかね? 今日は父の日。最愛の妻をポニーテールにした最愛の娘が、ネクタイをくれた。 「ありがとう。」 「くっくっ。お父さん、相談なんだけど……」 ……何かと思えば、金の無心……。1000円でいいのか?万券を……あ?不思議探索の時に喫茶店に行きたいから? そういやハルヒの息子とSOS団やってんだったな。あの傍若無人を絵に書いたハルヒの息子だ。きっと娘も振り回され…… ん?メール?ハルヒか。 『あんたのバカ娘をどうにかしなさい。ウチの息子が落ち込みまくってるのよ!』 ……ああ、妻の子でもあるからな。俺も苦労したよ、頑張れ少年。 「親父。父の日だ。」 俺の息子。誰に似たか、また生意気でな……。ん?万年筆?また高価な…… 「最近、バイト頑張ってるからね。……文芸部のくせに。」 ...
  • 3-114「プールサイドの二人」
     中学最後の水泳の授業というのは、俗な言い方をするならば、中学最後の目の保養 とでも言うべき物なのである。自由時間となり、水と戯れるクラスメイトたちを余所に、俺 と佐々木は、プールサイドでなんとなく並んで立っていた。  さて、白魚のような、というのはこういう時に使う形容詞だろう。そのくらい、初めて見る 佐々木の肌は白く、そしてそんな姿に改めて佐々木は女の子なのであると、認識してい て当然であるはずのことを、俺はさらに認識していた。  だからなのだろう。いつしか、会話はとぎれていた。  だが、別段、沈黙が息苦しくなるような関係ではなかったから、並んで、夏を感じさせ始 めた風に吹かれていた。プールサイドの金網に背を預けたまま、佐々木は、どこかを見つ めるような、どこも見ていないような、そんな眠たい瞳をしていた。  見つめていたのに気がついたのか、瞳の焦点が戻る。 「すまない、何か言っただろうか...
  • Part24
    トップページ >SS > 短編 Part24 24-948「食事中」 24-940「模試の結果」 24-937「健康診断」 24-923「朝の襲撃」 24-913「二人乗り失敗の巻」 24-901「極太サラミ」 24-865「佐々木勉強みてくれ」 24-845「佐々木の調教」 24-843「佐々木の寝姿」 24-842「三人の嫁候補」 24-836「佐々木のパンツは何色?」 24-813「死神」 24-796「佐々木さん、スイーツとは甘味類のことだろうか果物の複数形だろうか、の巻 」 24-795「スイーツ(笑)」 24-770「戦わなければフラグが立たない!」 24-739「佐々木さんの雪山大作戦」 24-714「アーチャー佐々木」 24-694「キョンの奇妙な日常」 24-687「 中学時代 」 24-679「 熱く語るキョン 」 24-662「キョンの中学生活」 24-627「...
  • 71-146『one way traffic』
    ハルヒの世界改変により、俺のジョン・スミスは役立たずとなった。 正確には、使用は出来る。ただ。相手を一方的にしないといけないらしい。 つまりは、そういう事だ。まだ未だ来ぬのジョン・スミスだが……さすがに禁欲に彼は怒っていた。 お前ら野郎なら分かるよな?野郎なら出さないと落ち着かない事もある、と。 一ヶ月以上禁欲を強いられ、俺は朝比奈さんや長門を押し倒したわけだが…… 『ふええ!レイプは禁則事項です!……あ、あの、だからコンドームを……。あ、服は脱ぎますから、ちょっと待っていてくださいね? あの!初めてですから優しく……あれ?キョンくん?』 『強度の発情を確認。朝倉涼子なら自由に使って構わない。嫌なら私でも……』 『な、長門さん!ま、まぁ有機生命体の生殖活動に興味がないわけでないし、吝かでな……キョンくん?キョンく~ん?』 『んっふ……まさかあなたが……。幾ばくの驚愕...
  • 71-15「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 動き出す想い」
     「この問題は、ここをこうやって、そこにこの公式を使って・・・・・・」  「なるほど、そういうことか」  放課後の図書室で、俺は長門から 勉強を教えてもらっていた。  長門はかなり頭が良くて、国木田とトップを争うくらい成績が良い。長門に教えてもらうことにより、中学時代 よりは成績もましになっては来ている。  ”あんたも塾に行ったら”  最近母親に言われたのだが、勉強のおもしろさというものが、長門のおかげでわかるようになってきたので、行 ってみようかなという気になってきた。中学時代には考えられないことだが。  今日の分の課題は終わり、俺達は下校することにした。  「いらっしゃい、有希ちゃん」  妹が長門の顔を見ると、嬉しそうに笑ってそう言った。  「シャミセン見に来たの?」  シャミセンとは、我が家で飼っている雄の三毛猫で、元は長門が拾った猫だが、長門が住むマン...
  • 41-116「佐々木さんの週末」
    「あぁ…すまない、キョン。今週は駄目なんだ」 佐々木は思いの外、意外と低い、しかしどこか凛とした響きのある声で 断りの言葉を俺の耳に届けてきた。 申し訳なさげな表情の中に嬉しさと残念がる気持ちが見え隠れしている、 というのは俺と佐々木のやり取りを電柱の陰からそっと覗いていた妹の言葉だ。 俺が佐々木と話をしている時は毛ほどもそんな事に気付くことはなかった。 しかし、誰だ?うちの妹に探偵か忍者のようなスパイ活動のスキルを教え込んだのは? 末恐ろしい我が妹も小学生ながら女特有の勘とでも言うべきか、 女同士だけにしか分からない、感じ取れない共通した何かがあるのだろうか? ふと俺は佐々木が以前、俺に言った台詞を思い出していた。 「これでも僕も生物学的にはメスだからね。女として振る舞う事もあるのさ」 正直、俺は佐々木と会話を交わしている時にあまり女を強く感じる事はない。 佐々木自身がそう女を意識して接...
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