ラウ・ル・クルーゼ(Rau Le Creuset)(CV:関俊彦)
【解説】
クローン (遺伝子構造的にはナチュラル)
生年月日…C.E.46年後半(年号の読み方:コズミック・イラ)
没年月日…C.E.71年9月27日、享年25歳
身長…183cm 体重…77kg
原作搭乗機…シグー → 指揮官用ディン → 指揮官用ゲイツ → プロヴィデンス(外伝ではジン・ハイマニューバにも搭乗している)
シグ-、ディン、ゲイツに関しては指揮官機として彼のパ-ソナルカラ-である、〔ホワイト/グレー/ピンク(赤紫)〕での塗装が施されている。(ちなみに宇宙世紀シリーズのハマ-ン・カ-ンと同じカラ-リングなのでオマ-ジュ説)
クローン (遺伝子構造的にはナチュラル)
生年月日…C.E.46年後半(年号の読み方:コズミック・イラ)
没年月日…C.E.71年9月27日、享年25歳
身長…183cm 体重…77kg
原作搭乗機…シグー → 指揮官用ディン → 指揮官用ゲイツ → プロヴィデンス(外伝ではジン・ハイマニューバにも搭乗している)
シグ-、ディン、ゲイツに関しては指揮官機として彼のパ-ソナルカラ-である、〔ホワイト/グレー/ピンク(赤紫)〕での塗装が施されている。(ちなみに宇宙世紀シリーズのハマ-ン・カ-ンと同じカラ-リングなのでオマ-ジュ説)
一人称は『私』二人称は『君』/名前
いつも顎を引いて相手を見据え、隙を見せない人間。
本質的にはシニカルであり悲観論者。話す言葉は哲学的かつ詩的で、どこか人に真意を悟らせないような語り口調である。
常に顔の上半分を銀色のマスクで覆い隠しているために<仮面の男>の異名を持つ。
ムウ・ラ・フラガとは深い因縁があり、互いに共感し合い、互いのいる場所を感じる。
いつも顎を引いて相手を見据え、隙を見せない人間。
本質的にはシニカルであり悲観論者。話す言葉は哲学的かつ詩的で、どこか人に真意を悟らせないような語り口調である。
常に顔の上半分を銀色のマスクで覆い隠しているために<仮面の男>の異名を持つ。
ムウ・ラ・フラガとは深い因縁があり、互いに共感し合い、互いのいる場所を感じる。
MSパイロットとして非常に高い腕前を持ちながら、艦隊運用も有能なザフト軍きっての知将であり、性格的にはアンドリュー・バルトフェルドの対極タイプである。
互いに相手を快く思っておらず、バルトフェルドからは「他人に目を見せない信用できないやつ」との評価を受けている。
同様の理由から一部の権力者に嫌われているが、冷静沈着で優秀、そして時折隊員の心情などを気遣う一面も持ち合わせていることから部下達からはよく慕われている。
互いに相手を快く思っておらず、バルトフェルドからは「他人に目を見せない信用できないやつ」との評価を受けている。
同様の理由から一部の権力者に嫌われているが、冷静沈着で優秀、そして時折隊員の心情などを気遣う一面も持ち合わせていることから部下達からはよく慕われている。
戦争序盤のC.E.70年2月22日、宇宙ステーション『世界樹』で勃発した世界樹攻防戦にて、赤服時代の彼はジンを駆りMA37機、戦艦6隻を堕とし、ネヴュラ勲章を受賞。
さらに同年6月2日、グリマルディ戦線で地球連合軍第三艦隊を壊滅させるなど、まさにトップガンとして獅子奮迅の活躍を見せた。
その後最高評議会の子弟を基幹要員とした精鋭部隊が編成され、その隊長に任ぜられる。いわゆるクルーゼ隊の誕生である。
同クルーゼ隊に妙に赤服が多かったり四人のGパイロットが皆評議員の子供なのはこういった政治背景からであり、また当然ながら戦意高揚の為のエリート部隊とでもいうべき性格を備えており、実際、ザフト本隊とは別行動を取り、ユニウスセブン追悼式典参加の際に行方不明となったラクス・クラインの救出作戦なども行っている。
なお、同部隊は赤服のみならず緑服でも優秀な人員を揃えており、『黄昏の魔弾』の異名を持つミゲル・アイマンなどはその代表例である。
さらに同年6月2日、グリマルディ戦線で地球連合軍第三艦隊を壊滅させるなど、まさにトップガンとして獅子奮迅の活躍を見せた。
その後最高評議会の子弟を基幹要員とした精鋭部隊が編成され、その隊長に任ぜられる。いわゆるクルーゼ隊の誕生である。
同クルーゼ隊に妙に赤服が多かったり四人のGパイロットが皆評議員の子供なのはこういった政治背景からであり、また当然ながら戦意高揚の為のエリート部隊とでもいうべき性格を備えており、実際、ザフト本隊とは別行動を取り、ユニウスセブン追悼式典参加の際に行方不明となったラクス・クラインの救出作戦なども行っている。
なお、同部隊は赤服のみならず緑服でも優秀な人員を揃えており、『黄昏の魔弾』の異名を持つミゲル・アイマンなどはその代表例である。
C.E.71年1月25日、地球連合軍の最新型機動兵器Gを奪取するためクルーゼ隊を率いてヘリオポリスに侵攻。
アスラン・ザラを始めとする隊員らに五機中四機のGを奪取させた。
その際ムウ・ラ・フラガのメビウス・ゼロとシグーで交戦、決着は着かなかったものの、終始優勢を保った。
アスラン・ザラを始めとする隊員らに五機中四機のGを奪取させた。
その際ムウ・ラ・フラガのメビウス・ゼロとシグーで交戦、決着は着かなかったものの、終始優勢を保った。
人類を憎悪するラウは、ザフトに従する身でありながらも、、プラントと地球の戦争をどちらか一方の勝利で終わらせるよりも、むしろ殲滅戦を行わせ、共倒れになるように目論んでいた。
機密とされていたはずのザフト軍の一大作戦オペレーション・スピットブレイクの標的地がパナマではなく、アラスカの地球連合軍統合最高司令部(通称JOSH-A)である事が連合軍に知られたのも、彼の手引きによるものだった。
彼がそこまでして人類の破滅を願うのには理由がある。
戦争終盤でラウは、コロニーメンデルにて自分はザフトにいながらコーディネーターではなく、ナチュラルであるムウ・ラ・フラガの父親、世界的資産家アル・ダ・フラガの「出来損ない」(注1)のクローンとしてC.E.46年に生まれた(注2)(詳しい月日は不明)ことをキラ及びムウに告白。(注3)
そして己の都合で生み出しておきながら失敗作だと捨てる傲慢な人間、こんな欠陥をもった自分を生み出したこと、愚かにも争いを辞めない人類、エゴ、私利私欲にまみれ金で命を弄ぶ世界、人が重ねてきた数々の業…。彼の根の生真面目さからそう言った《人類の闇》を直視してしまったことであらゆる絶望を重ねた結果、世界や人類への憎悪が拡大してしまった。ある意味《結果》の被害者でもある。
戦争終盤でラウは、コロニーメンデルにて自分はザフトにいながらコーディネーターではなく、ナチュラルであるムウ・ラ・フラガの父親、世界的資産家アル・ダ・フラガの「出来損ない」(注1)のクローンとしてC.E.46年に生まれた(注2)(詳しい月日は不明)ことをキラ及びムウに告白。(注3)
そして己の都合で生み出しておきながら失敗作だと捨てる傲慢な人間、こんな欠陥をもった自分を生み出したこと、愚かにも争いを辞めない人類、エゴ、私利私欲にまみれ金で命を弄ぶ世界、人が重ねてきた数々の業…。彼の根の生真面目さからそう言った《人類の闇》を直視してしまったことであらゆる絶望を重ねた結果、世界や人類への憎悪が拡大してしまった。ある意味《結果》の被害者でもある。
(注1){大前提クロ-ニング(クロ-ンを作ること)には、クロ-ン元と同じ残り寿命しか持ち合わせないという点がある。それによりテロメア(染色体の一部)に欠陥がある為、新陳代謝の機能が低く、クロ-ン元であるアル・ダ・フラガが高齢だったため常人よりも遥かに早く老化する結果になる。普段からラウはこれを補うために老化抑止剤を服用しているが手足末端や顔等は老化が抑えきれておらず、小説版では彼の素顔はまるで老人であるというような描写もあった。薬が切れると副作用による、全身を襲う激しい痛み が伴う。}
(注2){経緯としては、アル・ダ・フラガはまずムウの性格等が母親似であり、優秀とは思えず後継者にするに気に入らなかった→そこで自分と同じく優秀な者、いっそのこと自分を後継者にしようとクロ-ンを作ろうとする→クロ-ンは法律違反だが最高傑作を開発しようと研究資金を集めていたユ-レン・ヒビキ(ラウとキラ・ヤマトを作った研究員)をお金で釣り、違法に作らせる→結果的に技術不足によりラウは欠陥を持って生まれる→しかしその数多の失敗や犠牲の結果キラ・ヤマトを生み出すことに成功する(作者も同じだしこの2人も割と因縁が深い)}
(注3){この時に明かされるが、ラウを生み出したその後一定の年齢まで厳しく躾けられ育つが途中で捨てられてしまう。その結果、ラウは家に火を放ち、逃げ遅れたアル及び母は焼死している。単体の殺害ではなく、放火というのは全てを無に帰し、消し去り葬りたいという気持ちが強く現れている復讐方法である。かなり強い恨みだったのだろう。(本来であれば彼の復讐はここで終わっていたはずだった)}
その後も彼のプラント・地球共倒れ計画は続く事となる。
彼はザフトの開発した新技術、ニュートロンジャマーキャンセラー(NTJC)のデータを秘密裏に入手。
オペレーション・スピットブレイク作戦の最中にアラスカ基地でザフトの捕虜となったフレイ・アルスターを利用し、ブルーコスモスの盟主ムルタ・アズラエルにこれを送った。
彼はザフトの開発した新技術、ニュートロンジャマーキャンセラー(NTJC)のデータを秘密裏に入手。
オペレーション・スピットブレイク作戦の最中にアラスカ基地でザフトの捕虜となったフレイ・アルスターを利用し、ブルーコスモスの盟主ムルタ・アズラエルにこれを送った。
これにより核兵器の運用が再開できるようになった地球連合軍は、即座にプラントへの核攻撃を実行。
また、その報復としてプラント最高評議会議長パトリック・ザラはガンマ線レーザー発射兵器ジェネシスの使用を解禁し、互いに死力を尽くした戦いは、クルーゼの目論見通りに殲滅戦への一途を辿ってゆく。
また、その報復としてプラント最高評議会議長パトリック・ザラはガンマ線レーザー発射兵器ジェネシスの使用を解禁し、互いに死力を尽くした戦いは、クルーゼの目論見通りに殲滅戦への一途を辿ってゆく。
最終的には、最高のコーディネイターとして生まれたキラ・ヤマトに、失敗作として生まれた自分との宿命を感じ、対立。
激戦を繰り広げ、キラのフリーダムが装備していたミーティアユニットを完全破壊、またフリーダム自体にもかなりの損傷を与えるも、最後はビームサーベルで吶喊したフリーダムによってジェネシスの射線に追いやられ、自機もろとも消滅した。
激戦を繰り広げ、キラのフリーダムが装備していたミーティアユニットを完全破壊、またフリーダム自体にもかなりの損傷を与えるも、最後はビームサーベルで吶喊したフリーダムによってジェネシスの射線に追いやられ、自機もろとも消滅した。
しかしキラ・ヤマトとは対立したものの彼のことを最後まで「キラ君」と君付けで呼ぶなど、キラもまたラウと同じく人のエゴで生み出された存在のため愛着をもっていた部分もあった。最期には似た出自でありながら世界への希望を捨てなかった彼に真っ向から否定されたことで納得や安堵し、を笑みを浮かべながらその命を散らしている。(小説版参照)
原作者が言うに、彼は世界を破壊し自身諸共無に葬り去りたい自分がいる一方で、"そうしたくない""誰かに止めて欲しい自分"というのも存在していたようだ。 そんな曖昧な彼の思考が、作中での重要な場面での賽を投げるような選択方法に繋がるのだろう。どこか人を憎みながらも人類への希望を捨てたくない、捨てられないのだろう彼の人間性が伺える。
上記で説明された「出来損ない」の意味の通り、クローンの失敗作として生を受けた瞬間から老いており、またクローン体という存在であるが故に、彼は一個の人間としてのアイデンティティすら持っていなかった。
元より、「人はいつも他人と己を比べ争い身を滅ぼす」という持論に基づき人類の最高傑作であるス-パ-コ-ディネイタ-であるキラ・ヤマトは、人類の争いのもとになりかねない為生かしてはおけないという考えを持っている。
その上で個人的な憎悪ではあるがナチュラルのクローンであると同時に失敗作として生み出されたラウ・ル・クルーゼ、やはりキラ・ヤマトに対する劣等感というものや憎悪も持ち合わせていた可能性も高いだろう。
その上で個人的な憎悪ではあるがナチュラルのクローンであると同時に失敗作として生み出されたラウ・ル・クルーゼ、やはりキラ・ヤマトに対する劣等感というものや憎悪も持ち合わせていた可能性も高いだろう。
しかし、最高のコーディネーターとしてあらゆる可能性を遺伝子レベルで調整されたキラと戦い、死の寸前まで追い込んだのは、他ならぬラウ・ル・クルーゼその人であった。
最高の可能性を付与されたキラを相手に、そのようなものを何も持っていなかったラウが互角以上の戦いを繰り広げられたのは。他の何物でもないラウ自身の努力である。
最高の可能性を付与されたキラを相手に、そのようなものを何も持っていなかったラウが互角以上の戦いを繰り広げられたのは。他の何物でもないラウ自身の努力である。
これはキラの言葉であるが、「コーディネーターはより高き高みを目指す為に調整された器に過ぎない、努力せずにナチュラルに優ったりはしない」というのをまさに体現していたのである。
コーディネーター用のMSをナチュラルと同じ身体能力の彼が駆り、最終的に核エンジンを搭載したザフトの最高機密とも言えるプロヴィデンスに搭乗するパイロットに選出される程にまで至る。
失敗作の身で、コーディネーターの目指す「最高の高みに」到達しながらも、クローン失敗作という劣等感の呪縛から逃れ切れなかったのは、皮肉と言えばあまりに皮肉だろう。
ちなみに顔につけているマスクだが、実はスペアが沢山あり、彼のデスクの一番上の引き出しにずらりと並んでいる。(原作45話参照) いつもふきふき磨いて大切にしている描写もあり、彼にとって手放せない大切なものには違いないのだろう。
別に変態では無いのだが、変態仮面と呼ばれる等少しカワイソスな一面も。(ケンコウ生活と言うネタ動画ではV字水着のあらぬ格好にさせられている)
彼の名台詞は数多い。
人の夢としての実験で失敗作として生を受けた彼は49,50話で自身の裡を吐き出している。
その多くはSEED世界における遺伝子操作技術の果てに出来た人の業を射抜いた言葉で、失敗作とは対極の位置に立つキラはその意見を認めはしないものの、反論できなかった。
頭に残る言い回しに正論のオンパレード、声優関俊彦氏の迫真の名演技もあってか《名言製造機》としても名高い。
人の夢としての実験で失敗作として生を受けた彼は49,50話で自身の裡を吐き出している。
その多くはSEED世界における遺伝子操作技術の果てに出来た人の業を射抜いた言葉で、失敗作とは対極の位置に立つキラはその意見を認めはしないものの、反論できなかった。
頭に残る言い回しに正論のオンパレード、声優関俊彦氏の迫真の名演技もあってか《名言製造機》としても名高い。
アル・ダ・フラガがナチュラルのため、そのクローンであるラウも当然遺伝子的にはナチュラルである。
しかし彼がナチュラルのクローンであることを看破できたコーディネイターは皆無であり、その上コーディネイターの兵士の中でもトップガンとして活躍し、最終決戦でもSEEDに覚醒したキラと互角以上に戦っていたことから、ナチュラルとしては超異例と言える高い能力を有していたようである。
しかし彼がナチュラルのクローンであることを看破できたコーディネイターは皆無であり、その上コーディネイターの兵士の中でもトップガンとして活躍し、最終決戦でもSEEDに覚醒したキラと互角以上に戦っていたことから、ナチュラルとしては超異例と言える高い能力を有していたようである。
ナチュラルと同じ身体能力であるにもかかわらず、ラウはドラグーンシステムを、ムウは有線式ガンバレルを操れる事から、2人とも特殊な空間認識能力を持っているようである。
なので、生みの親であるアル・ダ・フラガがこの能力を持っている可能性が高い。
なので、生みの親であるアル・ダ・フラガがこの能力を持っている可能性が高い。
《真意の考察》
{彼の終盤の煽り文句についてだが、自分の意思や望みではなく終始人類への警告や危惧を唱えていることから本当は彼は何をしたかったのだろう、それを伝えてどうしたかったのだろうと考察してみる。すると同じく人の都合やエゴ、私欲で産まれてしまったキラ・ヤマトに「お前は、こんな世界でも救いや希望を信じるのか?信じられるのか?!」と、言わば《試し行動》のようなことをしていたのではないかと推測できた。奇跡的にも一般家庭で育ち、世界の絶望を知らないであろうキラに自分の体験した闇の部分を伝え、それでも前に進めるのか問う。しかしキラは「それでも…!!!」と頭ごなしに意見を否定せず、一旦彼の意見を飲み込み異を唱えたのだ。これこそ彼が見たかった希望的意思表示であり、自分の選択は間違っていたのだと、「もしかしたらまだ世界には…人にもまだ前に進む希望があるのかもしれない…。彼のようなものが未来を変えてくれるのかもしれないな…」と思うことができた、その上自分の今まで隠しに隠してきた本音を誰かに吐露することも出来たことで最後に笑みをこぼしたのかもしれない。それに、最後は攻撃を避けず真っ向から受けている点からしてキラ・ヤマトの刃を言葉ごと受けとめた構図になっており、「ここで負けるならそれもまた」という運命を受け入れる彼の余裕も見える。
{彼の終盤の煽り文句についてだが、自分の意思や望みではなく終始人類への警告や危惧を唱えていることから本当は彼は何をしたかったのだろう、それを伝えてどうしたかったのだろうと考察してみる。すると同じく人の都合やエゴ、私欲で産まれてしまったキラ・ヤマトに「お前は、こんな世界でも救いや希望を信じるのか?信じられるのか?!」と、言わば《試し行動》のようなことをしていたのではないかと推測できた。奇跡的にも一般家庭で育ち、世界の絶望を知らないであろうキラに自分の体験した闇の部分を伝え、それでも前に進めるのか問う。しかしキラは「それでも…!!!」と頭ごなしに意見を否定せず、一旦彼の意見を飲み込み異を唱えたのだ。これこそ彼が見たかった希望的意思表示であり、自分の選択は間違っていたのだと、「もしかしたらまだ世界には…人にもまだ前に進む希望があるのかもしれない…。彼のようなものが未来を変えてくれるのかもしれないな…」と思うことができた、その上自分の今まで隠しに隠してきた本音を誰かに吐露することも出来たことで最後に笑みをこぼしたのかもしれない。それに、最後は攻撃を避けず真っ向から受けている点からしてキラ・ヤマトの刃を言葉ごと受けとめた構図になっており、「ここで負けるならそれもまた」という運命を受け入れる彼の余裕も見える。
そして彼は終盤冷静さを失い本音をぶちまけ、バ-サ-カ-のデストロイヤーになってしまう。なぜそうなったか、それは寿命の残り少なさにもあると思われる。残り少ない命で失うものもなく後戻りもできない中ヤケクソで賽を投げると運良く世界破滅の鍵(NTJC)を手に入れてしまった結果である。ある意味、少ない人生の中で配られた手札を駆使しやりたい放題している唯一のC.Eエンジョイ勢とも言えるのかもしれない。
(ラウの悲惨な生い立ちにより辛くなった人用の救済処置ポジティブ解釈)}
(ラウの悲惨な生い立ちにより辛くなった人用の救済処置ポジティブ解釈)}
彼の言葉には真意をはぐらかすような語りが多々あり、他にもコミカライズのSEEDDestinyTHE EDGE Desireの方でも「私は絶望を知るために生きる」と含みのある発言をしているなどまだまだ考察のしがいがある人物である。
クルーゼ隊の隊長でエリートなのに本作品中では部下達に「まだまだだな(アデス)」とか「凄いじゃないか、誉めてやるぜ(イザーク)」更に「そんな事では戦場は生き残れないぞ!(アスラン)」や「ぶっちゃけ、その腕じゃやってけないぜ?(ディアッカ)」とまで言われ、果ては「僕も手伝いますから頑張りましょう!(ニコル)」なんて言われている。彼が世界を滅ぼしたくなるのも分かる気がする・・・。
原作有名台詞
- 君の歌は好きだったがね。だが世界は歌のように優しくはない!
- これが人の夢!人の望み!!人の業!!!
- いつかは、やがていつかはと!!一体どれほどの時を戦い続けてきた!!!
- 他者より強く、他者より先へ、他者より上へ!競い、妬み、憎んで、その身を食い合う!!
- 人が数多持つ予言の火だ!!
【台詞】
- 選択時
- ラウ・ル・クルーゼだ。出るぞ!
- 出撃デモ
- 使ってみせるさ、あの男に出来て私に出来ないはずはない……ラウ・ル・クルーゼ、プロヴィデンス出るぞ!(プロヴィデンス搭乗時)
- アデス、後は任せたぞ。……ラウ・ル・クルーゼ、シグー出るぞ!(シグー搭乗時)
- 戦闘開始時
- 雑魚にあまり時間をかけるなよ。
- さて、新たな舞台の幕開けとなるか…
- もう、誰にも止められはしないさ!
- アスラン、君には期待している。(僚機アスラン)
- いいかね、イザーク?…行くぞ(僚機イザーク)
- 見せてもらおうか、貴様の実力を!(僚機ムウ)
- よし、散開しろ!ぬかるなよ!(僚機ミゲル,ニコル,ディアッカ)
- 今日こそ付けるかね?決着を!(CPU戦で敵機として登場時)
- まだ苦しみたいか……(CPU戦・サイ&連合軍一般兵ルートのEXステージで敵機として登場時のみ)
- 戦闘中
- また君か…!(連合服キラをロックオン)
- 厄介な奴だよ、君は!(CPU戦キラをロックオン ニコルルートEXのキラへもこの台詞)
- 不幸な宿縁だな…ムウ・ラ・フラガ!(ムウをロックオン)
- あれだな…(ロックオン時)
- 見つけたぞ…(ロックオン時)
- ほう、あれか…!(ロックオン時)
- 捕らえた!(ロックオン時)
- 逃がさんよ!
- ムダだ!
- そこだ!
- 邪魔だな…
- これでどうだ!
- ここまでだ!
- 消えてもらおう
- もらった!
- 終わりだ!
- 死ぬがいい!
- 沈めッ!!
- 遅いな(回避)
- 当たらぬさ(回避)
- ちぃっ!(被弾)
- おのれ!(被弾)
- ぐぅぅ!(被弾)
- この私が!?(自機撃破)
- ぐぉぉぉ!!(自機撃破)
- ば、馬鹿な!(自機撃破)
- ちっ!味方が…(味方撃破)
- フン、墜ちたか…(味方撃破)
- これが運命(さだめ)さ!(敵機撃破)
- フフフ…ハッハッハッハッハ…!(敵機撃破)
- 愚かな(敵機撃破)
- やはり運命は私の味方だ(復帰時)
- 調子にのるなよ!(復帰時)
- ふん!なかなかやるじゃないか!(復帰時)
- 通信
- ぬかるなよ!(よろしく)
- ふっ、問題無い(損傷無し)
- この程度はダメージとは言わんよ(損傷軽微)
- くっ!油断したか…(損傷拡大)
- ちぃっ!やるではないか!(もう持たない)
- 覚醒
- 引導を渡してやるよ…この私がな!
- いくら叫ぼうが今更!!(キラをロックオン時に覚醒)
- お前はいつでも邪魔だな!ムウ・ラ・フラガ!(ムウをロックオン時に覚醒)
- ふ…面白い!(相手側覚醒)
- 戦闘終了後
- この戦争の鍵を握るのは君かもしれんな。
- いい腕だ。次もよろしく頼むよ
- ほう、これはこれは
- どうやら功を急ぎ過ぎたようだな
【CPU戦ルート】
- 汎用機体、ソロ
- 1:資源衛星ヘリオポリス (OP:アデス)
- 僚機:イージス →
敵機:アークエンジェル+ランチャーストライク[キラ] →(ランチャー撃破)→ ソードストライク[キラ]+メビウス・ゼロ[ムウ] - 2:宇宙要塞アルテミス (OP:アデス)
- 僚機:ブリッツ[ニコル] →
敵機:ストライクダガー+ストライクダガー →(1機撃破)→ ストライクBZ →(1機撃破)→ ストライクBZ →(1機撃破)→ ストライクダガー - 3:アフリカ砂漠(昼) (OP:ダコスタ)
- 僚機:デュエルAS[イザーク] →
敵機:アークエンジェル+M1アストレイ →(1機撃破)→ エールストライク[キラ]+ソードグラスパー[ムウ] - 4:オノゴロ島 (OP:ダコスタ)
- 僚機:バスター[ディアッカ] →
敵機:イージス艦+イージス艦+M1アストレイ[マユラ] →(1機撃破)→ M1アストレイ[ジュリ] →(1機撃破)→ M1アストレイ[アサギ] →(1機撃破)→ M1アストレイ - 5:アラスカ基地 (OP:ダコスタ)
- 僚機:バクゥ →
敵機:アークエンジェル+ストライクダガー+ストライクダガー →(1機撃破)→ フリーダム[キラ] →(1機撃破毎)→ ストライクダガー - 6:コロニー・メンデル (OP:アデス)
- 僚機:デュエルAS →
敵機:M1アストレイ+M1アストレイ →(殲滅)→ 【ランチャーストライク[ムウ]】+バスター[ディアッカ] →(増援)→ フリーダム[キラ] →(1機撃破)→ M1アストレイ - 7:デブリ帯 (OP:アデス)
- 僚機:ゲイツ →
敵機:ストライクダガー+ストライクダガー →(1機撃破)→ レイダー[クロト] →(1機撃破)→ カラミティ[オルガ] →(1機撃破)→ フォビドゥン[シャニ] - 8:宇宙要塞ヤキン・ドゥーエ (OP:アデス)
- 僚機:シグー →
敵機:エターナル+M1アストレイ[マユラ]+M1アストレイ[ジュリ] →(1機撃破)→ ジャスティス[アスラン] →(1機撃破)→ M1アストレイ[アサギ] - 9:ジェネシス内部 (OP:)
- 僚機:無し
敵機:M1アストレイ →(殲滅)→ Sルージュ[カガリ]+エールストライク[ムウ] →(増援)→ フリーダム[キラ] - EX:コロニー・メンデル (OP:)
- 僚機:ジンマシンガン →
敵機:フリーダム+フリーダム →(増援)→ フリーダム[キラ] →(1機撃破毎)→ フリーダム
- 地上ルート・協力
- EX:ヘリオポリス (OP:)
- 僚機:
敵機:メビウスゼロ*3→メビウスゼロ →(殲滅)→フリーダム+イージス+Aスト(?)