リーダーは人を信頼して任せていくのが大事
梶浦麻衣子氏が2021年9月に晋さんにインタビューした内容【安倍晋三 ドナルド・トランプ交友録 How to DEAL with Trump (星海社新書 366 著:梶原 麻衣子)】をもとに、集英社オンライン向けに再編した内容から引用。
晋さんのリーダー論。
晋さんのリーダー論。
以下ソースより引用。
晋さんの発言部分のみ背景グレーにしています。
晋さんの発言部分のみ背景グレーにしています。
ある取材の際、安倍にこんなことをたずねたことがある。
「第一次政権が挫折した後、安倍さんの周りからは蜘蛛の子を散らすように人がいなくなったと聞いた。一方で、支え続けた人もいた。それはなぜだと思いますか」と。
「第一次政権が挫折した後、安倍さんの周りからは蜘蛛の子を散らすように人がいなくなったと聞いた。一方で、支え続けた人もいた。それはなぜだと思いますか」と。
(中略)
〈私が「足りない」からでしょうね〉
〈人間というのは、私も足りないところはたくさんあるんだけれど、その足りないところを、補ってあげたい。むしろそこがあるからこそ、皆さんに「自分がそこを埋めなければならない」という気持ちを持っていただいているのかなと(笑)。そういう風に思うんですね〉
(2021年9月8日、筆者取材)
実はこの時の取材は、日付を見れば明らかだが2021年9月の自民党総裁選前のものだった。安倍は高市早苗議員の支持を表明していた。
ところが総裁選について話を聞きたい編集サイドの意向に対し、なぜか安倍事務所からは「総裁選については聞かないこと」を条件に取材時間を確保すると通達されていた。
そこで、「これからの日本」「あるべきリーダー像」を聞くテイで、総裁選へのメッセージ性を持たせようと考えての取材となった。
なぜ周囲の人は安倍を熱心に支えたのか。
その質問に対し出てきたのが、「私が足りないからでしょうね」だったのには意表を突かれたが、考えてみればこれは高市に対するアドバイスでもあったのかもしれない。
続けて、安倍はこうも述べている。
その質問に対し出てきたのが、「私が足りないからでしょうね」だったのには意表を突かれたが、考えてみればこれは高市に対するアドバイスでもあったのかもしれない。
続けて、安倍はこうも述べている。
〈リーダーというのはもちろん、みんなを引っ張るわけですから、不動の信念と、ビジョンを示すことが必要ですよね。でも同時に、仲間にもやる気になってもらわないとダメですから、人を信頼して、任せていく。任せることができるというのは大事ですよね〉(同)
高市は書籍や答弁の原稿、法案の条文も自ら執筆するなど、一人で何でもできてしまうタイプであり、仲間がいない、人に任せられないところが欠点だとも指摘されていた。
自らを「足りない」として、リーダーこそ人に任せることの重要性を意識すべきだと述べた安倍のコメントは、やはり高市に向けられたもののように思える。
筆者は、「(以前の取材時に)第一次政権の挫折後も支え続けてくれた人、ということで(官僚の)今井(尚哉)さんや長谷川(榮一)さん、北村(滋)さんらの名前を挙げていたのが印象的でした。それほどの味方を作る、関係性を築くには何が大事なのですか」ともたずねた。
すると、安倍はこう答えている。
すると、安倍はこう答えている。
〈それは信頼することですね。人は自分を信頼してくれない人のためには働けない、心血を注げないですよね。やっぱり、昔の武将でも、自分を信頼して、ある意味自分のために死ぬ覚悟をしてくれる人のために、命を懸けます。
だからそれぞれ、みんな、自分の役人人生の頂点を極めるというような目標を捨てて、私と一緒に国のために尽くしてくれたんですよね。
それは私も(そうですが)、総理大臣一人の力っていうのは、権限はあっても小さなものですから。やっぱりチームで事に当たらなければならない。
自分に足りないところはたくさんあるんだけれど、それはチームであれば、優秀な人が来れば、補ってくれるんですよ〉(同)
(集英社オンライン)安倍晋三さんが高市総理に託していた“意外なリーダー論”の真意「私が支えられている理由は、私が足りないからでしょうね」
https://shueisha.online/articles/-/256164?disp=paging&page=1
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