鎧武の仮面ライダー

「ここからは俺のステージだ!」

  • 平成仮面ライダーシリーズ第15作『仮面ライダー鎧武/ガイム』に登場する仮面ライダー。


  • 作中では仮面ライダーではなく「アーマードライダー」という呼称を用いているが、テレビ朝日公式サイトでは仮面ライダーという名前が使われている。
    これは後々にアーマードライダーではなく仮面ライダーと名乗るのか、それとも慣例的なものかは不明だったが、前作の最終話では鎧武も他のライダーに促されて「仮面ライダー」を自称していることから鎧武の物語における独自の区分である模様。
    小説版では「アーマードライダー」と呼称され、キャラクター紹介でも「アーマードライダー斬月」などといったような呼称のされ方をしている。
    『仮面ライダー図鑑』の紹介では「アーマードライダー」の方で統一されている。

  • また、仮面ライダーとしては珍しく「新世代」と呼ばれるライダー達がいるのも特徴の一つ。
    他の作品では『剣』に登場するグレイブラルクランスが該当する。
  • 旧世代、新世代のライダー共通で頭部に召喚した展開前(フルーツ形態)のアーマーを被ってから素体スーツが形成されるが、現時点で全てのライダーにおいて変身者が映像で初めて変身した際、展開前のアーマー内部でフェイスが形成されてから、そのアームズの後頭部アーマーが装着される様子が写っている。

  • 旧新世代を問わず、全員が変身したライダーと装着したアーマーによって「仮面ライダー○○○ ○○○アームズ」と呼ばれる。
また、果実がモデルということからか、どのライダーも変身して、アーマーが装着された瞬間に果汁のような液体が飛び散るエフェクトがかかる(木の実モチーフのグリドン、黒影、ナックル及びフィフティーン、レジェンドライダーアームズにはない)。

  • ライダー数は龍騎以上に多く、合計22人ほどいる。
  • 舞台版ではプロトタイプとして鎧武、バロン、龍玄、グリドン、ブラーボの個体が登場。


【初期型アーマードライダー】

戦極ドライバーと、ドライバーの効力でヘルヘイムの果実を加工したロックシードを用い変身するライダー。

鎧武バロン龍玄黒影(黒影トルーパー)グリドンブラーボナックルの8人が存在している。
また、ユグドラシルとどのような関係を持つのか不明だが、映画の武神鎧武やフィフティーン、マルス、冠、最終話の邪武も同じく戦極ドライバーで変身する。

斬月も当初はこちらに属していたが新世代ドライバーの完成により斬月・真に変身するようになったため、旧式となった斬月は使われなくなった。
だが、使わなくなったドライバーとロックシードは装着者の自宅に保管されており、終盤で再登場を果たす。

これらのライダーはライドウェアと呼ばれるパワードスーツを素体とし、着用者の身体能力を大幅に高めた上、
戦極ドライバーにセットしたロックシードに対応するアームズを呼び出し、装着することで様々な専用アームズウェポンを使用するというのが共通化している。

アームズが呼び出される際にはロックシードごとに異なる名乗り音声が発せられ、それぞれのライダーの特色を表している。
この名乗り音声は作成者である戦極凌馬の趣味(だが、戦極陵馬の手を経ていない特殊なロックシードにもこの名乗り音声が収録されている)。

  • 和風→鎧武、斬月、黒影が該当。掛け声は「ソイヤ!」。
  • 西洋→バロン、グリドンが該当。掛け声は「カモン!」。名乗りはメロディに乗ったテノール調の唄。
  • 中華→該当するのは龍玄のみ。掛け声は「ハイーッ!」。名乗りは「(武器の名前)、(掛け声)」のあと、中華風のドラム音がカンカンカーンと3回響く。
  • 剣闘士風→ブラーボ、ナックルが該当。掛け声はなくエレキギターのような音が流れ、「ミスター・○○○○」という名乗りのあとに、ゴングが鳴る。

ロックシードごとに呼び出されるアームズは異なるためロックシードを切り替えることで高い汎用性を持つのが強みだが、
ロックシードの入手方法が人によっては限界が有るためその戦法を取るライダーは少数にとどまっている。
ここらへんはフォームチェンジを行うのが主役級に限らせる予算や演出の都合もあるだろう。

その中でも鎧武は積極的に手に入れたロックシードを変身に使用しており、基本となるオレンジアームズを含めると通常のロックシードを用いていて行うアームズチェンジの数は7種類にも及ぶ。
戦極ドライバーにはライダーの横顔が描かれたライダーインジケーターと呼ばれるフェイスプレートが存在しているが、実はその部分は着脱が可能であり、
かつてゲネシスドライバーとの拡張プランが平行して行われていたため、その部分にゲネシスドライバーのコアスロットを合体させることが出来る。

それを用いてエナジーロックシードと通常のロックシードを同時に開放することで変身するジンバーアームズは新世代ライダーにも匹敵する力を発揮するが、使用しているのは現状鎧武のみ。
OVシリーズではナックルも同じようにジンバーアームズとなった。
小説では龍玄、斬月がジンバーアームズに変身している。

アーマーは複数のライダーで使い回すことが可能だが、変身するライダーそのものは本人のみに限られる。これはドライバーが初に装着したもののみを変身者として認識する機能があるためで、一度認証されるとそれ以外の人間は使用できない。
ただし、改良されて量産性を持つようになった黒影トルーパーとナックルはこの限りではない。

大抵のアーマーは別のものにチェンジすると自動的に消滅するが、装甲が消滅するため、防御力が最低になってしまい隙も大きい。
それを補うためか、鎧武は前のアーマーを着脱して弾丸のように射出したり蹴り飛ばして敵にぶつけるというカブトのライダーの「キャストオフ」に近い攻撃手段に使っている。

主に謎のディーラー、シドによってビートライダーズ(一部例外あり)に配布され、インベスゲームの引き立てや戦力増強に用いられていたが、実は「プロジェクトアーク」の下準備として量産型ドライバーを開発する過程の被検体であることが後に明らかとなる。

初期型ライダーの必殺技はカッティングブレードを倒した回数に応じて、「◯◯スカッシュ」、「◯◯オーレ」、「◯◯スパーキング」の3種類に分けられているが、
現時点で倒した回数による必殺技の威力の違いに関しては詳細な情報がない。映像作品とゲーム作品では描写が異なる場合もあり、公式からの詳細な解説がほしいところである。
作中の描写を見る限り、倒した回数に応じて強力な必殺技が発動するようだが、戦極ドライバーの仕様を考えると、複数回ロックシードのパワーを開放することで強力なエネルギーを発揮するのは確かなようだ。

他にもレジェンドライダーロックシードを使用したアームズがある。

【新世代ライダー】

上記の戦極ドライバーの運用データと研究データを反映し、大幅にエネルギー効率を強化したエナジーロックシードと、
そのパワーを抽出し、単に開放するだけではなく、抽出したエネルギーを循環させることでより強大なパワーを発揮するゲネシスドライバーにて変身するライダー。

斬月・真デュークシグルドマリカの4体のみが存在する。
バロンもゲネシスドライバーとレモンエナジーロックシードを用いて新世代に分類される姿に変身することが可能となった。他にも夏の劇場版のみではあるが、黒影・真も新世代ライダーに該当する。

ゲネティックライドウェアと呼ばれるライドウェアの強化版スーツを素体とし、エナジーロックシードにより呼び出される各アームズを装着し変身が行われる。
この部分までは旧世代と同様だが、新世代ライダーはアームズウェポンの概念が存在せず、エナジーロックシードに対応した遠近兼用のソニックアローと呼ばれる共通武器を所持している。

ドライバーには戦極ドライバーのようなプレートもなく個々の認証システムはないようだが
  • 同じレモンエナジーでも異なるライダーに変身するバロンとデューク
  • 複数の人間が使い回して変身できる斬月・真
  • 破損した自分のドライバーの代わりにデュークのドライバーで変身したマリカ

という事例があるように「どのライダーに変身するのか」についての条件はやや不明瞭にされている。

いずれもスペック的に旧世代ライダーを大幅に上回る性能を誇り、ライダーによっては性能的に匹敵するはずのジンバーアームズとなった鎧武すら超える力を持つものも存在する。
また、個々のスペックが総じて高いためか、アームズチェンジを基本的に行わない。
だが、素体自体が旧世代から共通となっているバロンのみ、バナナアームズからベルトごと取り替えることでアームズチェンジを行うという、仮面ライダーとしては極めて珍しいフォームチェンジを披露した。

この4体(前世代の斬月含む)は変身した姿を名乗っておらず、他のキャラクターからも変身したライダーの名前で呼ばれることはない(バロンはその限りではないが)。
ドライバーから得られる戦力としてはこのゲネシスドライバーが到達点とされている。

【アーマードライダー(プロトタイプ)】

舞台版ではプロトタイプとして鎧武、バロン、龍玄、グリドン、ブラーボが登場。
ライドウェアなどに若干の違いが見られる。

プロトタイプと呼称されるようにドライバーは変身時の毒素が高く、後のものでは薄くなるインベス化の進行も早い。

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最終更新:2025年03月23日 10:06