ボッカ・ジャルダック

「馬鹿な…この私がぁああああ!!!」

【名前】 ボッカ・ジャルダック
【読み方】 ぼっか・じゃるだっく
【声/俳優】 安元洋貴
舟木建
【登場作品】 仮面ライダーガヴ
【登場話】 第29話「ジープの電撃結婚」
【所属】 ジャルダック家
【分類】 グラニュート
【特色/力】 知略/振動操作/強靭な肉体/エネルギー波
【モチーフ】 クトゥルフ
【名前の由来】 口(伊語:Bocca)

【詳細】

グラニュート界の住人であり、辣腕でのし上がり世界最高権力者である”大統領”まで上り詰めたグラニュート

両手両足に巨大な金色の装甲を装備したグラニュートの中でも突出した強靭な肉体を持ち、単純な筋力でもガヴオーバーモードを一撃で遥か遠くまで吹き飛ばす威力の打撃を生み出し、高出力のエネルギー波や、待機を利用した振動操作等を駆使する圧倒的な攻撃力を誇る。
またマスターモードとなったガヴのスピードに軽く対応する規格外の反応速度も持ち合わせ、攻守共に全く隙が無い。

ランゴ・ストマックはオートガードやワープ移動等で凄まじい戦闘能力を有するがそれとも次元の違う強さを持つ上、その戦闘力を抜きにしてもグラニュート界で大統領として君臨し続けるだけの知略を有し、およそ想定しうるであろう出来事に対しては事前に対抗策を用意する慎重さも持つ。

普段はスーツに身を包み、戦闘形態からは想像できないほど細身の姿になるが、その状態でもオーバー/マスターモードのガヴが歯が立たないほど圧倒的な力で瞬殺する程に強く、ランゴのエージェントを平手打ちのみで瞬殺。
強さこそ正義というグラニュート界の中でも大統領の座を得た実力は伊達ではない。

普段は物腰柔らかく紳士的な態度で誰にも接するが、そういった態度からも垣間見える威圧的な空気は見るものを圧倒する。

普段は巨大な屋敷に住まい政務もそこで行っているが、腹心とも呼べるような者は全くおらずバトラーという眷属を作り出し雑務等は任せている。
そして一人娘であるリゼル・ジャルダックに対しては唯一といっていい「甘さ」を見せており、彼女のわがままを聞いてあげる等など”父親”としての面を見せるが猟奇的な一面がある娘の趣味嗜好に関しては理解しつつも受け入れられないのか、彼女が持ち帰った土産物をバトラーに片付けさせていた。
この眷属であるバトラーは屋敷に夥しい数が控えており、娘の護衛として付き従えさせている。
こうした眷属に頼り切った身辺警護は自信の圧倒的実力に裏打ちされた自信の現れであり、かつ自分以外の誰も信用しないという用心深さが具現化したものであると言える。

そんなグラニュート界大統領が物語に関わるきっかけになったのは、愛娘であるリゼルがストマック家を放逐されたジープ・ストマックを拾って入り婿として結婚したことがきっかけであった。
ジープから得た情報によってストマック社が製造している闇菓子と、ランゴらが秘匿していた人間界とグラニュート界をつなぐ扉の存在を知ったボッカは、闇菓子がグラニュート界においてご法度であることと、関係社であるジープとリゼルが夫婦となったことを利用して接触を図り、ストマック社の新社長としてリゼルを就任させ現社長であるランゴを仕入れ担当者に降格するという人事異動を強行してしまった(おまけにジープは副社長に就任)。

これによってストマック社を手中に収めたあとは、有益な協力者であったが最近疎ましく感じていたマーゲンを闇菓子を利用して傀儡にしてしまうと、ニエルブ・ストマックの技術力に目をつけて資金提供の代わりに自分への鞍替えを要求してストマック社の上位層を次々に切り崩していった。

そしてランゴに命じたのは――――「上質な闇菓子1000万個の納品」。

それはつまるところ、それと同数、あるいはそれ以上の人間達がヒトプレスにされ、闇菓子の材料として消費されることを意味していた。

【余談】

モチーフは公式発表によるとクトゥルフ。
娘であるリゼルはニャルラトホテプとされている。

声を担当した安元洋貴氏は仮面ライダーシリーズでは初参加となる。
名前の由来はイタリア語における口を意味する「Bocca」。

最終更新:2025年09月02日 04:52