グラニュート界

【名前】 グラニュート
【読み方】 ぐらにゅーとかい
【登場作品】 仮面ライダーガヴ
【分類】 劇中用語/異世界
【名前の由来】 グラニュー糖、グラニュートの世界?

【詳細】

仮面ライダーガヴの世界に存在する異世界。

グラニュートと呼ばれる生物の生息する地球上とは異なる世界であり、ストマック家が運営するストマック社がその支配を望んでいる。

人間の幸福の感情を原料とした闇菓子と呼ばれる嗜好品が流通し、それ目当てでグラニュート達は人間に擬態し、人々をヒトプレスと呼ばれるアクリル板のようなものに加工してエージェントへ提供している。

本来のグラニュート界は地球とは異なる世界故に住人は皆異形であるものの、地球と同レベルかそれを上回る文明を持ち一般市民に該当する者たちは比較的平和に暮らしている。

その中でストマック社は表向きグラニュート用の菓子製造を生業としつつも、裏で闇菓子製造に手を出し、デンテ・ストマックが人間の幸せをスパイスにする技法を確立したことから人間をさらってきてはスパイスに加工する悪魔の所業を行い始めた。

そのため、人間界で人々を攫っているのはグラニュートであるが、あくまでそれは一部でありすべてのグラニュートが悪というわけではない。
またストマック社が裏のしのぎとして闇菓子製造に手を染めており、良質の闇菓子を製造するために末端バイトとして雇っているのがいわゆる「今週の怪人枠」のグラニュート達である。

闇菓子の製造ないし流通はグラニュート界でもご法度であり、ニエルブが実用化した人間への擬態能力はそういった摘発を逃れたり機密保持の観点から行っているものであるようだ。

異なる世界を行き来する技術もあるようだが、どういったものであるのかは不明。

劇中で少しずつグラニュート界の生活事情が明かされているが、それによるとグラニュート達の食事は基本的に「石(人間界にある石、鉱石)」であり、人間界の食物とくにお菓子は歯ごたえがなく物足りない模様。
これに関しては酸賀研造からプリンを振る舞われたニエルブ・ストマックの反応からもわかるが、逆に人間界のお菓子を痛く気に入っているデンテ・ストマックの異端者ぶりがより浮き彫りになる。
ミミックキーを使って人間に擬態していてもグラニュートであるため、やはり人間の食事は合わない模様。
ラキアは人間界での交流を経てプリンを気に入って食べるようになったが、それでも主食は石であり人間の姿でも平気でボリボリと石を食している。どういう栄養があるのかは気になるところ。

文化水準は人間界と同等か、ニエルブの技術を見る限りそれを上回るレベルだが、劇中で大統領が登場したあたり世界的に大統領制が採用されているようだ。
そのグラニュート界の大統領であるボッカ・ジャルダックですら人間界の存在はストマック社から追い出されたジープ・ストマックからの情報を得るまでは全く知らなかったあたり、人間界はストマック社の関係者くらいしか知らなかった模様(ラキアもストマック社に関わるまで人間の存在を知らなかった)。

【余談】

地球とは異なる異世界が登場するのは仮面ライダーガッチャードウロボロス界に引き続き2年連続。
仮面ライダーギーツジャマーエリアジャマーガーデンが存在していたポイントも、通常とは隔離された空間であるため、ある種の異世界と称して良いかも知れない。

最終更新:2025年04月29日 02:41