ランゴ・ストマック

【名前】 ランゴ・ストマック
【読み方】 らんご・すとまっく
【声/俳優】 塚本高史
【登場作品】 仮面ライダーガヴ
【登場話】 第1話「おカシな仮面ライダー!?」
【所属】 ストマック家/ストマック社
【分類】 グラニュート
【特色/力】 不明
【モチーフ】 悪魔?
【名前の由来】 舌(エスペラント:Lango)+胃(英:Stomach)

【詳細】

グラニュート界にて大きな影響力を持つストマック社の社長にして、同社を経営する一族、ストマック家の当主。

いかつい印象を与える男性の人間態を持ち、感情を伺わせない冷徹な性格。
人間は闇菓子の材料に過ぎないという考えを持ち、前当主である父親のことを「イカれた親父」と称し腹違いと言えども末席に当たるショウマのことは一族の者とはみなしていない。

ルール違反を犯したニエルブ・ストマックに対し、離れた場所から注意する等社長にして一族の当主としての振る舞いを見せる。
戦闘力に関しては不明だが、グロッタが同格扱いしているあたり相応のものがあるのだろう。

ストマック家の当主と、ストマック社の社長の座について以降、「量より質」の経営方針へと方針転換し、自身の弟妹達を各部門の担当者へと抜擢し一族経営により社内の雰囲気を引き締めている。

シータ・ストマックジープ・ストマックらの回想により彼とグロッタ・ストマックは代替わりする前から忙しく働いていたようで、弟たちの誕生日を祝うために姿を見せてもすぐに仕事に戻るという「義務感」のみで対応していたこともあり、双子達からの感情はあまり良いものを持たれていない。
加えてランゴが社長になって以降のストマック社の方針についていけず愚痴っているグラニュートがおり、ボンヤードなどそれに適応している者達はいるがハウンドチョールのように闇菓子にのめり込むあまり良質なヒトプレスを集められなくなるバイトまでいる。

良くも悪くも実力主義者であり、今では家長として社長として内外でも最高責任者として君臨していることもあり、対等なやり取りをしているグロッタを除けば彼に逆らえるものは存在しない。
その徹底した姿勢を社員とは言え家族にまで強いり、恐怖政治じみた支配体制でストマック社をまとめ上げている。
ストマック社は表向き製菓会社であるものの、ウラではご禁制の闇菓子の販売、異世界との繋がりを作りつつそれを秘匿しているため、そういった支配体制で情報を漏らさないように気を配っているのだろう。

ただ身内経営なのが災いし、ニエルブはミミックデバイザーミミックキーによる人間への擬態技術やヒトプレス化技術を提供した裏で人間界側に酸賀研造/仮面ライダーベイクとの独自コネクションを作っていた上、ラーゲ9ヴラスタムギアを独断で提供し、グロッタはバトルマニアで会社設備への安全意識もかなり低いが、こういった問題点を各々がうまく隠しているため、情報が社長であるランゴにまで登ってこないという問題を抱えている。

シータ&ジープはヒトプレス納入が滞った理由を知っていながら、ランゴに叱責されたためニエルブに密かに協力を求め結果として失敗。
さらにグロッタが原因であるショウマとは別の仮面ライダーと戦闘し、その報告が伝わったことでアンジャッシュめいた齟齬が発生しつつも、報告を怠っていたことを指摘され結果として仕入れ担当を外されている。

そして役職を外された双子は富裕層との政略結婚によってグラニュート界上澄みとの架け橋にすることを考えたものの、離れ離れになってしまうことへの忌避感から彼らはショウマを全力で排除する方向へ走り結果としてシータが死亡してしまう。
その報告を受けても「早まった」や「何も出来ない子供のくせに」と吐き捨てるだけで、妹の死を悼む様子は全く見せなかった。
そして唯一人追放されたまま放置されたジープの探索をしないまま放置したことが巡って自分の首を締める羽目になってしまっている。

シータが死亡した後、新たに雇い入れたラーゲ9を名乗るグラニュートは高いフィジカルと闇菓子への深い依存を見せ、双子が担当している仕入れ部門の業績が一気に改善する特殊能力を持っていた。

それに対してご満悦のランゴであったが、ラーゲ9…ラキア・アマルガが実は過去闇菓子バイトとしてストマック社に関わり殺害された弟の復讐を企んでいたことを知らず、さらにはニエルブが独断で装備を提供しグラニューハンターのハンターとして仕上げたもののショウマに説得されたことで「仮面ライダー」としてストマック社と敵対するという事態になってしまう。

責任の所在をグロッタ、ニエルブと押し付け合うも生産性のない会話になったことから有耶無耶となった。
その後ランゴに懸賞金を掛けたものの放置していた。
会社を追放した後の双子に関しても無関心だったあたり、社長業が多忙なあまり、細かい事態への認識能力が欠けている模様。
そのため報告されてから驚く、という一連の流れが確立しつつあり、「何も知らないランゴ兄さん」なるネタがSNS上でも見られる始末。

そしてその最たるものが…

「ランゴ君…私はね、その別の世界と「人間」とやらを使った怪しいお菓子に興味があるんだ。もっと詳しく聞かせてくれないかね?」


グラニュート界の大統領と、その愛娘が放逐したジープと結婚した状態で帰参したことである。
人間界への興味を示したグラニュート界の実質的な最高権力者には、さしもの家長にして社長であるランゴでさえも逆らえず平伏するしか無いのであった。

【余談】

ランゴ役の塚本高史氏は特撮初参加。

名前の由来は人工言語であるエスペラント語の「舌」を意味する「Lango」から。
現時点では頭部のみの怪人態だが、新章パワーアップビジュアルに全身像が登場している。

父であるブーシュ・ストマックと祖父であるゾンブ・ストマックとよく似ているが、これは血筋を感じさせるデザインになっていることに加え、マスクパーツがそれらと共用になっていることもある。
ブーシュはヒゲ、ゾンブは長い角が追加されているが、モチーフは今のところ不明。
ストマック家の面々は北欧神話をモチーフにしていることが語られていることから、ランゴもまた北欧神話に登場する怪物ではないかと見られるが…


最終更新:2025年04月09日 01:15