ナメーロ・バッチョ

「いいねいいね、大きいね~!今度こそ世界を俺の手に!」

【名前】 ナメーロ・バッチョ
【読み方】 なめーろ・ばっちょ
【声】 飛田展男
【登場作品】 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
【登場話】 ♯1「世間を騒がす快盗さ」
#3「絶対に取り戻す」
【所属】 異世界犯罪者集団ギャングラー
【分類】 ギャングラー怪人
【武装】 なし
【犯罪歴】 贋作売買
【犯罪技】 ネバーマシンガン
ルパンコレクション 「誰が誰を作ったのか~Qui a fait qui~」
【金庫/識別番号】 後頭部?/「636」
化けの皮 なし
【人間界での犯罪内容】 贋作売買、及びルパンコレクションの能力でビルをドグラニオを称える像に作り変える(器物破損?)
【生物モチーフ】 ナメクジ
【その他のモチーフ】 粘液、カタツムリ、葉っぱ、背骨
【名(名前)の由来】 舐めろ?
【姓(名字)の由来】 ばっちぃ?
【暗証番号の由来】 不明

【詳細】

重なり合う葉っぱの上を這いずるナメクジのような姿のギャングラー怪人。

ボディから分泌される粘液は非常に粘り強く、この粘液を集め、左腕のネバーマシンガンから発射しターゲットの動きを封じるネバーマシンガンという犯罪技を用いる。
ルパンコレクション「誰が誰を作ったのか~Qui a fait qui~」を後頭部の金庫に保管し、その能力を悪用して、「思い通りの楽しい像をドンドコ掘り出す」という能力を得た。

上述の能力で対象を粘土のように変化させ、コテのような剣を使う事で思い通りの形に変化させる事ができ、贋作売買を行っていた。

ドグラニオ・ヤーブンの誕生日会にも出席しており、ルレッタ・ゲロウが死亡し彼の経営していた違法カジノが潰れたことを残念がっていた。
そしてその場で告げられたドグラニオの後継者レース。
犯罪歴にもあるように、これまで贋作売買くらいしかしてこなかったナメーロだったが、この発表で彼の野心に火がついたらしい。
しかし彼の犯罪技は直接的な破壊力は乏しい。
またルパンコレクションも思い通りの像が作れるというもので、彼が行っていた贋作売買にはコレ以上無いコレクションだが、
「地球の掌握」という後継者の条件を満たすには厳しい能力だった。時間をかければ贋作を売りさばき経済的な支配も出来たかもしれないが、他のギャングラーに先を越される可能性も高い。

そのためかナメーロはガラットが倒されると行動を開始し、高層ビルをルパンコレクションの能力でドグラニオの彫像へと変化させ、
ドグラニオを称える像を幾つも作るという「わかりやすい媚を売る」ことでボスの座を譲ってもらおうと考えた。

町中で彫像を作りつつ、次の材料にするビルの値踏みをしていたところパトレンジャーが駆けつける。
警察チェンジした彼らを相手にしていたが、ルパンコレクションを狙ってやってきたルパンレンジャーも含めた三つ巴の戦いとなる。
戦闘がナメーロではなく、警察と快盗の戦いがメインになりつつあったため、即座に撤退を選び「最後に捕まるのは貴様らのほうだろうがな!」と言い捨て逃走した。

その捨て台詞を奇妙に思ったルパンレンジャーは、事前に突き止めていたアジトの情報をあえてパトレンジャーに流し彼らをおびき寄せる。
ナメーロのアジトは町外れの建物の中にあったアトリエであったが、そこに踏み込んできたパトレンジャーはネバーマシンガンの粘液を受け動きを封じられてしまった。
実は事前に粘液の罠を仕掛けており、あえて呼び寄せた戦隊を捕縛しようと考えていたのだった。

まんまと罠に嵌った警察戦隊を尻目に意気揚々とアジトから外に出たが、上記のように罠を見破っていたルパンレンジャーと戦闘になり、ポーダマンを大量に呼び出して迎撃を試みるも、
3人にやられてしまい形勢不利と判断、近くにあったオブジェをルパンコレクションの能力で大量の槍に変化させ不意打ちを狙うもルパンブルーが華麗に受け流し、
ルパンレッドが拘束したすきにルパンコレクションを奪われてしまう。
さらにVSチェンジャーにグットストライカーをセットしたことでルパンレッドが3人に分身。#2でのパトレンU号のように他のメンバーと合体を想定していたレッドらは多少困惑したが、むしろ頭数が増えたことで威力は倍増。
5人全員で放ったイタダキストライクの直撃を受け倒された。

その直後、ゴーシュ・ル・メドゥのルパンコレクションによって再生巨大化する。
罠を抜け出したパトレンジャーがグッドストライカーをコアにトリガーマシンを合体させたパトカイザーで応戦し、パトカイザーとの激しい銃撃戦を繰り広げるが、自分が作り上げたドグラニオの彫像を破壊してしまい、最期はパトカイザー弾丸ストライクを受け爆散した。

【余談】

「い~ね~!」が口癖。

生物モチーフはナメクジ。体全体に葉っぱのような意匠があるため重なり合う葉っぱの上を這いずるナメクジのイメージなのかもしれない。
実は『VSアルティメットコレクション』によると、デザイナーが前作に作成したジャークマターのウンジェット(もっと言えばデスガリアンハッテナーが近いか)と同様にパイロット型の怪人で、本体はピンク色の蛞蝓部分のみの非人型で、それより下の葉っぱの意匠が備わったボディはメカスーツという裏設定があった。

彼の犯罪歴は贋作売買だが、ルパンコレクションを使った彫像の作成には高層ビルを材料にしている。
よく晴れた日の日中だったことから、そのビルの中では多くの社会人が働いていたであろうことは想像に難くない。
切り取られたビルのパーツは溶け落ちるように消滅していたが、彫像に変えられてしまったビルの内部にいた人達の末路を考えると大量殺人も犯している可能性が極めて高い。

なお彫像の評価だが、武闘派のデストラ・マッジョは厳しい評価、ゴーシュは「嫌いじゃない」と比較的好意的に見ていた。
その中で肝心のドグラニオも割と好意的な評価を示し「結果が全てだ」とは言っていたが、彫像のクオリティには満足していたようで、
パトカイザーとの戦闘で破壊されてしまった際、「あ・・・」と唖然していた(幹部も何も言えない状況だった)。

スーツは後にリューグ・タマテバッコに改造、その後さらにサモーン・シャケキスタンチンに改造された。

最終更新:2021年12月26日 04:19