グリモワールマイナソー

ワイズルー「コレさえあれば私は無敵…!チュウしてあげよう」

【名前】 グリモワールイナソー
【読み方】 ぐりもわーるまいなそー
【声/俳優】 無し
【登場作品】 騎士竜戦隊リュウソウジャー
【登場話】 第20話「至高の芸術家」
【所属】 ドルイドン
【属性】 物質型モンスター
【分類】 マイナソー/スケッチブック目グリモワール科
【発生元】 生太郎
【願望】 「もっと絵が描きたい」
【武装】 なし
【鳴き声】 無し
【分布】 至高のアトリエ
【経験値】 209
【幻獣モチーフ】 グリモワール
【その他のモチーフ】 スケッチブック
【経験値の由来】 ブック

【詳細】

生太郎のマイナス感情から誕生し、幻獣「グリモワール」の伝説を司って実体化したマイナソー。

ミミックマイナソーと同じく物質型のマイナソーであり、見た目はただのスケッチブックそのもの。
しかしグリモワールとは魔導書を意味し、その伝承を持ったマイナソー故に見た目通りただのスケッチブックというわけではない。
宝箱に擬態しているだけで自発的に行動できたミミックマイナソーと異なり、このマイナソーは正真正銘ただの物体であり、自発的に行動は出来ないようだが、自分に描かれた絵を本物として出現させる能力を持つ。
危険ではあるが自分から動くことは一切無い。というか堂々と表紙に「SKETCH BOOK」と書いてある

第20話冒頭で絵を描いていた生太郎に接触したクレオンによって生み出されるも、彼の想定を大きく超える姿(怪物化しない)で実体化したため困惑しつつもそのままアジトへ持ち帰られる。
そしてワイズルーに見せたものの、失敗と告げて次のマイナソーを作りに行こうとその場を後にしようとしたクレオンを呼び止めたワイズルーはこのマイナソーの性質を瞬時に見抜き喜んでいた。

その頃、生太郎の弟である恭平という少年が姿の見えない兄を探していた。
リュウソウ族同士の戦闘訓練で「スピードを封じられれば何も出来ない」とメルトから指摘されふてくされていたトワと共に遊歩道を歩いていたバンバは恭平を見つけ、
彼が持っていたスケッチブックにクレオンの体液が付着していたことからマイナソーの生み主として利用され攫われたと判断し、生太郎の居場所を探しに向かう。
そして居場所を突き止めたバンバとトワだったが、そこにいたワイズルーはドルン兵を呼び出して二人を分断させ、まずはバンバを描いた檻を実体化させて捕獲。
トワも狙われたが持ち前のスピードで捉えられず逃走を許したため、ワイズルーはその場を後にする。

既にコウ、メルト、アスナは捕まっており、残るカナロも夏美という似顔絵屋の女性を囮とした策に引っかかって捕まってしまう。
残されたのはトワただ一人。
現れたガイソーグの意味ありげな言動に揺さぶられ焦りをつのらせたトワだったが、ガイソーグは「力は頼るものではない、活かせ」と助言を残して去っていく。

コウ達が捕まった場所に同じく捕獲されていた生太郎だったが、クレオンの挑発によって大量の生体エネルギーを放出し、それを吸収したことでグリモワールマイナソーは巨大化し、
大きくなったキャンパスに「この世で最も偉大なる存在」と称し自分自身をワイズルーが描いたことで、巨大化したワイズルーが出現。

それにたった一人で立ち向かわなければならないトワは必死に頭を働かせ、ワイズルーの「お前も捕まれば仲間に会える」という発言、彼が描いて実体化させた檻にあった「鍵穴」、
スケッチブックというマイナソーの性質とその能力によって打開策を見つけ出す。
堂々とワイズルーズの前に現れたトワはハヤソウルを使って巨大なワイズルーの分身に食らいつき、リュウソウケンをマイナソーへと突き立てるもサイズ差は覆せず吹き飛ばされ、追い詰められたことで降参。
檻に捉えられコウ達の元へと飛ばされてしまう。
勝ち誇るワイズルーだったが、実はトワはグリモワールマイナソーに接近した際にキャンパスへ檻の鍵を書き込んでおり、それを実体化した上で彼を監禁場所へと飛ばしてしまったことで捕まっていたメンバーは脱出に成功。

ドルン兵は各々の連携攻撃で突破し、キシリュウオーファイブナイツとキシリュウネプチューンが巨大ワイズルーを攻撃。
キシリュウネプチューンの攻撃に切り裂かれたグリモワールマイナソーは消滅し、巨大ワイズルーもファイブナイツドロップストライクに貫かれ建造中の建物に突っ込む形で爆散し消滅。

一世一代の大作が消えてしまったことでワイズルーは真っ白に燃え尽きてしまい、クレオンは「どんまい」と上司を励ますのだった。

【余談】

グリモワールとはフランス語で魔術の書物を意味する。同じ物質型とはいえミミックはれっきとした幻獣だが、グリモワールはあくまで魔導書を意味する物体である。
ソロモン72柱というフィクションでは最も有名な悪魔等を記すレメゲトンやゴエティアなども魔導書。
ネクロノミコンといいうフィクション上の魔術書も珍しくない。

幻想の生物や物語を記した書物ということで、一種の付喪神と化した「意思を持つ書物」としてファンタジー作品に登場する例もいくつか見られるため、それを元にしたのと思われる。

関連性はないが仮面ライダーセイバーには同じ元ネタを持つグリモワールワンダーライドブックが登場している。

最終更新:2024年08月19日 00:44