「すみませんー、真の秘宝を下さるとありがたいです~!誠に、恐れ入ります~!」
【名前】 |
バエジーム |
【読み方】 |
ばえじーむ |
【声】 |
阿部敦 |
【登場作品】 |
王様戦隊キングオージャー |
【登場話】 |
第15話「もっふんといっしょ」 |
【所属】 |
地帝国バグナラク |
【分類】 |
怪ジーム |
【BMA】 |
ハエ |
【異名】 |
昆虫界のフライングキング |
【武装】 |
バエスライダー |
【昆虫最終奥義】 |
オワビーム |
【観察ポイント】 |
真ん中の手は常にすりすり謝っているようである。 |
【分布】 |
シュゴッダム(昼) |
【好物】 |
謝罪 |
【モチーフ】 |
ハエ、パイロット? |
【名前の由来】 |
ハエ+ムシ+怪ジーム、虫の逆読み |
【詳細】
超スピードで飛ぶ虫「ハエ」のBNAを備えた
怪ジーム。
ハエをベースに空軍パイロットを思わせる姿を持つ。
上半身は航空機パイロットが着るジャケット、頭部はヘルメットのようで両目が赤く光る。
首周りや手首などに白いファーのパーツを持つ。
正しくハエのように空中を高速で移動可能で、両腰に備えたバエスライダーで飛行中の全身をコントロールしアクロバティックな動きを見せる昆虫界のフライングキング。
4本ある手を擦り合わせ常に「申し訳有りません」だの「すみません」だの、終いには「誠に恐れ入ります」と低姿勢で謝罪の言葉を繰り返すが、その反面容赦なく人々に襲いかかり
シュゴッダムを奈落に落とそうと企む凶悪な
怪ジーム。
「死んでいただけると助かります」とまで言い放つため、人命を軽視しておりその口先だけの謝罪もある意味極まっている。
武器はハエの羽をモチーフとした短刀であり、空中を予測不可能な動きで飛び回りながら相手を切り刻む攻撃を得意とする。
しかし腰のバエスライダーが故障してしまうと飛行をコントロール出来なくなってしまうため、飛ぶ方向を自分自身が制御できず予測できない場所にフラフラと向かってしまう弱点がある。
目的は
アメンジームから引き継ぐ形で「真の秘宝」ことゴッドタランチュラであり、そのために
シュゴッダムへ現れ、人々を襲いジェラミーをおびき寄せようとする。
大量の
サナギムを率いて
シュゴッダム国民へと襲いかかるが、バグナラクとの和平交渉を行うと言うラクレスに同行すると決めたカグラギがバグナラクを退けその意志を示そうと参戦。
加えてギラもクワガタオージャ-へと王凱武装して
サナギムの殲滅を行う中、ハチオージャーへと王凱武装したカグラギに対しフライングキングの名の通り凄まじい飛行能力で翻弄する。
しかし真の秘宝ことゴッドタランチュラが目的であると口にしながらカグラギに接近した瞬間、「欲しい物があるのなら欺くことを覚えるべき」と言いながらの彼が放つ猫騙しに虚を突かれ、身体を掴まれてそのまま地面に叩きつけられてしまう。
さらに腰を踏みつけられたことでバエスライダーが故障し、意図せず必殺技待機状態のカグラギへ近寄ってしまい、そのままオージャフィニッシュで切り裂かれ大きなダメージを受ける。
このままでは倒されてしまうと考え、なおも作戦続行するため何かを食して
異常成虫状態となり巨大化(後に
シュゴッドソウルであったと判明)。
そこになってようやくやってきたジェラミーはゴッドタランチュラを召喚するとタランチュラ
ナイトへ変形させる。
シュゴッダムの王城、コーカサスオオカブト城の上でタランチュラナイトと対峙するバエジームは相変わらずの謝罪を繰り返しながらの体術で渡り合う。
コーカサスオオカブト城から叩き落とすも糸を駆使したタランチュラ
ナイトは地面に落ちることなく壁に貼りついて回避したため、自身も城の外壁に取りついてオワビームを連射。
しかしガーディアンピードがそれをかばい、さらにピードチェーンソーへと変形、それを武装したタランチュラ
ナイトに粘着性のネットで拘束されてしまい身動きが取れなくなってしまったため、そこで幕引き。
落下の勢いを載せたピードチェーンソーに一閃され、
「お詫びのしようもございません!」
という断末魔とともに爆散した。
何に対するお詫びかやはりはっきりしない断末魔ではあるが、普通に考えるなら任務失敗に対するお詫びだろうか。
しかし人々を襲いながらひたすら謝罪を口にしていたバエジームなので、何に対する謝罪なのか、それとも本心からの詫びであるのかはわからない。
口だけの謝罪に意味はないのである。
正しくハエのように軽い謝罪しか出来ない
怪ジームであった。
【余談】
モチーフはハエ。
スーツはリペイントされ
キンバエジームへ改造された。
あちらは金に目がくらんだ守銭奴であり好物にすら金銀財宝と設定されている金の亡者であるが、こちらも真の秘宝を手に入れようとするあたり宝の中身、本質は別と言えども双方やってることは似通っていた。
好物に謝罪とあるほど低姿勢で誤りまくっている
怪ジームだが、ハエは体についたゴミを脚をすり合わせることで落とす習性があり、それが謝罪のため手を合わせる動作に見立てたものと思われる。
戦闘機のパイロットを思わせるデザインなのは、飛び回ることに対する連想からか。
最終更新:2025年01月19日 02:19