「人にあって我らにないもの、それは情け!この私におまかせを!」
【名前】 |
アメンジーム |
【読み方】 |
あめんじーむ |
【声】 |
飛田展男 |
【登場作品】 |
王様戦隊キングオージャー 映画王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘヴン |
【登場話】 |
第14話「もっふんといっしょ」 |
【所属】 |
地帝国バグナラク |
【分類】 |
怪ジーム |
【BMA】 |
アメンボ |
【異名】 |
昆虫界のカンフーキング |
【武装】 |
波紋レーダー |
【昆虫最終奥義】 |
アメンウォーターダッシュ |
【観察ポイント】 |
若者とのフレッシュな戦いには、血が湧くようである。 |
【分布】 |
イシャバーナ(昼・夕) |
【好物】 |
組み手 |
【モチーフ】 |
アメンボ、波紋、漢字の「水」、格闘家 |
【名前の由来】 |
アメンボ+ムシ+怪ジーム、虫の逆読み |
【詳細】
水上をスイスイ移動する虫「アメンボ」のBNAを備えた
怪ジーム。
水面のアメンボを上から見た状態をそのまま頭部デザインに落とし込み、胴体部分は水面に走る波紋を衣装化した道着のようなデザイン。
顔面は漢字の「水」にも見える。
後頭部の波紋レーダーと呼ばれる部位で敵の気配を察知し、華麗な手さばきで攻撃を受け流す昆虫界のカンフーキング。
徒手空拳で戦うものの、相手の気配を知ることでその動きを予測し先手を取り叩きのめすことが可能。
その熟練した体術が示すように、バグナラクの中でもそれなりの長い時間を生きたと思われる言動であり、観察ポイントにもあるように、
若者との戦いを好み、ただ叩きのめすのではなく相手の成長を促すような立ち振舞を取っている。
昆虫最終奥義は水の上を自在に駆け回るアメンウォーターダッシュ。
デズナラク8世とも旧知のようで、彼からは「ジジイ」と呼ばれている。アメンジームが登場したとき彼と組手をしており、その側では突如始まった拳の応酬に焦る
カメジムがあたふたしていた。
カメジムから与えられた任務は三大守護神を操るゴッドタランチュラの奪取、そしてそれを持つジェラミーの身柄の確保。
三大守護神を操るゴッドタランチュラこそが真の秘宝との考えによるものだが、アメンジームは「老いぼれゆえ難しいことは理解できない」とのらりくらり。
デズナラク8世はそれに興味を示さないものの、「下等生物共を殺し尽くせ」と命令しそれを受けイシャバーナへ姿を現し奈落に落とそうとする。
カメジムの作戦を無視するかのようでもあるが、ジェラミーを含め各国の王はその国の長であるがゆえに民間人の被害を見過ごせず、表立った行動を起こせば必ず食いつく。
人にあってバグナラクにはないもの、それは「情け」として、イシャバーナにおいては
サナギムを率いて破壊活動を行っていた。
ちょうどイシャバーナに集まっていたギラ、ヤンマを含め、ヒメノはバグナラクの迎撃のため王凱武装。
サナギムが蹴散らされていく中、自分に挑んできたギラを「若い若い」と称して圧倒するも、
神の怒り事件の犯人を見つけたと思いこんでいたヒメノは高ぶる感情のままに激しい攻撃を繰り出し、「幾年ぶりに血が湧く」として水弾を発射するも防がれた上、飛び上がったヒメノの姿に見惚れて無防備になってしまい、そこをオージャカリバーとキングズウエポンの強烈な一撃を受けて吹き飛ばされてしまう。
その後ヒメノと神の怒り事件について知ったジェラミーはリタの仲介によって和解。
その余韻をぶち壊すように
異常成虫となって巨大化。
「態度で示せ」というヒメノに応じてゴッドタランチュラを呼び出したジェラミーは三大守護神も同時に呼び寄せる。
ゴッドカブトに乗り込んだギラ、ゴッドバッタに乗り込んだヤンマ、ゴッドスコーピオンに乗り込んだヒメノ達は巧みな連携攻撃を繰り出しアメンジームはそれを捌いていく。
流石に多勢に無勢がすぎるか対応しきれなくなり吹き飛ばされるも、昆虫最終奥義アメンウォーターダッシュで水上を高速移動。
しかしゴッドタランチュラはフラピュタル城に糸をくっつけそれを利用した三次元的な移動で対応し、光弾を背中に受けて転倒したすきに追いつかれゴッドタランチュラの鋭い一閃に切り裂かれそこで幕引き。
「若さの時代か!」と言い残して爆散した。
映画キングオージャーでは死の国
ハーカバーカにいる様子が確認できる。
サナギムと共にハーカバーカを訪れた王様戦隊の面々に襲いかかった。
【余談】
モチーフはアメンボ。
水面を滑るように移動することで有名な昆虫の一種。田んぼや水たまりでよく見られる。
実はカメムシの仲間。
アメンボが水面に受けるのは長い脚の先は微細な毛が生えており、それが表面張力となって身体を浮かしている。
そのため表面張力を消してしまう界面活性剤が入った水だと浮くことが出来ず沈んでしまう上、雨が降っている状態だと浮くことが出来ないため地面に移動する模様。
アメンボをモチーフとしている怪人は極めて珍しく、スーパー戦隊シリーズではアメンジームが初。
最終更新:2024年05月30日 03:17