ヤード

「俺の仕事はそんな雑じゃねえ!大事なのは質だ、お前には用は無い!」

【名前】 ヤード
【読み方】 やーど
【声/俳優】 赤澤遼太郎
【登場作品】 仮面ライダーガヴ
【登場話】 第9話「トリックオアダンス!」
第10話「特盛!キャンディ砲!」
【分類】 グラニュート
【人間態】 洋菓子店「ガトー・コキーユ」の店主
【特色/力】 刺突攻撃/防御力/巨大化/物質格納
【モチーフ】 ヤドカリ
【名前の由来】 ヤドカリ

【詳細】

グラニュート界という異世界の生命体、グラニュートの一体。

無数のキバを生やした口が幾つもついた黒い殻を背負ったヤドカリに似た上半身を持つグラニュートであり、鋭利な両腕による刺突攻撃を得意とし、背中の殻は高い耐久性を有する攻防に優れた能力を持つ。
また巨大化することでさらにヤドカリに近い姿へと変化する能力を持ち、この状態では甲羅の内部に大きさを無視してあらゆる物質を格納する能力を持つ。
本体側の頭はヤドカリの頭とドクロを混ぜ込んだような形で、額からハサミのような2本の角を持つ。

自身のガヴミミックキーを差し込むことで男性の姿に擬態し、「ガトー・コキーユ」という洋菓子店の店主として生活し、腕の良い菓子職人として人々を喜ばせることで質の良いヒトプレスストマック社に納品するバイトとして高い評価を得ていた。
ターゲットとなるのは感情表現が豊かな子どもであり、自分で作った洋菓子はマーキングとしても機能し購入した子供を追跡しトンネルでヒトプレスに変えていた。
トンネルでの犯行が噂になると見るや上記の物質格納能力で店ごと別の地点に移動し、同様の犯行を積み重ねてきた知能犯。

やっていることはボンに似ているが、こちらはターゲットが非力な子供に絞っているためより非道。
曰く「俺が子供を狙うのは質がいいからだ。純粋な子どもの幸せのほうが高級なスパイスになる」、「俺の菓子で幸せにしてやったんだ感謝してほしい」。

弱い子供を積極的に狙っているあたり、質がいい云々は言い訳にしか聞こえない卑劣な性格。

犯行を繰り返していたため情報収集の結果絆斗に発見されてしまい、ヴァレンと戦うことに。
高い強度の殻でヴァレンバスターの銃撃を防ぎつつ肉弾戦を繰り広げるも、しがみつくように渡り合う絆斗の猛攻に不利と悟ったか、銃撃を跳ね返して目眩ましにしその場から逃走した。

だが絆斗はヤードが口にした「俺のお菓子、美味かったか?」という発言と、戦う直前彼がヒトプレスに加工しようとしていた少年が落とした菓子の包み紙がヒントになり経営していた菓子店を突き止めることに成功する。
しかし既にヤードは店ごと姿を消しており、シータらからせっつかれたこともあり次なるターゲットとして幼稚園を狩り場にしていた。

そして遊園地に集まる子どもたちに菓子を配るとヒトプレスへと加工し、シータ達の元へと納品に向かおうとしたが聞き込み調査の繰り返しと不自然な場所にある幼稚園を不審に思った絆斗らに発見されてしまう。

仮面ライダーとしての正体が絆斗にバレないために一時離脱したショウマは、ポッピングミフォームに変身してすぐに合流。
グルキャンフォームにチェンジし圧倒的なパワーはヤードの自慢の防御力も打ち破るほどで、このままやられてはたまらないと巨大化して四足歩行形態となり逃走を図る。
幼稚園までも格納したことでこれまでの手口も知られてしまったが、ショウマが呼び出したブルキャンガトリングを使ったヴァレンの銃撃で足止めされてしまい、さらにはガヴもバクキャンアシストへと追加でゴチゾウを消費して変身。

その火力に集めていたヒトプレスが次々に外へと散ってしまい、チョコエネルギーを周辺に撒いてそこをスケートよろしく滑りながら絆斗が回収してまわりせっかく集めた収集物を全て奪還されてしまう。
これまでの仕事が無に帰したことに激怒してショウマをハサミで真っ二つにしてしまおうとしたが、グルキャンフォームの装甲に全く歯が立たず逆にブルキャンガトリングの斉射によって大きなダメージを受けてしまう。

ヒトプレスを回収し後顧の憂いがなくなったことでバクキャンブラストとブルキャンガトリングの一斉砲撃に全身を粉砕され爆散した。

【余談】

モチーフはヤドカリ。名前もヤドカリの「ヤド」。
建物という宿を次から次に切り替えて犯行に及んでいたのは名前由来か。
ヤドカリモチーフは仮面ライダークウガに登場したメ・ギャリド・ギ以来。

人間態を担当している赤澤遼太郎がヤード怪人態の声も担当している。

「ターゲットが子供(甘いものを好む女の子をターゲットにしていた)」、「食べ物を犯行のための道具にしている」という点から、天道総司が見たら逆鱗に触れかねないという意見もある。

最終更新:2025年04月29日 02:30