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繰り世界のエトランジェ

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繰り世界のエトランジェ ◆JvezCBil8U


「……あった――――」

あたしは“それ”を手に取り、ごくり、とつばを飲み込む。
……さすがに、これは殺し合いに乗った参加者の罠とは思いにくい。
この場所に拉致されてから、もうすぐ6時間。
それだけの間あたしたちはここにいて、誰の姿も確認してない。
つまりは、この競技場に何かを仕込むのは誰にも出来ない。

これがここにある、という事は、考えられる可能性は2つ。
あのblogの主が今のところ殺し合いに乗っていない人物であるか、あるいはこのゲームの運営に関わっている人物であるか、だ。
殺し合いに乗っただけのいち参加者が、このアイテムがこんなにも簡単に入手できる事を広める理由はないように思える。
確かにこれを上手く使えば一時的な撹乱はできるだろうけど、それでも最終的なリスクを考えると……自分の喉を絞めかねないはず。

見つけた物品、つまり『携帯電話』を握り締めて、思索に入る。
もちろん警戒は解かない。解けない、といった方が正しいかな。
……自分の中での不安がどんどん膨らんでくるのが身に染みる。
特にあの――喜媚ちゃん、の得体の知れなさについて。

息を吸う。思考を整調化するために。

落ち着け。
少なくともあの子は最初にあたし達を殺すことが出来たろうに、それをしていない。
あたしを殺すメリットも現状思いつかない。
……妲己とスープーという人たち、少なくともその二人を見つけるまでは、向こうにとっても協力しない手はない。
ない、ない、ない。
ないを3つ重ねて、無理やり心の奥底に不安を仕舞い込む。

それに、さっき聞いた話では喜媚ちゃんはあのシンコウヒョウ(申公豹と書くらしい)の知り合いだという。
あからさまに怪しい情報だけど、だからこそ信用できるとは言えないかな。
こういうのは黙っていたら後々絶対にこじれるしね。
それをあたしに教えたという事は、後ろめたいことはない、と言いたいのかも知れない。
……何も考えてない可能性も大きいけど。

競技場は無音が耳に痛いくらいだけど、むしろこの方が音も響いて危険を察知しやすい。
カノン君ほどではないにせよ、あたしだってブレード・チルドレンとして修羅場はくぐってきてる。
喜媚ちゃんみたいに空でも飛んでこない限りは足音の接近は察知できる。
そして、喜媚ちゃんにしてもあの騒がしさだから、猫を被ってるのでもない限りまず接近に気付けるはず。
大丈夫、ここはまだ安全圏。
当の喜媚ちゃんもあたしがblogを閲覧しているあいだ、後ろから覗いてると思ったら散歩と称してどこかへ行ってしまった。
この近くに姉様たちがいないか探しっ☆――なんて言ってたから、それ程遠出はしていないとは思う。
単独行動させるのは色々な意味で不安だけど、あの子があたしと敵対するつもりがないならばとりあえず静観しよう。
今はこの電脳空間を利用して情報を得るのが先だし、機嫌を損ねるのはマズい。
それに酷な言い方だけど、もしそれが原因で死んでしまっても彼女自身の責任だ。

けど。
最初の我妻由乃との駆け引き以後は全く以って静かなものだ。
それはあたしの読みどおりにここに誰も注目していないからだろう。
運良く、平穏にありついているだけなんだ、あたしたちは。


……多分、とっくにこの島のどこかは戦場になっている。
照明や空調といった競技場の設備を運用する部屋や事務室――そこで発見したFAXに記された要注意人物が、きっとその証。
備え付けのPCが生きていたのはとても助かった。
そのおかげでここにいながらにして、あたしはいくつかの情報を手に入れられている。

ただ、ほんの少しだけ先陣を切るのには出遅れたみたいだけど。
この手のサイトというのはたいてい古参のサイトほど集客率が大きいから、その意味ではあたしには最初からアドバンテージがない状態といえる。
アイデアを思いついたこの管理人は、その意味で確かにキレ者だ。

この人たちが信用に値するかどうかは別問題として、まずはこの情報が真という前提に立って行動してみよう。
偽だと決め付けて書かれた内容を無視するのはどう考えても得策じゃない。
たとえ撹乱する為の偽情報だとしても、そうするからには必ず裏の意図があるはずなんだ。

あたしとしては、何もせずじっとしているよりこの機会と道具を積極的に生かしていきたい。
特に、参加者全員の名前を把握できない今だからこそ出来る行動があるはずだ。

「……とはいえ、具体的にどう動こうかな」

……あたしの方針上、下手にたくさんの情報を公開して不特定多数にここを特定されるのは避けたい。
場合によっては放送後にここに篭城するのもいい一手になるだろうし。
だからこの二人(自演していなければ、だけど)のように、blogを開設して自ら情報を発信するというのは今のところナシだ。

だから、何か動くとしたらblogになにかコメントを書き込むか、メールでこの人たちに直接連絡を取るか。
つまりこの管理人さんを経由して皆になにかを伝えるか、管理人さんと個人的に連絡を取るか、となる。

要はどっちにしろ、管理人さんたちがどんな人か、が鍵になる。

探偵日記”と“螺旋楽譜”。
二つのblogを閲覧して得られた情報を吟味してみよう。

まず、探偵日記。
ここの管理人は――、実利的な情報が主みたい。
参加者全員に広めておくべき情報を取捨選択し、送り届ける。
そしてその為に、状況を打開する為の情報を募る。
なるほど、確かに言っている事は理に適っているし、実際役立ちそうな情報が散見できるね。

撹乱情報である可能性は0じゃないけど、それでも要注意人物とか携帯電話とかの物資補給とか、
そういう持っておいて損はない、っていう情報をいくつもくれている。
妖怪の存在を示唆してるあたり、喜媚ちゃんの存在を知っているあたしには当面の状況証拠として十分だ。
そしてそれらの根拠となるソースの提示の確約もしている以上は、とりあえず載っている情報だけは信じてもいいと思う。

けど、人格的な問題には不安が残るかな。
コメント公開の要求をした人たちのコメントを抜粋して、その上で堂々と自分は情報を掌握するのをやめませんよと言っている。
これはこれである種の信頼をできるのは確かだけど、腹の内は読みにくい。
要警戒……だね。

けれど、それでも欲しい情報を優先的、または独占的に提供してくれる、という言葉はあまりに魅力的だ。
だって、絶対にいるはずなのだ。
あたしみたいに相手の思惑に乗っていると承知したその上で、この管理人に接触してみようという人間が。
そうした人々から情報を得られる立場にこの人はいる。
だとしたら。

……踏み込みすぎるのは危険だけど、見返りも大きい。


まずはジャブを仕掛けてみるのが吉、かな。

とりあえず、こういうコメントをblogの記事に送ってみよう。
1stや申公豹といった人物の情報を求めているのなら、確実に食いついてくる。


『私は申公豹と面識のある、妲己という女性を探している。
 このコメントを公開した上で、妲己の情報を集めてくれるよう依頼したい。
 今後更新した記事で有力な情報を得た旨を示したら直接連絡を入れる』


……これなら、文体や内容からあたしが特定される事はない……はず。
ついでに、喜媚ちゃんの尋ね人探しにもなって一石二鳥だ。
運が良ければ妲己さん本人がこの探偵日記の管理人に連絡を取るかもしれない。

ぴ、ぴぴ、と携帯電話を操作して、送信。
ふう、と思ったよりも大きく溜息が出てきた。
PCを使わなかったのはIPとかで場所を特定される可能性があるからだけど、少し神経質になりすぎかもしれない。

ただ、あたしが神経質になる理由は十分すぎるほど、ある。
その理由とはもう一つのblog――“螺旋楽譜”の存在だ。

たった1Pの記事をくまなく目を通しただけで、ディスプレイの向こうにはある一人の男の子の姿が浮かんでくる。

「……弟さん、だよね? どう考えても」

徹底して自分を信じるなと告げて、それでも論理に基づいた推測を並べていく。
放任主義なまでに自分の事は自分で面倒を見ろといっておきながら、どうしてか他人を見捨てることもしない。

あたしの知っている“希望”の姿とこのblogの管理人の言動は、確かに重なっている。

「でも――」

でも、と繰り返す。
重なりはするんだけど、

「本当にこれは、あの弟さんなの?」

――微妙な違和感が、完全な一致を許していない。

画面の向こうに見える弟さんらしき人の態度は、確かに自信に満ちているわけじゃない。
奪われ続け、下を向き続けた過去を抱いている姿はよく覚えがある。
だけど。……だけど。
弟さんの持つ未熟さというか、甘えのようなものが感じられないんだ。
気のせいかもしれないけど、あたしが知るよりも多くの戦場を踏み越えたかの様な――、
そして、何か絶対に失わない支えのようなものを手に入れたかのような。
そんな印象を、あたしは感じた。

だから、信じ切れない。
この管理人は、本当に弟さんなんだろうか、と。


……もちろん赤の他人がたまたま弟さんのような文章を書いた可能性もある。
だけど、この内容を鑑みると、その可能性は高くはない、と言える。

「……この首輪解除の下り。あからさまにあたしを意識しているよね。
 他のメッセージもブレード・チルドレンを鼓舞するような事ばっかり。
 そして何より――、」

静かに呟く。

「……弟さん。あなたがこんな事を頼む相手なんて、あの人しかいませんよね?」

――結崎ひよの
彼女に向けて、掲示板を作り管理しろ、という内容の、分かる人にはすぐ分かるメッセージだ。
同時に、弟さんやひよのさんを知る人たちへの身元保証も兼ねている。

なるほど、確かにひよのさんなら情報戦では無敵といってもいいだろう。
あの人は底の知れないところがあるし、尋ね人や危険人物の所在を書き込んだりできる掲示板があれば鬼に金棒なのは確か。
スペックで言えば弟さんがこういうことを頼んでもおかしくはない。

そう、スペックだけで言うなら、なんだ。

「弟さんは、ひよのさんをむしろ遠ざけたり無関係を装ったりする方向で動いてたはず。
 ……なのに、これは一体どういうことなんだろう」

分からない。仮にこのblogの管理人が本当に弟さんだとして、ひよのさんをここまで頼りにできる理由が分からない。
まるで、あたしの知らないところで弟さんとひよのさんに何かあったかのようだ。
だけどそれは多分ありえない。
弟さんはまどかさんに心を向け続けているし、あのひよのさんへのぞんざいな扱いがたった数日で変わるとも考えにくい。

結局はあたしが文章から勝手に感じ取った事でしかないから、確かな保証はないけれど。
……それでも、自分の記憶と文章のイメージの食い違いを敢えて気のせい以外の理由に求めるのなら。

導かれるのは、何者かが弟さんを騙っている可能性。
blogで管理人=弟さんであると明言してるわけじゃないから、騙っている、というより装っている、の方が正しいかも。

そして、もし誰かが弟さんを装っているとするならば、その誰かというのはかなり絞る事ができる。

まず真っ先に思い浮かぶのは、当然清隆様。あの方なら弟さんを装うのは児戯にも等しいはず。
……でも、間違いなくこれは違う。
だって、清隆様なら違和感を感じさせる事なんてなく弟さんを演じきるはずだ。
それに、何というか……この文章は、清隆様らしくない。
こんなに自分を信じるなと繰り返すのは、たとえ弟さんを演じていても清隆様ならやらないだろう。

だから考えられるのはそれ以外の人。
かつ、あたしと弟さんの対決の中身を知る事ができるくらい近くにいる人だ。
そうでなければ、首輪解除に関する文であたしの存在を匂わせる事なんてできない。
そして多分、その人は首輪が装着者に合わせて大きさが変わる特異な物であることを知らない。
だから、工作技術で解除できるかも、などと書いているのだ。
あるいは、知っていて敢えてそれを書いていないか。


とにかく、それに当てはまりそうな人は数えるほどだ。
ピックアップすると、5人ほどが思い浮かぶ。

こーすけ君、亮子ちゃん、アイズ君、カノン君、……ひよのさん。
多分、弟さん本人以外だとすれば、この5人の誰か。
ただ、こーすけ君と亮子ちゃんはこんな回りくどい手を使うとは考えにくいから、候補は実質三人。

……ただ、アイズ君も可能性は低いかな。
アイズ君はある意味一番弟さんに入れ込んでる。
だからこそ、“希望”である弟さんを装う事があたしたちにはどんな意味を持つかってのもよく知ってるはず。

そうなると、カノン君かひよのさんの二人が黒に近いグレーだ。
この二人なら理由も十分つけられる。
カノン君なら、ブレード・チルドレンをおびき出す為。
流石にこの状況下なら協力し合える余地は残ってるとは思うけど、それでもカノン君の信念はそう簡単に揺らがないはず。
ひよのさんなら、弟さんを装う事でブレード・チルドレンと協力体制を作る事と、弟さんの囮となって彼の動きやすい環境を作り上げる事。
そして、単純に弟さんへの呼びかけ、アピールの為、というので説明可能だ。

……もちろん、あたし達の事を一方的に知っている第三者である可能性も否定できないけど。
果たして画面の向こうにいるのは弟さん本人なのか、カノン君か、ひよのさんか。
可能性は低いけどアイズ君やこーすけ君、亮子ちゃんか。

ただ確かなのは、あたし達の関係者である可能性は、そうでない可能性より遥かに高い、という事。

「……よし!」

だったら、ここで勝負してみよう。
攻めなきゃ、何も得られない。

メール画面を立ち上げて、文字を一つずつ確かに打っていく。
探偵日記の管理人に送ったようなblogへのコメント形式じゃない。
メールによる直接連絡だ。


『このメールを確認したら、折を見て電話で直接連絡してください。
 電話番号は次の通りです。
    ×××-××××-××××  竹内理緒


――竹内理緒の名前を出して、電話越しとはいえ直接話す段取りを整える。

これが、受け身な今のあたし唯一の攻め手。

この携帯電話はどうせ拾った物だから、電話番号を曝しても痛くも痒くもない。
それに竹内理緒という名前も、どうせ放送が終われば皆に知られる事になる。
だったらむしろ、名簿で確認できるようになる前に自分から竹内理緒を名乗る事で、適当な偽名ではない事をアピールしてしまったほうがいい。

わざわざあたしを暗喩する文章をblogに載せたくらいだから、あたし達からの連絡を待っているはず。
声を聞いて話し合えるならそれに越した事はないし、あたしとしても知り合いとは早めに連絡を取っておきたい。
電話の向こうが誰だったとしても、かなりの収穫が期待できると思う。


……もうすぐ、放送。
どう転ぶ事になるかは分からないけれど、とにかく今は迂闊に動かず返事を待とう。

願わくば。
願わくば、希望が潰えることなく続きますように。


【B-5/競技場/一日目 早朝(放送直前)】

【竹内理緒@スパイラル ~推理の絆~】
[状態]:健康 精神的に多少の疲弊
[服装]:月臣学園女子制服
[装備]:ベレッタM92F(15/15)@ゴルゴ13、携帯電話(競技場で調達)
[道具]:デイパック、基本支給品、ベレッタM92Fのマガジン(9mmパラベラム弾)x3
[思考]
基本方針:生存を第一に考え、仲間との合流を果たす。
1:第一放送までは生存優先で現状待機。殺し合いを行う意志は無し。
  名簿の確認後、スタンスの決定を再度行う。
2:異能力に恐怖。
3:喜媚をとりあえず信用すると判断。しかし、どこか信じ切れていない。
4:申公豹の名前を餌に、“探偵日記”を通じて妲己を捜索。
5:“螺旋楽譜”の管理人が電話連絡してくるのを待ち、直接会話してみる。
[備考]
※原作7巻36話「闇よ落ちるなかれ」、対カノン戦開始直後。
※首輪の特異性を知りました。
※早朝時点での探偵日記と螺旋楽譜の内容を確認しました。
※螺旋楽譜の管理人は、鳴海歩、結崎ひよの、カノン・ヒルベルトの誰かが有力と考えています。
 ただし、鳴海歩だと仮定した場合、言動の違和感とそこから来る不信感を抱えています。


**********


「ロリッ☆ 姉様や貴人ちゃん、スープーちゃんは何処っ☆」

ズンチャラッカホーイホーイホヒッホヒッ♪ とファンシーな音程の鼻歌が静謐な大気を割っていく。
歌い手の名前は、喜媚。
朝の赤い日の中を踊るように足を踏み踏み、ホップステップターンにジャンプ。
くるんと一回転して、着地。
舗装されてない道土に二つの穴が開く。

「ついでにたいこーぼーも探しっ☆ スープーちゃんは太公望と一緒かもっ☆」

良くも悪くもどんな状況でもマイペースを崩さない彼女は、ある意味この状況に全く似つかわしくない存在かもしれない。
天衣無縫、天真爛漫、縦横無尽。
妲己の陣営の中でも特異な存在の彼女にとって敵味方の区別はあまり意味がなく、
運命の相手の主が太公望というのは彼女の縛られざる気質を最も表している事柄だろう。
それ故に彼女は己の考えで気ままに出歩く事を許される。彼女自身が許す。
ことに、競技場を出てからずっと“こんな変化”をしたままであるなら尚更だ。

「理緒ちゃん、ずっと篭りっきりで心配っ☆ 
 喜媚がこんな変な格好しても、眉毛の間に皺つくったままなのっ☆」


難しい顔をし続けたままの理緒を笑わせてあげたくて、見つけた面白いものに変化してみたものの。
それでも、理緒はほんの少し笑っただけでまた顎に手をついて考え込んでしまったのだ。
そんな顔を見ているとこっちまで不安になってしまう。
ならやる事は一つ。喜媚は思い付きを口にする。

「だったら、喜媚は理緒ちゃんの友達と弟さんも見つけりっ☆」

――そんな事を、野太い男の声で呟くのだ。

まだ出会ったばかりではあるけれど、新しい遊び相手の為にできる事を。
理緒からはどんな人が友達にいるのかは聞いていないけれど、弟さんと呟いているのは聞こえていた。
理緒ちゃんの弟さんはどれだけちっちゃい子なんだろうと頷いて、心配するのも当然だよねと握りこぶしを作る。
だから、自分が理緒の弟を見つけた上で、新たに仲良くなれる友達を増やせばいい。

「? 何かが流れてくるっ☆」

そして、運命は奇妙な縁を呼び寄せる。
西に向かった喜媚の前には、ご都合主義にも程がある邂逅がもたらされた。
それはつい先刻の理緒と由乃の遭遇のごとく、まるで、誰かに仕組まれた出来事であるかのように。

「喜媚、もう知らない女の子を発見しっ☆ あの子に理緒ちゃんの友達になってもーらいっ☆」

その少女――高町亮子の方に、喜媚は迷いも躊躇いもなく駆け寄っていく。

偶然見つけたFAXに記されるモンタージュ、そこに描かれた“秋葉流”の格好を写し取ったままで。

理緒の仲間である高町亮子。彼女が再度見えるのは、巡り巡って喜媚が変化するに至った“秋葉流”。

果たして、この出会いの向こう側には何がもたらされるのだろうか。


喜媚の耳には、流れ始めた放送の音すら届いていない。


【B-4/河口付近/一日目 早朝(放送直前)】

胡喜媚@封神演義】
[状態]:健康、秋葉流に変化
[服装]:顔は秋葉流だが、服装は不明(変化していない状態では原作終盤の水色のケープ)
[装備]:如意羽衣@封神演義
[道具]:デイパック、基本支給品
[思考]
基本方針:???
1:妲己姉様やスープーちゃん達、ついでにたいこーぼーを探しに行きっ☆
2:皆と遊びっ☆
3:元気の無い理緒ちゃんが心配なの☆ 弟さんや友達を探しっ☆
4:あの女の子(高町亮子)を理緒ちゃんの友達にするっ☆
[備考]
※原作21巻、完全版17巻、184話「歴史の道標 十三-マジカル変身美少女胡喜媚七変化☆-」より参戦。
※首輪の特異性については気づいてません。
※或のFAXの内容を見ました。
※如意羽衣の素粒子や風など物や人物以外(首輪として拘束出来ないもの)への変化の制限に関しては不明です。
※『弟さん』を理緒自身の弟だと思っています。
※放送の導入部を聞き逃していますが、どこまで聞き逃しているかは後続の方にお任せします。



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