月光条例 ◆JvezCBil8U
むかーし、むかし。
むかァしといっても、ちょっぴりだけむかし。
ほんのなんじゅうねんぼっちむかしのおはなし。
ほんのなんじゅうねんぼっちむかしのおはなし。
とおいとおいちゅうごくというくにの、そのまたとおくのやまのなかに、ひとりのおとこがすんでいました。
いいえ、いいえ。
ほんとうは、ひとりではありません。
おとこにはやさしいおよめさんと、あいらしいむすめさんがいたのです。
ずっとずっと、こどものころからいっしょにすごしてきたおよめさんも、
ふたりのあいだにうまれた、むじゃきでおとうさんがだいすきなむすめさんも。
いいえ、いいえ。
ほんとうは、ひとりではありません。
おとこにはやさしいおよめさんと、あいらしいむすめさんがいたのです。
ずっとずっと、こどものころからいっしょにすごしてきたおよめさんも、
ふたりのあいだにうまれた、むじゃきでおとうさんがだいすきなむすめさんも。
おとこにとってはかけがえのない、だいじなだいじな、
ひゃくまんべんうまれかわってもたいせつにおもいつづけるにちがいないおたからです。
なくしてしまったらぜったいにぜったいにとりもどせない、ふたつとないおたからです。
ひゃくまんべんうまれかわってもたいせつにおもいつづけるにちがいないおたからです。
なくしてしまったらぜったいにぜったいにとりもどせない、ふたつとないおたからです。
ぽりぽり。さくさく。がつがつ。こりこり。
むしゃむしゃ。ぽきぽき。ばくばく。くちゃくちゃ。
もぐもぐ。じゅわじゅわ。れろれろ。ちゅぱちゅぱ。
しゃきしゃき。んぐんぐ。ちゅうちゅう。ぬるぬる。
ずるずる。ごきゅごきゅ。かりかり。ぱくぱく。
むしゃむしゃ。ぽきぽき。ばくばく。くちゃくちゃ。
もぐもぐ。じゅわじゅわ。れろれろ。ちゅぱちゅぱ。
しゃきしゃき。んぐんぐ。ちゅうちゅう。ぬるぬる。
ずるずる。ごきゅごきゅ。かりかり。ぱくぱく。
ごっくん。
うめえなあうめえなあ、ひさしぶりのめしはうめえなあ。
おとこは、まっくらなよみちをすこしあせってあるいていきます。
おもったよりもかえりがずっとおそくなってしまったのでしょう。
もしかしたら、むすめさんにおこられてしまうかもしれません。
おもったよりもかえりがずっとおそくなってしまったのでしょう。
もしかしたら、むすめさんにおこられてしまうかもしれません。
だけど、おとこはしあわせでした。
おこってくれるひとがいるという、ただそれだけでおとこはこのせかいのだれよりもしあわせだったのです。
おこってくれるひとがいるという、ただそれだけでおとこはこのせかいのだれよりもしあわせだったのです。
れいしゃ、かわいそうに。ねむってしまったろうな。
おとこはむすめさんのなまえをつぶやきます。
いつもいつでも、おとこはかぞくのことばっかりかんがえています。
いつもいつでも、おとこはかぞくのことばっかりかんがえています。
でも、めずらしいぶりきのおもちゃもあるし。
ゆるしてもらおうか。
ゆるしてもらおうか。
おとこは、ゆっくりとえがおをつくりました。
おとこのてのなかにあるとりのおもちゃをわたしたとき、むすめさんはどんなかおをしてよろこんでくれるのでしょうか。
おさななじみのとってもなかのよいおくさんといっしょにそのわらいがおをみまもるしあわせを、おとこはしんじてうたがっていません。
おとこのてのなかにあるとりのおもちゃをわたしたとき、むすめさんはどんなかおをしてよろこんでくれるのでしょうか。
おさななじみのとってもなかのよいおくさんといっしょにそのわらいがおをみまもるしあわせを、おとこはしんじてうたがっていません。
いま、かえったよ。あけとくれ。
いま、かえったよ。
いま、かえったよ。
それから、なんねんもなんねんもたちました。
**********
どこともしれぬ、あおいあおいうみのうえ。
ざざーん、ざざーんとうちよせるなみのそばで、まっくろくろのおばけがすいへいせんのむこうをながめています。
ざざーん、ざざーんとうちよせるなみのそばで、まっくろくろのおばけがすいへいせんのむこうをながめています。
ちくしょう、こくえんどももむかしのよわいやつらしかつくれねえのかよ。
そのうえゆびのかずしかだせないんじゃあ、あのいまいましいけっかいもぶっこわせねえ。
そのうえゆびのかずしかだせないんじゃあ、あのいまいましいけっかいもぶっこわせねえ。
おばけはついさっき、つよいにんげんにおそいかかったのです。
そう、このおばけはひとくいのこわいおばけだったのです。
そう、このおばけはひとくいのこわいおばけだったのです。
ですが、おばけはにんげんにかえりうち。おおきなけがをしてしまいました。
わるいことはできないものですね。
わるいことはできないものですね。
なので、おばけはかんがえました。
おばけがきずをいやしているあいだ、てしたににんげんどもをおそわせようと。
じぶんはなにひとつきずつかず、てしたにごはんとしてにんげんをもってこさせようと。
おばけじしんはにんげんにはこえられないうみのむこうで、ゆっくりとちからをとりもどせばいいのです。
むかしおばけにちからをあたえてくれた、せかいいちのばけもののように。
おばけがきずをいやしているあいだ、てしたににんげんどもをおそわせようと。
じぶんはなにひとつきずつかず、てしたにごはんとしてにんげんをもってこさせようと。
おばけじしんはにんげんにはこえられないうみのむこうで、ゆっくりとちからをとりもどせばいいのです。
むかしおばけにちからをあたえてくれた、せかいいちのばけもののように。
おばけがせかいいちのばけものにもらったちからには、かぞえきれないてしたどもをつくりだすちからもありました。
てしたどもはこくえんというなまえで、おばけとそっくりなことができます。
ひをはくことも、かみなりをおとすことも、おそらをとぶことも。
てしたどもはこくえんというなまえで、おばけとそっくりなことができます。
ひをはくことも、かみなりをおとすことも、おそらをとぶことも。
ですけど、ものごとはそうそううまくはいきません。
よのなかはきびしいのです。
よのなかはきびしいのです。
なんと、うみのむこうにわたるまえに、おきあいにけっかいがはられていたのです。
これではひともひとでないものも、このしまからでることはできません。
しかも、けっかいのそとのけしきはまったくみえないのです。
これではひともひとでないものも、このしまからでることはできません。
しかも、けっかいのそとのけしきはまったくみえないのです。
ふんだりけったりで、つくりだせるてしたどももむかしのよわいものがさらによわくなったものばかりでした。
かずもいくらもつくれなくて、いまのところよんひきがせいぜいです。
かずもいくらもつくれなくて、いまのところよんひきがせいぜいです。
こくえんども、おれのちかくでしかうごけねえじゃねえか。
ほんっとうにやくにたたねぇな。
ほんっとうにやくにたたねぇな。
つくりだしたこくえんは、だいたいおばけのまわりのちずのひとますぶんくらいのなかでしかうごけませんでした。
それいじょうはなれてしまうと、じゅうっとおとをたててきえてしまいます。
おかげでもうこくえんはさんびきしかのこっていません。
なんということでしょう、これではじんかいせんじゅつもできないではありませんか。
おばけはおもいっきりためいきをはいて、ぎりぎりとおもいっきりはをならしました。
ぷんぷんです。
それいじょうはなれてしまうと、じゅうっとおとをたててきえてしまいます。
おかげでもうこくえんはさんびきしかのこっていません。
なんということでしょう、これではじんかいせんじゅつもできないではありませんか。
おばけはおもいっきりためいきをはいて、ぎりぎりとおもいっきりはをならしました。
ぷんぷんです。
そうしたら。
まさしくぷんぷんと、いいかおりがただよってきました。
まさしくぷんぷんと、いいかおりがただよってきました。
へへえ、このにおいはさかなのにおいじゃねえか。
にんげんどもをくうまえに、はらごなしでもしておくとするか。
にんげんどもをくうまえに、はらごなしでもしておくとするか。
そうして、おばけはすいぞくかんのなかにはいっていったのです。
なんだあ、こりゃあ。けったいなたてものだぜ。
なかをみてみても、おばけにはりかいできないものばかりでした。
めだまのはずのだいすいそうとやらならおなかいっぱいにたべられるとおもっていってみても、なかにはなにもみえません。
かいおうるいだとかあやかしだとかうなばらばんちょうだとかいうひょうじがあるだけで、まったくのすっからかんなのです。
まわりのこものなんかはすぐにくいつくしてしまったのに、まだまだぜんぜんたりません。
どうしたものでしょうか。
めだまのはずのだいすいそうとやらならおなかいっぱいにたべられるとおもっていってみても、なかにはなにもみえません。
かいおうるいだとかあやかしだとかうなばらばんちょうだとかいうひょうじがあるだけで、まったくのすっからかんなのです。
まわりのこものなんかはすぐにくいつくしてしまったのに、まだまだぜんぜんたりません。
どうしたものでしょうか。
ふとまわりをみわたすと、おばけのめににんげんがとびらににげているすがたのかかれたみどりいろのかんばんがうつりました。
くくくははは、こんなもようがかかれているってことはもしかしてにんげんがこのさきにいるのかよう?
いいぜ、このおれさまがおいつめてくらってやらあ。
いいぜ、このおれさまがおいつめてくらってやらあ。
ためらいもなにもなく、おばけはそのしたのとびらをけやぶってつきすすみます。
すると。
すると。
なんだとぉ!?
――そのさきは、さらにおばけにとってはきみょうきてれつなばしょにつながっていました。
たくさんのぎんいろのきかいがごうんごうんと、ひたすらにうごきつづけているのです。
おばけはしっています。
たぶんここは、こうじょうです。
にんげんどもがこうじょうとよぶばしょです。
おばけはしっています。
たぶんここは、こうじょうです。
にんげんどもがこうじょうとよぶばしょです。
もしかして、こっちとあっちはつながってるってのかよ。
みどりいろのかんばん、ひじょうぐちとかかれたとびらは、みしらぬばしょどうしをつないでいたのです。
すくなくともさっきのひじょうぐちは、すいぞくかんとこうじょうをつないでいたみたい。
きがつけば、こくえんどもが3びきまわりについてきています。
どうやらてしたどももいきなりここにとばされたようです。
すくなくともさっきのひじょうぐちは、すいぞくかんとこうじょうをつないでいたみたい。
きがつけば、こくえんどもが3びきまわりについてきています。
どうやらてしたどももいきなりここにとばされたようです。
ふと、おばけはひとつのことにきづきました。
よくわからないけはいが、こうじょうをうごかしているのです。
なんでしょうか、にんげんでもようかいでもない、おばけのしらないけはいです。
よくわからないけはいが、こうじょうをうごかしているのです。
なんでしょうか、にんげんでもようかいでもない、おばけのしらないけはいです。
へへへ、なかなかおもしれえばしょじゃねえか。
それにさっきのうみのちかくよりはにんげんどもがあつまってきそうだ。
ようし、おれさまはここでまちぶせするとするか。
それにさっきのうみのちかくよりはにんげんどもがあつまってきそうだ。
ようし、おれさまはここでまちぶせするとするか。
おばけはそういうと、おおきなおおきなどなりごえをあげます。
おい、こくえんども! ようくきけ!
このおれのきずがなおるまではここのまわりでかりをしろ!
そんでよぉ、よわっちいやつらはぶちころしておれのところにもってこい、まずはめしだ!
つよくてたのしめそうなやつはおれさまがじきじきにぶっころす、あしどめしやがれ!
このおれのきずがなおるまではここのまわりでかりをしろ!
そんでよぉ、よわっちいやつらはぶちころしておれのところにもってこい、まずはめしだ!
つよくてたのしめそうなやつはおれさまがじきじきにぶっころす、あしどめしやがれ!
おばけはそういうと、てにもっていたふくろをあけました。
てしたどもにたよるきはさいしょからありませんが、せめてきずをなおすあいだくらいはがんばってほしいからです。
てしたどもにたよるきはさいしょからありませんが、せめてきずをなおすあいだくらいはがんばってほしいからです。
にんげんどものぶきだが、きさまらにこいつをひとつずつくれてやる。
ほのおやいかずちだけでたたかうよりもつよくなれるだろうよ。
ほのおやいかずちだけでたたかうよりもつよくなれるだろうよ。
さんびきのこくえんにそれぞれなげわたされたのは、おおきなおおきなじゅうじかでした。
おばけはかおにくくりつけたかたなをゆびさして、こくえんどもにいいはなちます。
おばけはかおにくくりつけたかたなをゆびさして、こくえんどもにいいはなちます。
おれのこのれいとうも、にんげんどもがばけものをころすためにつくったものなのさ。
だったら、にんげんどものつくったこのでっけえひなわもきっとやくにたつことだろうよ。
だったら、にんげんどものつくったこのでっけえひなわもきっとやくにたつことだろうよ。
ぎゃはははは、とおばけがおおきいこえをあげてわらいます。
てしたどもも、ぎいぎい、きゃあきゃあとみみざわりなおとでわめきます。
てしたどもも、ぎいぎい、きゃあきゃあとみみざわりなおとでわめきます。
**********
しとしとぴっちゃん、しとぴっちゃん。
しとしとぴっちゃん、しとぴっちゃん。
しとしとぴっちゃん、しとぴっちゃん。
したたるあかいみずは、まるでめとろのーむのようにたしかにじかんがながれていることをおしえてくれます。
とびらをあけたむこうには、きたならしいにくかいとどすぐろくてくさいちだまりがころがっていました。
もとのかたちなんていっさいわからないひきにくです。
はんばーぐなんかよりもよっぽどやわらかくほぐされたおにくがぶちまけられて、のうみそがとろりとながれでていました。
おいしくてこくのあるればーはほとんどたべられてしまっていましたが、わずかにのこったたべのこしがけんこうさをあぴーるしていました。
あぶらのたっぷりのっただいちょうは、うんちがつまっているからかはんぶんいじょうがてつかずでした。
かみしめればかみしめるほどあまさがにじみでてくるのに、もったいないことです。
ほねはばきばきにおられて、なかのうまみのぎょうしゅくされたこつずいがすこしものこらずすいだされていました。
もとのかたちなんていっさいわからないひきにくです。
はんばーぐなんかよりもよっぽどやわらかくほぐされたおにくがぶちまけられて、のうみそがとろりとながれでていました。
おいしくてこくのあるればーはほとんどたべられてしまっていましたが、わずかにのこったたべのこしがけんこうさをあぴーるしていました。
あぶらのたっぷりのっただいちょうは、うんちがつまっているからかはんぶんいじょうがてつかずでした。
かみしめればかみしめるほどあまさがにじみでてくるのに、もったいないことです。
ほねはばきばきにおられて、なかのうまみのぎょうしゅくされたこつずいがすこしものこらずすいだされていました。
ですが、おとこにはすぐにわかってしまうのでした。
しんじられないけど、りかいしてしまうのでした。
しんじられないけど、りかいしてしまうのでした。
れいしゃぁぁああぁぁあぁぁぁ! はいふぉぉぉぉおおおぉぉおぉん!
そのむざんであわれでこぎたない、くいちらかしたあとのざんぱんが、
たぁいせつなむすめさんとだぁいすきなおよめさんだったものなんだって。
たぁいせつなむすめさんとだぁいすきなおよめさんだったものなんだって。
どんなかたちになっても、たいせつだから、だいすきだからひとめでわかるのです。
あいのちからって、なんてすばらしいのでしょう。
あいのちからって、なんてすばらしいのでしょう。
そしておとこのみぎめには、まっくろくろすけのおばけがうつります。
それが、おとこのみぎめのみたさいごのこうけいでした。
それが、おとこのみぎめのみたさいごのこうけいでした。
ぶじゅう……っ、と、ふかぁくふかくくいこんだなにかが、おとこのみぎめをわりました。
しろくてとうめいで、とろとろのなかみがこぼれだしていきました。
しろくてとうめいで、とろとろのなかみがこぼれだしていきました。
**********
めが、うずくな。
おとこはよるのやみのなか、ひとりめをおさえてつぶやきました。
あおくてきれいなそのめはしずかに、しかしちからづよいひかりをたたえています。
あおくてきれいなそのめはしずかに、しかしちからづよいひかりをたたえています。
なあおじさん、さっきからなにをしているのさ。
すわりこんでてをうごかすおとこのちかくに、ぼんやりとべつのすがたがうかびあがりました。
ふを、つくっているのさ。
おとこのこたえにくびをかしげるはねのはえたそのすがたは、まさしくようせいさんです。
ふ? そんなかみきれでなにができるんだ?
わたしはふじゅつしでな、これをつかってたたかうのさ。
こうげき、ぼうぎょ、けっかい、たいていのことはこれでことたりる。
いまあるものでつくったまにあわせだが、ないよりはずっとましだろう。
こうげき、ぼうぎょ、けっかい、たいていのことはこれでことたりる。
いまあるものでつくったまにあわせだが、ないよりはずっとましだろう。
しゅっしゅっとかみとぺんをうごかしつづけるおとこに、ようせいさんは、ふーんとわかったようなわからないようなはんのうをかえしました。
そちらのほうをむきもせず、おとこはもくもくとさぎょうをつづけます。
そちらのほうをむきもせず、おとこはもくもくとさぎょうをつづけます。
じつはおとこのからだのなかにはふがなんまいもぬいこまれており、みぎめのじょうがんにもれいりょくがためこまれています。
しかし、それはさいごのしゅだんです。
じゆうにつかえるふがなければ、おとこはとってもたたかいづらいのです。
しかし、それはさいごのしゅだんです。
じゆうにつかえるふがなければ、おとこはとってもたたかいづらいのです。
と、そのとき。
かぜにのってかどうなのか。
げんちょうなのか、ほんものなのか。
どこからか、おぉぉぉぉぉおおおぉぉおん! というとおぼえと、
ぎゃはははははははははは、というわらいごえがきこえてきたような――、
ようせいさんのみみには、そのおとがここまでとどいた、と、そんなきがしました。
げんちょうなのか、ほんものなのか。
どこからか、おぉぉぉぉぉおおおぉぉおん! というとおぼえと、
ぎゃはははははははははは、というわらいごえがきこえてきたような――、
ようせいさんのみみには、そのおとがここまでとどいた、と、そんなきがしました。
すると。
いるのか。
それだけをつぶやくと、おとこはにったりとわらいました。
ようせいさんは、それをみてぞっとします。
ようせいさんは、それをみてぞっとします。
わらう、としかいいようのないそのかおに、ぞうおとよぶすらなまぬるいなにかがびっしりとつまっていたのでした。
うごめく、ということすらできないほどに、あまりにもびっしりと。
うごめく、ということすらできないほどに、あまりにもびっしりと。
ふくしゅうきになれているはずのようせいさんですらいっしゅんおびえさせる、それはそれはいいぐあいにじゅくせいされたぞうおなのでした。
おとこはただ、にたにたとわらいつづけたまま、ふをつくるのをやめないまま――、
くちをうごかして、だれかとだれかのなまえをよびました。
くちをうごかして、だれかとだれかのなまえをよびました。
**********
なんねんもなんねんも、おとこはひたすらにきたえつづけました。
ときのすすまないらくえんで、おさけをのんでおどってわらって、なにひとつくるしまずにいきてゆかれるらくえんで。
ただただずっとずっと、じぶんをいじめつづけました。
ときのすすまないらくえんで、おさけをのんでおどってわらって、なにひとつくるしまずにいきてゆかれるらくえんで。
ただただずっとずっと、じぶんをいじめつづけました。
きたえよ。きたえよ。
せんにんではなく、ただただばけものをころすためだけのいきものになるために。
いつしか、おもいをよせておんなのひとがじぶんをみつめていてくれたことにきづきながらも。
のぞむならばずっと、とうかげんというそのらくえんでくらせたのにもかかわらず。
のぞむならばずっと、とうかげんというそのらくえんでくらせたのにもかかわらず。
おとこには、それでもふくしゅうしかのこっていなかったのです。
もしくは、おとこはこころからのぞんでふくしゅうをえらんだのです。
もしくは、おとこはこころからのぞんでふくしゅうをえらんだのです。
だからおとこは、おんなのひとのところに、じぶんのほんとうのなまえをおいていきました。
はたして、おとこはふくしゅうをとげられるのでしょうか。
いまはまだ、わかりません。
ここによばれたおとこがふくしゅうをとげられるのかどうかは、まだだれひとりしらないのです。
ふくしゅうのあいてにであえるかすら、くらやみのむこうがわなのです。
ここによばれたおとこがふくしゅうをとげられるのかどうかは、まだだれひとりしらないのです。
ふくしゅうのあいてにであえるかすら、くらやみのむこうがわなのです。
ただ、ひとついえるのは。
とびらをあけたさきで、いまかえったよ、ということばへのへんじが、おとこにとどきますように。
たったななもじのあいさつが、たいせつでだいすきなひとたちからかえってきますように。
とびらをあけたさきで、いまかえったよ、ということばへのへんじが、おとこにとどきますように。
たったななもじのあいさつが、たいせつでだいすきなひとたちからかえってきますように。
【C-7南/森/1日目 黎明~早朝】
【ひょう@うしおととら】
[状態]: 健康
[服装]:
[装備]:手製の符×25、ガッツの投げナイフ(6/6)@ベルセルク 短刀@ベルセルク
[道具]:支給品一式(メモを多少消費)、ガッツの甲冑@ベルセルク 不明支給品×1
[思考]
1: 符術師として、人に仇なす化け物を殺す。
2: 蒼月潮を探す。場合によっては保護、協力。
3: 目に隈取のある、長い髪の化け物を見つけたら、何に変えても殺す。
4: 子供を襲うなら、人間であっても容赦はしない。
[備考]
※ガッツの甲冑@ベルセルクは現在投げナイフと鞄と短刀がついたベルトのみ装備。甲冑部分はデイバックの中です。
※参戦時期は少なくとも潮を知っている状態です。とら、紅煉についてどこまで知っているかは、後の書き手さんにお任せします。
※紅煉の存在を確信しました。
[状態]: 健康
[服装]:
[装備]:手製の符×25、ガッツの投げナイフ(6/6)@ベルセルク 短刀@ベルセルク
[道具]:支給品一式(メモを多少消費)、ガッツの甲冑@ベルセルク 不明支給品×1
[思考]
1: 符術師として、人に仇なす化け物を殺す。
2: 蒼月潮を探す。場合によっては保護、協力。
3: 目に隈取のある、長い髪の化け物を見つけたら、何に変えても殺す。
4: 子供を襲うなら、人間であっても容赦はしない。
[備考]
※ガッツの甲冑@ベルセルクは現在投げナイフと鞄と短刀がついたベルトのみ装備。甲冑部分はデイバックの中です。
※参戦時期は少なくとも潮を知っている状態です。とら、紅煉についてどこまで知っているかは、後の書き手さんにお任せします。
※紅煉の存在を確信しました。
【パック@ベルセルク】
[状態]: 健康
[服装]:
[装備]:
[道具]:支給品一式 不明支給品×2
[思考]
1: ひょうについて行く。
2: ひょうが復讐の為に無茶をしないか気がかり。
3: アイツもいたりして…
[備考]
※浄眼や霊感に関係なくパックが見えるかどうかは、後の書き手さんにお任せします。
※参戦時期は少なくともガッツと知り合った後、ある程度事情を察している時です。
※バックの大きさはパックに合わせてあります。中身は不明。
[状態]: 健康
[服装]:
[装備]:
[道具]:支給品一式 不明支給品×2
[思考]
1: ひょうについて行く。
2: ひょうが復讐の為に無茶をしないか気がかり。
3: アイツもいたりして…
[備考]
※浄眼や霊感に関係なくパックが見えるかどうかは、後の書き手さんにお任せします。
※参戦時期は少なくともガッツと知り合った後、ある程度事情を察している時です。
※バックの大きさはパックに合わせてあります。中身は不明。
**********
さて、どうしておばけはつよそうなじゅうじかをてしたどもにぷれぜんとしてしまったのでしょうか。
それは、おばけにはもっともっとおそろしいものが、もうひとつくばられていたからです。
おばけはこくえんどもにきづかれないようそっとふくろにてをいれると、それをにぎりしめてにたにたとこみあげるわらいをこらえるのでした。
それは、おばけにはもっともっとおそろしいものが、もうひとつくばられていたからです。
おばけはこくえんどもにきづかれないようそっとふくろにてをいれると、それをにぎりしめてにたにたとこみあげるわらいをこらえるのでした。
げへへへへ、こいつのにおいはあいつのにおいによぅくにてるぜぇぇ。
あのふじゅつしのおとこのつかう、せんにんのじゅつに。
せんにんどものにおいが、ぷんぷんただよってきやがらあ。
あのふじゅつしのおとこのつかう、せんにんのじゅつに。
せんにんどものにおいが、ぷんぷんただよってきやがらあ。
とってもとってもくろぐろとしたくらやみが、しまのうえにうずまきはじめます。
うずまきはじめているのです。
うずまきはじめているのです。
【E-6/工場/1日目 黎明~早朝】
【紅煉@うしおととら】
[状態]: 疲労(中) ダメージ(中) 全身、特に口内に火傷 右目欠損(回復率10%)、左腕欠損(回復率5%) 腹部にナイフ
[服装]:
[装備]: 黒炎×3、トライパニッシャー(機関銃:100%/100%/100% ロケットランチャー:100%/100%/100%)@トライガン・マキシマム
[道具]:基本支給品一式、詳細不明宝貝×1
[思考]
基本: 他の参加者を皆殺しに、殺し合いとやらを楽しむ。最後に主催者も殺す。
1:工場で休息し、傷を癒す。
2:黒炎を使って適当に弱そうな参加者を狩らせ、喰らう。強者は足止めさせ、自分が撃退する。
3:傷が回復したら皆殺し再開。自分に傷をつけた黒い二人組みと、焔使いは殺すのが楽しみ。
4:ひょうは自分の手で殺したい
[備考]
※参戦時期は原作32巻、ひょうとの最終決戦以前の時期。
※ひょうの存在はOPの場所で確認しました。うしおやとらなどは未だ未確認です。
※左腕はくっついてはいますが振り回せば取れます。右目は現在完全に視力を奪われた状態です。どちらもしばらくは完全回復しません。
※トライパニッシャーは黒炎にそれぞれ1つずつ渡されています。
※島の結界とワープの存在について知りました。
[状態]: 疲労(中) ダメージ(中) 全身、特に口内に火傷 右目欠損(回復率10%)、左腕欠損(回復率5%) 腹部にナイフ
[服装]:
[装備]: 黒炎×3、トライパニッシャー(機関銃:100%/100%/100% ロケットランチャー:100%/100%/100%)@トライガン・マキシマム
[道具]:基本支給品一式、詳細不明宝貝×1
[思考]
基本: 他の参加者を皆殺しに、殺し合いとやらを楽しむ。最後に主催者も殺す。
1:工場で休息し、傷を癒す。
2:黒炎を使って適当に弱そうな参加者を狩らせ、喰らう。強者は足止めさせ、自分が撃退する。
3:傷が回復したら皆殺し再開。自分に傷をつけた黒い二人組みと、焔使いは殺すのが楽しみ。
4:ひょうは自分の手で殺したい
[備考]
※参戦時期は原作32巻、ひょうとの最終決戦以前の時期。
※ひょうの存在はOPの場所で確認しました。うしおやとらなどは未だ未確認です。
※左腕はくっついてはいますが振り回せば取れます。右目は現在完全に視力を奪われた状態です。どちらもしばらくは完全回復しません。
※トライパニッシャーは黒炎にそれぞれ1つずつ渡されています。
※島の結界とワープの存在について知りました。
【黒炎に関する制限】
出現させられる黒炎は旧型が弱体化したものです。穿などは使用できず、会話などもできません。
一度に出せる数は最大で4体です。
黒炎には行動範囲(紅煉中心に直径が地図1マス分の円)が設定されています。
行動範囲から出ると消滅します。(紅煉がワープした場合は紅煉の傍に転移させられます)
その他にも制限がかかっている可能性があります。
出現させられる黒炎は旧型が弱体化したものです。穿などは使用できず、会話などもできません。
一度に出せる数は最大で4体です。
黒炎には行動範囲(紅煉中心に直径が地図1マス分の円)が設定されています。
行動範囲から出ると消滅します。(紅煉がワープした場合は紅煉の傍に転移させられます)
その他にも制限がかかっている可能性があります。
【トライパニッシャー@トライガン・マキシマム】
ミカエルの眼によって作られた、『最強にして最高の個人兵装』パニッシャーを3つ一組にした、
リヴィオのもう1つの人格であるラズロ・ザ・トライパニッシャーオブデスの愛用武器。
機関銃とロケットランチャーを組み込んである上、防具としても非常に堅牢。
重さを利用して鈍器としても扱える。
ちなみにこれは11~13丁眼にあたる。
ミカエルの眼によって作られた、『最強にして最高の個人兵装』パニッシャーを3つ一組にした、
リヴィオのもう1つの人格であるラズロ・ザ・トライパニッシャーオブデスの愛用武器。
機関銃とロケットランチャーを組み込んである上、防具としても非常に堅牢。
重さを利用して鈍器としても扱える。
ちなみにこれは11~13丁眼にあたる。
※島の沖合いには結界が張られています。結界の詳細は不明です。
※水族館と工場の非常口はそれぞれワープで繋がっています。他の施設にもワープがあるかは不明です。
また、ワープの原理も現状では不明です。
※工場やワープの動力源は人間でも妖怪でもない何らかの生命である模様です。
※水族館と工場の非常口はそれぞれワープで繋がっています。他の施設にもワープがあるかは不明です。
また、ワープの原理も現状では不明です。
※工場やワープの動力源は人間でも妖怪でもない何らかの生命である模様です。
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