素晴らしき日々~不連続存在~ ◆JvezCBil8U
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「……こんなものか」
最初からこうしていれば良かったのだと今更ながらに思う。
一々埋葬などに付き合う義理などない。
俺は俺でやるべき事が多々あるのだ、人間の都合になぞ構っていられるものか。
一々埋葬などに付き合う義理などない。
俺は俺でやるべき事が多々あるのだ、人間の都合になぞ構っていられるものか。
向かう先は、百貨店。
ヴァッシュならば怪我人の救助でも行っているだろうと、道すがら付近の家や商店から適当な道具を回収しつつ進むも――、
遠目からでも分かる、百貨店の近隣にはヴァッシュの姿は見られない。
立体映像の所在地での爆発からの時間を考えると、そちらでも事態はとうに終息していると見るのが妥当。
にも拘らず此処に姿が見えないという事は、この近隣にはいない可能性が高い。
ヴァッシュならば怪我人の救助でも行っているだろうと、道すがら付近の家や商店から適当な道具を回収しつつ進むも――、
遠目からでも分かる、百貨店の近隣にはヴァッシュの姿は見られない。
立体映像の所在地での爆発からの時間を考えると、そちらでも事態はとうに終息していると見るのが妥当。
にも拘らず此処に姿が見えないという事は、この近隣にはいない可能性が高い。
ギリ、と金糸雀を握り締める。
姿勢を低く、意識を集中。気付かれぬうちの“星雲”にて一撃で仕留める。
姿勢を低く、意識を集中。気付かれぬうちの“星雲”にて一撃で仕留める。
今まさに駆け始めんとした、まさにその時。
「おい」
――あからさまな敵意をこの身に受ける。
やれやれ、だ。
近づかねば放置するつもりだったのだがな。
近づかねば放置するつもりだったのだがな。
得物はパニッシャーさえ上回る巨大さの代物だが、その気配は紛れもなく人間。
GUNG-HO-GUNSに匹敵する魔人の類か。
GUNG-HO-GUNSに匹敵する魔人の類か。
俺に敵意を向けるとは、余程死にたいと見える。
首だけを曲げ、背後を認識。
首だけを曲げ、背後を認識。
「動くな、一言答えさえすりゃそれでいい」
数歩後ろに立った巨躯の男は、分厚く馬鹿でかい鉄の塊を肩に乗せて問うた。
……飾りではないだろう。その気になればいつでも振り降ろす事が出来ると目が語る。
何が目的だ?
事によれば、その丸太を動かす前に首を撥ねるが。
……飾りではないだろう。その気になればいつでも振り降ろす事が出来ると目が語る。
何が目的だ?
事によれば、その丸太を動かす前に首を撥ねるが。
「……このすぐ近くにな、十と幾つかの女のガキがいた。
テメェはそいつを知ってるか?」
テメェはそいつを知ってるか?」
……僅かな驚きに目を細める。
あの場所に置いてきた娘の事か?
もう知己も碌に残っていないなどと口にしていたが、この男はあの娘の縁者なのか。
――ならば、答えは一つだ。
振り向かぬまま告げる。
あの場所に置いてきた娘の事か?
もう知己も碌に残っていないなどと口にしていたが、この男はあの娘の縁者なのか。
――ならば、答えは一つだ。
振り向かぬまま告げる。
「人間の顔など一々覚えていないな」
「そうかよ」
轟音と共に鉄塊が地にめり込む。
だが、無意味だ。
あの姿勢から振り下ろしたのならば、軌道の予測は容易い。
如何に疾く、重かろうと、道程が分かるならば何の脅威とも成り得ない。
だが、無意味だ。
あの姿勢から振り下ろしたのならば、軌道の予測は容易い。
如何に疾く、重かろうと、道程が分かるならば何の脅威とも成り得ない。
改めて男と対峙する。
向かい合い、目を合わせて告げた。
向かい合い、目を合わせて告げた。
「――女が欲しければ好きに持っていけばいい。
同じ人間同士、群れているのがあるべき姿だろう」
同じ人間同士、群れているのがあるべき姿だろう」
……この男は何故俺に敵意を向ける。
あの娘と共に行動した事への妬み……か?
あるいは、娘の見苦しい姿にでも怒りを得たか。
知らぬと答えてやったのだから、素直にそれを享受すべきだろうに。
あの娘と共に行動した事への妬み……か?
あるいは、娘の見苦しい姿にでも怒りを得たか。
知らぬと答えてやったのだから、素直にそれを享受すべきだろうに。
……俺と共にいたことをなかったことにできるのだから。
だが――、
「あん?」
男は、言った。
「何言ってやがる。死体なんざとどうやってお喋りしろってんだ」
「……なに」
どうしてか――、
どうしてか、ほんの少しだけ反応が遅れる。
内心、自分に舌打ちをした。
別にどこで野垂れ死のうが構わないだろうに、俺は何をやっている。
それでも口が、意とは別に動いた。
内心、自分に舌打ちをした。
別にどこで野垂れ死のうが構わないだろうに、俺は何をやっている。
それでも口が、意とは別に動いた。
「あの娘が、か?」
男の瞳に籠った敵意が、殺意と成り代わった。
燻っていた炎が黒く燃え上がる。
……面倒な事になった。
燻っていた炎が黒く燃え上がる。
……面倒な事になった。
「ボロを出したな。……何故嘘を吐きやがった」
……俺が焦るとは。本当に調子が悪い。
だが、あの娘が死んだというのは……ブラフか?
俺にあの娘と面識があるという言質を取るための。
それとも――本当に、先刻からの僅かばかりの時間に死んだのか。
確かめようとして、それを投げ捨てる。
……気にする事ではない。
そんな事よりも、この男をどうにかする事を優先せねば。
俺の力が残り少ない今、屈辱ではあるが不要な小競り合いは避けねばならないのだから。
だが、あの娘が死んだというのは……ブラフか?
俺にあの娘と面識があるという言質を取るための。
それとも――本当に、先刻からの僅かばかりの時間に死んだのか。
確かめようとして、それを投げ捨てる。
……気にする事ではない。
そんな事よりも、この男をどうにかする事を優先せねば。
俺の力が残り少ない今、屈辱ではあるが不要な小競り合いは避けねばならないのだから。
男の問いには偽るまでもない。端的な理由だけを口にする。
「邪魔でしかないと思ったからな」
この男とあの娘が知己であるというのならば。
俺にとってもあの娘にとっても、一時なりとも共に行動したという事実は枷にしかならないだろう。
……俺はかつて人間を殺戮し、そしてあの娘は俺達を搾取した人間だ。
結局、相容れる事などない。
ならば、……収まるべき所に戻すだけ。
俺にとってもあの娘にとっても、一時なりとも共に行動したという事実は枷にしかならないだろう。
……俺はかつて人間を殺戮し、そしてあの娘は俺達を搾取した人間だ。
結局、相容れる事などない。
ならば、……収まるべき所に戻すだけ。
だからここで、敢えて確認を投げかける。
「貴様はあの娘の何だ?」
「“仲間”が火達磨になったんならな、黙って見てろってのは無理な相談だろ」
……そうか、と頷く。
成程、あの千切れ飛んだ服の残骸でも見たか。
ならば話は早い。
成程、あの千切れ飛んだ服の残骸でも見たか。
ならば話は早い。
「……なら、貴様がその手で守ってやれば済む話だったろう」
俺になど付いて来させずに、早々に貴様はあの娘を捜し出すべきだったのだ。
少しばかりの苛立ちを感じながら男を突き放す。
それが叶わなかったからこそ今更出てきたのだ、と分かっていながら――、口にせざるを得なかった。
……本当にお節介になったものだ。
奴と俺は双子なのだから、意外に似た所があるのは不自然ではないのかもしれないが。
少しばかりの苛立ちを感じながら男を突き放す。
それが叶わなかったからこそ今更出てきたのだ、と分かっていながら――、口にせざるを得なかった。
……本当にお節介になったものだ。
奴と俺は双子なのだから、意外に似た所があるのは不自然ではないのかもしれないが。
「……どの口使ってやがる。どうやら躊躇う必要はねえらしい」
言葉と共に、大剣の一閃が風を巻き起こす。
横薙ぎのそれを、跳躍回避。同時に余計な荷物を脇へと投げる。
だがそこで終らない。
男は勢いを殺しながら剣を退いていき、流れるようにこちらに踏み込む。
突き。
横薙ぎのそれを、跳躍回避。同時に余計な荷物を脇へと投げる。
だがそこで終らない。
男は勢いを殺しながら剣を退いていき、流れるようにこちらに踏み込む。
突き。
……凄まじい膂力だ。
加えて、技術も申し分ない。
加えて、技術も申し分ない。
が。
「万全の状態ならともかく、今の貴様では俺は倒せん」
単純に、遅い。
疲労が激しいのが見て取れる。
疲労が激しいのが見て取れる。
しかしなお男は攻める。
……面倒だが、あの娘の姿を見たのなら怒り狂う理屈は理解できる。
とりあえず受けてやる責はあるか。
……面倒だが、あの娘の姿を見たのなら怒り狂う理屈は理解できる。
とりあえず受けてやる責はあるか。
それでも殺してしまうのは、いささか気に乗らないが。
「さっきみたいに姿は消さねえのか」
「さっきみたいに姿は消さねえのか」
ぽつりと男が呟く。
……言葉の意味が理解できない。
……言葉の意味が理解できない。
言葉と同時の何度目かの振り降ろしを、金糸雀の柄尻を撃ち付け真横に弾き飛ばす。
剣を打った反動を回転力と変え、そのまま一転。
片刃で撫で斬る。
剣を打った反動を回転力と変え、そのまま一転。
片刃で撫で斬る。
「断ち割れ」
狙うはその左手の義手。
動きに不自然さの際立つそれを落とせば、少しは状態の悪さに気づくだろう。
動きに不自然さの際立つそれを落とせば、少しは状態の悪さに気づくだろう。
が、
「見えてんだよ」
「……なに?」
当たった。
だが――斬れんだと?
だが――斬れんだと?
五指を開いて掴み取ったその先に、金糸雀が全く進まない。
弾き返された衝撃すらない。
弾き返された衝撃すらない。
おかしい。
これは、普通の現象ではない。
これは、普通の現象ではない。
疑問と間断ない判断で金糸雀を手放し身を逸らすと同時。
「“衝撃貝(インパクトダイアル)”――つったか」
宙に浮いたままの金糸雀が、真っ二つに折れた。
否、割られた。
衝撃の吸収と放出か……!?
否、割られた。
衝撃の吸収と放出か……!?
「ちぃ……!」
――拙い。
武器を失った。
もう一つ持っていた鎌も、今はあの娘が穴掘りに使っている。
武器を失った。
もう一つ持っていた鎌も、今はあの娘が穴掘りに使っている。
片手で男が鉄塊を振りかぶる。
この一撃限りの回避は可能。しかし、どこまで此方が耐えられる?
否――何処まで“殺さずに”いられる!?
この場を処理するのは簡単だ、プラントの力を解放すればいい。
殺せばいいだけだ、あの娘の知己かもしれないこの男を。
否――何処まで“殺さずに”いられる!?
この場を処理するのは簡単だ、プラントの力を解放すればいい。
殺せばいいだけだ、あの娘の知己かもしれないこの男を。
鎌をあの娘に渡した事に後悔はない。
だが、その結果としてこの男の死体をあの娘に埋葬させては、本末転倒ではないか。
だが、その結果としてこの男の死体をあの娘に埋葬させては、本末転倒ではないか。
……その剣を、これ以上振るうな。
俺に貴様を殺させるな。
俺に貴様を殺させるな。
まるで弟の様な心の内での呟きに反して、男はこれまでで最速最強の勢いで大剣を落とす。
俺の手は、力を解き放つために解け始め――、
俺の手は、力を解き放つために解け始め――、
「わぁぁあああぁぁああぁあああああぁぁぁーっ! こっち向いてぇええぇえぇー!」
唐突に割り込んできたやかましい声に、俺と男の動きが同時に停止する。
そして、動き始めたのは明確に俺の方が早かった。
半分になった金糸雀の片割れを掴み取り、踏み込む。
そのまま男の胸に刃を突き付けた。
――男はもう動かない。
半分になった金糸雀の片割れを掴み取り、踏み込む。
そのまま男の胸に刃を突き付けた。
――男はもう動かない。
……やれやれ。
こんな形で借りを作るとはな。
こんな形で借りを作るとはな。
「良か……ったぁ、ナイブズ……さんに、追い……付いて……っ。
この人の、隙……作らなくちゃ、って、思って……」
この人の、隙……作らなくちゃ、って、思って……」
駆け寄ってきた娘に気付かれない程度に、嘆息する。
荒げている息が耳に付く。少しくらい静かにできないのだろうか。
荒げている息が耳に付く。少しくらい静かにできないのだろうか。
「……女連れだったのかよ」
ぽつりと。
呆れるように、自嘲するように、男の声が耳に届く。
呆れるように、自嘲するように、男の声が耳に届く。
「テメェの言ってたあの娘って、そいつの事か?」
……その言葉にはこれまでには感じられなかった穏やかさと、どうしてか――羨望のようなものが見て取れた。
「…………」
返事は、敢えてしなかった。
もう互いに察しているのだろう。
俺の方が早く動き始められた理由を理解する。
この男はあの娘とは無関係で――、それ故に初めて聞く声に反応が遅れたという事か。
もう互いに察しているのだろう。
俺の方が早く動き始められた理由を理解する。
この男はあの娘とは無関係で――、それ故に初めて聞く声に反応が遅れたという事か。
「――すまねぇ、人違いだったみてえだな。こっちの『女のガキ』ってのはその嬢ちゃんとは別人だ。
見えねえ敵に殺られた。
……俺の目の前でな」
見えねえ敵に殺られた。
……俺の目の前でな」
男の言葉にどう反応していいものか分からない。
双方ともに酷い勘違いをしていたものだ。
苦笑より先に、己の馬鹿さ加減に頭が痛くなる。
言葉が全く足りていなかったという事か。
双方ともに酷い勘違いをしていたものだ。
苦笑より先に、己の馬鹿さ加減に頭が痛くなる。
言葉が全く足りていなかったという事か。
……人間相手の接触の仕方など、何処かに置き忘れてきたからな。
どうしても人間と交流しなければいけない現状、次回があるならもっと口を動かすべきか。
どうしても人間と交流しなければいけない現状、次回があるならもっと口を動かすべきか。
「詫びだ。受け取ってくれ」
何かごそごそとやっていたかと思うと、不意に男が放り投げて来たのは支給された鞄だった。
「何だ、これは」
「何だ、これは」
……どうしろと。
俺にももう敵対の意思はないが、しかし受け取れと言われて素直にはいと言える気質でもない。
立ち塞がるものを皆斬り捨ててきたからか、和解などという選択肢にも慣れていない。
俺にももう敵対の意思はないが、しかし受け取れと言われて素直にはいと言える気質でもない。
立ち塞がるものを皆斬り捨ててきたからか、和解などという選択肢にも慣れていない。
「代わりの武器と薬だ。壊しちまったその剣を弁償したと思ってくれていい。
……ついでに、聞きてえ事があるなら答えられる限りは答える。
何かあるか?」
……ついでに、聞きてえ事があるなら答えられる限りは答える。
何かあるか?」
施されたようでいい気分でない事は確かだ。
とはいえ――、手持ちの武器を失ったのは確かに痛手か。
仕方なしに中を開いて確認する。
とはいえ――、手持ちの武器を失ったのは確かに痛手か。
仕方なしに中を開いて確認する。
出てきたものは三つ。
薬らしき粉末を入れた袋と、炸裂弾と思しき物体。
そして最後の一つを手に取り、おもむろに振る。
薬らしき粉末を入れた袋と、炸裂弾と思しき物体。
そして最後の一つを手に取り、おもむろに振る。
と、地面に複数の亀裂が走った。
――悪くない。
――悪くない。
それだけを手に取り、残りをいつの間にか俺の服の裾を握っていた娘に投げる。
「お前が持っていろ」
「え、あ、わ、いいのかな……」
わたわたと取り乱し、土で汚れたそれを抱え込むのを見届ける。
その折、一つ思い出すものがあった。
少し離れた所に落ちたそれを回収して、娘の目の前に置く。
その折、一つ思い出すものがあった。
少し離れた所に落ちたそれを回収して、娘の目の前に置く。
「……これもだ。見苦しいものを隠せ」
それは、先刻百貨店に向かう前に見繕ってきたものだ。
どうやらヴァッシュからの汚染が重度になってきたらしく、
そこにはスコップと――適当に拾った服とがまとめられている。
どうやらもう、スコップは必要ないようだが。
どうやらヴァッシュからの汚染が重度になってきたらしく、
そこにはスコップと――適当に拾った服とがまとめられている。
どうやらもう、スコップは必要ないようだが。
「み、見苦しいって……、女のコに失礼なんじゃないかな」
娘が俯く。
体を震わせて、ぼそぼそという呟きが耳に届く。
体を震わせて、ぼそぼそという呟きが耳に届く。
「でも、その……、わざわざ探してくれてたんだよ、ね? これから冷えるし……。
あはは……置いてかれちゃったのかなって、迷惑だったのかなって思っちゃったん……だけ、ど。
あ、ありがとう……」
あはは……置いてかれちゃったのかなって、迷惑だったのかなって思っちゃったん……だけ、ど。
あ、ありがとう……」
先細る声の為に後半部分は良く聞こえない。
そんな事よりも、……どうしたものか。
いきなり、泣き始めるとは。
そんな事よりも、……どうしたものか。
いきなり、泣き始めるとは。
「ふ、ふぇえぇぇええぇえ……!」
――本当、どうしたものか。
頭痛がする。150年の経験が全く役に立たん。
無視する事に決め、苛立つ笑みを口端に浮かべていた男に訊くべき事を訊く。
頭痛がする。150年の経験が全く役に立たん。
無視する事に決め、苛立つ笑みを口端に浮かべていた男に訊くべき事を訊く。
「……ヴァッシュ・ザ・スタンピードという男を知っているか?
馬鹿馬鹿しい程の平和主義者だ」
馬鹿馬鹿しい程の平和主義者だ」
顔を引き締めた男はしかし、俺の望まぬ答えを返す。
……まあ、期待などしていなかったがな。
……まあ、期待などしていなかったがな。
「すまんな……、聞き覚えがねえ。
だが、言伝くらいは出来る。特徴とかあるか?」
だが、言伝くらいは出来る。特徴とかあるか?」
考える。が、言葉が出てこない。
……幾度自問しただろうか。
今更、ヴァッシュの前に出て何を口にすればいいと。
今更、ヴァッシュの前に出て何を口にすればいいと。
……わだかまるものがある以上、何がしかをしたくはあるのだろうと自己分析はできている。
が、それをどう言語化すればいいのか……、俺に答えを出す事は出来ないのかもしれない。
だが、さりとてそれを教えてくるような存在がいるはずもあるまい。
俺を理解した上で道を正すような存在など、おそらくこれからも現れる事はないのだから。
レムを手にかけた時から、きっと。
が、それをどう言語化すればいいのか……、俺に答えを出す事は出来ないのかもしれない。
だが、さりとてそれを教えてくるような存在がいるはずもあるまい。
俺を理解した上で道を正すような存在など、おそらくこれからも現れる事はないのだから。
レムを手にかけた時から、きっと。
「――『競技場に向かう。趙公明に一人で挑むな』と」
ただ――それだけを告げる。
これからどちらに向かうか、指針となるようなモノはあの道化くらいしか思い浮かばなかった。
これからどちらに向かうか、指針となるようなモノはあの道化くらいしか思い浮かばなかった。
「了解だ。……他は?」
首を振る。
「任せた」
……よもや俺が、人間にこんな言葉を吐く事があるとは。
男はかぶりを振り、こちらを見据える。
男はかぶりを振り、こちらを見据える。
「……そういや名乗ってなかったな。ガッツだ。
俺からも聞いていいか?」
俺からも聞いていいか?」
頷き、自分と娘も名を口にする。
それを確認すると、男はいくつかの特徴を挙げた。
が、該当するような心当たりはない。
それを確認すると、男はいくつかの特徴を挙げた。
が、該当するような心当たりはない。
「名前は――グリフィスだ。
……その顔じゃ知らねぇらしいな」
……その顔じゃ知らねぇらしいな」
ああ、と返すと落胆が男の顔に浮かぶ。
ガリガリと頭を掻くと、次いで男はこう告げた。
ガリガリと頭を掻くと、次いで男はこう告げた。
「もし出くわしたんならこう伝えてくれ。
『必ずテメェに食らいついてやる。競技場に来やがれ』、だ」
『必ずテメェに食らいついてやる。競技場に来やがれ』、だ」
ふむ。
……魂胆が見えた。それならばこちらも仔細はない。
「お前らの真似をする訳じゃないが、広くて視界のいい場所がそこくらいしかなさそうだからな。
……それに、もしそこでお前らともう一度会ったんなら情報交換もしやすくなるだろ」
……魂胆が見えた。それならばこちらも仔細はない。
「お前らの真似をする訳じゃないが、広くて視界のいい場所がそこくらいしかなさそうだからな。
……それに、もしそこでお前らともう一度会ったんなら情報交換もしやすくなるだろ」
男が想定通りの内容を口にする。
成程、グリフィスとやらはこの男の敵対者か。
別に言伝など引き受ける義務もないが、心に留め置くくらいはしておこう。
自分の反応を確認すると、男はゆらりと背を向ける。
成程、グリフィスとやらはこの男の敵対者か。
別に言伝など引き受ける義務もないが、心に留め置くくらいはしておこう。
自分の反応を確認すると、男はゆらりと背を向ける。
「……パックって虫みてえなちっこいのを見つけたら捕まえとけ。
さっき渡した薬を補給できる」
さっき渡した薬を補給できる」
それだけ告げると、捨て台詞を残して男は歩き始めた。
「テメェの女なら大事にしてやれ」
……世迷言を残して。
「あ、あわっ! あわわ……っ、そ、そんなんじゃないよ!?
わ、私が勝手に付いてきてるだけで……。死にたくないから、ナイブズさん強いから……」
わ、私が勝手に付いてきてるだけで……。死にたくないから、ナイブズさん強いから……」
泡を吹いて赤くなる娘が騒々しい。
一々そんな瑣事に煩わされるとは。
視線で娘を黙らせる。
一々そんな瑣事に煩わされるとは。
視線で娘を黙らせる。
「……沸いているのか?」
「ひどっ!」
あらぬ疑いを掛けられたならば斬って捨てればいいだけだろうに。
「てっきりあんたらはそうだと思ってたんだがな、まあいい」
……下らん漫才をしている間に、男の声は小さくなっている。
聞き取りにくくなるその言葉の続きは、俺にはこう言っているように思えた。
聞き取りにくくなるその言葉の続きは、俺にはこう言っているように思えた。
「――話し相手がいるだけで、旅は大分違うさ。
自分を嫌わず、向き合って話せる女なら尚更な……」
自分を嫌わず、向き合って話せる女なら尚更な……」
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男が去り、娘は着替えに物影に隠れた。
趙公明の姿も、もう見えない。
その時間を用いて端末から電脳世界の動向を確認する。
趙公明の姿も、もう見えない。
その時間を用いて端末から電脳世界の動向を確認する。
ただ、探偵日記と螺旋楽譜に更新はない。
掲示板に新たな情報がいくつか加えられていただけだ。
×印の髪飾りの娘に妲己、キンブリー。
警戒対象として複数回挙がる名前。
全てを信じる訳にはいかんが、警戒しておいて損はなかろう。
……妲己は死んだとの話だが、ヴァッシュの名を知っていたらしい。
何か吹き込んでいなければいいのだが。
……奴は本当に、信じる事しか知らないのだから。
掲示板に新たな情報がいくつか加えられていただけだ。
×印の髪飾りの娘に妲己、キンブリー。
警戒対象として複数回挙がる名前。
全てを信じる訳にはいかんが、警戒しておいて損はなかろう。
……妲己は死んだとの話だが、ヴァッシュの名を知っていたらしい。
何か吹き込んでいなければいいのだが。
……奴は本当に、信じる事しか知らないのだから。
心が逸る。だが、客観的に俯瞰する事を心がける。
……俺以外にも参加者が異なる時間、並行世界から呼び寄せられている可能性に気付いていたものがいた。
ここにいるヴァッシュは、果たしていつの時間から来たのか。
もし決着がつく前のヴァッシュならば――今の俺にどんな言葉を投げかけるのか。
……俺以外にも参加者が異なる時間、並行世界から呼び寄せられている可能性に気付いていたものがいた。
ここにいるヴァッシュは、果たしていつの時間から来たのか。
もし決着がつく前のヴァッシュならば――今の俺にどんな言葉を投げかけるのか。
それを聞くのが、……ああ、正直に認めよう。
聞くのが、俺は怖い。
聞くのが、俺は怖い。
だが、足踏みをしている事に何ら意味はない。
今はすべき事を見落とさぬようにしなくては。
今はすべき事を見落とさぬようにしなくては。
他に着目すべき情報としては、ワープスポットと錬金術師へのアクセス方法についてか。
だが、双方ともに今すぐ使える情報ではない。
ワープスポットは所在が不明である以上使い物にならん。
錬金術師へのアクセスは……、仮説の検証をする為に行っておきたいところではあるが、
接触した事のない俺がメールを送っても、まずまともに取り合ってはもらえまい。
だが、双方ともに今すぐ使える情報ではない。
ワープスポットは所在が不明である以上使い物にならん。
錬金術師へのアクセスは……、仮説の検証をする為に行っておきたいところではあるが、
接触した事のない俺がメールを送っても、まずまともに取り合ってはもらえまい。
……何か斬り込める材料があるならば、錬金術師と情報交換を行えるのだが。
いずれそれを手に入れるまで、保留……といったところか。
いずれそれを手に入れるまで、保留……といったところか。
掲示板以外では、天候の情報にも更新があった。
18:00~24:00:みぞれ(大雨・雷注意報)
らしい。
18:00~24:00:みぞれ(大雨・雷注意報)
らしい。
そして、情報の海の中に強い憤りを覚えるものが、ひとつ。
「……俺の名を騙るか。度し難い愚物がいたものだ」
……この情報が確かな場合、小柄な十代の少年とやらは俺の名を使っている。
確かでない場合は、この情報の持ち主自体が信用ならん。
確かでない場合は、この情報の持ち主自体が信用ならん。
いずれにせよ、どんな理由で俺の名を使うのか。
復讐なら――まだいい。安らかに殺してやる。
だが、そこに理由がないとするならば。
復讐なら――まだいい。安らかに殺してやる。
だが、そこに理由がないとするならば。
……これから向かう地獄が生温く思える程度の歓迎をしてやろう。
IDからして、発信場所はあの研究所か。
書き込んだ内容からして、どちらの内容にせよ俺の名を騙る輩はそこにいる。
……制裁に向かうか?
この近辺にヴァッシュのいない可能性が高い以上、そろそろ別の目的地を決める必要がある。
ならば、趙公明を捨て置かないであろうヴァッシュを競技場で待つべきかもしれない。
さて、どうする。
趙公明の言葉通りに真っ直ぐ競技場に向かうか、それとも研究所へ――、
書き込んだ内容からして、どちらの内容にせよ俺の名を騙る輩はそこにいる。
……制裁に向かうか?
この近辺にヴァッシュのいない可能性が高い以上、そろそろ別の目的地を決める必要がある。
ならば、趙公明を捨て置かないであろうヴァッシュを競技場で待つべきかもしれない。
さて、どうする。
趙公明の言葉通りに真っ直ぐ競技場に向かうか、それとも研究所へ――、
その瞬間、俺の体を構成する全ての物質が感覚器となって察知した。
どんなに僅かな反応でも、それを見落とすはずなどないと。
どんなに僅かな反応でも、それを見落とすはずなどないと。
目を見開く。
……向かうべき先は、決まった。
……向かうべき先は、決まった。
折も良く、娘が戻ってくる。
あまり時間を無駄にしたくはない。
あまり時間を無駄にしたくはない。
「そういえばナイブズさん、これ、ナギちゃんの……、」
あの娘の持ち物、か。検分は後でもいい。
「え? あ、わ、わぁっ!」
故に、無言で脇に娘を抱え――、
「急ぐぞ」
走る。
方角と距離は全霊をかけて覚えた。
向かうべきは禁止エリアに指定された中学校、高等学校近辺。
来た道を逆戻りする結果だ。
こちらの方角に向かったのは、結局は徒労だったか。
向かうべきは禁止エリアに指定された中学校、高等学校近辺。
来た道を逆戻りする結果だ。
こちらの方角に向かったのは、結局は徒労だったか。
そこに――ヴァッシュはいる。
そしておそらく、ほんの僅かでもプラントとしての自分を解放せざるを得なくなっている。
そしておそらく、ほんの僅かでもプラントとしての自分を解放せざるを得なくなっている。
以前ヴァッシュが力を解放した時には、心構えができていなかったからこそ記憶する事を忘れてしまった。
だが、今度こそは間違えない。
だが、今度こそは間違えない。
「あ、あの……」
腕の中の娘が蠢く。
……そういえば、先刻はこの娘は実に無謀をしたものだ。
……そういえば、先刻はこの娘は実に無謀をしたものだ。
「……自分の力量を弁えろ。
お前が戦場で出来る事などたかが知れている」
お前が戦場で出来る事などたかが知れている」
……言葉が口から漏れる。
原因は――感傷か。
俺にはおそらく最も似合わない単語だが、しかし止める気は全くしなかった。
原因は――感傷か。
俺にはおそらく最も似合わない単語だが、しかし止める気は全くしなかった。
『5 名前:Legato Bluesummers 投稿日:1日目・午前 ID:NaiToYshR
ナイブズ様がつい先ほどまでここにいらっしゃったことをこの肌で感じています……!
僕に忠誠を示す機会をお与え下さい。
すぐにでもナイブズ様の下へ馳せ参じ、ヴァッシュ・ザ・スタンピードをはじめとする御身の敵を必ずや葬って御覧にいれます。』
……放送を聞いてから、ずっと意識しないよう努めていた事に。
情報の海を覗いたことで、俺は突きつけられざるを得なかった。
ナイブズ様がつい先ほどまでここにいらっしゃったことをこの肌で感じています……!
僕に忠誠を示す機会をお与え下さい。
すぐにでもナイブズ様の下へ馳せ参じ、ヴァッシュ・ザ・スタンピードをはじめとする御身の敵を必ずや葬って御覧にいれます。』
……放送を聞いてから、ずっと意識しないよう努めていた事に。
情報の海を覗いたことで、俺は突きつけられざるを得なかった。
「だが――、」
貴様は、あの男ではない。
あの男のようにどこまでも愚直に俺に尽くし、俺の為だけに力を磨き抜いた忠臣ではない。
だからきっと、これはお前を奴に見立てた感傷なのだ。
あの男のようにどこまでも愚直に俺に尽くし、俺の為だけに力を磨き抜いた忠臣ではない。
だからきっと、これはお前を奴に見立てた感傷なのだ。
「結果的には、お前の行動で面倒を避けられたな」
――だから、俺の言葉で照れてくれるな。
返答に詰まって俯くな。
この言葉はお前を通り越して、あの男に向かっているのだから。
返答に詰まって俯くな。
この言葉はお前を通り越して、あの男に向かっているのだから。
俺が去ってすぐ後に研究所に訪れ――、
そして、先の放送の前に死んだ男。
そして、先の放送の前に死んだ男。
……そうだ。
俺がずっと調子を狂わせていたのは、あの男の二度目の死に存外動揺していたからだろう。
何か報いてやるべきだったかとそんな事だけを思い、この娘をあの男の代わりにしていると。
俺がずっと調子を狂わせていたのは、あの男の二度目の死に存外動揺していたからだろう。
何か報いてやるべきだったかとそんな事だけを思い、この娘をあの男の代わりにしていると。
頬に冷たいものが当たる。
俺の体温で融け、まるで涙のように水が滑り落ちていく。
俺の体温で融け、まるで涙のように水が滑り落ちていく。
急いでいたはずなのに、ふと、俺は立ち止まっていた。
しんしんと降り積もる、白い水の結晶。
「……これは」
ただ心のままに、空を仰ぐ。
灰色に埋め尽くされた天井から、羽のように舞い降りるもの。
灰色に埋め尽くされた天井から、羽のように舞い降りるもの。
どうしてか、俺は呟かざるを得ない。
「あの星には、こんなものはなかったな……」
冷え込む空気の中で唯一の温度を感じさせる、腕の中の娘がこちらを見上げた。
「ナイブズさんは、雪を見た事がないんですか?」
俺は、答えない。
あの、真夏の青い空は――もう見えなかった。
あの男の死と入れ替わるように、俺にとって初めての冬が訪れる。
あの男の死と入れ替わるように、俺にとって初めての冬が訪れる。
何処へともなく、俺は口にした。
「苦労をかけた。……休め」
【H-06/森の入口/1日目/日中~午後】
【ミリオンズ・ナイブズ@トライガン・マキシマム】
[状態]:黒髪化進行、身体の各所に切り傷。
[服装]:普段着
[装備]:青雲剣@封神演義
[道具]:支給品一式×2、正義日記@未来日記、
秋葉流のモンタージュ入りファックス、携帯電話(研究所にて調達)、折れた金糸雀@金剛番長、
ナギの荷物(未確認:支給品一式×7、ノートパソコン@現実、特製スタンガン@スパイラル ~推理の絆~、
【ミリオンズ・ナイブズ@トライガン・マキシマム】
[状態]:黒髪化進行、身体の各所に切り傷。
[服装]:普段着
[装備]:青雲剣@封神演義
[道具]:支給品一式×2、正義日記@未来日記、
秋葉流のモンタージュ入りファックス、携帯電話(研究所にて調達)、折れた金糸雀@金剛番長、
ナギの荷物(未確認:支給品一式×7、ノートパソコン@現実、特製スタンガン@スパイラル ~推理の絆~、
木刀正宗@ハヤテのごとく!、イングラムM10(13/32)@現実、
トルコ葉のトレンド@ゴルゴ13(4/5本)、首輪@銀魂(鎖は途中で切れている)、
不明支給品×2(一つは武器ではない)
旅館のパンフレット、サンジの上着、各種医療品、安楽死用の毒薬(注射器)、
カセットテープ(前半に第一回放送、後半に演歌が収録)、或謹製の人相書き、
アルフォンスの残骸×3、工具数種)
[思考]
基本:神を名乗る道化どもを嬲り殺す。その為に邪魔な者は排除。そうでない者は――?
0:レガートに対し形容し難い思い。
1:ヴァッシュの気配を追い、中学校・高等学校方面へ向かう。
2:後ほどナギの支給品を確認。用途を考える。
3:ヴァッシュの足跡が一向に掴めないならば競技場に向かい、待つ。
4:首輪の解除を進める。
5:搾取されている同胞を解放する。
6:エンジェル・アームの使用を可能な限り抑えつつ、厄介な相手は殺す。
7:ヴァッシュを探し出す。が、今更弟の前に出ていくべきかどうか自問。
8:ヴァッシュを利用する人間は確実に殺す。
9:次に趙公明に会ったら殺す。
10:自分の名を騙った者、あるいはその偽情報を広めた者を粛正する。
11:交渉材料を手に入れたならば螺旋楽譜の管理人や錬金術師と接触。仮説を検証する。
12:グリフィスとやらに出会ったなら、ガッツの伝言を教えてもいい。
[備考]
※原作の最終登場シーン直後の参戦です。
※会場内の何処かにいる、あるいは支給品扱いのプラントの存在を感じ取っています。
※黒髪化が進行している為、エンジェル・アームの使用はラスト・ラン(最後の大生産)を除き約5回(残り約3回)が限界です。
出力次第で回数は更に減少しますが、身体を再生させるアイテムや能力の効果、またはプラントとの融合で回数を増加させられる可能性があります。
※錬金術についての一定の知識を得ました。
※日中時点での探偵日記及び螺旋楽譜、みんなのしたら場に書かれた情報を得ました。
※“神”が並行世界移動か蘇生、あるいは両方の力を持っていると考えています。
また、“神”が“全宇宙の記録(アカシックレコード)”を掌握しただけの存在ではないと仮定しています。
※“神”の目的が、“全宇宙の記録(アカシックレコード)”にも存在しない何かを生み出すことと推測しました。
しかしそれ以外に何かがあるとも想定しています。
※天候操作の目的が、地下にある何かの囮ではないかと思考しました。
※自分の記憶や意識が恣意的に操作されている可能性に思い当たっています。
トルコ葉のトレンド@ゴルゴ13(4/5本)、首輪@銀魂(鎖は途中で切れている)、
不明支給品×2(一つは武器ではない)
旅館のパンフレット、サンジの上着、各種医療品、安楽死用の毒薬(注射器)、
カセットテープ(前半に第一回放送、後半に演歌が収録)、或謹製の人相書き、
アルフォンスの残骸×3、工具数種)
[思考]
基本:神を名乗る道化どもを嬲り殺す。その為に邪魔な者は排除。そうでない者は――?
0:レガートに対し形容し難い思い。
1:ヴァッシュの気配を追い、中学校・高等学校方面へ向かう。
2:後ほどナギの支給品を確認。用途を考える。
3:ヴァッシュの足跡が一向に掴めないならば競技場に向かい、待つ。
4:首輪の解除を進める。
5:搾取されている同胞を解放する。
6:エンジェル・アームの使用を可能な限り抑えつつ、厄介な相手は殺す。
7:ヴァッシュを探し出す。が、今更弟の前に出ていくべきかどうか自問。
8:ヴァッシュを利用する人間は確実に殺す。
9:次に趙公明に会ったら殺す。
10:自分の名を騙った者、あるいはその偽情報を広めた者を粛正する。
11:交渉材料を手に入れたならば螺旋楽譜の管理人や錬金術師と接触。仮説を検証する。
12:グリフィスとやらに出会ったなら、ガッツの伝言を教えてもいい。
[備考]
※原作の最終登場シーン直後の参戦です。
※会場内の何処かにいる、あるいは支給品扱いのプラントの存在を感じ取っています。
※黒髪化が進行している為、エンジェル・アームの使用はラスト・ラン(最後の大生産)を除き約5回(残り約3回)が限界です。
出力次第で回数は更に減少しますが、身体を再生させるアイテムや能力の効果、またはプラントとの融合で回数を増加させられる可能性があります。
※錬金術についての一定の知識を得ました。
※日中時点での探偵日記及び螺旋楽譜、みんなのしたら場に書かれた情報を得ました。
※“神”が並行世界移動か蘇生、あるいは両方の力を持っていると考えています。
また、“神”が“全宇宙の記録(アカシックレコード)”を掌握しただけの存在ではないと仮定しています。
※“神”の目的が、“全宇宙の記録(アカシックレコード)”にも存在しない何かを生み出すことと推測しました。
しかしそれ以外に何かがあるとも想定しています。
※天候操作の目的が、地下にある何かの囮ではないかと思考しました。
※自分の記憶や意識が恣意的に操作されている可能性に思い当たっています。
【西沢歩@ハヤテのごとく!】
[状態]:手にいくつかのマメ、血塗れ(乾燥)、無気力、悲しみ
[服装]:???、ナイブズのマント、ストレートの髪型
[装備]:エレザールの鎌(量産品)@うしおととら
[道具]:スコップ、炸裂弾×1@ベルセルク、妖精の燐粉(残り25%)@ベルセルク
[思考]
基本:死にたくないから、ナイブズについていく。
1:ガッツの言葉と抱き抱えられていることにテンパり。
2:ナイブズに対する畏怖と羨望。少し不思議。
3:カラオケをしていた人たちの無事を祈る。
4:孤独でいるのが怖い。
[備考]
※明確な参戦時期は不明。ただし、ナギと知り合いカラオケ対決した後のどこか。
※どんな服をナイブズが渡したかは後の書き手さんにお任せします。
[状態]:手にいくつかのマメ、血塗れ(乾燥)、無気力、悲しみ
[服装]:???、ナイブズのマント、ストレートの髪型
[装備]:エレザールの鎌(量産品)@うしおととら
[道具]:スコップ、炸裂弾×1@ベルセルク、妖精の燐粉(残り25%)@ベルセルク
[思考]
基本:死にたくないから、ナイブズについていく。
1:ガッツの言葉と抱き抱えられていることにテンパり。
2:ナイブズに対する畏怖と羨望。少し不思議。
3:カラオケをしていた人たちの無事を祈る。
4:孤独でいるのが怖い。
[備考]
※明確な参戦時期は不明。ただし、ナギと知り合いカラオケ対決した後のどこか。
※どんな服をナイブズが渡したかは後の書き手さんにお任せします。
※天気予報は
18:00~24:00:みぞれ(大雨・雷注意報)
となっています。
18:00~24:00:みぞれ(大雨・雷注意報)
となっています。
**********
「雪か……」
吐く息が白い。
誰も隣にいない道を、俺は一人歩く。
誰も隣にいない道を、俺は一人歩く。
「こりゃあ、積もるな」
寒い。
体を震わせ、それでもただひた進む。
体を震わせ、それでもただひた進む。
「……畜生が」
首筋の、刻印が痛む。
歩き続け向かう先は、大分前にこいつが『何かがある』と教えた場所だった。
地図と照らし合わせてみればそこは工場の辺り。
……そこで、使徒絡みの何かが起こりやがった。
歩き続け向かう先は、大分前にこいつが『何かがある』と教えた場所だった。
地図と照らし合わせてみればそこは工場の辺り。
……そこで、使徒絡みの何かが起こりやがった。
自分から死地に突っ込んでいくなら、それこそ仲間なんぞいない方が気が楽だ。
……ただ。
同じ雪中行軍でも、あの二人旅の時は、確かに少しでも心は温かかった。
同じ雪中行軍でも、あの二人旅の時は、確かに少しでも心は温かかった。
柄にもねぇな。
……連中に俺とキャスカを重ねちまったのか?
……連中に俺とキャスカを重ねちまったのか?
一人で構わないと思ってたとしても、本当、心なんて分からねえもんだ。
どうしても理解者を求めちまう。
どうしても理解者を求めちまう。
「……俺達みたいになるんじゃねぇぞ」
俺に関わっちまった以上、無理かもしれねえが。
それでもその言葉は本心だった。
向き合って話せる女がいる奴が、羨ましかった。
それでもその言葉は本心だった。
向き合って話せる女がいる奴が、羨ましかった。
たとえ嫌われていたとしても。
あいつが今、側にいてほしいと、そう思ってしまった。
あいつが今、側にいてほしいと、そう思ってしまった。
「どっかで、休むか……」
……少し、疲れた。
【H-08南西/路上/1日目/日中~午後】
【ガッツ@ベルセルク】
[状態]:疲労(特大)
[服装]:上半身裸
[装備]:衝撃貝(インパクトダイアル)@ONE PIECE ドラゴンころし@ベルセルク
[道具]:支給品一式、炸裂弾×1@ベルセルク、折れたキリバチ@ONE PIECE、
妖精の燐粉(残り25%)@ベルセルク、蝉のナイフ@魔王 JUVENILE REMIX
[思考]
基本:グリフィスと、“神”に鉄塊をぶち込む。
0;少し休める所を探す。
1:運命に反逆する。
2:グリフィスを殺す。
3:グリフィスの部下の使徒どもも殺す。
4:なんか、夢に見たか?
5:なぜヤツが関わっている?
6:工場に向かい、使徒どもの所業を見極める。
7:その足で競技場方面に向かい、グリフィスをぶち殺す算段を整える。
8:ナイブズとその同行者に微かな羨望。
9:ヴァッシュに出会ったらナイブズの言葉を伝える。
[備考]
※原作32巻、ゾッドと共にガニシュカを撃退した後からの参戦です。
※左手の義手に仕込まれた火砲と矢、身に着けていた狂戦士の甲冑は没収されています。
※紅煉を使徒ではないかと思っています。
※妙と、簡単な情報交換をしました。
※左手の義手に衝撃貝が仕込まれています。
※鈴子からロベルト関係以外の様々な情報を得ました。
[状態]:疲労(特大)
[服装]:上半身裸
[装備]:衝撃貝(インパクトダイアル)@ONE PIECE ドラゴンころし@ベルセルク
[道具]:支給品一式、炸裂弾×1@ベルセルク、折れたキリバチ@ONE PIECE、
妖精の燐粉(残り25%)@ベルセルク、蝉のナイフ@魔王 JUVENILE REMIX
[思考]
基本:グリフィスと、“神”に鉄塊をぶち込む。
0;少し休める所を探す。
1:運命に反逆する。
2:グリフィスを殺す。
3:グリフィスの部下の使徒どもも殺す。
4:なんか、夢に見たか?
5:なぜヤツが関わっている?
6:工場に向かい、使徒どもの所業を見極める。
7:その足で競技場方面に向かい、グリフィスをぶち殺す算段を整える。
8:ナイブズとその同行者に微かな羨望。
9:ヴァッシュに出会ったらナイブズの言葉を伝える。
[備考]
※原作32巻、ゾッドと共にガニシュカを撃退した後からの参戦です。
※左手の義手に仕込まれた火砲と矢、身に着けていた狂戦士の甲冑は没収されています。
※紅煉を使徒ではないかと思っています。
※妙と、簡単な情報交換をしました。
※左手の義手に衝撃貝が仕込まれています。
※鈴子からロベルト関係以外の様々な情報を得ました。
※ビーズ@うえきの法則は鈴子の死体の側に散乱したままです。
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