蔡希徳
?-758
唐代の武将。
安禄山・
安慶緒の部将。才略があり、剛直で直言を好んだ。安禄山子飼いの部将で、安禄山が唐に反乱を起こすと参加、天宝十五載(756)正月六日、
史思明とともに
顔杲卿を常山で攻囲して、数日で陥落させた。史思明・
李立節とともに饒陽を攻囲したが勝てず、石邑を攻囲したが、
張奉璋の固い守りに阻まれ、
郭子儀・
李光弼の軍に九門で敗れ、鉅鹿に敗走した。至徳二載(757)、上党を包囲して、
程千里を捕らえて打ち破った。安慶緒が唐軍に敗れて鄴州に逃亡すると、麾下の兵を率いて南陽より馳せ参じた。徳州・貝州を攻撃して陥落させ、そこの刺史を殺して膾にした。安慶緒によって徳州刺史に任じられた。
張通儒と
高尚が燕政権内で権力を争い、剛直さを
張通儒に疎まれて殺害された。蔡希徳が殺害されると離反者が相次ぎ、燕政権の崩壊が加速した。
列伝
外部リンク
最終更新:2023年03月21日 17:31