◆
「よぉ」
「…………」
「…………」
掛けられた声にも、見覚えの無い光景にも動じない。
崩壊した建造群の壁に立つ、重力の狂った空間。
それこそが、己が『彼』を迎え入れる場所だった筈。
崩壊した建造群の壁に立つ、重力の狂った空間。
それこそが、己が『彼』を迎え入れる場所だった筈。
ここにあるのは、白だけだ。
両足を付けるのは地面とも床とも取れず、上を見れば果ての存在しない乳白色。
世界から純白以外を取り払えばどうなるか、その答えが広がっている。
両足を付けるのは地面とも床とも取れず、上を見れば果ての存在しない乳白色。
世界から純白以外を取り払えばどうなるか、その答えが広がっている。
「貴様の中に、私を引き摺り込んだか」
「ご名答。俺の自室はお気に召さないか?生憎、男の趣味に合わせてやる程物好きじゃないんでな」
「ご名答。俺の自室はお気に召さないか?生憎、男の趣味に合わせてやる程物好きじゃないんでな」
現在、自分を使う『彼女』ではなく。
敵対中の男と、こうして対面を果たせた理由にも察しが付く。
自身にとっては初の体験で、衝撃が微塵もないとは言わないが。
驚愕へ意識を割く以上に、優先すべき事柄は一つ。
敵対中の男と、こうして対面を果たせた理由にも察しが付く。
自身にとっては初の体験で、衝撃が微塵もないとは言わないが。
驚愕へ意識を割く以上に、優先すべき事柄は一つ。
「何で俺がお前を招待してやったかを、説明してやろうか?」
「不要だ。加えて言うなら、お前の望みを果たすつもりもない」
「不要だ。加えて言うなら、お前の望みを果たすつもりもない」
何を目的として、自身をこの世界へ閉じ込めたか分からない筈もない。
かといって大人しく従う理由も皆無。
己の現身たる得物に霊力を収束し、黒き刃を放った。
かといって大人しく従う理由も皆無。
己の現身たる得物に霊力を収束し、黒き刃を放った。
飛び退き躱す男へ、反撃はさせじと刀を振るい続ける。
白一色の空間が、自分の放つ黒い三日月であっという間に埋め尽くされた。
爆撃にも似た音が絶えず響き、男は鼠のように逃げ惑う以外何も出来ない。
己が庭でなかろうと関係無しに、相手の逃げ場を奪っていく。
白一色の空間が、自分の放つ黒い三日月であっという間に埋め尽くされた。
爆撃にも似た音が絶えず響き、男は鼠のように逃げ惑う以外何も出来ない。
己が庭でなかろうと関係無しに、相手の逃げ場を奪っていく。
「成程、セコい手だが有効的なのは否定できないな」
呟きに耳を貸す理由はない、返すのは刃一つで十分。
月牙天衝、その四文字を口に出し幾度目かの斬撃が男目掛けて放たれた。
向こうは回避を止め、棒立ちになってじっと見つめる。
諦めたのなら結構な事だ、早急にここを脱し――
月牙天衝、その四文字を口に出し幾度目かの斬撃が男目掛けて放たれた。
向こうは回避を止め、棒立ちになってじっと見つめる。
諦めたのなら結構な事だ、早急にここを脱し――
「まあ、あれだ。茶番に付き合うのはもう終わりで良いだろ?」
三日月の如き刃が、敵の剣でかち割られた。
回避行動から一変し、己の元へと疾走。
近付けさせまいと得物を振るい、見える範囲を黒が埋め尽くす。
触れれば死する刃の檻へ、男は躊躇なく飛び込んだ。
自ら命を投げ捨てたと、そう言えないのは、
回避行動から一変し、己の元へと疾走。
近付けさせまいと得物を振るい、見える範囲を黒が埋め尽くす。
触れれば死する刃の檻へ、男は躊躇なく飛び込んだ。
自ら命を投げ捨てたと、そう言えないのは、
「お前も、護れなかったクチか」
全身に傷を負いながらも、剣一本で己が刃を打ち砕き。
眼前へと迫る男の言葉に。
どうしようもない程、覚えがあったからだろう。
眼前へと迫る男の言葉に。
どうしようもない程、覚えがあったからだろう。
「弱いとは言わないでおいてやる。だが――」
刀を振り被るも、もう遅い。
男が自分を終わらせる方が早いと、分かってしまう。
何故負けたのか、その答えにだってとうに辿り着いている。
男が自分を終わらせる方が早いと、分かってしまう。
何故負けたのか、その答えにだってとうに辿り着いている。
「護りたい相手を取り零した奴の剣じゃ、俺は斬れないんだよ」
男の言葉は、こちらに向けられたようであって。
ここにはいない誰か、或いは男自身に向けたとも感じ取れた。
突き立てられ、深く深く刺し貫いた刃を見下ろし。
こうなって当然の結果だと、己が一番納得を抱きながら、
ここにはいない誰か、或いは男自身に向けたとも感じ取れた。
突き立てられ、深く深く刺し貫いた刃を見下ろし。
こうなって当然の結果だと、己が一番納得を抱きながら、
「■■――」
口に出した、護れなかった少年の名は。
崩れ落ちる音と共に、消えていった。
崩れ落ちる音と共に、消えていった。
「――すまない」
○
「――――――――――は?」
意味が、分からなかった。
敵の悪足掻きを跡形もなく打ち破り、己が剣で以て絶命に足る一撃を見舞い。
此度の闘争は、閉幕を迎える筈だろうに。
何故、自分の方が押し返されているのか。
何故、右手に握り締めた漆黒の刀が消えているのか。
何故、
敵の悪足掻きを跡形もなく打ち破り、己が剣で以て絶命に足る一撃を見舞い。
此度の闘争は、閉幕を迎える筈だろうに。
何故、自分の方が押し返されているのか。
何故、右手に握り締めた漆黒の刀が消えているのか。
何故、
「悪いなぁお姫様、こいつはもう俺のモノだ」
嗤う紅い鬼の手に、黒崎一護の斬魄刀が存在するのか。
刀身と卍状の鍔はより鋭利な形状と化し、柄頭部分の鎖も伸びてある。
所持者本人にも所々、十字を象った意匠が複数見られて。
自身が振るった時と違いこそ見られるも、間違いない。
所持者本人にも所々、十字を象った意匠が複数見られて。
自身が振るった時と違いこそ見られるも、間違いない。
「な、ん……貴様ァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!」
それはお前が持つべき力じゃない、お前が触れていい剣じゃない。
護る為に非ず、壊す為にしか使わないお前なんぞが。
その刀を持つなと、憤怒を露わに奪還を試みるも無意味。
激情を鼻で笑い繰り出された双剣が、いともたやすくタギツヒメを弾き飛ばした。
護る為に非ず、壊す為にしか使わないお前なんぞが。
その刀を持つなと、憤怒を露わに奪還を試みるも無意味。
激情を鼻で笑い繰り出された双剣が、いともたやすくタギツヒメを弾き飛ばした。
怒りに歪めた顔のまま受け身を取り、許し難き敵を睨み付けた時。
目の当たりにしたのは、霊力の収束現象。
不思議はない、天鎖斬月が持つ能力をジンガが使えない理由はない。
何せ最早、一護の斬魄刀はタギツヒメの得物じゃなくなったのだから。
目の当たりにしたのは、霊力の収束現象。
不思議はない、天鎖斬月が持つ能力をジンガが使えない理由はない。
何せ最早、一護の斬魄刀はタギツヒメの得物じゃなくなったのだから。
「月牙――十字衝!!!」
左手の天鎖斬月を水平に引き、合わせて右手の魔戒剣を擦り抜き放つ。
異なる得物による二種の斬撃波を激突、霊力を注ぎ合い技を完成。
巨大な十字状の刃が襲来、怒声すらも轟音に掻き消される。
立ち込める煙をじっと見据え、ジンガの口から笑みが零れた。
まだ終わりじゃない、そう分かったが故の凶悪な歓喜である。
異なる得物による二種の斬撃波を激突、霊力を注ぎ合い技を完成。
巨大な十字状の刃が襲来、怒声すらも轟音に掻き消される。
立ち込める煙をじっと見据え、ジンガの口から笑みが零れた。
まだ終わりじゃない、そう分かったが故の凶悪な歓喜である。
「使わせて……なるものか……一護の剣を……貴様に奪われたままで……いてたまるか……!!」
砕け散った烈風丸を放り、最後の得物を引き抜く。
越前康継を構えたタギツヒメは、悪鬼さながらに染まった表情と。
焼け爛れた肉体も相俟って、寄らば構わず斬り捨てん怪物の如き有様。
苛み続ける激痛など、滾る憤怒の前には些事以下。
この男だけは倒す、いいや殺さねばならぬと戦意へ更に薪をくべた。
越前康継を構えたタギツヒメは、悪鬼さながらに染まった表情と。
焼け爛れた肉体も相俟って、寄らば構わず斬り捨てん怪物の如き有様。
苛み続ける激痛など、滾る憤怒の前には些事以下。
この男だけは倒す、いいや殺さねばならぬと戦意へ更に薪をくべた。
一護の斬魄刀を、使わせてはならない。
一護の剣で、他者を殺すなどあってはならない。
一護の生きた証をこれ以上、誰にも穢させはしない。
必ずや天鎖斬月を奪還せねば、死んでも死に切れない。
二画目の令呪を躊躇せずに切り、怒りを燃料に斬り掛かる。
一護の剣で、他者を殺すなどあってはならない。
一護の生きた証をこれ以上、誰にも穢させはしない。
必ずや天鎖斬月を奪還せねば、死んでも死に切れない。
二画目の令呪を躊躇せずに切り、怒りを燃料に斬り掛かる。
「返せ……一護の剣を……あやつの誇りを返せ!!!」
「だったら力づくで奪えよ!その恨みを!怒りを!俺にありったけぶつけてみろ!」
「だったら力づくで奪えよ!その恨みを!怒りを!俺にありったけぶつけてみろ!」
真っ向勝負がお望みとあらば、受けてたとうじゃないか。
逃げも隠れもせずに迎え撃ち、己の勝利で幕引きにしてやるまで。
逃げも隠れもせずに迎え撃ち、己の勝利で幕引きにしてやるまで。
互いの身に刻まれた傷など、何の枷にもならない。
こいつを殺す、意識全てをその一点に掻き集め――
こいつを殺す、意識全てをその一点に掻き集め――
『FINAL ATTACK RIDE KU・KU・KU KUUGA!』
タギツヒメの肩を、光矢が貫いた。
前触れなく走った痛みに、思考は一瞬で乱れる。
何をされたか考えるより早く、刀を握る力が弱まり。
標的の元へ駆けた勢いも、目に見えて落ちていく。
前触れなく走った痛みに、思考は一瞬で乱れる。
何をされたか考えるより早く、刀を握る力が弱まり。
標的の元へ駆けた勢いも、目に見えて落ちていく。
「――――――――――」
目の前で得物を振り被った紅い異形も、心なしか。
予期せぬ横槍へ驚愕した雰囲気を漂わせ、しかし刃に戸惑いは宿らせない。
双剣が自身の肌に食い込むのを、嫌になる程明確に感じ取り。
両腕共々、御刀が宙を舞う光景をどこか他人事のように見つめ。
自身が流した血飛沫で顔を汚し、天を見上げながら倒れた。
予期せぬ横槍へ驚愕した雰囲気を漂わせ、しかし刃に戸惑いは宿らせない。
双剣が自身の肌に食い込むのを、嫌になる程明確に感じ取り。
両腕共々、御刀が宙を舞う光景をどこか他人事のように見つめ。
自身が流した血飛沫で顔を汚し、天を見上げながら倒れた。
「ぁ……」
両足に力が入らず、立ち上がろうにも思い通りに動かない。
剣を振るう為の両腕は失われ、戦う術も存在しない。
宇蟲王に敗れた衛藤可奈美と同じになったのは、偶然だとしても皮肉が過ぎる。
大荒魂の生命力で、辛うじて意識を繋いでるだけのタギツヒメを。
人間態へ戻ったジンガは嗤うでもなければ、勝利への達成感に酔うでもなく。
つまらなそうに目を細めて見下ろし、不意に視線を外す。
近付きつつある気配の持ち主が誰かを、彼だけが知っていた。
剣を振るう為の両腕は失われ、戦う術も存在しない。
宇蟲王に敗れた衛藤可奈美と同じになったのは、偶然だとしても皮肉が過ぎる。
大荒魂の生命力で、辛うじて意識を繋いでるだけのタギツヒメを。
人間態へ戻ったジンガは嗤うでもなければ、勝利への達成感に酔うでもなく。
つまらなそうに目を細めて見下ろし、不意に視線を外す。
近付きつつある気配の持ち主が誰かを、彼だけが知っていた。
「余計な茶々を入れてくれなんざ、頼んだ覚えはないがなぁ?」
「そう怒んないでよね、勝てたんだから文句ないでしょ?ってか、あんたって騎士道精神とかに拘るタイプだっけ?」
「そう怒んないでよね、勝てたんだから文句ないでしょ?ってか、あんたって騎士道精神とかに拘るタイプだっけ?」
悪びれずに返し、ジンガの不機嫌さも平然と受け流す声は。
タギツヒメの耳にも届き、だから余計に愕然とした思いを隠せない。
頭部をどうにか動かせば、声の持ち主が視界に飛び込む。
ジンガ相手に怯む様子も見られず、けらけらと笑みを浮かべる少女を。
知らないなんて、有りえなかった。
タギツヒメの耳にも届き、だから余計に愕然とした思いを隠せない。
頭部をどうにか動かせば、声の持ち主が視界に飛び込む。
ジンガ相手に怯む様子も見られず、けらけらと笑みを浮かべる少女を。
知らないなんて、有りえなかった。
「キャル……?」
末期患者のように掠れた声で名を呼ばれた本人は、獣の耳を揺らしながら振り向き。
死に掛けている仲間がいる事実など、取るに足らないとばかりに肩を竦める。
死に掛けている仲間がいる事実など、取るに足らないとばかりに肩を竦める。
「悪いわね、タギツヒメ。あたしだって別にアンタを恨んではいないし、仲良くやりたいとは思ってたのよ?アンタが死ぬと、沙耶香も悲しむだろうしさ」
前髪をいじりながら、やれやれと言わんばかりの態度は。
最初に会ってからテレビ局跡地への襲撃で分断されるまで、幾度となく自分の目で見て来た。
キャル本人と違いがないように思えて、故に意味が分からない。
最初に会ってからテレビ局跡地への襲撃で分断されるまで、幾度となく自分の目で見て来た。
キャル本人と違いがないように思えて、故に意味が分からない。
「でも、ルルーシュにとっちゃアンタはもう用済み。生きてられると困るのよ」
「なっ…………」
「ったく偉そうな態度ばっか取ってる癖に、危ない橋はあたしに渡らせちゃって……肝心なとこは女任せかっつーのよ」
「なっ…………」
「ったく偉そうな態度ばっか取ってる癖に、危ない橋はあたしに渡らせちゃって……肝心なとこは女任せかっつーのよ」
この場にはいない、全参加者が存在を知るデスゲームの中心人物。
ブリタニアの皇帝たる少年へ向けて、愚痴るのも束の間。
でも、そう一拍置いた次の瞬間。
喜色満面の顔で、黄色い声を嬉々として上げる。
ブリタニアの皇帝たる少年へ向けて、愚痴るのも束の間。
でも、そう一拍置いた次の瞬間。
喜色満面の顔で、黄色い声を嬉々として上げる。
「そういうところが可愛くて、放って置けないのよねぇ~!ほんっとアイツってば、あたしがいないとダメなんだから♪」
赤く染めた頬へ、照れ隠しのように両手を置き。
両耳をピコピコと揺らしながら、件の皇帝へうっとりと想いを馳せる姿は。
良く言えば恋心に身を委ねる、悪く言えば都合良く騙されてる女のものだった。
両耳をピコピコと揺らしながら、件の皇帝へうっとりと想いを馳せる姿は。
良く言えば恋心に身を委ねる、悪く言えば都合良く騙されてる女のものだった。
「このベルトも、ルルーシュがわざわざこの為に寄越したのよ。
『嫌な仕事をさせて済まない、キャル。だがこれはお前にしか頼めないんだ。このベルトは、俺からの信頼の証と思ってくれ』、だってさ!あたしのこと好き過ぎでしょアイツ♪」
『嫌な仕事をさせて済まない、キャル。だがこれはお前にしか頼めないんだ。このベルトは、俺からの信頼の証と思ってくれ』、だってさ!あたしのこと好き過ぎでしょアイツ♪」
マゼンタカラーのバックルを得意気に見せびらかすキャルには最早、己が死に瀕する光景が見えていないのでは。
そう疑念を持たざるを得ない程に、悪夢染みた姿だった。
そう疑念を持たざるを得ない程に、悪夢染みた姿だった。
タギツヒメの不運は二つ。
彼女が万全を保っていれば霊力の感知により、自身の知るキャルとの違和感に気付けただろう。
しかしジンガとの戦闘で瀕死に追い込まれ、刻一刻と意識が薄れる状態では。
探査回路(ペスキス)を正常に働かせるのも不可能。
彼女が万全を保っていれば霊力の感知により、自身の知るキャルとの違和感に気付けただろう。
しかしジンガとの戦闘で瀕死に追い込まれ、刻一刻と意識が薄れる状態では。
探査回路(ペスキス)を正常に働かせるのも不可能。
更にもう一つ、キャルが口にした「ルルーシュの命によって自分を始末に動いた」こと。
自身を惑わす嘘と切り捨てようにも、思い当たる節があった。
自身を惑わす嘘と切り捨てようにも、思い当たる節があった。
(ルルーシュ……お前にとって我は……)
ロロが一護を手に掛けた事実を知り、詰め寄った事が。
誠実に振る舞ったその裏で、密かに自分を不穏分子と見なしたのか。
弟が犯した罪の犠牲を以上の数、人を救えと言った自分へ。
頷き誓ってみせたのすら、その場凌ぎの嘘に過ぎなかったのか。
誠実に振る舞ったその裏で、密かに自分を不穏分子と見なしたのか。
弟が犯した罪の犠牲を以上の数、人を救えと言った自分へ。
頷き誓ってみせたのすら、その場凌ぎの嘘に過ぎなかったのか。
「まー、そう言う訳だからさ。悪く思わないでよ?」
『KAMEN RIDE WIZARD!』
タギツヒメの内心に、欠片も興味を向けず。
宝石を模した仮面と、ローブを靡かせた戦士に姿を変える。
どんな目で自分を見下ろしてるか、素顔が隠れても分かってしまう。
宝石を模した仮面と、ローブを靡かせた戦士に姿を変える。
どんな目で自分を見下ろしてるか、素顔が隠れても分かってしまう。
「せめてルルーシュの為に役立ってから、死ねるようにしてあげる」
『ATTACK RIDE ENGAGE!』
腹部に手を置いたキャルの輪郭がブレて、あっという間に消失。
何処へ行ったかを考えるのは、永久に叶わない。
ジンガに斬られてこのまま消滅、そんな最期は許さないとばかりに。
更なる地獄へと、誘われる。
何処へ行ったかを考えるのは、永久に叶わない。
ジンガに斬られてこのまま消滅、そんな最期は許さないとばかりに。
更なる地獄へと、誘われる。
「な、あ、が、あ……あぁああああああああ……っ!」
崩れていく、自身の肉体が。
タギツヒメという存在を確立する為の、核が。
自己を保ち、この世に根付く為の魂が。
自分が自分でなくなるように、大事な全てが剥がれ落ちる。
タギツヒメという存在を確立する為の、核が。
自己を保ち、この世に根付く為の魂が。
自分が自分でなくなるように、大事な全てが剥がれ落ちる。
焼け爛れた箇所も、辛うじて白さを残す肌も。
等しく亀裂が生まれ、人間に近しい形が歪み出す。
失われる、いいや奪われている。
己を己たらしめるものが一つ残らず、食い荒らされているかのよう。
やめてくれと何度願っても、聞き入れる者はいない。
等しく亀裂が生まれ、人間に近しい形が歪み出す。
失われる、いいや奪われている。
己を己たらしめるものが一つ残らず、食い荒らされているかのよう。
やめてくれと何度願っても、聞き入れる者はいない。
(我、は……どうすれば良かったのだ……)
ルルーシュとロロを、キャルを仲間と思ったのが間違いだったのか。
大荒魂としての怒りに身を任せ、ひたすらに殺し回っていればこうならなかったのか。
自分が救われたこと、それ自体が誤りだというのか。
大荒魂としての怒りに身を任せ、ひたすらに殺し回っていればこうならなかったのか。
自分が救われたこと、それ自体が誤りだというのか。
(ソラン……一護……)
分からない、もう何も分からない。
一度埋まった筈の孔は、傷口をより広く裂かれて。
空洞を突き抜ける痛みに涙を流そうと、拭う者は傍にいない。
孤独と言う名の激痛を、再び癒す術が何かも分からなかった。
一度埋まった筈の孔は、傷口をより広く裂かれて。
空洞を突き抜ける痛みに涙を流そうと、拭う者は傍にいない。
孤独と言う名の激痛を、再び癒す術が何かも分からなかった。
(誰か……我を………………)
虚空へ向けて、声に出さず懇願する彼女の顔は。
迷子になった、幼い子供のようだった。
迷子になった、幼い子供のようだった。
○
「で?お前の望み通りに楽しめたのか?」
「それなりにはね。協力ご苦労さん、お陰で楽に事が運べたよ」
「それなりにはね。協力ご苦労さん、お陰で楽に事が運べたよ」
感謝の気持ちが全く宿っていないのが明らかな、意地の悪い笑顔。
猫耳を揺らす少女へ食って掛かるでもなく、冷めた目で見やる。
テレビ局への襲撃時に顔を合わせた際と、雰囲気が大きく異なる点への疑問は無し。
第一、少女本人が現れたのでないとジンガはとっくに気付いていた。
猫耳を揺らす少女へ食って掛かるでもなく、冷めた目で見やる。
テレビ局への襲撃時に顔を合わせた際と、雰囲気が大きく異なる点への疑問は無し。
第一、少女本人が現れたのでないとジンガはとっくに気付いていた。
当然ながら、ここにいるのはキャルではない。
本物の彼女はアスラン・ザラや緑谷出久、糸見沙耶香と共に行動中。
ジンガとの戦闘に横槍を入れたのが、全くの別人であり。
そもそも人間ですらなかったと、タギツヒメが気付く機会は終ぞ得られなかった。
全ては『嫉妬』のホムンクルス、エンヴィーによる悪辣な茶番劇に過ぎない。
本物の彼女はアスラン・ザラや緑谷出久、糸見沙耶香と共に行動中。
ジンガとの戦闘に横槍を入れたのが、全くの別人であり。
そもそも人間ですらなかったと、タギツヒメが気付く機会は終ぞ得られなかった。
全ては『嫉妬』のホムンクルス、エンヴィーによる悪辣な茶番劇に過ぎない。
ジンガを追い掛け姿を見付けた時には既に、戦闘が勃発中。
血の気の多い奴らと呆れつつ、巻き込まれないよう立ち回り暫し見物に徹した。
途中、ジンガの繰り出す冥黒の炎へ焔の錬金術師を思い出し。
不機嫌に顔を顰め、ふと思い付いたのが先程の一連の流れ。
ジンガとの情報交換で聞いていた外見の特徴で、相手がタギツヒメと察し。
ついでにルルーシュによる四度目の放送時、悪逆皇帝の振る舞いへ強制的にストップを掛けた少女。
キャルとも仲間だと知っていたのが、大いに活きたと言えよう。
血の気の多い奴らと呆れつつ、巻き込まれないよう立ち回り暫し見物に徹した。
途中、ジンガの繰り出す冥黒の炎へ焔の錬金術師を思い出し。
不機嫌に顔を顰め、ふと思い付いたのが先程の一連の流れ。
ジンガとの情報交換で聞いていた外見の特徴で、相手がタギツヒメと察し。
ついでにルルーシュによる四度目の放送時、悪逆皇帝の振る舞いへ強制的にストップを掛けた少女。
キャルとも仲間だと知っていたのが、大いに活きたと言えよう。
外見と口調は映像で見た為、姿を偽るのは問題無い。
ディケイドが持つ力の一つ、仮面ライダークウガに変身し戦闘へ介入。
ペガサスフォームの狙撃によって、タギツヒメを敗北へ追いやる一手は打てた。
後は適当にそれらしい言葉を並べたが、思った以上に効果覿面。
ショックを受ける哀れな大荒魂を、馬鹿笑いするの抑えるのには苦労したものだ。
ディケイドが持つ力の一つ、仮面ライダークウガに変身し戦闘へ介入。
ペガサスフォームの狙撃によって、タギツヒメを敗北へ追いやる一手は打てた。
後は適当にそれらしい言葉を並べたが、思った以上に効果覿面。
ショックを受ける哀れな大荒魂を、馬鹿笑いするの抑えるのには苦労したものだ。
「にしても太っ腹だよねぇ。笑わせてくれただけじゃなく、プレゼントまでくれるんだからさぁ」
キャルの姿でおちょくっただけでは飽き足らず、その先こそ本命と言って良い。
仮面ライダーウィザードに変身し、使ったのはエンゲージの魔法。
本来であればゲートと呼ばれる人間が指輪を填め、ドライバーに翳すといった条件が必要不可欠。
しかしライダーカードは、原典となった戦士が行った手順を必要としない。
あくまでカードに封じられたデータの解放により、再現するのがディケイドの能力。
指輪の魔法使い、操真晴人の戦いの記録と異なる形で魔法を発動した。
仮面ライダーウィザードに変身し、使ったのはエンゲージの魔法。
本来であればゲートと呼ばれる人間が指輪を填め、ドライバーに翳すといった条件が必要不可欠。
しかしライダーカードは、原典となった戦士が行った手順を必要としない。
あくまでカードに封じられたデータの解放により、再現するのがディケイドの能力。
指輪の魔法使い、操真晴人の戦いの記録と異なる形で魔法を発動した。
エンゲージの魔法効果は、アンダーワールドと呼ばれる精神世界への侵入。
謂わば、魂に最も近い場所だ。
何人たりとも立ち入れぬ世界でエンヴィーは、アンダーワールドの破壊を開始。
それに伴いタギツヒメの持つ魂を喰らう形で、自身の賢者の石に封じ込めていった。
謂わば、魂に最も近い場所だ。
何人たりとも立ち入れぬ世界でエンヴィーは、アンダーワールドの破壊を開始。
それに伴いタギツヒメの持つ魂を喰らう形で、自身の賢者の石に封じ込めていった。
タギツヒメに限らず、大荒魂は元々大量のノロを取り込んで生まれた存在。
珠鋼から生まれた不純物であり、生物と呼べぬ存在なれど。
負の新生を持ち、結合を経て荒魂と化す性質は。
言い換えれば、自我も知性も持たず矮小であれど魂を持つノロが集まった末。
大荒魂=タギツヒメという、強靭な一個体に進化した事になる。
珠鋼から生まれた不純物であり、生物と呼べぬ存在なれど。
負の新生を持ち、結合を経て荒魂と化す性質は。
言い換えれば、自我も知性も持たず矮小であれど魂を持つノロが集まった末。
大荒魂=タギツヒメという、強靭な一個体に進化した事になる。
つまり、だ。
元が複数個の魂である以上、人間でなかろうと。
賢者の石のストックとして取り入れられる可能性は、ゼロじゃない。
プロフィール付きの名簿でタギツヒメの項を読み、思い付いた実験を成功に近付けたのが。
アンダーワールドという、魂への干渉も可能とする精神世界。
錬金術を使えないエンヴィーが、自身の賢者の石と他者の魂の両方を繋ぐ役目を。
希望を守る指輪の魔法使いが決して望まない方法で、実現させたのである。
元が複数個の魂である以上、人間でなかろうと。
賢者の石のストックとして取り入れられる可能性は、ゼロじゃない。
プロフィール付きの名簿でタギツヒメの項を読み、思い付いた実験を成功に近付けたのが。
アンダーワールドという、魂への干渉も可能とする精神世界。
錬金術を使えないエンヴィーが、自身の賢者の石と他者の魂の両方を繋ぐ役目を。
希望を守る指輪の魔法使いが決して望まない方法で、実現させたのである。
大荒魂を生み出すに至ったノロに加え、嘗て取り込んだ同族。
タキリヒメの魂をもエンヴィーに奪われ、タギツヒメは自己の確立が困難に陥った。
その末に待ち受けたのが、現在ジンガの目の前にいるモノ。
タキリヒメの魂をもエンヴィーに奪われ、タギツヒメは自己の確立が困難に陥った。
その末に待ち受けたのが、現在ジンガの目の前にいるモノ。
「お姫様、なんて呼べるもんじゃあねぇなこりゃ」
橙色の輝きが僅かに灯った、蠢く泥の塊らしき物体。
自我を失い、知性も抜け落ちた成れ果て。
名簿上ではコレもタギツヒメと扱われるのだろうが、彼女の仲間の何人が気付けるのか分かったもんじゃない。
僅かばかりの憐憫混じりに皮肉を呟くも、どうせ届きはしないだろう。
自我を失い、知性も抜け落ちた成れ果て。
名簿上ではコレもタギツヒメと扱われるのだろうが、彼女の仲間の何人が気付けるのか分かったもんじゃない。
僅かばかりの憐憫混じりに皮肉を呟くも、どうせ届きはしないだろう。
「全部奪うのは流石にかわいそうだしさ、ちょっとは残してやったんだよ。まあ、この分じゃあ死んだ方がマシだろうけどねぇ」
「そうだな……」
「そうだな……」
断じて同情心からではない理由で、生命を繋がれたちっぽけな荒魂を。
これ見よがしに馬鹿にするエンヴィーへ、チラとだけ視線を送り。
ジンガは徐に、弱々しい魂の欠片に近付き。
これ見よがしに馬鹿にするエンヴィーへ、チラとだけ視線を送り。
ジンガは徐に、弱々しい魂の欠片に近付き。
「悪くない、いや俺好みの趣向って言ってやるよ」
「だろ?」
「だろ?」
数多のホラーへやったのと同じように捕食、命と呼べるものは最早存在しない。
こうも力を削がれた状態で喰っては、劇的な強化など望めない。
精々が傷の回復に多少役立つ程度。
しかしジンガに不満はなく、むしろ良いものを見たとばかりに笑い掛ける。
その反応もまた予想通りと言うように、キャルの顔でエンヴィーも笑みを返した。
こうも力を削がれた状態で喰っては、劇的な強化など望めない。
精々が傷の回復に多少役立つ程度。
しかしジンガに不満はなく、むしろ良いものを見たとばかりに笑い掛ける。
その反応もまた予想通りと言うように、キャルの顔でエンヴィーも笑みを返した。
流牙やユメとの戦闘に余計な真似をされたのなら、さしものジンガも怒りを滲ませたろうが。
守りし者を気取る異形、それも元はホラーと同じ人類に仇為す者が相手とくれば。
不快さはあれど激昂には至らない。
そればかりか絶望を貼り付け、尊厳を踏みにじられて迎えたタギツヒメの最期は良い見世物だった。
実に愉快と笑いが込み上げるくらいには、好みと合致する。
守りし者を気取る異形、それも元はホラーと同じ人類に仇為す者が相手とくれば。
不快さはあれど激昂には至らない。
そればかりか絶望を貼り付け、尊厳を踏みにじられて迎えたタギツヒメの最期は良い見世物だった。
実に愉快と笑いが込み上げるくらいには、好みと合致する。
「さぞかし良い画が撮れたんだろ?まさか、コレクションで終わらせるなんて言わないよなぁ?」
「ったり前だっての。ってかサラッと言ってるけど、気付いてたんだ」
「ったり前だっての。ってかサラッと言ってるけど、気付いてたんだ」
別に隠す理由もないので、否定せずにちょいちょいと指を動かす。
すると何処からか飛んで来たコウモリが、エンヴィーの掌に収まる。
自然界に生息する個体とも、会場に解き放たれたNPCとも違う。
エンヴィーが持つ最後の支給品こそ、この機械仕掛けのコウモリ。
左翔太郎とフィリップが所持するメモリガジェットの一つ、バットショットだった。
すると何処からか飛んで来たコウモリが、エンヴィーの掌に収まる。
自然界に生息する個体とも、会場に解き放たれたNPCとも違う。
エンヴィーが持つ最後の支給品こそ、この機械仕掛けのコウモリ。
左翔太郎とフィリップが所持するメモリガジェットの一つ、バットショットだった。
「おっ!良い感じに撮影成功!便利だねぇこれ」
自立行動が可能な小型の、超高性能撮影機器。
アメストリス軍のみならず、ドラクマも喉から手が出る程に欲しがるだろう。
元いた世界の技術を優に追い越す、風都の探偵の発明品への感心もそこそこに。
確認した映像は、キャルの姿でタギツヒメに嘘八百をぶち撒けた際のもの。
しかも撮影位置まで細かく指定し、堂々と近くで撮ったんじゃあない。
偶然見付けた良からぬ場面を、こっそり隠れて撮ったと言われても違和感のない。
見事に、隠し撮り映像に見せ掛けてあった。
アメストリス軍のみならず、ドラクマも喉から手が出る程に欲しがるだろう。
元いた世界の技術を優に追い越す、風都の探偵の発明品への感心もそこそこに。
確認した映像は、キャルの姿でタギツヒメに嘘八百をぶち撒けた際のもの。
しかも撮影位置まで細かく指定し、堂々と近くで撮ったんじゃあない。
偶然見付けた良からぬ場面を、こっそり隠れて撮ったと言われても違和感のない。
見事に、隠し撮り映像に見せ掛けてあった。
「そんじゃ行って来い。映像を見られる前に壊されるとか、つまんないヘマ犯すなよー?」
宙へ放ったバットショットはエンヴィーに従い、所持者の元を去って行く。
ルルーシュ共々、放送で大々的に存在を知られた少女が実は。
皇帝にすっかりお熱で、仲間も平然と切り捨てる奴だと広まれば。
ついでにルルーシュも結局は、悪逆皇帝の顔こそ本性だと知られれば。
偽りの情報に踊らされて、憎悪をぶつけ合う地獄の完成に一歩前進。
切っ掛け一つで勝手に戦争を始めるのは、イシュヴァール内戦が物語っている。
ルルーシュ共々、放送で大々的に存在を知られた少女が実は。
皇帝にすっかりお熱で、仲間も平然と切り捨てる奴だと広まれば。
ついでにルルーシュも結局は、悪逆皇帝の顔こそ本性だと知られれば。
偽りの情報に踊らされて、憎悪をぶつけ合う地獄の完成に一歩前進。
切っ掛け一つで勝手に戦争を始めるのは、イシュヴァール内戦が物語っている。
「これで猫娘が偽物だとあっさり見破られれば、目論見もご破算だけどな」
「水を差すようなこと言うなよ。ったく……」
「水を差すようなこと言うなよ。ったく……」
騙されてルルーシュ達に敵意を向ける馬鹿が映像を見たら、最高の結果だ。
鵜呑みにせずとも、不信感を植え付けられればそれでも構わない。
ジンガの言うように無駄に終わる可能性もゼロではなく、それは非常につまらないが。
どうせ遊びの一環だ、失敗したらしたで長々と後は引かない。
鵜呑みにせずとも、不信感を植え付けられればそれでも構わない。
ジンガの言うように無駄に終わる可能性もゼロではなく、それは非常につまらないが。
どうせ遊びの一環だ、失敗したらしたで長々と後は引かない。
何にせよ、今回得た収穫は大きい。
自身のストレス解消に加え、新しい遊びの取っ掛かり。
そして、ノロとタキリヒメを取り込んだ影響で生前以上に力が漲る感覚を覚えた。
負の神聖を帯びた魂は、人間以上の質を誇る。
精々自分の為に、思う存分使い潰してやろうではないか。
自身のストレス解消に加え、新しい遊びの取っ掛かり。
そして、ノロとタキリヒメを取り込んだ影響で生前以上に力が漲る感覚を覚えた。
負の神聖を帯びた魂は、人間以上の質を誇る。
精々自分の為に、思う存分使い潰してやろうではないか。
(思ってた展開と違うが、結果的には上々ってやつか?)
軽くない負傷と、令呪一画の消費。
見返りに得たのは天鎖斬月という、死神代行の力。
生前、魔戒法師の莉杏の精神世界へ干渉した応用で。
斬魄刀本体の意思、或いは魂とも呼べる存在を自身の内側へと引き摺り寄せた。
精神世界と現実世界では、時間の進みも違う。
尸魂界に乗り込んだ一護が、更木剣八との戦いで一時的に己が斬魄刀の意思と対話を果たした時。
現実の時間は10秒にも満たなかったのが、分かりやすい例だ。
ジンガもまた、7秒というタギツヒメ相手に拮抗した猶予の中で。
天鎖斬月を打ち倒し、己が糧として取り込んだのだった。
見返りに得たのは天鎖斬月という、死神代行の力。
生前、魔戒法師の莉杏の精神世界へ干渉した応用で。
斬魄刀本体の意思、或いは魂とも呼べる存在を自身の内側へと引き摺り寄せた。
精神世界と現実世界では、時間の進みも違う。
尸魂界に乗り込んだ一護が、更木剣八との戦いで一時的に己が斬魄刀の意思と対話を果たした時。
現実の時間は10秒にも満たなかったのが、分かりやすい例だ。
ジンガもまた、7秒というタギツヒメ相手に拮抗した猶予の中で。
天鎖斬月を打ち倒し、己が糧として取り込んだのだった。
軽く掌を握り、新たな強さを得た実感を噛み締める。
黄金騎士、道外流牙との再戦に期待が高まり自然と笑みを作った。
黄金騎士、道外流牙との再戦に期待が高まり自然と笑みを作った。
よもやその流牙が本気を出す為に必須の得物。
魔戒剣が雷鳴の勇者共々、消し炭と化したとは夢にも思わず。
魔戒剣が雷鳴の勇者共々、消し炭と化したとは夢にも思わず。
【タギツヒメ@刀使ノ巫女 死亡】
【エリアC-8/租界/9月2日/午後7時】
【ジンガ@牙狼-GARO- 神ノ牙-KAMINOKIBA-】
状態:疲労(中)、ダメージ(大)
服装:着崩した黒い服(いつもの)
装備:ジンガの魔戒剣@牙狼-GARO- 神ノ牙-KAMINOKIBA-、天鎖斬月@BLEACH
令呪:残り二画
道具:闇のパルファム@牙狼-GARO- ハガネを継ぐ者、メモリーディスク&専用プレイヤー&ペン@ドラえもん、ホットライン、レジスター(芳佳、タギツヒメ)、ディケイドライバー&カード一式(激情態・ブレイドのライダーカード損失)@仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010、ケータッチ@仮面ライダーディケイド
思考
基本:好きにやる
01:やっぱりお前もいるよな?道外……柊真昼の話じゃ病院手前に居たらしいが…移動してないとも限らねぇ上に牙狼剣を持ってないみたいだからなぁ
02:あの女(ユメ)は、下手な揺さぶりも無駄だろうな
03:薫がホラーになるのを期待。
光の力に覚醒しやがったが…中途半端な上にまだ堕ちる可能性はある。さぁてどうするか
04:思った以上にぶっ飛んだ連中がいるってこととは思っていたが…ラダン級ばかりじゃねぇか
05:ラダンか、せめて魔鏡が手元に欲しい所だなぁ。参加者を喰って力を付けるのも手か
06:薫や柳瀬舞衣が人殺しに成り下がっちまった事や、衛藤可奈美が死体を使われている事をお仲間達に伝えてやろう
07:牙狼剣を持ってる奴を見つけたら、そいつの首ごと道外にプレゼントしてやる
08:コイツ(激情態仕様のディケイドライバー)で遊んでやるのも悪くはねぇ
09:レジスターは…どうにかしておきたいところだが
10:余裕があったらグリオンって奴の顔でも見に行くか
参戦時期:流牙に敗北後~メシアに挑む前。
備考
※-GOLD STORM- 翔の作中にて、アミリの魔鏡の力による強化後に使用した能力(ワープゲートらしきものを生成し行う転移攻撃等)は魔鏡が無ければ使えないものとします。
※益子薫の記憶を覗いた事により、刀使ノ巫女世界についての知識をある程度把握しました。
※冥黒シノンを捕食し、リフレクトモス@仮面ライダーディケイドの反射能力が使用可能になりました。他に何らかの影響があるかは後続の書き手に任せます。
※冥黒の炎を吸収し使用可能になりました。
※王虚の閃光を捕食し、能力全般が強化されています。他に何らかの影響があるかは後続の書き手に任せます。
※天鎖斬月を自身の力として取り込みました。
※ライダーカードはクウガ~キバまで使用可能です。
状態:疲労(中)、ダメージ(大)
服装:着崩した黒い服(いつもの)
装備:ジンガの魔戒剣@牙狼-GARO- 神ノ牙-KAMINOKIBA-、天鎖斬月@BLEACH
令呪:残り二画
道具:闇のパルファム@牙狼-GARO- ハガネを継ぐ者、メモリーディスク&専用プレイヤー&ペン@ドラえもん、ホットライン、レジスター(芳佳、タギツヒメ)、ディケイドライバー&カード一式(激情態・ブレイドのライダーカード損失)@仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010、ケータッチ@仮面ライダーディケイド
思考
基本:好きにやる
01:やっぱりお前もいるよな?道外……柊真昼の話じゃ病院手前に居たらしいが…移動してないとも限らねぇ上に牙狼剣を持ってないみたいだからなぁ
02:あの女(ユメ)は、下手な揺さぶりも無駄だろうな
03:薫がホラーになるのを期待。
光の力に覚醒しやがったが…中途半端な上にまだ堕ちる可能性はある。さぁてどうするか
04:思った以上にぶっ飛んだ連中がいるってこととは思っていたが…ラダン級ばかりじゃねぇか
05:ラダンか、せめて魔鏡が手元に欲しい所だなぁ。参加者を喰って力を付けるのも手か
06:薫や柳瀬舞衣が人殺しに成り下がっちまった事や、衛藤可奈美が死体を使われている事をお仲間達に伝えてやろう
07:牙狼剣を持ってる奴を見つけたら、そいつの首ごと道外にプレゼントしてやる
08:コイツ(激情態仕様のディケイドライバー)で遊んでやるのも悪くはねぇ
09:レジスターは…どうにかしておきたいところだが
10:余裕があったらグリオンって奴の顔でも見に行くか
参戦時期:流牙に敗北後~メシアに挑む前。
備考
※-GOLD STORM- 翔の作中にて、アミリの魔鏡の力による強化後に使用した能力(ワープゲートらしきものを生成し行う転移攻撃等)は魔鏡が無ければ使えないものとします。
※益子薫の記憶を覗いた事により、刀使ノ巫女世界についての知識をある程度把握しました。
※冥黒シノンを捕食し、リフレクトモス@仮面ライダーディケイドの反射能力が使用可能になりました。他に何らかの影響があるかは後続の書き手に任せます。
※冥黒の炎を吸収し使用可能になりました。
※王虚の閃光を捕食し、能力全般が強化されています。他に何らかの影響があるかは後続の書き手に任せます。
※天鎖斬月を自身の力として取り込みました。
※ライダーカードはクウガ~キバまで使用可能です。
【エンヴィー@鋼の錬金術師】
状態:キャル@プリンセスコネクト!Re:Diveに変身、苛立ち(中)
服装:アンブローズ魔法学園の制服(女子生徒用)
装備:ネオディケイドドライバー@仮面ライダージオウ
令呪:残り二画
道具:ランダムアイテム×0~1(タギツヒメの分)、マシンディケイダー@仮面ライダーディケイド、どこでもドア@ドラえもん、万能手綱@ドラえもん、越前康継@刀使ノ巫女、ダブルオーライザー(最終決戦仕様)の起動鍵@機動戦士ガンダム00(2ndSeason)、ホットライン(簡易プロフィール付き名簿@オリジナルがインストール)
思考
基本:好きにやる
01:次はどうやって遊ぶかねぇ。
02:纏流子に会ったらお友達の最期を伝えてやるのも良いかもな。
03:バットショットの映像を見た参加者が、どう動くかに期待。
参戦時期:死亡後
備考
※先生の支給品はエンヴィーが回収しました。
※ネオディケイドライバーは戦闘を重ねる毎に、一枚ずつライダーカードが解禁されるよう細工されています。
少なくともウィザードまでのカードが使用可能です。
※タギツヒメを構成するノロと、タキリヒメの魂を自身の賢者の石に取り込みました。どのような影響が表れるかは後続の書き手に任せます。
状態:キャル@プリンセスコネクト!Re:Diveに変身、苛立ち(中)
服装:アンブローズ魔法学園の制服(女子生徒用)
装備:ネオディケイドドライバー@仮面ライダージオウ
令呪:残り二画
道具:ランダムアイテム×0~1(タギツヒメの分)、マシンディケイダー@仮面ライダーディケイド、どこでもドア@ドラえもん、万能手綱@ドラえもん、越前康継@刀使ノ巫女、ダブルオーライザー(最終決戦仕様)の起動鍵@機動戦士ガンダム00(2ndSeason)、ホットライン(簡易プロフィール付き名簿@オリジナルがインストール)
思考
基本:好きにやる
01:次はどうやって遊ぶかねぇ。
02:纏流子に会ったらお友達の最期を伝えてやるのも良いかもな。
03:バットショットの映像を見た参加者が、どう動くかに期待。
参戦時期:死亡後
備考
※先生の支給品はエンヴィーが回収しました。
※ネオディケイドライバーは戦闘を重ねる毎に、一枚ずつライダーカードが解禁されるよう細工されています。
少なくともウィザードまでのカードが使用可能です。
※タギツヒメを構成するノロと、タキリヒメの魂を自身の賢者の石に取り込みました。どのような影響が表れるかは後続の書き手に任せます。
『全体備考』
※烈風丸@ストライクウィッチーズ2は破壊されました。
※バットショット@仮面ライダーWが何処かへ飛び去りました。『キャルに変身したエンヴィーが瀕死のタギツヒメの前で、ルルーシュに殺害を命令された旨を話す』映像が記録されています。
どこへ飛んで行ったかは後続の書き手に任せます。
※烈風丸@ストライクウィッチーズ2は破壊されました。
※バットショット@仮面ライダーWが何処かへ飛び去りました。『キャルに変身したエンヴィーが瀕死のタギツヒメの前で、ルルーシュに殺害を命令された旨を話す』映像が記録されています。
どこへ飛んで行ったかは後続の書き手に任せます。
『支給品解説』
【バットショット@仮面ライダーW】
…先生に支給。
フィリップが開発したメモリガジェットの一つ。
高い画像分析能力や撮影能力、撮影機能のデジタルカメラ形態、ギジメモリのバットメモリをインサートすることで変形するコウモリ型形態の二形態がある。
更に敵への目眩ましとなるフラッシュや超音波を発することも可能。
バットメモリとのセットで支給された。
…先生に支給。
フィリップが開発したメモリガジェットの一つ。
高い画像分析能力や撮影能力、撮影機能のデジタルカメラ形態、ギジメモリのバットメモリをインサートすることで変形するコウモリ型形態の二形態がある。
更に敵への目眩ましとなるフラッシュや超音波を発することも可能。
バットメモリとのセットで支給された。
| 172:紅蓮白蓮:乱舞のメロディ | 投下順 | 173:最悪ノシュウライ |
| 時系列順 | 179:星野温泉へようこそ | |
| タギツヒメ | GAME OVER | |
| ジンガ | 181:決着はディナーのあとで | |
| エンヴィー |