New 電波人間のRPG FREE!

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New 電波人間のRPG FREE!

【にゅー でんぱにんげんのあーるぴーじー ふりー】

ジャンル RPG
対応機種 Nintendo Switch
スマートフォン(iOS/Android)
発売・開発元 ジニアス・ソノリティ
発売日 【Switch】2024年7月22日
【iOS/Android】2025年3月10日
定価 基本プレイ無料
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 未定
ポイント 新要素モンスターの証とカジノ、みんなでキャッチ
2周目以降変化のあるメインストーリーや季節イベント
Wi-Fiコロシアムはバトルタワーへ変化したが現状粗削り
主人公は固定だが補正あり
電波人間のRPGシリーズ : 1 - 2- 3 - FREE! - New-NewFREE!


概要

2024年7月22日にSwitchで発売された、3DSで大きな人気を誇った電波人間シリーズの新作。 2月に放送された「Nintendo Direct ソフトメーカーラインナップ」で発表され、当時の3DSユーザーを中心に驚かせた。

ちなみに、少し分かりづらいが、『電波人間のRPGFREE!』の名前を冠しているものの、3DSの『FREE!』のSwitch移植ではなく続編なので注意。


あらすじ

正義感は強いが心優しく引っ込み思案な電波人間の「こうた」がいじめの現場に遭遇。いじめっ子「さくじろう」に立ち向かうも負けてしまいます。 それを見ていたプレーヤー(人間のあなた)との出会いをきっかけに、自分の弱さを克服して強くなるための冒険に旅立ちます。

前作からの新要素・変更点

  • モンスターの証
    • モンスターを倒すと確率で入手可能。戦闘中に使用可能であり、使うとモンスター毎に固有攻撃を行う。
    • また、ステージごとに登場するモンスターの証をすべて集めると装備等が手に入る「あかしコレクション」という要素も追加された。
    • メインステージ7をクリアすると証をフレンドに送ることができるようになる。レアリティが高い証はジュエルが必要なので注意。
  • カジノ
  • ステージ6をクリアすると解放される。 カジノでは購入・収集したカジノコインを以下の方法で賭けることで増やしていくことになる。 そのカジノコインは貯めることで景品と交換することができる。一部施設は未開放のままである。
  • モンスター闘技場 モンスター同士の戦いを予想し、勝利すれば倍率によって賭けたコインを手に入れることができる。 また、そのコインをそのまま次の試合に賭けることも可能で、この場合は賭けるかどうか決定するまで次の試合に登場するモンスターはわからない。 ただ、決定する前に知りたい場合はジュエルを1つ使うことで見ることが可能。
  • スロット カジノコインを投入し、揃った絵柄によってコインのダブルアップを賭けたゲームが行われる。6台設置されている。
  • みんなでキャッチ
    • ローカル通信でみんなでキャッチが出来る。
      最大4人で出来、人数が多いほどレアな電波人間が出やすい。
  • スタミナ、消費スタミナのデフレ
    • 前作は初期スタミナ20、ステージ1のスタミナが10だったのに対し、本作では初期スタミナは5、メインステージの消費スタミナが1とデフレしている。
  • AP
    • 今作ではすべてのアンテナの消費APが1に統一された。AP=特技を使える回数という仕様になっており、その分最大APはかなり低い。
  • 状態異常関係
    • 毒や火傷等のスリップダメージ、ダメージ増加系は、今作では状態異常に強度のパラメータが存在し、その状態異常を持っている状態で再び状態異常を付与されることで大きくなる。大きくなればなるほど状態異常の効果が上がっていく。
    • 誘惑や恐怖等の行動をキャンセルする状態異常は、今作では技によって2ターン以上継続するものがある。
  • 高難易度化
    • 前作と比べて難易度が上がっている。
      原因は主に雑魚敵のHPのインフレであろう。
      (ボスはステージ1以外はそこまで変わらない)
      それにより高いHPで耐えられて
      ジワジワ削られる事が多い
      複数体で出現すれば尚更である
      ボスはステージ4から、雑魚はステージ5から火力も上がる為、尚更油断出来ない戦闘を味わえる。
      その為、途中のバージョンから、ステージ選択時の「推奨Lv」が「最低Lv」に変更された。
      ただしVer3.0.10にてメインステージ4までの難易度緩和が行われた。
  • 地底人の声のSE
    • 前作では「ピピピ」といった機械音的な感じであったが、今作では「ホホホ」といった感じで声に命を宿ったような感じになった。
      また男性、女性、子供、老人などでトーンが異なる。
  • 出生
  • 前作では出生する条件は、 同世代の電波人間であること レベルが上限に到達していること であったが、今作では 幸福度が最大であること ゴールドを支払うこと になった。 ちなみに前作同様一度出生した電波人間を再び出生させることはできず、特定のアイテムを使う必要がある。 出生後幸福度は0になる。
  • 出生時、出生した2人の電波人間の上限突破数を足して4で割った数が誕生した電波人間に上限突破数が引き継がれる。
  • 生まれた電波人間の初期Lvは両親の上限突破数の商が1未満の場合はLv1
  • 1以上の場合 (上限突破数×10)+11 である。
  • 前作からの弱体化された装備の効果
    • 本作では前作から弱体化させられた装備の効果もある。
    • 「かばう」は全体攻撃の際に1人しか庇うことができなくなった。ただし、今後複数人をかばう装備が出る可能性がある為、悲観視するのは尚早であろう。
    • 「反射」や「ゴースト化」は、前作では確率だったのが、本作は◯ターンの分効果を発揮する仕組みになっており、ターンが終わると効果を発揮しなくなり、長期戦と相性が悪くなっているが、逆にターン中は確実に効果を発揮する。
  • 事実上のオンライン専用化
    • 本作は、前作では一回チェックインすればオフラインでもプレイできたのだが、本作はオンライン専用となっている。ただしNintendo Switch ONLINEは加入をしなくてもプレイが可能。
    • アップデートがある場合、そのタイミングでプレイするとダウンロードが開始される。
    • 前作で「チェックイン」を使わなければ更新しないでプレイし続けることもできる事を悪用し、バグ技利用の為、更新しないまま遊ぶプレイヤーが続出した為の処置とも取れるだろう。
    • ただしオフラインでもスタート画面からキャッチはできる。
  • 敵の配置を中断でリセットできなくなった。
  • 黄金の扉 前作では一部のエクストラステージにしか存在しなかったが、今作ではほぼ全てのステージに登場しており、共通して中には回復ポイントと緑宝箱が3個おいてある。 曜日イベントやジュエルゲット等では扉を開けることで敵のポップ数が増える他、扉の先にしか出現しない敵もいるので、証をコンプリートするならば必ず扉を開ける必要がある。
  • 基本的に黄金の鍵は一部ステージの隠し宝箱(茶宝箱か赤宝箱なので一度のみ)かエクストラステージの青宝箱(こちらはステージクリアの度に開けられる)から確率で獲得できる。
  • 新たなブーストアイテム
    • Ver.3.0.10で新ブースト「攻撃力+」「防御力+」「素早さ+」「Bダッシュ」が追加された。さらにVer.3.0.20にて新たなブーストがブーストゲット!のモンスターからドロップされるようになった。

評価点

  • グラフィックや動き
    • 当然だが3DSからSwitchにハードが変わった事によりグラフィックが良くなったり、動きが滑らかになった。
  • 新BGMや前作にはなかった過去作からの復活BGM
    • 今作もタイトルや島を始めとした新BGMが存在する。
      更に洞窟や森のBGMが一新されたり、前作ではなかった過去作からの復活BGMなどがある。
      (特に過去作のBGMでは電気の神殿のBGMといった名曲も復活している)
  • 捻られたストーリー
  • 前作の反省を活かしてか、メインストーリーが下記の要素も相まって最初から良く作られている。
    メインステージを進めたり、条件を満たす事で、他のステージに変化が起き、アイテムを貰えたり、NPCが加わったりする事も。
  • 配信開始して間もない頃から早速季節イベントが開始される。
  • 前作は季節イベント開始に少し時間が掛かったが、今作では配信開始7月22日に対し、その翌月の8月5日から早速季節イベントが開始され、その翌月以降もコンスタントに季節イベントが行われている。
  • 二周目以降の台詞の変化
  • 同じステージに2回目以降に入ると台詞が変わるようになった。
    更に季節イベントステージでは3回目以降でも変わる他、「避暑地の出来事」ではくらやみのランプをお爺さんから直接貰えるなど利便性が良くなったり、「森の「きのこ」は誰のもの?」では新たなボスと戦えるようになる他、どちらも設定の掘り下げが行われる等、イベントに深みが増している。
  • こまめなお知らせやアップデート
  • 今作ではお知らせやアップデート情報をゲーム内でも確認でき、Xでも不具合発生時のお知らせやイベント情報、アップデート告知など、こまめに行ってくれる。
  • 主人公補正
    • 本作の主人公には、HP+12、突然死+2の補正がついており、この補正は引き継ぐことができる。
  • 消費スタミナが少なくなった
  • 上記でも触れた通り、本作はスタミナがデフレしている。 前作は初期スタミナが20で、ステージ1の消費スタミナは5。 その後、スタミナのモトがあるとはいえ消費スタミナがステージが進む毎に5ずつ増えたのに対して 今作は現状スタミナのモトはないもののメインステージは全て1である。 エクストラステージでも50消費してたのに対し今作は2である。
  • 敵の経験値が多くなった
    • これによりLvが上がりやすくなった。
      例えばLv1でもステージ1の021の扉の先の敵をほぼ全て倒すとLv20まで上がる様になった。
  • 属性関係の状態異常治療アイテムの統一化
  • 前作まででは「やけどなおす(やけど治療)」や「あたためる(しもやけ治療)」など、属性関係の状態異常治療アンテナはそれぞれ独立していたが、今作では「ぞくせいなおす」というアンテナにまとめられている。これはアイテムについても同様で、「やけどなおし」などであったのが「ぞくせいなおし」に統一されている。
  • ショップ
  • 今作ではステージにおいて商人から買い物をする時、島で購入するよりも安く買うことができる。 また、買い物を行う度にリタイアした場合に購入したものが失われ、使ったゴールドも戻ってこないという注意書きが出るようになった。
  • ボックスの壁床を変更出来る様になった
  • 電波人間と触れ合い中、背後で他の電波人間がうろついたり会話したりと賑やかになった
  • 世代制の撤廃
  • 前作の転生が上限突破へと変化した。 電波人間のRPGFREE!にあった世代が撤廃された、最初はLv20に、それ以降はLv10ごとに上限が設定されていて、上限以上にLvを上げるにはその度に上限突破をする必要がある。 また、前作の最大世代に該当するものが存在せず、すべての電波人間を最大レベルまで上げることが可能になった。
  • 上限突破の条件は レベルがその時点の上限に達していること 幸福度が最大まで溜まっていること であり、上限突破時にゴールドを支払う必要がある。 そのゴールドは上限が上昇するほど多く要求される。
  • 上限突破時にAP・回避率を除くステータスが約1.2倍になるため、前作と比較するとそのレベルからは考えられないほどステータスが高くなる。
  • 電波人間の頭や模様 電波人間の頭の形の種類や模様が多数追加・変更され、発生条件も変化した。
  • 前作では頭の形は最大APの上昇や必要経験値の減少量に関わっており、特に強いものだと最大APを50増やす物や必要経験値を3割削減する物があったが、今作では最大HPや攻撃力・防御力等のステータスに影響し、特に強いものでは全状態異常耐性+3&攻撃力+50&防御力+100といったとてつもない効果を持つものがある。
  • 模様については前作では一部属性耐性や状態異常耐性、ステータスに関わっていたが、今作では回避率に関わるものも出てきた。
  • 日付は変わり、9月9日のVer.2.0.0でレアキャッチの電波人間の仕組みが変更され、一部のレア頭が出るようになった。手持ちのジュエルに余裕があるのであれば、狙ってみるのもありかもしれない。
  • 黄金の扉がジュエルで開けられるようになった
  • 前作では黄金の鍵を持っていないと開けなかったが、今作では持っていないときもジュエルを1個消費して開くことが可能。 更にゴールドゲット!では扉の先におうごんのかぎを落とすモンスターがいたり、ジュエルゲット!ではジェモリ(お助けNPC)が入ればジュエルを沢山手に入る筈なので元を取れる場合も。
  • バグや下方修正の少なさ
    • 前作からの装備の弱体化や下記の様な致命的なバグが発生したものの、作中全体的にはどちらも少ないと言っていい。
  • プチジュエルゲット!が単純に通常のジュエルゲット!の下位互換ではない
  • 2024年10月7日に今作初開催となったプチジュエルゲット!
    • 単純にプチジュエルゲットの下位互換ではなく、モンスターがジュエルのかけらを確実に落とし(中にはジュエルのかけら×2を落とすモンスターもいる)
    • 緑宝箱からはジュエルのかけらは勿論、スタミナチケット、黄金の鍵、サファイアのかたまり、ふくびきけんも手に入る。
    • これにより初心者から上級者まで満遍なくジュエルやアイテムが行き渡る良イベントに生まれ変わった。
  • 新たなブーストアイテム「Bダッシュ」の快適性
    • ステージに入る際、このブーストアイテムを選択する事によって、Bボタンで素早く移動出来る。その速度で快適にステージを駆け回ったり、追ってくるモンスターを撒いたり、逃げるモンスターにもエンカウント出来る。
  • イベントキャッチの電波人間
    • 2024年10月17日のハロウィンイベントのイベントキャッチの電波人間から素早さ補正の付いたものが出てきた。
      その後の11月18日のオータムイベントでも全ての電波人間に素早さ補正が付いており、内2人は一見単色だが二重扱いのものが出てきた。
      12月10日のクリスマスイベントでは補正はないものの、レア頭に薄金銀が入ったものが出てき、これにより二重金銀が作れるようになるなど、徐々に質が向上している。

賛否両論点

  • ver.2.0.0アップデート後の出生事情
    • ver.2.0.0のアップデートにて「出生するとき、入居日の早い電波人間の体格や回避率を引き継ぐ」が不具合という事で修正された事により、回避0の最大個体が意図的に作りづらくなった。 しかしその一方、法則がFREEと同じになり、回避0準大と回避3最大から回避0最大を作れるといった事も出来る様になった。
  • 処理関係
    • 完全オンライン制になったためか3DS時代と比べると一部の動作の際に少々ローディング時間が発生する。 しかしその一方、今の所確認された戦闘の行動処理は、電波人間のRPGFREE!からの変更点として
    • 複数体の電波人間が一斉に通常攻撃を仕掛ける(または節約などの指示を出す)際、前作では撃破後もまだ攻撃していない電波人間がいた際
  • その対象のみに対する攻撃処理→対象の死亡モーション→次の対象に対する攻撃処理という流れだったが、今作ではその際にトドメをさす電波人間までがその対象に攻撃すると同時にそれ以外の電波人間が他の対象に向かって攻撃しており、攻撃処理にかかる時間が削減されている。
  • 行動順が連続である電波人間が同じアンテナを発動する際、前作は発動モーションが別々に行われていたが、今作では同時に発動モーションを行い、その効果が同時に発生するようになった。 複数の敵対個体が同じ行動をとる時、その行動モーションが同時に行われるようになった。 戦闘終了後に経験値が手に入るが、生存している電波人間全員の経験値が上限に達している場合、経験値の獲得のメッセージが省略される。 など改善されている。
  • お助けキャラ 前作の地底人や妖精、仲間モンスター等のお助けキャラがステージに突入するたびにキャラごとに設定されている対価を要求されるようになった。 大半のキャラはゴールドを要求するが、特に有用・強力な効果を持つキャラの場合ジュエルを要求されることも。 1ステージ毎に必要に応じて雇いなおさなければならないのでそこは煩わしさがある。
  • ただし、これによりお助けキャラが電波人間ボックスに収容されることもなくなり、ボックスの枠を圧迫することが無くなった(前作ではお助けキャラの数が多く、できる限り集めた場合電波人間ボックスを3,4部屋程占領してしまうという難点があった)ものの、現時点では前作同様お助けキャラの強化ができるようになるかどうかは不明(未実装)。
  • スタミナむげんの発動の仕様
    • 今作から敵からスタミナ無限チケットがドロップするようになった、なお、ログインボーナスの宝箱から手に入る事もある。 これにより、指定された時間の間、スタミナが消費されなくなるというスタミナ制のゲームとしては夢のようなアイテムだ。 ただし、現状、スタミナを使用した瞬間強制的に使用される。
    • そのため、好きな時に使うということが行えず、入手したら使わないとステージに入ることが不可能になる。
    • スタミナを無限にするというアイテム自体は良いのだが、この様な発動条件のため、使いづらい。
    • スタミナむげん発動中にスタミナむげんを手に入れると、記載されてる時間だけ無限の時間が強制的に延びる。別々に持っておくことはできない。
  • レアキャッチ
    • 本作ではレアキャッチが値上がりしている。それだけならまだ良いのだが
    • 現状、全体攻撃のアンテナが出ない、ただしアップデート後は全体回復、全体復活がごく稀に出るようになった。
      • 頭の形はアップデート以降様々な形が出るようなり、ごく稀にレア頭、レア柄の電波人間も出るようになったのでちょくちょく覗いて見るのもアリであろう。
        それでもアンテナの種類が減ったので少々寂しくなった感が否めないが、今後のアップデートで種類が増える事を期待しよう。

問題点

主人公が固定な上にパーティから外せない

  • 本作の主人公は、「こうた」という黒色の電波人間一人のみ。
    • 様々な主人公の中から選ばれるナンバリングやプレイヤーによって見た目が変わるFREE!と違い、本作は1体で固定であり、どのユーザーでも主人公はこうたとなる。
  • 更に本作ではナンバリング同様主人公をパーティの先頭から外せなくなった。
    • 最大8人のパーティの中からこうたを必ず先頭に入れなければならない。
      • また、強力な電波人間を7人集めると、こうたはその中でどうしても見劣りしてしまうため、証の確率を上げる装備(あおようせい一式)を装着させられ、アイテムを配り続ける立場に置かれがちになる。
  • ガチパを構成しようとするとアンテナの種類やステータスなどで邪魔になる場合があるが、まあ今作のストーリーは現時点では主人公が伝説の装備を手に入れる冒険の過程で強くなる物語なので宜なるかな。

戦闘システムの退化

  • 「3」や「FREE!」には、作戦と呼ばれる様々な行動を命令できたのだが、本作は「まもり」という防御だけに置き換わってしまった。
    • 「かいふくゆうせん」や「ピンチ!」のように自動で回復アイテム・アンテナを使ってくれる行動が存在せず、回復アイテムは手動で使わなければならない。
  • 単体で回復したい時にそのアイテムを使う前に敵に倒された場合、その相手に回復アイテムを使おうとすると、なぜか「使っても効果がないので使うのをやめた」となり、他のHPが低い電波人間に使用もせずにそのまま行動ターンが無駄になる。
    • これは過去作にもあったことだが、最近(少なくとも「FREE!」)ではしっかり使っていた。
  • 敵を倒しきった際、その倒した敵に全員総攻撃する。前作までは倒した時点でコマンドの残った電波人間達は戻っていた。
    • 前作のように倒したら即戻って欲しいとの声もある。
    • ただし上記の一斉行動がある為、総合的には戦闘テンポは良くなっているだろう。

オフラインキャッチの問題点

  • 本作も過去作品と同じく周囲にいる電波から電波人間を見つけて、その電波人間を狙ってAボタンでキャッチをするのが基本となっている。殆どがオンライン専用の本作でもノーマルキャッチはインターネットを繋がなくてもオフラインキャッチとして遊べるが…
  • 8体しか捕まえることができない。周囲に大勢いる中で8体という縛りはかなり大きい。
    • オンラインなら周囲の電波人間を無制限に捕まえることができるが、インターネットに接続する必要があるので範囲が狭い。
  • また、誤って捕まえた場合もその電波人間を逃がすことができず、その時点で1枠を消費する。

アンテナ数の減少

  • 本作は現状、アンテナの数が減少しており、ゴールドやお宝増加、捕まえるや2属性アンテナや技反射等のアンテナが現状存在しない。
    • 逆に追加されたアンテナは「みんなすこしよけにくい」のみ。 アップデートで追加される事を期待したい。

一部アンテナの技名が+がつくだけになった

  • 回復や復活、攻撃系統のアンテナは、レベルアップによりアンテナが進化する際、での技名は前作は(火全体の場合、やまかじ→にえたぎるマグマ→じごくのごうか)だったのが、本作はなぜか一番低いものに+2、3…とつくだけである。
    • エフェクトも一番低いもののエフェクトから変化がなく、説明欄も最大でも「威力は小さい」とつく。「よわいこうせん+9(前作だとレーザービーム)」、「ひゃくボルト+9(前作だといちおくボルト)」、と弱そうな名前から進化しないため、見栄えが悪い。
  • エフェクトは他のモンスターの技にもっとかっこいいものが存在しておるが、上記の通り+が増えるだけで最初の技名&エフェクトから変わらない。
    この変更により、全回復や完全復活を現状は作ることができない。
    ただし、この変更により威力や効果量が前作より上昇してる他、アップデートによるLv解放でこれから進化する可能性もある為、悲観視するのは尚早であろう。

ゴールドが手に入りづらくなった上に必要数が増えた

  • 証を集めるという収集要素がある影響か、ボスが売却しゴールドに変えるための証をドロップしなくなった。
    • 通常ステージでの雑魚モンスターは雀の涙のゴールドしか落とさず、きんば等のゴールドを大量に落とすモンスターはゴールドゲットにしか出なくなっており、ゴールドが非常に稼ぎにくい。特に序盤だと金欠に非常に陥りやすい。
      • 一応メインステージ9の宝箱を開けて、その上で入手した装備を売却するという金策方法があるのだが、そのステージを開放し、なおかつたからばこぞうを安定して倒せる程度(Lv70以上)にレベルを上げないとゴールドゲット以外にまともな資金源にありつけない。
  • また、後述するが、育成する際にも大量のゴールドが必要になり、そのためゴールドの必要性が大幅に増えた。

新要素の問題点

  • 作業感のあるあかしコレクション
    • 本作ではステージ毎に確率で敵から落とす証を集めて、全てのモンスターの証の装備を集める収集要素がある、この手のコレクション要素は致し方ないのだが作業感が強い。
    • 狙った証を持つモンスターを倒して証を集めるのだが、言い換えると、証が出るまでその同じモンスターを倒すだけである。
  • カジノの問題点
    • 本作の新要素であるカジノだが、カジノという名前の通り非常に運要素が強い。
    • 上記の通り、モンスター同士が対決し誰が勝利するかを予想するモンスター闘技場と、文字通りのスロットがあるのだが、前者は対象を選んで操作することができず、どちらも運頼みでしかない。
    • モンスター闘技場は試合を最後まで見なくてはならずテンポが悪い。賭けたモンスターが倒された後試合を終わらせることはできず、倍速も現状存在しない。
    • また、次の試合を見るのに1ジュエルを要求される。
      • また、このカジノで上位に入ったプレイヤーには強力な装備が配られるのだが、そのハードルが非常に高い。

育成環境

単純なレベル上げの仕様

  • 本作では上記の通り世代が廃止され、以前転生とされていたものは上限突破という仕様に変更された。
    • それ自体は良いのだが、20以上になると30、40、50、と…レベル10毎に上限解放する必要がある。
  • 更に本作では前述の通り、上限解放にゴールドが必要になるのだが、レベルが上がる毎にどんどん高くなり、最終的には最低でも5200Gを要求される。
    • ゴールドが稼ぎにくい環境になったにもかかわらずである。
      • それに加え、しあわせも満タンにする必要があるため、しあわせを上げるための作物の量によってはさらにゴールドの消費量が多くなる。もちろん、レベルが上がると最大にするために必要なしあわせも上がり、特に51以上だと今まで50だったものがいきなり100になる。
      • 本気で育成しようとなると、程度によるがレベル21同士の出生を繰り返し、更にそれを育成する事によって、毎週数10万〜100万ゴールド程の支出が発生する。

出生に関する問題点

  • それ以上に問題なのがこの出生。
    • まず、本作では単体の増強・補助アンテナで過去作でレベルアップにより全体化したアンテナが、レベルアップによって全体化しなくなった。「すこし◯◯→◯◯→ながく◯◯」という風に効果時間が延びるだけである。
      ただし、状態異常治療系アンテナやどくになれはLvアップで全体化する。
      • 全体化にはその同じアンテナを出生させる必要がある。もちろん全体化には確率でなるため、運が絡む。
      • みんなむてきやステルスなどは絶対に出生で引き継がない仕様になっており、これら同士で出生を行うと、アンテナなしの電波人間が生まれる。
    • 本作も様々な頭の形が存在し、それにより付与効果があるのだが、本作ではレアな頭の形は引き継ぎ率が低くなっている。
      • それどころか、頭の形がより下位のものに退化することがある。全状態異常耐性+3、攻撃力+50、防御力+100の太陽同士で出生して、ただの丸顔の電波人間が生まれるということもある。
    • ノーマルキャッチで捕まえられる頭の形が、丸型、三角型、四角型などの進化の過程における最初のものしか出てこなくなった。
      • これにより、今作では最終進化に最低12人も必要なレア頭も存在し、確率によってはもっと増える。前作では該当する頭の形が電波人間最低でも4人いれば作れたのだが…。(ただ、前作でも頭を複雑な形にするには相当な努力を強いられるのは変わりない)
  • 本作では現状、しゅっせいダケがジュエルショップで販売されていない。現状、最高でも12個しか手に入れられない。これはアップデートで販売される事に期待である。
  • 更に、上記の通り体格厳選に関しては最初の仕様が不具合だったが為にアップデートで理想個体を作りづらくなった。
  • SPカラーの問題点
    • 前作は3回上限突破すればSPカラーが確定でつくのだが本作では上限突破毎に確率でつく。これだけならまだしもなんとレベル91で上限突破してもSPカラーにならないことがある。
    • 特に黒単色だと、全属性耐性+1というかなり有用な効果がつくため、SPカラーになっているかいないかで大きく性能が変わる。それなのにSPカラーにならないことがある。
      • これは、主人公のこうたでも起こりうる。しかもこうたはSPカラーの恩恵が強い黒単色なので、こうたが外せないことも相まって他のパーティと比べて弱いパーティが発生する。
    • 金の単色がSPカラーになるとゴールドの獲得数ボーナスが+10%から+20%に増大される。レアな色故にSPカラーにならなかった時は残念である。
      • イベントキャッチで「薄い金」の電波人間が登場し、ここから出生で「金+薄金」の2色カラーでボーナスが+30%になる電波人間を生み出せるようになったので濃薄の違う金色の電波人間がboxに居るならばこちらを目指すと良い。

オンライン対戦「バトルタワー」

  • 前作から大幅なレギュレーションを変更された本作の対戦要素なのだが、現状評判が芳しくない。
  • 対戦相手を選ぶことができない
    • 本作では現状、バトルタワーで対戦するを選んだ瞬間対戦相手がランダムで選ばれるため、対戦相手を選ぶことができない。よってどの対戦相手と当たるかは完全に運で、頭の形が太陽ばかり等の明らかに自分より格上の相手と当たっても拒否することができない。
      • この仕様上、運が悪いと自分より圧倒的に上な相手に負け続けるなんてこともある。
  • ただし前作は対戦相手を選べたものの、一部プレイヤーの八百長行為が横行して報酬である大量の出生ダケが極一部の人に集中したという問題があった。 現状、対戦相手が選べないのはその問題が横行した為か…?
  • 「スタミナむげん」が前提となった登り方
    • 同じ階で2勝で1階上がるという仕様になっており、一回勝負する度にスタミナを1消費する。つまり一階上がるためにはスタミナが最低でも2必要であり、負けると負けた数だけ消費量も増えていく。
      • また、最上階が非常に高く、50階以上も存在し、100回以上も対戦しなければならない。当然このためにスタミナは全然足りず、ジュエルかスタミナむげんを使ってゴリ押すしか無い。そのジュエルも湯水の如く消費してしまうので対価に合わず、運よくスタミナむげんを入手したプレイヤーの専売特許となっている。

アップデートの問題点

  • Ver.2.1.10にジェッソン(味方の攻撃を庇ってくれるお助けNPC)が能力に見合う金額に変更されたのだが、それが何とゴールドからジュエルに変更されるというものだった。
    • 確かにそれほど強力なお助けNPCであったが、それによりバトルタワーではジェッソンを使ったもの勝ちではないか?という声が出た。 またランダムボスチャレンジ等でジェッソンを使っていたプレイヤーからの不満の声も出た。
  • また、「ランダムボスチャレンジ」等に出現する一部のモンスターが本来行わない筈の急所を突く攻撃をしてくる不具合が発生し、上記のジェッソンのジュエル化もあり大きく批判された。
    • 同日中にその不具合を解消したVer.2.1.11が緊急配信され、更に後日、全プレイヤーにジュエル3個の補填が行われるという異例の対応がなされた。 ランダムボスチャレンジに関してはVer.2.1.12で難易度が緩和された。

その他の問題点

  • ボスだけなのにスタミナ消費量が多いステージが存在する
    • 本作もボスだけなのにスタミナを2消費するステージが存在する。
    • 冒険者以上の試練が該当する。また、本作はあかしコレクションであかしがドロップするまでプレイしなければならず、運が悪いとスタミナがどんどん溶けていく。
  • シンボルエンカウントなのに逃げにくい
    • 「2」ほどではないが、モンスターの動きがプレイヤーの電波人間より早く、追い付かれることが多い。

アップデートで改善された点

  • キャッチのスティックでの操作性
    • 電波人間をキャッチする際、スティックでも操作できるようになったが、その操作性が悪かったのだが、アップデートにより改善された。
  • Ver.2.0.0にてショップの商品がゴールドかジュエルか分かりやすくなった。
    • 在庫があるアイテムに補充があるか分かりやすくなった。
      「在庫が回復しない物:赤」「時間が経てば在庫が回復するもの:緑」で区別されている。
    • なお、それに従いそれを説明する地底人が配置された。
  • 台詞の早送り
    • Ver3.0.10にてXを押すことによって台詞の早送りが可能となった。

総評

ゲーム機向けとしては前作「FREE」以来10年ぶりの新作となる本作。

世代制の撤廃やスタミナのデフレ化など前作と比べ改善した点も出来た。
ただし未改善もしくは悪化した点もある。
また、バトルタワーを筆頭に本作で追加された新要素は全体的に荒削りな部分が目立つ。
現状では声の大きい人を中心に些細な出来事を大事の様に言う心無い人も目立ち、当記事でもそういう文章を書くユーザーが居るが、あまり左右されずにプレイしたい。

「FREE」と同じく長期に渡って運営されることが考えられ、こまめな情報発信もされている為、今後のアップデートに期待である。


初稿投稿日: 2024/10/22 追記修正歓迎

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最終更新:2025年04月04日 14:52