北朝鮮軍装備大全@ ウィキ
KN-18
最終更新:
Bot(ページ名リンク)
-
view

KN-18発射の瞬間(画像出典:KCNA)

発射準備中のKN-18と視察する金正恩(画像出典:KCTV)
- 概要
スカッドミサイルから発展した火星6号を基に、更なる発展型として開発された短距離弾道ミサイルで、2017年4月15日の金日成生誕105周年慶祝閲兵式で初めて公開された。1ヶ月後の5月28日に元山で最初の試射を実施。高度は120kmまで達し450kmを飛行後日本海に着水した。発射はこの一回きりである。
KN-18の北朝鮮側の呼称は不明だが、国営メディアは「精密誘導操縦システムを導入した弾道ミサイル」と呼び、「発射前の準備工程が高度にオートメ化されて発射時間を著しく短縮するようにシステムが完成され」「予定目標点を7メートルの偏差で正確に命中した」と報道していることから、発射準備の自動化が進んだMaRV(機動式弾頭)搭載ミサイルである可能性が高い。ミサイルの弾頭に備わる4枚の操舵翼が初期誘導で用いられ、終末誘導過程では弾頭後部の小型エンジンが使用される。
また、KN-18を運搬するTELが装軌式になったのも特徴である。天馬-216あるいは先軍-915をベースに改造した車体となっており、これは弾道ミサイル用TELの国産化と量産に苦戦する北朝鮮が新たなTELとして用意したものと考えられる。既存の戦車の車体を流用したことでTEL不足は解消されたが、装輪式のTELより速度に劣り、振動を拾いやすい装軌のために振動を受け続ければ精密機器がダメージを受ける可能性がある。
なお、当初KN-18の米国防総省のコードネームはKN-17と推測されていたが、これは後に火星12号のコードネームに振り分けられた。
- 要目
全長:不明
直径:不明
重量:不明
ペイロード:不明
弾頭:炸薬
推進剤:液体燃料
射程距離:450km
発射プラットフォーム:戦車型装軌式TEL
発射歴:1回(2017年5月28日)
開発年:2010年代
配備期間:不明
運用状況:現役
保有数:不明
直径:不明
重量:不明
ペイロード:不明
弾頭:炸薬
推進剤:液体燃料
射程距離:450km
発射プラットフォーム:戦車型装軌式TEL
発射歴:1回(2017年5月28日)
開発年:2010年代
配備期間:不明
運用状況:現役
保有数:不明
朝鮮民主主義人民共和国の陸海空軍(著 ステイン・ミッツァー/ヨースト・オリマンズ 和訳版監修 宮永忠将 翻訳 村西野安 平田光夫) 大日本絵画 ISBN978-4-499-23327-9 C0076