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二回戦 第八試合 PBM! の人 VS やまなし の裏話
作者 ID:5H4kzXHk0
―――《某所・創発地下闘技場・試合会場》―――
「何時間待たせんだコラァ!!」
「まだ試合始まらねーのか!」
「まだ試合始まらねーのか!」
Boooo
Boooo
Boooo
アンテナ「ただいま運営委員のほうが取り込んでおりまして……今しばらくお待ちください!」
「さっきからずっとそれじゃねえか、いい加減にしろよ!!」
「待たせるんだったらパンツでもみせろオラァ!」
「待たせるんだったらパンツでもみせろオラァ!」
アンテナ「ちょっ……! なに言ってるんですか、とにかく、あと一時の間だけですのでどうかそのまま!! あーーもう、柏木さんもなんとか言ってくださいよ!!」
柏木「いいんじゃないかな」
アンテナ「は?」
柏木「見せればいいじゃない、パンツ。それでこの場が収まるなら」
アンテナ「はあああああああ!??」
「パーンツ!」
「パーンツ!」
「パーンツ!」
ウオオオオオオオオオオオオオオ!!
あんてな「み、皆さん落ち着いてくださいっ!! 今日は試合を観にきたんでしょう!?」
えぐっ……
えぐっ……
「あんてなたんが言うならしょうがない」
「そうだな、怒りのあまり見たくもないものを見るところだった」
「そうだな、怒りのあまり見たくもないものを見るところだった」
アンテナ「見せようとしてませんから! つーかどういう意味だコラ!!」
柏木「――アンテナくん」
スッ
柏木「――アンテナくん」
スッ
アンテナ「柏木さん?」
柏木「私には見せてもいいんだよ、パンツ」
アンテナ「何『私だけは君の味方だよ』みたいな笑顔でセクハラ発言してんだこの人ー!!? 畜生試合はやく始まってくれーーーっ!!」
柏木「君はホントからかい甲斐があるな」
Wai Wai……
Gaya Gaya……
Gaya Gaya……
―――《闘技場選手控え室・10分前》―――
『……それで、相手選手はどうやら警察に補導されたみたい』
???「なるほど、それで運営もおおっぴらに対処できないってわけね。まあ、大方あの女の仕業でしょうけど」
『それじゃどうする? 恐らくこのままだと時間には間に合わない、あっちの不戦勝になりそうだけど』
???「予定通り、次の作戦に移るわ。K07の情報によると、リザーバーの選出が検討され始めているみたいだ――」
ももか「かーなたっ、なにしてるの?」
ガラッ
ガラッ
彼方「うおおおおおおっ!? ちょっと急に入ってこないでよ!!!」
ももか「いいじゃん、姉妹の仲なんだしー」
彼方「だからあたしはアンタの妹の彼方じゃねえ!!」
ももか「さーて彼方はお姉ちゃんに隠れてなにをしてたのかなー……っとお札?」
ガサガサ
ガサガサ
彼方「駄目だこいつ人の話聞いてない」
『ガガッ……ピー……こちらK02、目標地点付近50メートルまで接近。周囲に人影なし』
ももか「うわああシャベッタァアアア!!」
彼方「ああ、もう勝手に触らないでよ! ――こちらK01、時間がないわ、早速準備をして! K05と06のほうはどうなの!?」
『こっちもOK、係員は他のメンバーがうまく足止めしてるわ』
彼方「よし、それじゃあ手は通り両班突入と同時に一斉攻撃。いいわね?」
ももか「彼方……あなた一体何をやろうとしてるの!?」
ゴゴゴゴゴ……
彼方「ふふふ、ちょっとした布石よ。次の試合の勝利者が次の対戦相手となる。私の戦いはすでに始まっているのよ!!」
―――《すいかさん控え室前》―――
K02・大人彼方「それなりの実力があるとはいえ相手は手負い。3人で一気にカタをつけるわよ!」
K03・高校生彼方/K04・ブレザー彼方「了解!」
K03・高校生彼方/K04・ブレザー彼方「了解!」
―――《パンモロー博士控え室前》―――
K05・中学生彼方「悪いけどこれも私達の野望のため!」
K06・なんとか彼方「しばらくお休みいただくのねん!」
K06・なんとか彼方「しばらくお休みいただくのねん!」
彼方もといK01・和服彼方(やまなし……戦闘能力自体に脅威はみえないにせよ、あの女も恐らく勝つためには手段を選ばないタイプっ……! ならば……『試合に出られるリザーバーの数を減らし』てより強い相手をぶつけさせるっ……!! リザーバーが勝つ可能性もあるが……ワンサイドゲームにならなければ、どちらにせよ次の相手の手の内は割れるっ……!!)
ざわ……
ざわ……
ざわ……
彼方's『『『全ては我らが乳のために!』』』
ダンッ!!
ダンッ!!
―――《某所・創発地下闘技場・試合会場》―――
アンテナ「さあ、長らくお待たせしました! えー控えます二回戦第八試合『PBM! の人 VS やまなし』ですが、PBM! の人選手は一身上の都合により出場辞退という事ですので、これよりリザーバーとの代行試合を開始いたします!」
「ヒャッハー試合だー!!」
「なんでもいいからはやくしろオラー!」
「なんでもいいからはやくしろオラー!」
ウオオオオオオオオオオオオオオ!!
アンテナ「では、選手入場です! 都道府県擬人化スレより、やまなし選手!!」
ザッ
山梨「さて、私の対戦相手は誰かしらね?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
和服彼方(ふふふ、良い『泥試合』になるように励みなさい……!)
アンテナ「続きまして、リザーバーからは――」
ザッザッザッ――
――ずてっ
???「ふにゃっ!?」
???「ふにゃっ!?」
アンテナ「雑談スレよりDr.パンモロー選手!!」
パンモロー「痛たた……はっ! み、みないでくださいっ!!」
「oh……」
「nice panties.」
「nice panties.」
和服彼方「~~~~~~~~~~ッッ!?」
アンテナ「それでは二回戦第八試合、開始です!!」
よし子「ファイッ!!」
カァァン
和服彼方(どういう事!? まさかあれに返り討ちにあったとでも!!?)
なんとか桃花「おや、そんな怖い顔してトイレでござい? それならお姉ちゃんがついていってあげるでござーい」
和服彼方「ついて来るなっ! ってかお前も私の姉じゃねえ!!」
ダッ
ダッ
―――《闘技場選手控え室・リザーバーブロック付近》―――
和服彼方「札の呼びかけにも応じない……まさか第三者の介入が」
ドオオオオオン!!!!
中学生彼方「ゲッホゲホ……」
和服彼方「K05! 一体何が起きたの!?」
中学生彼方「K01? それが実は……」
和服彼方「部屋を間違えたァ!!?」
中学生彼方「しかも開けたと同時に思いっきりぶちかましちゃったもんだからさ……」
なんとか彼方「ひえええぇぇぇん!!」
ダッダッダッ
ダッダッダッ
和服彼方「あれはK06!?」
「こっちか!」「いやあそこだ!!」
ドドドドドド……
ドドドドドド……
中学生彼方「ゲゲェーッ! 早速追いついてきたぁ!!?」
戦那羅毘愚兵弐須「「この恨み晴らさでおくべきかァ!!!」」
ドン!!
ドン!!
和服彼方「いやああ※%&の化け物ぉおお!!!」
なんとか彼方「とにかく合流して助けてもらいましょん!!」
なんとか彼方「とにかく合流して助けてもらいましょん!!」
和服彼方「そうね、あっちだったらもう任務は遂行してるはず――」
ズドドドドドド……
高校生彼方「いやああぁぁぁ虫ィィ!!」
ドルンドメオン「一度向けた殺意ならば我が首落とすまで貫いてみせよ!」
ババァーーン!!!
ババァーーン!!!
和服彼方「なんであんたらまで間違えてるのよ!!?」
高校生彼方「過ぎた事を言ってもしょうがないでしょ! ウチらで最強の天神サマなんだからなんとかしてよ!!」
大人彼方「こちとら鬼子戦でがっつり体力使ってるんだかそう簡単にいかないわよ! ってか見なさいよ、 あのスピード! あの黒光り! アレが飛んできたらどうすんのよ!! 」
中学生彼方「じゃあどうするの!?」
ブレザー彼方「試合がはじまった以上こっから先はもう無駄……とにかく!」
戦那羅毘愚兵弐須「「待てぇい!!」」
ドルンドメオン「さあ覚悟を決められよ!!」
ドルンドメオン「さあ覚悟を決められよ!!」
ブレザー彼方「逃げるのよォォォォ!!!」
なんとか彼方「ひィィーんやっぱりィィ!!!」
ドドドドドドドド……
―――《某所・創発地下闘技場・試合会場》―――
オオオオオ……
パンモロー「はわわわわっ!!」
ボボボボボボンッ!!
アンテナ「やまなし選手これは1回戦で見せた桃の大軍団です!!」
山梨「疾きこと風の如し……」
ゴウッ!
ゴウッ!
パンモロー「わっ! とっ! ちょっ!! 待ってっ!!!」
アンテナ「四方八方から桃が弾丸のように飛んでいくッッ!! Dr.パンモロー選手危なげにかわしていくが!?」
山梨「徐なること林の如し……」
シンッ――
シンッ――
アンテナ「おーーっと、突然攻撃が止みましたがやまなし選手の姿が見えないッ! 周りを取り囲むように並んだ桃が異様な光景を作り出すーーッッ!!」
パンモロー(どこから? いや……あそこ!!)
山梨「侵掠すること火の如し……」
ドガガガガガァッ!!!
ドガガガガガァッ!!!
パンモロー「全部~~~っ!!?」
アンテナ「全方位からの一斉放火ッッ!!息つく暇すら与えない怒涛のラッシュ! ラッシュ!」
柏木「いや、それだけじゃない!!」
柏木「いや、それだけじゃない!!」
山梨「……そして、動かざること山の如し!」
ズオオオオオオオォォオォッ!!!
ハルト「塵も積もればとは言うが、これは……」
アンテナ「突撃していった桃が集まって巨大な山となったァーーッ!! デカイッ!ガッチリと組み込まれてビクともしないぞォーっ!!」
柏木「さしずめ桃の南アルプス・北岳といったところか。これは厳しいねえ」
発子「全部食えばいいのよ、食えば」
オオオオオオオオオオオン……
鍋奉行「しかしなんとまあ容赦のない……」
雑幼女「ふぇー……あの人大人げなさすぎるよぉー……」
パンモロー「むぎゅう……」
いかづち「おいおい、あっちはまだ一発も攻撃してないんじゃないか?」
ダイヤ「あんなの、対戦カードに助けられただけですわ」
にっしょく「トーナメントであるいじょう、うんがからむのもひつぜんです。もちろんそれがすべてではありませんが」
ゴゴゴゴ……
山梨(そう、トーナメントにおける相手との相性は始めのクジで決定でする……『リザーバー試合を除いて』!! 全ては――――)
ドドドドドドドド……
―――《闘技場選手控え室・リザーバーブロック付近・5分前》―――
高校生彼方「壱……」
ブレザー彼方「弐の……」
大人彼方「参っ!!」
ガタァン!!
ガタァン!!
大人彼方「魔剣村正! この一刀で――――えっ!!?」
ザクッ
ドルンドメオン「……奇襲とは面白い」
ポタ……
ポタ……
ポタ……
ポタ……
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ブレザー彼方「あはは、すみません部屋間違いちゃえましたぁ……」
そろ
そろ
高校生彼方「げ、入ってきた時の勢いでドア壊れてるんだけど!?」
ガチャガチャ
ガチャガチャ
ドルンドメオン「ほう、ならば我が開けて進ぜよう!」
ぐぐっ
ぐぐっ
大人彼方「その長い触角をうねらすなァーーッ!!」
ちゅどーーーーん!!
???「……行ったか?」
ひょこっ
ひょこっ
和歌山「ふう、扉ごと吹き飛ばされる思たわー……」
静岡「しかしあれ、ええずら? なんというか、良心が……」
愛知「ええて、ええて。わっちらはちびっとイタズラしたけだがや」
石川「ほんならこれ、戻しておきまっし」
スッ
《ドルンドメオン選手・控え室》《戦那羅毘愚兵弐須選手・控え室》
スッ
《ドルンドメオン選手・控え室》《戦那羅毘愚兵弐須選手・控え室》
大阪「大体悪いのは喧嘩ふっかけた向こうやで。ま、一番悪いのはあの女の性根ちゅーか、商魂ちゅーか」
――
――――
――――
――――そう、全ては
山梨『 計 算 通 り 』
ニヤァッ
山梨(善く戦う者は勝ち易きに勝つ者なり……悪いけど、このまま一方的に勝たせてもらうわ。残る敵に、手の内が割れる前に、ね!)
パンモロー「むぐっ!?」
ドロォーッ
アンテナ「なんと!! Dr.パンモロー選手にのしかかっていた桃が溶けていくーーッッ!!」
山梨「過熟した桃はジュースに……搾り取る!! 」
ギュオオオオッ
ギュオオオオッ
悪魔メイド「これは万事休すデスね」
???「待ていッ!」
シュビッ
シュビッ
山梨「何者っ!?」
パンダ「!」
子パンダ「♪」
子パンダ「♪」
PBRX「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ、幼女を守れと俺を呼ぶ。正義の紳士、ポニーブレイドRX!!」
バァーーンッ!!
バァーーンッ!!
「な……」
よし子「なにやってんだアンターーーっ!!?」
アンテナ「なんという事でしょう! 窮地のパンモロー選手を助けたのはPBMの人ことPBRX選手だぁーーッ!!」
山梨「馬鹿な……何故あなたがここに!?」
PBRX「フフ、三つ編み幼女の危機とあらば、地球の裏側からでも駆けつけますよ」
よし子「いや、まず試合時間に駆けつけろよーーっ!?」
マリモス「Oh……正しく騎士の鏡ですね」
遥「すごく帰りたい……」
隆昭「けど、この場合どうなるんだ? 元々はあの人の試合だったわけだけど」
大魔女「んなもん全部ぶっアレせばいいだけの話じゃない」
柏木「ルール上はすでに参加資格を失っているはずなんだが……」
「遅ぇーぞ!!」
「師匠ぉーーー!! 」
「師匠ぉーーー!! 」
ワァァァーーッ
アンテナ「えーっ、ただいま大会運営委員より伝達がきました、『PBRX選手の参加を許可し、本試合を、やまなし選手・パンモロー選手・PBRX選手3人のバトルロイヤル形式とする』との事です……ってこれ良いんですか!?」
柏木「まあ元はお祭りみたいなものなんだから無闇にルールで雁字がらめにする事もない、って所だろうね」
PBRX「やまなしさん、あたなの『ちっぱい』は確かに素晴らしい……しかし、私は幼女を守るもの! 一飯の恩を仇で返すことになろうと、この身体を形作る螺旋構造からは逃れられない!! 」
山梨「それがあなたの戦う意思ですか。それなら、こちらもこちらの意思を貫かせてもらうまで」
PBRX「では、いきますよ! お嬢さん、危険ですから私の後ろに下がっていてください」
ニッコリ
ニッコリ
パンモロー(何なのこの人……)
アンテナ「やはりというべきか、これは実質的なハンディキャップマッチになったぞーー!! 試合開始から常に優勢を保っていたやまなし選手ですが、ここにきて形成逆転か!?」
山梨「疾っ!!」
バババババッ
バババババッ
PBRX「これは……さしずめ桃の武田軍団といったところでしょうか。しかし!!」
ダッ
ダッ
滋賀「そのまま突っ込んできゃあた!」
ビシビシビシィッ!!
アンテナ「PBRX選手止まらないッ! 雨あられのように迫る桃を一切気に止めず意に介さず! 弾丸の如く突き抜けるゥゥーーーッ!!」
日本鬼子「これは……吸収と再生を繰り返している!?」
描いちゃったりする人「だがこの速度……私と戦った時よりもはるかに増している!! これが守るべきものを背負った紳士の力か!」
PBRX「やまなしさん、言ったはずですよ、一撃必殺でなければ、この私を倒す事はできないと!」
バシィィッ!!
バシィィッ!!
アンテナ「ついにPBRXがやまなし選手を捉えるッ!!」
PBRX「あなたの能力では私には勝てない!! このままッ! 殴りぬけるッッ!!」
ギュオン
ギュオン
山梨「……へえ、『私の能力』ねえ。それでその『私の能力』を、あなたはどこまで把握してるのかしら?」
PBRX「動きがにぶい……ちがう、にぶいのではない……動けんッ! ば…ばかなッ!?」
ピタァ~~ッ
ピタァ~~ッ
串子「寸止め……いや、様子がおかしい!?」
直りん「ふうん、何か仕込んだわね」
PBRX「ぬうっ……あなたの能力は郷土特産品を召喚する能力のはず!!」
山梨「50点。召喚して『自由に操る』という部分が抜けてますよ、パラ田さん 」
PBRX「ハッ――まさか!!」
山梨「ジャム、ゼリー、ワイン……いくら加工されようとその生産地が変わらないのと同じく、私の制御圏内に存在する限り、いくら姿を変えようとその召喚物は私の支配下!」
クイッ
クイッ
PBRX「ぬうううっ!!」
ギギギ……
ギギギ……
山梨「あなた体内に吸収した数々の郷土料理、 そして今しがた付着した桃……吸収率の異なるそれらを、内側と外側から磁石のように時に反発させ、時に連結させる事で血肉を操る!!」
PBRX「うおおおおおおおおっ!!!!」
ギュウンッ
ギュウンッ
アンテナ「どうしたことか、なんとPBRX選手急に方向転換!! しかも向かった先はーーッッ!!」
ドドドドド……
パンモロー「ひえええええ!!!」
PBRX「お嬢さん、今の私は危険です……なんとか……逃げてください……!!」
ハァ……ハァ……
ハァ……ハァ……
よし子「この画は完全にアウトだーーーっ!!?」
パンモロー「なになに、どういう状況なのこれ!? コントロール能力? 一体どういう原理で? いや、というかそれより……」
PBRX「うおおおお!!」
パンモロー「近寄らないでぇぇぇ!!」
ブンッ
ブンッ
PBRX「すぱなっ!!」
メコォッ
メコォッ
山梨「敵を共にするは敵を分かつに如かず、確かに私の能力ではあなたを倒せない。だけど、倒すことだけが勝利ではない――!」
柏木「ふむ、こういう危ういバランスの三つ巴というのもなかなか面白い」
アンテナ「危うい、といいますと?」
柏木「先ほどまでは、PBRX選手とパンモロー選手は共闘の関係にあったわけだけど、彼女は手を出していなかっただろう?」
アンテナ「巻き込まれる恐れがあるからですか」
柏木「勿論それが一番……しかしそれだけじゃあない。PBRX選手が一方的に味方についているのに対し、パンモロー選手の側には彼を味方にする必然性はない。ルール上両方が敵であるならば、仮にPBRX選手を手助けしてやまなし選手を倒したとして、それが自身の勝利に直接つながるとは限らないからね」
ジークリンデ「――仮に『パンモロー博士を守る』のがあの男の真意であるなら、それはそれで手を出しにくいわね。攻撃をしかける側に回るということは、より攻撃を受けるリスクが高まる。そうなった時、PBRX選手は博士を守りにいくはずだから、やまなし選手からすれば、博士に攻撃を集中させるだけで、2人共を釘付けにできる。そう考えれば、静観して状況を見据えながら消耗を待つ、というのが安全策だったわけだけど、そうもいかなくなった」
ジークフリード「PBRX選手が組する側が入れ替わったから、だよね。……ってことは、今はやまなし選手が圧倒的に有利な立場にある?」
世羅「表面上はね。だけど、今の関係を支えているのは、やまなし選手の能力一点のみ。これがなければ、少なくとも3人が残った状況でPBRX選手の攻撃対象に選ばれる、という事はないのだから、今の状況はパンモロー選手にとって、やまなし選手を攻撃する明確な理由を与えてしまった事になる。やまなし選手がコントロール能力を維持できるか否かで、今回の試合は大きく動くことになるわね」
山梨「逃げ回っていても事態は好転しないわよ? しっかり戦ってもらわなきゃね」
PBRX「ぬうう……三つ編幼女を襲うなど紳士としてあるまじき行為だというのに!!」
パンモロー「ごめんなさいっ!!」
PBRX「~~~~~~~~ッッ!!?」
チーン
チーン
アンテナ「こ、これはクリティカルヒットか? いや、しかしPBRX選手立ち上がり……」
PBRX「フォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
アンテナ「再び走り出す!! 効いた効かないというより何故か一層元気になっている気がするぞーーッッ!!」
雑幼女「ねぇねぇ、あのおじちゃん本当に操られてるだけなの?」
悪魔メイド「欲望は抑圧される程に爆発した時が怖いものですシネ」
鍋奉行「ウウム、彼の者に限ってそんな事はない……と思うぞ、多分……」
パンモロー(やっぱり、あれからやまなし選手が攻撃してくる様子はない……。けどさっきから、一定の距離を保ったまま、こっちの斜線軸上に必ずPBRX選手が重なるようにわざわざ動いている。であれば、彼女自身はコントロール中は無防備になっている可能性は高い! 問題はどうやってこの人を振り払うか……)
PBRX(不味いですね……日本鬼子戦でのダメージもなんだかんだで残っている。今の私では攻撃の手を緩めるように働きかけるだけで精一杯だ。なにか、他に動かせるものがあれば、やまなしさんの不意を突いて……)
――ピキィーン
PBRX(いや! あるぞ、対抗手段が!! 我が友よ……あなたの与えてくれた力、今こそ使わせてもらいます!!)
ゴゴゴ……
山梨「!?」
PBRX「出ろォォーーーーッ!! ロリブレマスタァーーーーーッッ!!!」
ズゴゴゴ……ドゴォーーーーッ
アンテナ「なんだこれはーーッッ!? PBRX選手の叫び声に呼応するかのように、地中から突如巨大な物体……いや、巨大な三つ編が現れました!」
PBRX「幼女を守れ、トランスフォーム!!」
ガキョガキョガシィーーン
ガキョガキョガシィーーン
よし子「人型に変形したーーーっ!?」
柏木「そうか、あれが『ロリブレマスター』!! 超紳士力をエネルギーに稼動すると言われるPBMの人専用機!!」
山梨「まさか住人用のロボットまで存在するなんて!!」
PBRX「フフフ……ロリブレマスターはパイロットの脳とリンクし、最適化された攻撃データをリアルタイムで編み出すMeet Army(ミーツアーミー)システムを搭載した最強の矛! やまなしさん、覚悟してもらいますよ!!」
パンモロー「あれ、パイロットって事は勝手に動いたりしないんですね」
PBRX「心配後無用、私のパーソナルデータを基に設計された完全専用機ですからね、操られてしまうような事は絶対にありません!」
パンモロー「じゃあ、どうやって動かすんですか?」
PBRX「えっ」
山梨「えっ」
パンモロー「えっ」
ヒュルルルル……
PBRX「今乗り込めなかったァーーーーーッ!!!」
よし子「呼んだだけかーーーーーっっ!!?」
山梨「だっちもねえ……よくも驚かせてくれたわね!」
グイイッ
グイイッ
PBRX「動け私の身体! なぜ動かん!!」
パンモロー「結局こうなるのーーーっ!?」
ズドドドド……
山梨「いいえ、一つだけ変わった事があるわ。それは――」
PBRX「避けてくださいっ!!」
ブン
ブン
パンモロー「わっ、とっ……しまった、後ろが!?」
山梨「障害物ができたって事よ! リングのど真ん中にどでかい奴を呼んでくれたお陰でね!!」
アンテナ「これはDr.パンモロー選手ついに退路を断たれたかーーッ!!」
パンモロー(いや……道はまだ一つだけある。だけどこれは逃げるんじゃない、攻めるための道!!)
ダッ
ダッ
三重「ロ、ロボットのほうに突っ込んでった!?」
奈良「このままだとぶつかってしまうで」
パンモロー「ええいっ」
バサァッ
バサァッ
アンテナ「なにをする気だ!? パンモロー選手の白衣の下からは大量の工具が出現したァーーッッ!!?」
ドドドドド……
パンモロー「分解っ!!」
ジャキィッ
ジャキィッ
PBRX「ホッ……ホァーーーッ!!!」
―――メゴッ
柏木「なんと!」
パンモロー「ふう、間に合った……」
PBRX「…………」
プスプス……
プスプス……
アンテナ「PBRX選手がロリブレマスターに激突したのに対し、パンモロー選手はすりたァーーッ!?」
柏木「よく見るんだアンテナくん、あれはすり抜けたんじゃない……ロリブレマスターの装甲をバラして、その間のわずかな隙間をくぐり抜けたんだ!!」
山梨「あの、一瞬で? 嘘でしょ!? くっ……だが本人がノビてようと関係ない、今度こそ叩き潰すまで!」
パンモロー「そうはいきません、やまなし選手、これが見えますか?」
バッ
バッ
マチコ「あれはまさか……ロリブレマスターの!?」
パンモロー「今しがた抜き取りました、エネルギー炉です。絶賛フル稼働中の」
ギュイイイイ……
山梨「それをどうするっていうの……まさか!!」
イイイイイ……
パンモロー「爆発させます」
パンモロー「爆発させます」
イイイイイ……
山梨「ヤバいっ!!」
PBRX「ほげ?」
――――――カッ
山梨「――――まさかの自爆だなんてぶっとび過ぎだわ……眩しい割に大した威力じゃなかったみたいだけど……」
パチ
アンテナ「凄まじい量の光でしたが、リングの様子はほとんど変わっていま……いや、なんでしょうかあの影は!?」
ズシン……
ズシン……
遥「自分で……歩いてる!」
リヒター<マスター、あれは彼女の機械人形でしょうか>
アンテナ「なんとッ! リングに立っているのはロリブレマスターではない!! 別の……別の巨大ロボだーーーッッ!!! しかもその肩にはパンモロー選手の姿が!という事は!」
パンモロー「反撃です! 行けぇっ……Girs(ガーズ)A!!」
ガーズ「ガオオオン!!」
ズシィィン……
柏木「GirsA……ブランニア歴743年に発見されたと言われる古代の巨大ロボット! それをロリブレマスターのパーツを使って……再現したというのか!!」
山梨「作り直すって次元じゃないじゃない!! ……まあいいわ。私の目的は始めから、あなたとパラ田さんをぶつける所にあるんだからね!!」
PBRX「まだっ!?」
グニャン
グニャン
ガーズ「グオオオッ!」
ズズッ
ズズッ
アンテナ「GirsAの巨大な腕が容赦なく振り下ろされるーーーッッ!!」
PBRX「ぎゃああ重い重い、潰れる、すり身になるーーっ!!」
ギギギギ……
ガクン
PBRX(ん? 身体が微妙に軽くなった!? いや、全然軽くないですけど……まさかこれは、コントロールの効力が切れはじめている!?)
パンモロー「GirsAフルパワー!!」
ガーズ「グガァーーッ!」
PBRX「ってこの状況じゃ意味ないですかやだーーー!!!」
山梨(いつまで効くか不安だったけど、この様子なら先に潰しきれる。巨大ロボは厄介だけど、動きが遅い上に操り手が丸裸ならピンポイントに撃ち落とす事は不可能じゃない!!)
パンモロー「…………」
PBRX「ふぎぎぎぎ……」
アンテナ「不死身の再生力もこの質量の前では成す術なしかーーーッ!? 支える足がどんどん地面にめり込んでいくーーーッッ!!」
パンモロー(今!)
チラッ
チラッ
山梨「良しっ!!」
パンモロー「GirsA、山梨選手に……」
ガーズ「グゴゴッ」
ギュオオォォ――
ギュオオォォ――
アンテナ「おおっと、巨大ロボットの額が光り輝いたァーーーッ!」
陽太「あれはまさか……」
パンモロー「ビーム発射っ!!!」
山梨「なっ!!」
ガーズ「ガァァッァァァッッズ!!」
ズギュゥゥゥウウウウン
ズギュゥゥゥウウウウン
「かはっ……」
「はぁ……はぁ……まさか、今の一瞬を狙うために、わざとパラ田さんにぶつかりにいったなんてね……完全に騙されてたわ」
「なん……で……」
パンダ子パンダ「!?」
アンテナ「ど……」
パンモロー「ぎゅう……」
バタッ
バタッ
アンテナ「どういう事だァーーーッ!? GirsAの放った光線は確かにやまなし選手に向けて発射されたように見えましたが、倒れたのはなんとDr.パンモロー選手だーーーっ!!」
山梨「……悪いわね、あなたに跳ね返ったのは、完全に事故だけど」
キラッ
キラッ
京都「おやあれは……?」
山梨「我が山梨県の水晶加工技術は日本一! その力をもってすれば、ビームを反射させる事など造作もないことよ!」
ΩΩΩ「な、なんだってーーー!!?」
山梨「さて……順序は変わりましたけど、パラ田さん。改めて、お相手させていただきます。もっとも、今の身体じゃあ満足に拳も振るえないでしょうけど」
PBRX「ええ、確かに、今の私の身体はボドボドだ。ですが……」
ゴォッ
ゴォッ
山梨「何、このプレッシャー!! あなたは一体……!?」
PBRX「とっくにお気づきなんでしょう……。今の私は幼女を愛する心を持ちながら、激しい怒りによって目覚めた悲しみの王子……ポニーブレイドRX!!」
カッ
カッ
よし子「いや何も変わってねーーーーっ!?」
はさみさん「いいえよし子、彼の身体をよく見てください!」
モリッ… モリッ……
SSP「すごいな、まるで筋肉が生きているようだ」
PBRX「やまなしさん。降参するなら今の内ですが、あなたにも戦う意志がある以上強要はしません。ただこれは驕りでも、脅しでもない……今の私は、手加減どころか自分で自分を止める事すらできない」
モリッ… モリッ……
山梨「まさか細胞の代謝が完全に? いや、コントロールの反応はまだある……何故!?」
モリッ…
PBRX「行きますよ!!」
ギュンッ
ギュンッ
倉刀「速いっ!」
PBRX「ハッ!!」
ドゴッ!
ドゴッ!
山梨「ぐうっ」
バッ
バッ
PBRX「セイッ!!」
ドガガガッ!!
ドガガガッ!!
アンテナ「突進からの浴びせ蹴りっ! やまなし選手の反応を上回るPBRX選手の凄まじいラッシュだーーッッ!!」
山梨「ぐふっ……効力が弱くなっていても、まだ自分の意志では完全に動くことなどできないはず……」
PBRX「確かに、私一人の力では、火事場の底力でも大したことはできない。しかしやまなしさん、今の私は一人ではない」
モリッ… モリッ…
アオッ!
青森「身体が動かないなら、それを動かすだけの筋肉をつければいいのさ。師匠、待たせたな!!」
Woooooo!!!
アンテナ「ここに来てPBRXとしてPBMの人と融合していた青森さんが登場ッ!! 今まで何をしていたんだーー!!?」
青森「おいおい、そりゃあもちろん、身体の自由を確保するためにビルドアップしていたに決まっているじゃないか」
ムキッ!
ムキッ!
山梨「まったく、作戦なんて結局は上手くいかないものね。でもまだ諦めないわ……」
PBMの人「ならば」
青森「決着をつけよう!!」
カッ
青森「決着をつけよう!!」
カッ
PBRX「クロックアップ!!」
ギュオオン!!
ギュオオン!!
アンテナ「PBRXに再びフォームチェンジ!! そして再びの高速機動だーーーッッ!!!」
PBRX「フン!」
ドヒュウ!
ドヒュウ!
山梨「そう何度も!!」
バッ
バッ
柏木「かわしたか!」
山梨「――ぶっさらあれてたまるかっての!」
ズバァッ!!
ズバァッ!!
PBRX「くっ……先の水晶をナイフに加工したわけですか!!」
ポタ……
ポタ……
山梨「こいつでとどめずら!!」
ゴオオッ!
ゴオオッ!
――バシィッ
アンテナ「み……三つ編みで絡め取ったーーー!?」
柏木「むう、あれも彼にとっては武器であるという事か」
PBRX「破ァッ」
パキィィン……
パキィィン……
山梨「くっ……流石にもう打つ手なし、ってトコかしらね。まけたわ」
ドサッ
ドサッ
PBRX「そうですか……では、山梨さん、あなたのその髪型を……」
ゴゴゴ……
ゴゴゴ……
山梨「は?」
PBRX「三つ編に、させてもらいましょうか」
よし子「へ、変態だーーーーーーーっ!!!」
PBRX「ウォォォ! ミツアミウォォォ!!!」
ドドドド……
ドドドド……
山梨「自分を止められないってこういう事ーーーっ!!?」
アンテナ「逃げるやまなし選手、追うPBRX選手!! なんだか凄いデジャヴュな展開になってきたぞーー!?」
柏木「ん……しかもやまなし選手の走ってる先は」
山梨「ゲゲェーーッ! さっきのロボ!?」
へなへな
へなへな
PBRX「イヤッホォォォウ!!!」
バッ
バッ
山梨「――っ!」
シン……
山梨「ん?」
PBRX「な……」
ピタァ~~ッ
三重「動きが……また止まった?」
PBRX「まさか……またコントロールが戻ったというのですか!?」
青森「違うぜ……止めたのは俺だ」
山梨「なん……だと……!?」
青森「師匠、あんたの『ミツアミスト』としての魂はわかるし否定もしない。だが、相手が『ポニーテーラー』なら話は別だ。そう、このやまなっちゃんのようにな!!」
PBMの人「ほう……そうですか。やはり決着をつけなければいけないようですね、ロボスレの永きに渡る戦いの歴史に!!」
ブオオオン
アンテナ「なんだなんだ!? 突如としてPBRX選手がPBMの人と青森さんに分離しましたよ!? っていうかどういう仕組みなんですかあれ!!?」
柏木「ロボスレの二大派閥である三つ編み派とポニーテール派……一度は手を取り合ったかに見えたが、パンモロー選手とやまなし選手、図らずもこの2人が対戦相手であったために、その間に亀裂が生まれてしまったという訳か」
PBMの人「うおおお! 遥さん(小)、遥さん(大)、彼方、悠ママ、クー、ユノーさん、ベル、グギャー、ピング、人稲たん、佐藤さん、セージ、ロリメル、優希ちゃん、アイリス、ロボスレ中の三つ編みっ娘達よ……私に力を分けてくれ!!」
ボケ妹「多いなおい!!!!!!」
まみ「……やっておしまい」
青森「合点承知」
フワッ……
PBMの人「ミーツアミアミアミアミアミアミアミアミアミアアミィ!!」
ドン! ドン!!
ドン! ドン!!
青森「ポォーニポニポニポニポニポニポニポニポニポニポニポニポニテェ!!」
ドドン!! ドドン!!
ドドン!! ドドン!!
アンテナ「なんという白熱の高速ラッシュ合戦!! っていうかこれ何の試合ですか!!?」
あんてな「凄いこわいです……」
PBMの人「ミツアミッ!」
青森「ポニテッ!!」
青森「ポニテッ!!」
ドグァシィン!!
PBMの人「ぐふっ……我が生涯に全編の悔い有り……」
ドシャアアン
ドシャアアン
青森「ウオオォォォォォォ!!!」
ポニテ! ポニテ!
ポニテ! ポニテ!
よし子「っていうか全然関係ない人勝っちゃったこれーーーー!!!?」
柏木「……うーん、一応確認はとったけど、問題ないそうだ」
アンテナ「えぇー……なんなのこの大会……えぇーっと、という事は本試合はロボット物SS総合スレッドより、青森選手の勝利……って事でいいんですかね?」
「ちょっと待ったァ!!」
青森「!?」
山梨「まだ試合は……終わってないわよ……!!」
青森「いや、でもアンタさっき自分で負けを認めただろ」
山梨「あら……私がいつそんな事言いました? 『まけたわ』とは言ったけど……」
ゴゴゴゴ……
ゴゴゴゴ……
クズハ「地鳴り? あっ……リングが!!」
山梨「『まけ』ておいたのは、南アルプス・富士・三ッ峠、豊かな山々に育まれた! 日本一の生産量を誇る、ミネラルウォーターよ!! 」
ドッパァアアアン!!
青森「いがん、足場がっ!」
山梨「もらったっ!!」
ドカッ
ドカッ
青森「むがごっ……!!」
山梨「知り難きこと陰の如く、動くこと雷霆の如し!!」
青森「ガハッ!! ゴボゴボッ……」
アンテナ「山梨選手、崩れたリングの下から出現した巨大水溜りに青森選手を沈めたーーっ!!」
山梨「そしてダメ押しのワイン醸造!! たーーっぷり飲むずら……なんてね!!」
ドドォーーン
ドドォーーン
青森「うげーーーっ」
グッタリ
グッタリ
アンテナ「これはひどい!! 」
三重「やまなっちゃん……」
山梨「ほほほ、勝てばいいのよ勝てば! っていうか勝てなきゃ戦なんてはじめっからしないんだから!! ほら、さっさとカウント取りなさい!」
よし子「5……4……3……2……1……試合終了だーーっ!!」
カンカンカァーーーン
《二回戦第八試合(リザーバー戦→変則バトルロイヤル戦)・勝者やまなし》
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