無限桃花~桃の花散り彼方へと~
電子音が部屋へ鳴り響く。耳触りな目覚ましの音はいつ聞いても不快だった。
孝也は目覚まし時計を叩くように止め、のそのそとベッドから身を出した。
桃花がマンションから出て行ってもう二年が過ぎた。
桃花に貸していた部屋はいまだがらんとしている。いつでも帰って来れるように。
孝也はまだ、桃花を待っている。
孝也は目覚まし時計を叩くように止め、のそのそとベッドから身を出した。
桃花がマンションから出て行ってもう二年が過ぎた。
桃花に貸していた部屋はいまだがらんとしている。いつでも帰って来れるように。
孝也はまだ、桃花を待っている。
孝也は身仕度を済ませ玄関のドアを開ける。
暖かい空気が流れ、土の匂いとどこかで嗅いだ事のある花の香りが鼻を摩る。
春が来ていた。
暖かい空気が流れ、土の匂いとどこかで嗅いだ事のある花の香りが鼻を摩る。
春が来ていた。
仕事場へ向かう道には相変わらず雑多な人間が溢れていた。途方もない数の人間がそこかしこを歩いている。
孝也もその中に入り、無個性な集団の一員として黙々と目的地へ向かう。
孝也もその中に入り、無個性な集団の一員として黙々と目的地へ向かう。
途中、孝也の鼻は懐かしい匂いを感じた。
その香りは孝也の横を通りすぎ、雑多な人間の中に再び混じろうとしている。
孝也は振り返る。香りの元を目で追う。そして、見つけた。
その香りは孝也の横を通りすぎ、雑多な人間の中に再び混じろうとしている。
孝也は振り返る。香りの元を目で追う。そして、見つけた。
孝也は少し期待したが、すぐに間違いだと気付く。
そこに居た人物は女性にしては背が高く、長い黒髪を背中へ流し、布で包んだ長い棒を抱えていた。あまりに似ている。だが、違う。
孝也は思わず話し掛ける。違うと解っていたが、そうしないと気が済まなかった。
その女性は振り返り、顔を孝也へ見せた。
そこに居た人物は女性にしては背が高く、長い黒髪を背中へ流し、布で包んだ長い棒を抱えていた。あまりに似ている。だが、違う。
孝也は思わず話し掛ける。違うと解っていたが、そうしないと気が済まなかった。
その女性は振り返り、顔を孝也へ見せた。
「はい?」
「あ、スミマセン。人違いでした。その‥‥似てたんで。知り合いに‥‥‥」
「はぁ‥‥」
「スミマセン。呼び止めてしまって。お急ぎでしょうから。これで」
「気にしないでください。それじゃ」
「あ、スミマセン。人違いでした。その‥‥似てたんで。知り合いに‥‥‥」
「はぁ‥‥」
「スミマセン。呼び止めてしまって。お急ぎでしょうから。これで」
「気にしないでください。それじゃ」
その女性は踵を返し再び歩き始める。その出で立ちはますます似ていた。
孝也もまた歩き出す。そして懐かしい香りを思い出し、その名前を呼んだ。
孝也もまた歩き出す。そして懐かしい香りを思い出し、その名前を呼んだ。
「‥‥‥桃花」
孝也が話し掛けた女性は少し急ぎ足になった。さっきの間に連れ合いと少し離されてしまったようだ。
幸い、それはすぐ近くに居た。
幸い、それはすぐ近くに居た。
「どうしたんです?」
「何でもないよ。話し掛けられただけ」
「昼間からキャッチ居るんですか」
「なんでそんなモノ知ってんのよバカ。単なる人違い」
「冗談通じない娘ですねぇ」
「アナタが言うとなんかヘン。でも‥‥‥もしかしたら人違いじゃないかも」
「どういう事です?」
「なんか分かんないけど‥‥。なんか懐かしい人っぽい」
「そんな支離滅裂な」
「しょうがないじゃん。そう思ったんだから。それに‥‥‥」
「それに?」
「それに多分‥‥‥。私あの人の事好き」
「そんな事言うと男はすぐ勘違いしますよ。それが一番泣かされるんだ」
「茶化さないでよ!私は結構マジで言ってんだけど」
「はいはい。それよりもう時間ないですよ。行きましょう。彼方」
「むぅ‥‥。解ったわよ。婆盆」
「何でもないよ。話し掛けられただけ」
「昼間からキャッチ居るんですか」
「なんでそんなモノ知ってんのよバカ。単なる人違い」
「冗談通じない娘ですねぇ」
「アナタが言うとなんかヘン。でも‥‥‥もしかしたら人違いじゃないかも」
「どういう事です?」
「なんか分かんないけど‥‥。なんか懐かしい人っぽい」
「そんな支離滅裂な」
「しょうがないじゃん。そう思ったんだから。それに‥‥‥」
「それに?」
「それに多分‥‥‥。私あの人の事好き」
「そんな事言うと男はすぐ勘違いしますよ。それが一番泣かされるんだ」
「茶化さないでよ!私は結構マジで言ってんだけど」
「はいはい。それよりもう時間ないですよ。行きましょう。彼方」
「むぅ‥‥。解ったわよ。婆盆」
二人は歩きだす。向かう先は霞ヶ関。そこで待ち合わせをしているのだ。
そこでは既に、二人を待つ人物が到着を待っている。
そこでは既に、二人を待つ人物が到着を待っている。
「‥‥‥眠い。春ってなんでこんなに眠いんだ‥‥‥。早く来ないかな‥‥‥」
理子は車に寄り掛かりダラダラしている。
せっかくのスーツにシワが寄りそうだが、そんな事を気にしている様子は無かった。
二年前から今日に至るまで、これほど忙しい日々今まで無かった。
訳も解らぬままテレビで見るような大物の前に連れ出され、数万枚に及ぶ報告書を書かされ、しまいには神社庁を退職し、出来れば絶対に入りたくなかった組織へと加わる事になった。
ヤタガラスは別の巣を見つけたのだ。
せっかくのスーツにシワが寄りそうだが、そんな事を気にしている様子は無かった。
二年前から今日に至るまで、これほど忙しい日々今まで無かった。
訳も解らぬままテレビで見るような大物の前に連れ出され、数万枚に及ぶ報告書を書かされ、しまいには神社庁を退職し、出来れば絶対に入りたくなかった組織へと加わる事になった。
ヤタガラスは別の巣を見つけたのだ。
「んぐ‥‥‥。はっ!!」
「‥‥理子さん。寝てたね」
「ふあっ!!か‥‥彼方ちゃん!!いつの間に!」
「ついさっき。寝てたから見てた」
「見てたって‥‥。起こしてくれても‥‥」
「だってすごいマヌケな光景だったもので」
「‥‥‥ヒドイ」
「ウソウソ。疲れてそうだから起こすのが忍びなかっただけ!」
「ウソだろ!」
「はい」
「なんちゅう娘だ‥‥‥‥」
「‥‥理子さん。寝てたね」
「ふあっ!!か‥‥彼方ちゃん!!いつの間に!」
「ついさっき。寝てたから見てた」
「見てたって‥‥。起こしてくれても‥‥」
「だってすごいマヌケな光景だったもので」
「‥‥‥ヒドイ」
「ウソウソ。疲れてそうだから起こすのが忍びなかっただけ!」
「ウソだろ!」
「はい」
「なんちゅう娘だ‥‥‥‥」
「あの‥‥婆盆は?」
「近くで待ってるって。一緒には行けないって言ってた」
「そう‥‥‥」
「あ、気にしないで。あのジジイ多分メンドくさいだけ」
「絶対違うと思うけど‥‥‥」
「いいの。そういう事にしといて。そのほうが婆盆も楽だと思う」
「そう‥‥?解ったわ。じゃそういう事にしとく」
「まぁ絶対ホントにメンドくさいだけだと思うけど」
「彼方ちゃん‥‥。毒吐くな‥‥‥」
「近くで待ってるって。一緒には行けないって言ってた」
「そう‥‥‥」
「あ、気にしないで。あのジジイ多分メンドくさいだけ」
「絶対違うと思うけど‥‥‥」
「いいの。そういう事にしといて。そのほうが婆盆も楽だと思う」
「そう‥‥?解ったわ。じゃそういう事にしとく」
「まぁ絶対ホントにメンドくさいだけだと思うけど」
「彼方ちゃん‥‥。毒吐くな‥‥‥」
この二年で理子と彼方は随分と親しくなった。最初に会った時は理子は驚いた。桃花の遺体を抱え、泣いている少女がまさか影糾だとは。
あの頃の面影は消えていた。どちらかと言えば桃花に似てきている。髪をポニーテールにすれば見間違えるかもしれない。今の身長も桃花とほぼ同じくらいだろう。
あの頃の面影は消えていた。どちらかと言えば桃花に似てきている。髪をポニーテールにすれば見間違えるかもしれない。今の身長も桃花とほぼ同じくらいだろう。
今でこそ打ち解けては居るが、黒丸始めヤタガラスは彼方の存在を快くは思わなかった。
今まで戦い続けた寄生の大元にして、ヤタガラスの切り札を殺害した張本人だったから。
今まで戦い続けた寄生の大元にして、ヤタガラスの切り札を殺害した張本人だったから。
「さぁーて。行きますか彼方ちゃん」
「みんなは揃ってるんですか?」
「ええ。あの馬鹿も待ってると思うよ」
「みんなは揃ってるんですか?」
「ええ。あの馬鹿も待ってると思うよ」
彼方は理子に連れられビルの中に入る。二年前、桃花が通った道を。
目的の階はいつもの場所では無かった。既にそのフロアは空になり、ヤタガラスは別の場所に移動している。今日、ここに来た目的はカラス達の新たな生き方を見る為だった。
エレベーターは大会議場のあるフロアに止まる。扉が開くと、黒丸とスーツの男数人が話してた。
どこかで見たことがある光景だと彼方は感じた。そんなはずは無いのに。
目的の階はいつもの場所では無かった。既にそのフロアは空になり、ヤタガラスは別の場所に移動している。今日、ここに来た目的はカラス達の新たな生き方を見る為だった。
エレベーターは大会議場のあるフロアに止まる。扉が開くと、黒丸とスーツの男数人が話してた。
どこかで見たことがある光景だと彼方は感じた。そんなはずは無いのに。
「先ぱ‥‥じゃなかった。黒丸一佐、彼方ちゃんをお連れしました」
「先輩でいい原田ニ尉。彼方さん。ご足労おかけします」
「いいえ。呼んでくれてありがとう」
「‥‥‥では、早速行きましょう。既に会議は始まっています」
「先輩でいい原田ニ尉。彼方さん。ご足労おかけします」
「いいえ。呼んでくれてありがとう」
「‥‥‥では、早速行きましょう。既に会議は始まっています」
黒丸は会議室へ彼方を通す。理子もそれについていく。
62 名前:無限桃花~桃の花散り彼方へと~ ◆wHsYL8cZCc [] 投稿日:2010/03/23(火) 21:30:43 ID:nmu4z8QU
会議室にはスーツを着込んだ老人達がひしめき合っていた。皆どこかで見たような面々ばかりだ。
それもそうだろう。今、この会議室に居るのは総理大臣始め、国防に関係のある大臣と関係省庁の大物ばかりだった。
ヤタガラスは二年前の事件以来、正式に自衛隊の一組織となった。今、メンバーはそのまま自衛官となり、ヤタガラスは陸海空とは別の、第四の自衛隊として存在している。
内閣直系の指揮系統を持つ、秘密の戦闘組織として。
今日はその新生ヤタガラスが掴んだ情報を、関係各所に報告する為の会議だった。
会議室にはスーツを着込んだ老人達がひしめき合っていた。皆どこかで見たような面々ばかりだ。
それもそうだろう。今、この会議室に居るのは総理大臣始め、国防に関係のある大臣と関係省庁の大物ばかりだった。
ヤタガラスは二年前の事件以来、正式に自衛隊の一組織となった。今、メンバーはそのまま自衛官となり、ヤタガラスは陸海空とは別の、第四の自衛隊として存在している。
内閣直系の指揮系統を持つ、秘密の戦闘組織として。
今日はその新生ヤタガラスが掴んだ情報を、関係各所に報告する為の会議だった。
「‥‥‥‥では、今我々が一番警戒している事柄から報告させていただきます」
黒丸の言葉で会議は本格的に始まる。
「今、我々は寄生監視ネットワークを日本各地へ設置しております。その監視システムがここ最近無かった動きを感知しています」
「‥‥‥ちょっとまて黒丸君。寄生は滅びたはずだ。事実今まで寄生による被害は出ていない。むしろ寄生から解き放たれた妖怪達のほうが厄介では?」
「今まではそうでした。実際我々の活動もそこに重点を置いていた。それに監視システムにも寄生は全く探知されていなかった」
「ではなぜ?寄生がまた現れたと?」
「そのようです。どういう訳か再び現れた。今のところはそれぞれ勝手に動いているだけですし、被害も出ていない。ですが、現れた以上放っては置けない」
「それはそうだが‥‥‥。寄生は普通の化け物じゃない。君はよく知っていると思うが‥‥」
「そこで、専門家の方に来て頂きました」
「専門家?君以上のか?そんな奴が居るのかね?」
「ええ。では、こちらへ」
「‥‥‥ちょっとまて黒丸君。寄生は滅びたはずだ。事実今まで寄生による被害は出ていない。むしろ寄生から解き放たれた妖怪達のほうが厄介では?」
「今まではそうでした。実際我々の活動もそこに重点を置いていた。それに監視システムにも寄生は全く探知されていなかった」
「ではなぜ?寄生がまた現れたと?」
「そのようです。どういう訳か再び現れた。今のところはそれぞれ勝手に動いているだけですし、被害も出ていない。ですが、現れた以上放っては置けない」
「それはそうだが‥‥‥。寄生は普通の化け物じゃない。君はよく知っていると思うが‥‥」
「そこで、専門家の方に来て頂きました」
「専門家?君以上のか?そんな奴が居るのかね?」
「ええ。では、こちらへ」
彼方は前へ出る。その姿を見た老人達は皆一様に驚きの表情を見せた。
この少女は一体何者なのか。桃花亡き後、そのような存在が他に居たというのか?
そんな表情だった。
この少女は一体何者なのか。桃花亡き後、そのような存在が他に居たというのか?
そんな表情だった。
「‥‥君は、誰だね?」
「私は‥‥」
「私は‥‥」
彼方は胸に手をやる。少しだけ心の中で己の決意を呟いた。
魂の奥に居る桃花向かって。
魂の奥に居る桃花向かって。
「私は‥‥。二代目・無限桃花」
「お疲れ様でした」
会議が終わり、黒丸は一言彼方に言った。
「いいえ。自分が巻いたタネですから」
「‥‥‥そうでしょうか?」
「えっ?」
「寄生の大元、菅原道真は消えた。私はあの時見ました。妖怪達から影が放たれ、彼らが解き放たれて行く様子を」
「どういう事です?」
「寄生は‥‥‥。別に生まれている。二年間は何も居なかった。それは間違いない。どこかで、また誰かが寄生を生み出している」
「そんな事有り得ない」
「‥‥‥すみません。最悪のケースを考えるクセが付いてしまっていて」
「気にしないで下さい‥‥。でも、ちょっとムカついたかな?」
「ははは。はっきり言う人ですね。では、今日は本当にお越しいただいてありがとうございます。また何かあったら、声をかけます」
「ええ。よろしくお願いします」
「‥‥‥そうでしょうか?」
「えっ?」
「寄生の大元、菅原道真は消えた。私はあの時見ました。妖怪達から影が放たれ、彼らが解き放たれて行く様子を」
「どういう事です?」
「寄生は‥‥‥。別に生まれている。二年間は何も居なかった。それは間違いない。どこかで、また誰かが寄生を生み出している」
「そんな事有り得ない」
「‥‥‥すみません。最悪のケースを考えるクセが付いてしまっていて」
「気にしないで下さい‥‥。でも、ちょっとムカついたかな?」
「ははは。はっきり言う人ですね。では、今日は本当にお越しいただいてありがとうございます。また何かあったら、声をかけます」
「ええ。よろしくお願いします」
彼方はビルを後にする。すると、出口では一人の老人が彼方を待っていた。
「なんだ。結局来たんじゃない」
「中には入ってません。入ったら何されるか」
「ビビってんじゃないわよ婆盆」
「ビビってなんか‥‥‥。しかし、本当にいいんですか?せっかく天神の宿命から解放されたんだ。もっと普通に生きる道もある」
「いいの。姉さんには悪いけど、これは私が決めた事」
「やはり寄生退治は無限一族の役目なんですかねぇ‥‥‥」
「関係ないわ。これはあくまで私がやりたくてやる事なんだから。道真も悠斗も、姉さんも関係ない。私の事」
「我が道を行く性格は変わりませんね」
「いいじゃん別に」
「中には入ってません。入ったら何されるか」
「ビビってんじゃないわよ婆盆」
「ビビってなんか‥‥‥。しかし、本当にいいんですか?せっかく天神の宿命から解放されたんだ。もっと普通に生きる道もある」
「いいの。姉さんには悪いけど、これは私が決めた事」
「やはり寄生退治は無限一族の役目なんですかねぇ‥‥‥」
「関係ないわ。これはあくまで私がやりたくてやる事なんだから。道真も悠斗も、姉さんも関係ない。私の事」
「我が道を行く性格は変わりませんね」
「いいじゃん別に」
外は既に暗くなり始めている。一日が終わり、人々はそれぞれの帰路に付く。孝也もその中に混じり、一部屋空いたマンションへと向かっていた。
今朝あった少女の事が頭から離れない。桃花を思わず連想させた少女の事が。
今朝あった少女の事が頭から離れない。桃花を思わず連想させた少女の事が。
「桃花‥‥‥。今どこに居る?」
孝也はぼそっと言う。誰にも聞こえないように。しかし‥‥‥
「‥‥‥‥‥るよ」
「!!?」
「!!?」
声が聞こえたような気がした。
それは確かに、孝也の独り言に答えた。
それは確かに、孝也の独り言に答えた。
「‥‥桃花!?」
(また会えたね)
「何処だ‥‥。何処に居る!?」
(今朝会ったじゃない)
「桃花‥‥‥」
(ゴメンね。ちゃんとさよなら言え無かった)
「そんな事無い。‥‥それより、帰って来てくれよ‥‥」
「そんな事無い。‥‥それより、帰って来てくれよ‥‥」
(ちゃんと仲直り出来なかったね)
「やめてくれ‥‥‥。そんな事言わないでくれ!!」
(私は、そこにいるよ。多分また会えるから)
「桃花‥‥。桃花!」
「桃花‥‥。桃花!」
(私の事忘れないでね。私は生きていた。その事、忘れないで)
「当たり前だろう!だから‥‥‥」
(私は生きていた。ずっと‥‥‥一生懸命に)
ずっと‥‥‥好きだったよ。孝也。
無限桃花~落つる天~ 完