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capter4 「アークの覚醒」 スタッフロール&エピローグ

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CR4 『アークの覚醒』

STAFF ROLL

キャスト
黒峰潤也
琴峰藍
時峰九条
黒峰咲
現実主義者/木崎剣之助
道化師/アテルラナ
鉄の処女/セレーネ・リア・ファルシル
皮肉屋/クリフ・ブラウン
貴婦人/ナガル・クルガ・ラッハ

企画・脚本・演出・全裸
古時計屋

キャラクターデザイン
遅筆
DaZの人

メカニックデザイン
遅筆
226





スペシャルサンクス(絵を書いてもらったり、応援してもらったり)
PBMの人
青森さん
描いちゃったりする人
その他創発で絡んでいる皆さん
感想くれる皆さん

そして、この物語を読んでくれたあなた





エピローグ  喪失

ゆるやかな微睡みは痛みによって覚まされた。
体は重く、目蓋を開く力すらわかない。鼻につく消毒薬の匂い。
電子音がメトロノームのように一定のリズムで鳴っている。

(俺は――――)

まだはっきりとしない思考の中で黒峰潤也は…自分が何故このような状況になっているのかを思い出そうとする。
頭に激痛が走った。
脳が割れそうなるように響く音、鼓膜が破れそうになるまで聞こえる悲鳴、少し肌に残る人肌の暖かさ。

「っ――。」

その痛みに声にならない声をあげて黒峰潤也は思い出す。
黒峰咲との決戦に望んだ事、DSGCシステムを暴走させてまで勝ちにいった事…。
しかし、今ここにこうやって自分がいるという事はどういう事なのだろうか?
メタトロニウスに勝った―――いや、そんな実感はない。
あるのは途方も無い敗北感と絶望感。そして喪失感。
それが意味するものはただ1つ。

(―――俺は負けたのか…。)

その事実を理解する。
敗北し、そして生きながらえた。
ただ、それだけの事実。
思い出すのはメタトロニウスの圧倒的な力。
その脅威の前に為す術もなく敗れた。
リベジオンは破壊され、至宝『ブリューナク』は奪われ、自分を慕ったあの哀れな少女もいなくなった。
悔しさに手を握りしめる。
右手の感覚はなく、左手だけに爪が食い込む感触があった。

―立ち上がらなければ

生きているのならば立ち上がらなければならない。
義務に近い意識が潤也を奮い起こそうとする。
体をたてようと上半身をあげようとするが、それと共に起こった激痛に潤也の顔が歪む。
せめて、どこになにがあるか自分の体がどうなっているかを確認できれば多少ましになるのだが…。
そう思って潤也は目を開く。
開いた瞳が写したのは暗闇だった。
先ほどとは何も変わらない暗闇。
それは暗闇をみているというより。
何も見えていないという方が―――――

「あ、あぁぁ…。」

その事実の意味を実感し潤也は泣き叫ぶ。
もはや黒峰潤也に残されたものは何もなかった。




5章『その日は雨がふっていた』に続く。

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