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宗教

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インドの仏教

開教から教団分裂まで - 約100年間

  • 原始仏教、根本仏教、シャーキャムニ・ブッダ(釈尊、釈迦)とその直弟子の時代
  • ラージャグリハ(王舎城)郊外に500人の比丘が集まり、最初の結集(けちじゅう)が行われ、経典と律とがまとめられた。座長は摩訶迦葉(まかかしょう、マハーカッサパ)、経は阿難(あなん、アーナンダ)、律は優波離(うぱり、ウパーリ)が担当したと伝えられている。
  • マウリヤ朝第3代アショーカ王の時代(紀元前259年頃)、仏教が急速に広まる
  • 仏滅後約100年 戒律の解釈問題で教団内に対立が起こり、上座部大衆部に分裂。この戒律の異議のため、毘舎離で七百人の比丘を集めて第二結集が行われた。
  • 仏滅後200年 アショーカ王の時代に、パータリプトラで1,000人の比丘を集めて、第三結集が行われた。

部派仏教の成立 - 前3世紀ごろ

  • 仏滅後300年の初めに上座部は、説一切有部と雪山部に分かれ、説一切有部から犢子部、犢子部から法上部、賢冑部、正量部、密林山部が分かれる。仏滅後300年には説一切有部から飲光部が、さらに400年には、説一切有部から経量部が別れる。これらの主な分裂を含めて、上座部系11部、大衆部系9部に分かれたと伝えられている。この分裂の中で、それぞれの部派は独自の聖典を持つにいたる。

大乗仏教運動の興隆 - 前1世紀ごろ

  • 在家者の信者の増加
  • 仏塔崇拝・仏陀崇拝
  • 経典を主題ごとにまとめる作業が行われ、智慧や縁起を説明する『般若経』が成立。空という独自の視点で縁起を説明した教典で、信徒たちが築いた参拝活動を是認する論理が書き加えられた。
  1. 初期大乗経典…般若経維摩経法華経無量寿経――3世紀には龍樹によって空の理論が体系化され、中観派の基礎を作る。
  2. 中期大乗経典…勝鬘経涅槃経解深密経大乗阿毘達磨経――5世紀には無着、世親兄弟によって瑜伽行唯識学派が生まれる。
  3. 後期大乗経典…楞伽経大乗密厳経――6世紀になると、大乗経典の中にも密教の萌芽が見られる。

密教の成立 - 7世紀ごろ

  • 周辺の宗教から影響を受け、呪術・儀礼を強調
  • 「大毘盧遮那成仏神変加持経」(別名「毘盧遮那経」「大日経」)
  • 「金剛頂経」
ヒンドゥー教に倣ってマントラ(真言陀羅尼)を唱えたり、多数の新奇な仏尊が礼拝対象となったり、さらには仏法の中心が大日如来や金剛薩埵、法身普賢となったり、タントラの影響で性的な修行も取り入れたりした。これらの結果として、釈迦(ガウタマ・シッダールタ)が説いた教えからは非常にかけ離れてしまった。また、後期インド仏教とヒンドゥー教との差別化が曖昧になるにつれて、後期インド仏教のヒンドゥー教に対する劣勢は確定的になった。


中国の仏教


古訳

  • 仏教伝来~

旧訳(くやく)

  • 鳩摩羅什(4世紀)~
    • 『坐禅三昧経』3巻
    • 『仏説阿弥陀経』1巻
    • 『摩訶般若波羅蜜経』27巻(30巻)
    • 『妙法蓮華経』8巻
    • 『維摩経』3巻
    • 『大智度論』100巻
    • 『中論』4巻

新訳

  • 智ギ、玄奘三蔵(602-664)(7世紀)~唐末(10世紀)


日本の仏教


飛鳥時代 三経義疏

  • 法華経 『法華義疏』(伝615年)
    • 日本最古の書物
      • (古事記は712年、日本書紀は720年)
    • 聖徳太子自筆の草稿本と考えられているが、異説もある。
  • 勝鬘経 『勝鬘経義疏』(伝611年)
  • 維摩経 『維摩経義疏』(伝613年)

奈良仏教系 (南都六宗)

華厳宗

  • 教典 『華厳経』
  • 736 審祥によって伝えられる
  • 743-749 華厳経の思想を反映した東大寺盧舎那仏像(奈良の大仏)が建立される

法相宗(唯識)

  • 653 道昭が入唐留学して玄奘に師事し、帰国後飛鳥法興寺でこれを広めた。
  • 8-9世紀には法相宗は隆盛を極める
  • 修円は興福寺に伝法院を創建、その一流は伝法院門徒と呼ばれた。
  • 徳一は天台宗の最澄との間で三一権実諍論(さんいちごんじつのそうろん)で争った。

律宗(四分律)

  • 753 鑑真が『四分律』による戒律を伝える
  • 唐招提寺

三論宗 (中論・十二門論・百論)


倶舎宗 (説一切有部)


成実宗 (成実論)


平安仏教(平安二宗)系・密教系

真言宗(東密)

  • 開祖 弘法大師「空海」
  • 本山 八幡山東寺・高野山金剛峰寺ほか
  • ご本尊 大日如来
  • 言葉 「南無大師遍照金剛」ほか
  • 教典 『大日経』『金剛頂経』『蘇悉地羯羅経』『瑜祇経』『要略念珠経』『般若理趣経』ほか
  • 戒律は『十誦律』を重んじ、『四分律』を支持せず、

天台宗(台密) 法華円宗とも

  • 開祖 伝教大師「最澄」
  • 高祖 天台大師智顗
  • 本山 比叡山延暦寺ほか
  • ご本尊 久遠実成無作の本仏・釈迦如来・阿弥陀如来・観世音菩薩など
  • 言葉 「南無阿弥陀仏」 「南無宗祖根本伝教大師福聚金剛」
  • 教典 『法華経』『大日経』『金剛経』『蘇悉地経』『梵網菩薩戒経』『仁王般若経』『阿弥陀経』『観無量寿経』『無量寿経』

法華系(鎌倉仏教法華系)

日蓮宗

  • 開祖 立正大師「日蓮」
  • 本山は身延山久遠寺ほか
  • ご本尊 大曼荼羅
  • 言葉 「南無妙法蓮華経」
  • 教典 『妙法蓮華教』(法華経)

浄土系(鎌倉仏教浄土系)

浄土宗

  • 開祖 円光大師「法然」(源空・黒谷上人・吉水上人とも)
  • 本山 華頂山知恩院・報国山光明寺(粟生光明寺)・聖衆来迎山禅林寺ほか
  • ご本尊 阿弥陀如来
  • 言葉 「南無阿弥陀仏」
  • 教典 「浄土三部経」(『観無量寿経』『無量寿経』『阿弥陀経』の3つ)

浄土真宗 真宗・一向宗とも

  • 開祖 見真大師「親鸞」(親鸞聖人)(法然の弟子)
  • 本山 龍谷山本願寺(西本願寺)・真宗本廟(東本願寺)ほか
  • ご本尊 阿弥陀如来
  • 言葉 「南無阿弥陀仏」
  • 教典 『観無量寿経』『無量寿経』『阿弥陀経』『教行信証』『正信念仏渇』
  • 「信心正因 称名報恩」
  • 他の仏教宗派に対する真宗の最大の違いは、僧侶に肉食妻帯が許される、無戒であるという点にある(明治まで、妻帯の許される仏教宗派は真宗のみであった)
  • 日本の仏教諸宗中、最も多くの寺院(約22,000ヶ寺)、信徒を擁する。
  • 多くの宗派に分かれているが、最も大きいのは真宗十派の浄土真宗本願寺派(西本願寺)、真宗大谷派(東本願寺)である。

融通念仏宗 大念仏宗とも(平安仏教系との考えも)

  • 開祖 聖應大師「良忍」
  • 本山 大念仏寺

時宗

  • 開祖 証誠大師・円照大師「一遍」(一遍上人・智真とも)
  • 本山 藤沢山清浄光寺(遊行寺)

禅系(鎌倉仏教禅系)・禅宗系

曹洞宗

  • 開祖 承陽大師「道元」(道元禅師)
  • 本山 吉祥山永平寺・諸嶽山總持寺
  • ご本尊 南無釈迦牟尼仏
  • 言葉 「南無釈迦牟尼仏」
  • 教典 『正法眼蔵』『修証義』『般若心経』『観音経』『法華経』『大悲心陀羅尼』『普勧坐禅義』『坐禅用心記』『伝光録』

臨済宗

  • 開祖(日本における) 千光国師「栄西」(栄西禅師)ら
  • 本山 建仁寺・円覚寺・妙心寺・東福寺ほか
  • ご本尊 釈迦牟尼仏
  • 言葉 「南無釈迦牟尼仏」
  • 教典 『般若心経』『大悲呪』『観音経』『白隠禅師坐禅和讃』『宗門安心章』
  • 宋からを日本に持ち帰る

江戸時代(禅系)

黄檗宗(おうばくしゅう) 旧臨済宗黄檗派

  • 開祖 真空大師・華光大師「隠元」(福建省福州福清県の生まれ)(インゲン豆の語源)
  • 1654年(承応3年)に明末清初の中国から招聘された中国臨済宗の隠元隆琦により始ま
  • 本山 黄檗山萬福寺(京都府宇治市)
  • インゲン豆の他、タケノコ、レンコン、スイカも隠元禅師が伝えた
  • 普茶料理(ふちゃりょうり)「普く(あまねく)多くの人にお茶を差し上げる」


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