「パパ 私、いいモノになったでしょ?」
【名前】 |
エスケイプ |
【読み方】 |
えすけいぷ |
【俳優】 |
水崎綾女 |
【登場作品】 |
特命戦隊ゴーバスターズ など |
【初登場話】 |
Mission22「美しきアバター エスケイプ」 |
【所属】 |
ヴァグラス |
【分類】 |
幹部/アバター |
【製造モチーフ】 |
転送研究センターの研究員 |
【他のモチーフ】 |
パソコン |
【推奨動作環境】 |
不明 |
【名前の由来】 |
エスケイプキー |
【特命戦隊ゴーバスターズ】
「
フィルムゾード」の作った「疑似亜空間」に快感を覚えた「メサイア」が更なる快感を感じるのに生み出した。
エネトロン強奪よりも人間を苦しめ、メサイアを喜ばせる事に主眼を置いた計画の実行が多い。
「メサイア」を「パパ」と呼んで慕い、エンターに似た特殊な模様が付いたサングラスと服を身に着ける。
黒色の「ゴク」、白色の「マゴク」という銃口の下に刃物が付いた2丁の銃を武器としている。
正体は13年前に亜空間へ転送され、「メサイア」に取り込まれた女性陣のデータを統合して創り出された存在だった。
外見、愛用のゴーグル、銃の名前(ヒロムの母親・桜田ミチコ)などに特徴が見られる。
パッドタイプのデバイスにデータとして入っている
メタウイルスカードを選択し、メタウイルスを無機物にインストールする事で
メタロイドを生み出す。
エンターのようにエネトロンタンクを身に着けていないが、メタロイドを作るエネトロンを何処から得ているのかは不明。
素早い身軽な動き、2丁の銃による銃撃、銃を使っての格闘戦、銃底のチェーンの先に付いたイヌの頭部のような飾りを伸ばしての攻撃を行う。
エンターに勝るとも劣らない戦闘力だが、本人は戦いを味わう刹那主義者らしく、強敵を「いいモノ」と称して積極的に戦いを求める。
「メサイアの機嫌を取っていれば、好き勝手ができる」と思い、自身の意に沿わない行動を取るメタロイドを蹴り付けて制裁を加える事もある。
その場に「いいモノ」がないと即刻撤退、かなり自分勝手な行動が目立つ。
メサイアへの忠誠心が強く、エンターとは性格の違いからお互いに牽制する態度を表す事があるが、同じメサイアの部下としてヴァグラス全体の利益にエンターから共闘を申し入れられる事もある。
Mission25では当初ブルーを軽く見ていたが、熱暴走したブルーと戦った事で「いいモノ」と認識するようになる。
その後もブルーには特に拘りを見せている様子。
Mission30で亜空間に突入したゴーバスターズを迎え撃つが、メサイアに異変を感じると崩壊寸前のヴァグラス基地に撤退。
そのまま消失したと思われたが、Mission33で生存が確認される。
「メサイア成長のため」とはいえ、メサイアカードを好き勝手扱うエンターを咎めるが、異様に変化しており、手出しできずに行動を制限される事になる。
Mission36でゴーバスターズと再会し、パワードモーフィンしたブルーバスターパワードカスタムと交戦するが、驚異的なパワーに苦しめられ、ゴリラージパンチで「ゴク」、「マゴク」を破壊され撤退。
Mission42で
メガゾードに
メサイアカードが融合した
メサイアロイド(
メガゾードロイド)から生まれた新たなメガゾード「
メガゾードζ」に搭乗。
Mission43でメサイアの復活を望んで躍起になるが、エンターによる行動の制限に不満を募らせる。
「その時は新たなメサイアを自分達で作ればいい」という冷血な本音に痺れを切らすと決別し、
ケンタテロイドから
エンター・ユナイトが回収したメサイアカードを「メガゾードζ」で奪取、メガゾードの手で掴み挙げ、「もうメサイアの復活に必要ない」という烙印と共に握り潰す。
この時、同じアバターのエスケイプが感情的な行動に出る事を予想だにしていなかったのか、エンターは反逆された際に「不完全さにおいて人間の完全なコピー」と評す。
Mission44でタイプζを核に呼び寄せた複数のメガゾードを取り込ませ、巨大なメサイア(
メサイア・リブート)を顕現できた事で歓喜に至る。
更なる進化を求めるメサイアにはアバターへの愛情は全くなく、成長の礎として取り込まれて消滅した。
Mission46でエンターの新たに得た力によって過去のデータを元に「花」から製造された個体として復活。
能力や性格はそのままだが、過去のデータがゴーバスターズと出会う前のものしか現存せず昔の記憶はなく、自身を作り出したエンターを「パパ」と認識して慕うようになっている。
イエローバスターパワードカスタムがエネトロンをチャージして放ったライオブラスターの射撃によって削除されるが、エンターによって再び復活。
その後も復活する度に記憶がリセットされ、ゴーバスターズに自己紹介を繰り返す。
延々とエンターの手で再生を繰り返すが、度重なる復元とリセットによってデータに劣化の兆候が現れ、「データの残骸」と成り下がっていく。
Mission48で生物との融合が可能になるまで進化するが、慕っていた筈のエンターにも「いいモノ」と牙を向ける。
人格が破綻したエスケイプには以前の面影は消えた事にエンターから見放され、一言で自身が目指す「いいモノ」になろうと暴走し始める。
夜な夜な彷徨しては小動物を取り込み、異様な姿に変貌、レッド以外のゴーバスターズと交戦。
4人の一斉射撃を受けると更に暴走し、周囲の建造物を吸収していき、かつてのメサイアと同様に巨大な形態「
エスケイプζ」に変貌。
ゴーバスターキングに敗北した後、元の姿に戻り、最期はライバルだったブルーに見守られながら消え去った(上記の台詞はその際のもの。)。
【獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ】
【余談】
名前の由来はエンターと同様にパソコンの入力キーだが、入力キーの立ち位置的には対極的な存在になっている。
服装も軽装になっているが、自ら前線に出たり、メガゾードに搭乗する場合はプロテクターの付いた動きやすい装備を着用する事もある。
エンターと誕生経緯を同じく、「兄妹」に当たるアバター。お互いの性格からエンターとはお互いの行動への不穏分子だったが、エンターは自身に従順になり過ぎたエスケイプを発作的に殺害したり、かつての人格の取り戻そうと模索したり、無意識に特別視していた模様。
エンター自身も理由を把握してないが、「エスケイプがアムール(愛)のデータを集めた影響」と自己分析している。
Mision28で武器の名前はヒロムの母親・ミチコのお気に入りのイヌの置物の名前が由来になっている事が判明する。
元ネタは『赤毛のアン』に登場するイヌの置物だが、作者のモンゴメリー氏が実際に所有していた置物がモデルとなっている。
演じる水崎綾女氏は本作がスーパー戦隊シリーズの初参加となり、過去に特撮作品で主役の1人としてレギュラー出演。
最終更新:2017年03月02日 17:57