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大筒型“燐子” - (2021/03/11 (木) 00:45:06) の編集履歴(バックアップ)


【種別】
燐子

【初出】
XVIII巻

【解説】
近代以降の集団戦で多く登場するようになった使い捨ての“燐子”の型の一つ。自在法炎弾』を力の続く限り撃ち続け、消滅するだけの単純な道具タイプの“燐子”。
自動照準や敵味方を判別する機能も無いらしく、使用時には砲兵として“”が側に付き、東京外界宿総本部攻防戦ではフレイムヘイズに流用される危険を避けるためか、「危なくなったら配置した“燐子”は自壊させろ」と巡回士リベザルが部下の砲兵たちに命令を下している。

多くは複雑な手間の要らない単純な構造に仕上げるが、複数名が共同で作成することで「大容量」にして運用される。機能や見た目、性能は基本的にほぼ同じだが、大半は同じ“徒”が一人で作ったものではないため、実際は製作者の力量や技術や組み合わせによりそれぞれ差があり、放つ炎弾のの色もそれぞれ異なる(全く同じ製作者の組み合わせで同じように作ればほぼ同一の物が出来るはずではあるが)。
大半の物は一人につき“燐子”一体を維持するのが限度の力も技術もない“徒”が作ったもので、一度力を使い切ると物自体が劣化して使い物にならなくなるため“存在の力”の補充による再使用は出来ないが、[仮装舞踏会]はその強大な組織力によりそれらを前線に多数配備することを可能とするだけでなく、捜索猟兵“煬煽”ハボリムは“燐子”作りの匠を子飼いとして抱え、強力かつ再補充による再使用も可能な虎の子の砲兵部隊として運用していた。

新世界『無何有鏡』でも、ハボリムは早速新型の大筒型“燐子”の試験運用を行っている。

【アニメ版】
ビフロンスを元にしたような外見になっており、脚は触手のようになっている。
原作ではそれぞれ放つ炎弾の色が異なる(製作者である“徒”がそれぞれ異なるため)が、アニメでは演出の手間の削減か分かりやすさ優先のためか全て赤色の炎で統一されている。

【コメント】
アニメ第3期で登場・使用された。
☆[革正団]のドゥーグの『黒妖犬』やティリエルの『ピニオン』やメリヒムの『空軍』と同じく量産型の“燐子”だった。
☆↑一人で大量に作り維持するそれらと違い、大筒型“燐子”はほぼ同じ仕組みの物を多人数が作ってるだけなので、それらとは異なる。基本的に一人に付き一つの維持が限度と、コストパフォーマンスも決して良くなかった。
☆新型ってどんなだろうな。超弩級サイズとか、連装砲とか、自走砲とか、“存在の力”の自動供給とか、夢が広がるな。いずれ、爆撃機型“燐子”とか出来るのかな。
ガープの『四方鬼』の方が高性能だったな。