【初出】
SII巻
【解説】
“
徒”の運び屋集団[
百鬼夜行]の頭目である“深隠の柎”
ギュウキの隠蔽と偽装の
自在法。読みは「くらのみのかさ」。
単に
気配を隠蔽したり姿を消すだけでなく、漏れ出す気配の大きさを自在に調整したり、姿や音を全く別の物へと偽装させることも可能。
布や膜状の力で構成された
自在法で(一度被せてしまえば偽装と隠蔽の効果自体は他の
自在法の干渉でも受けなければ解けない)、実体に被せなければ効果が発揮されないという弱点はあるものの、サイズも調節でき、自分や他人に複数使用可能で、様々な応用が効く。
本編開始の二年前、[
百鬼夜行]に逃走の囮にされた“徒”達が被せられた際、その姿を変化させられていたが、それもこの『倉蓑笠』の能力である。
[
百鬼夜行]の通常運行の際は、ギュウキの獅子舞の布のような身体に施されてギュウキの姿と内部の気配の隠蔽に使われ、この状態のギュウキが
パラの作った“
燐子”に覆い被さっている。
【由来・元ネタ】
日本の昔話「天狗の隠れ蓑」に登場する、同名の姿を消す道具。
最終更新:2024年09月23日 18:44