【種別】
自在法

【初出】
SII巻

【解説】
”の運び屋集団[百鬼夜行]の頭目である“深隠の柎”ギュウキの隠蔽と偽装の自在法。読みは「くらのみのかさ」。
単に気配を隠蔽したり姿を消すだけでなく、漏れ出す気配の大きさを自在に調整したり、姿や音を全く別の物へと偽装させることも可能。
布や膜状の力で構成された自在法で(一度被せてしまえば偽装と隠蔽の効果自体は他の自在法の干渉でも受けなければ解けない)、実体に被せなければ効果が発揮されないという弱点はあるものの、サイズも調節でき、自分や他人に複数使用可能で、様々な応用が効く。

本編開始の二年前、[百鬼夜行]に逃走の囮にされた“徒”達が被せられた際、その姿を変化させられていたが、それもこの『倉蓑笠』の能力である。

百鬼夜行]の通常運行の際は、ギュウキの獅子舞の布のような身体に施されてギュウキの姿と内部の気配の隠蔽に使われ、この状態のギュウキがパラの作った“燐子”に覆い被さっている。

【由来・元ネタ】
日本の昔話「天狗の隠れ蓑」に登場する、同名の姿を消す道具。

【コメント】
☆『約束の二人』からも逃げ切ったといえるのは、[百鬼夜行]の3人の息の合った連係プレイが無ければ無理だった。パラの『ヒーシの種』、ゼミナの『地駛』のどれが欠けていても逃げ切れなかったはずだ。
☆気配隠蔽の宝具は他に[仮装舞踏会]の巡回士ビフロンスの『タルンカッペ』やフリアグネの『スフマート』があった。
☆XXI巻では、この自在法で『儀装の駆り手カムシンマージョリー・ドーを『真宰社』の内部へと密かに侵入させた。
☆『棺の織手ティスノースエアカムシンや『極光の射手カール・ベルワルドキアラ・トスカナザムエル・デマンティウスゾフィー・サバリッシュアレックスドゥニピエトロ・モンテベルディヤマベ相手にも使用してほしかったな。
アニメ第3期で登場・使用された。

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最終更新:2024年09月23日 18:44