空のフォークロア
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69:空のフォークロア : 2021/07/21 (Wed) 03:40:06
●空のフォークロア
ケムコがたくさん出しているファンタジーRPGの一つ、2012年発売。スマホ、PSV、XBOX、3DS、スチーム、スイッチで配信。
ドラゴニカの町の教会に住む少年エアル。毎日、訓練をしているが周りからはのほほんとした頼りない様にみられている。
薬草摘みなどを行っていると炎の魔物が町を襲う。人々を助けて回るが、エアルは途中で倒れる。
教会のベッドで目を覚ましたエアル。その目の前に人語を喋る小さなドラゴンがいた。
だがエアル以外にその声と姿を見る事は出来ない。契約したもの以外は見えないとドラゴンは言う。
誰でも契約できるわけでは無く、エアルにはその素質があった為に見る事が出来たとドラゴンは答える。
彼の名前は空のグリモア・ノグアルド。この世界の伝説にある四体の精霊の一体であった。
かつて光のグリモアが空・地・水・火の四つのグリモアを生み出した。彼らはそれぞれの自然を司り、世界を創った。
世界を創った後に火のグリモアの提案で、彼らは子供とも言うべき精霊を作る事にした。
だが火のグリモア以外が子供を生み出した後に、火のグリモアが突然、他三体のグリモアを襲ったのである。
子を生み出したばかりで力の半減したグリモア達。なんとか相打ちになり、それぞれ眠りについた。
これがこの世界に伝わる伝説。そしてノグアルドは目を覚まし、エアルを契約者として力を貸したのであった。
町を襲ったのは火のグリモア・レッドナハト。町の犠牲者はいなかったが、これ以上は暴れさせてはならない。
神父に事情を話し、レッドナハトを倒す為、エアルは他のグリモアと契約者を探し旅に出るのであった。
森を越え、タルタロスの町に辿り着いたエアル。人々に話を聞いて回る。
どうやらタルタロスも火の魔物に襲われ、自警団が追い払ったと聞ける。
グリモアについて聞き込みをしていると、イクスという自警団の戦士がグリモアについて知っていると言う。
エアルはイクスに着いて行くと、自警団の所まで連れて行かれる。そしてイクスがこいつが犯人だと言い、エアルは捕まる。
牢屋に入れられたエアル。門番に無実だと言っても聞いてくれない。
仕方なく自分が犯人だからさっきの男と団長を呼んでほしいと言うと、門番は連れてくる。
改めて犯人ではない事と、グリモアについての話をする。半信半疑だが、証拠があるわけでは無い。
団長はイクスを見張りとして、グリモア探しを手伝わせる事にした。
地下水道を通り砂漠にある迷宮へ。
ノグアルドはイクスが自分が見える契約者の素質があるものだと、途中でエアルに伝える。
イクスは他の者には見えないドラゴンの魔物を連れて歩くエアルを怪しみ、牢屋に入れたのだと言った。
迷宮の奥に行くと地のグリモア・タイタスがいた。イクスが亀だと言うと激怒し、戦闘になった。
倒すと実力を認め、イクスの契約者となる。
タルタロスの町に戻ったエアルとイクスは団長に事情を話す。町を燃やしたレッドナハトを倒す為に旅に出るとイクスが言う。
だが団長はそれを認めず、町を守る為に居残れと言う、その言葉にショックを受けて出て行くイクス。
町の中、一人で悩むイクスの下にエアルが行き、自分を犯人呼ばわりした事を訴えるとイクスに言う。
こうして町の中で裁判が行われ、イクスは団長から追放刑に処される。
だがそれを聞いた人々は、町の為に戦ってきたイクスに対してあんまりだと減刑を求めた。
それを見て驚くイクスに、団長は誰もお前に復讐をしてほしいと思っていないと告げたのだった。
いつでも戻ってきて構わないと団長に言われ、エアルとイクスは次の町へと向かうのだった。
70:空のフォークロア : 2021/07/21 (Wed) 03:41:58
船に乗ってマーメディアの町を訪れたエアル達。入ってすぐに突然、女性に話しかけられる。
強気な口調の女性アヴィは、グリモアを見るなり寄越せと言う。驚くエアル達、そこに町長の老婆が訪れ叱りつけた。
契約者の素質があるアヴィを早々に見つけたエアル達。町の人々や立ち去ったアヴィなどから話を聞いていく。
この町には代々、グリモアを奉じる巫女の職業があった。素質の高いアヴィはじゃじゃ馬であり、その双子の妹が巫女となる。
だが妹はある日から昏睡状態になる。それがこの町が信仰する水のグリモア・ローレライの仕業だとアヴィは言う。
アヴィと共に泉の森へと行き、その奥で人魚の姿の水のグリモア・ローレライに会うエアル達。
話を聞こうとするが、「妹に役目を押し付けた姉に話す事など無い」と戦闘になる。
倒して実力を認めたローレライは事情を話す。レッドナハトの放った火の魔物が町々を襲っている事を妹は知った。
結界を張る事にした妹だったが、力が足りずにそのまま倒れてしまったと言う。
どうすれば助けられるのかと尋ねると、レッドナハトを倒せば結界を解いて目覚めると聞ける。
アヴィとローレライが仲間となり、三体のグリモアを連れてエアル達はレッドナハトへと戦いを挑みに行く。
ちなみにじゃじゃ馬な性格で町の人々に呆れられているアヴィだが、エアルは「素直な子は素敵」と言われる。
たびたび褒められてアヴィはエアルに惚れる。契約したグリモアは契約者の心が見える。
マーメディアの町から洞窟を通り、火の遺跡フィアンマへとたどり着いたエアル達。
その遺跡の奥に他の三人のグリモアよりも大きなトカゲのような体を持つ火のグリモア・レッドナハトと対峙した。
火の魔物を操り町を襲ったレッドナハト、しかし会話すると何か様子がおかしい。
そのまま戦闘になるエアル達とレッドナハト。一度はレッドナハトを倒すも本気を出されエアル達は吹き飛ばされる。
エアル達が気が付くとマーメディアの町のベッドにいた。遺跡の前に倒れていたのを町の人が助けてくれたのだった。
今のままではレッドナハトに勝てない。またレッドナハトの言葉がたどたどしく、様子がおかしいのも気になる。
グリモアに関する調査をマーメディアの町長に頼み、エアル達は新たな力を得る為に船旅に出るのであった。
ドラゴニカやタルタロスに戻り旅の報告をするエアル達。祈るとグリモアが強くなると本人らに聞き、町の人に頼んでいく。
また三体のグリモアたちが作った子供ともいえるグリモアの助力を得る為、町を回る事にした。
リグの町に行き、グリモアの話を聞く。だが町長は、グリモアのいる洞窟への探索許可を出さない。
自分達の力だけで町を作り生きてきた彼は、エアル達を信用できない、よからぬ企てがあるのではないかと言うのであった。
家を出てどうすればいいのか悩むエアル達。そこにレッドナハトが放った火の魔物達が現れ、町を焼いていく。
人々を助けて回り、魔物を撃退したエアル達。町長は感謝し、信じる事を忘れていたと謝罪。探索の許可を出した。
砂の洞窟の奥で、ユニコーンの姿の雷のグリモア・ブリッツが現れる。実力を試すと戦闘になり倒して仲間にした。
イーロンはカジノの町。かつては鉱山で成り立っていた町だが、カジノによって裕福となり鉱山は廃止されていた。
グリモアがいるだろう鉱山に入る為、町長に事情を話し鉱山の扉の鍵を借りようとするエアル達。
だが町長は一億で売ると言う、怒るイクス。世界を守る為だと言うが、金があれば人は守れると町長は譲らない。
町長から離れて一億なんてどう稼ぐと悩むエアル達。そこに町長の弟が現れ、町長と話していた。
弟は世界中を旅し、金だけを第一するこの町は間違っていると町長と言い争いになっていた。
家の外で弟と会いエアル達は話をする。過去に貧乏だった家、両親には辛い目にあわない様に裕福になれと育てられた。
町長の兄は真面目にそれを受け入れているのだと言う。もうすぐギャンブルトーナメントがあり、優勝賞金が一億と聞ける。
傲慢な兄の詫びだとそのトーナメントに出して貰えるエアル達。ルーレットやポーカーで勝負していく。
そしてエアルが運よく優勝、一億を手に入れたのであった。その一億を持ってさっそく町長に鍵を貰いに行くエアル達。
だが町長は、さきほど一億五千万で鍵を買いたいという人が現れ、それ以下では売らないと言い出した。
その欲深な言葉に弟が怒り、ある紙を見せる。それは新しい町長を決める為の選挙、その署名だった。
もっと裕福な町になるためだと言われれば、喜んで町の人は選挙に応じたと弟は言う。押し黙る町長。
鉱山の鍵は町長が預かる物、だが今は空席の為に預かる物はいないと弟はエアル達に鉱山の鍵を渡した。
71:空のフォークロア : 2021/07/21 (Wed) 03:43:23
鉱山へと入ったエアル達。なんか後味が悪いと言うイクスに、エアルは選挙の結果が知りたいと早く終わらせようと言う。
鉱山奥でタイタスが生み出した黒い球体、鉄のグリモア・マルキアがいた。
マルキアに事情を説明するが、カジノが出来ると鉱山に見向きもしなくなったと人間不信にマルキアはなっていた。
戦い実力を示すと、マルキアも応じて契約してくれたのだった。
イーロンの町に戻ると選挙が行われていた。よりよい町を作ると言う弟。黙っている兄。
選挙結果は圧倒的大差で兄の勝利だった。驚くイクスとラヴィと弟、だが一番驚いたのは兄だった。
そんな兄にエアルは近づき声をかける。貴方は町長を止めたかったのだろうとエアルは言った。
金を第一にする町作りが間違っている事に兄は気付いていたが、しかし今さら他のやり方などできなかった。
しかし町の人々は、兄がこの町を守る為にカジノ以外にも頑張っていた事を知っていたのである。
これからは弟と共に町作りを頑張りたいとエアル達に言い、一億を返そうとする。しかしエアルは町の為に使ってと断る。
驚くイクスとアヴィ。マルキアは人も捨てたものでは無いと感心した。グリモアに祈る事を頼みエアル達は去る。
次のグリモアを手に入れる為、ボッシュタウンに着いたエアル達。
グリモアのいる森に入れてほしいと町長に頼むと、森は誰の者でもないから構わないと受領する。
だが森に入るとグリモアの力によって追い出されてしまう。町長に話を聞くと、町の者は普通に入れるらしい。
また旅の商人が唯一、町の者でもないのに入れると聞ける。話を聞くと、彼は商売以外に町の道具の修理をタダで行っていた。
町に尽くせば町の人と思われるのではないかと考え、人々の手助けをして回るエアル達。
結果、森の中に入る事に成功した。あとグリモアに祈る事を頼んだ。
森の奥にローレライが生み出したフクロウの姿をした森のグリモア・バウルがいた。実力を示し契約する。
新たに三体のグリモアを手に入れたエアル達。マーメディアの町に戻り、伝承を調べる町長に話を聞く。
たくさんの本を読んだが何も分からなかったと町長は言う。
他のグリモアを生み出した光のグリモアがどこに行ったのか、レッドナハトは何故裏切り暴れたのか。
それらがまるで分らない事を知った一同。町長に言われ、エデンという町に行く。
本棚だらけの町エデン。町長から渡された巫女に関する本を返し代わりに町への入場を認めてもらう。
そこの町長にエアル達は事情を話す。彼もまた知らないと答えるが、光のグリモアがどこにいるかは推測していた。
北の氷の大地、そこにある氷の宮殿に光のグリモアがいるという。だが船でその場所に行く事は出来ない。
かつてタルタロスで空を飛ぼうと研究していた人がいたのを思い出し尋ねる。
彼は砂の迷宮で取れる、電気を流すと浮く浮遊石を集めれば空飛ぶ船が作れると告げる。
エアル達が集めて届け、作成に成功。その船を狩りて氷の宮殿へと向かう。
氷の宮殿。先に進むたびにボスが現れ戦闘になる。戦闘になる前に仲間の一人を精神的に攻める。
ラヴィは女らしくないと、妹に責任を押し付けたと言葉で責められる。
言葉を失くすラヴィだが、エアルが素のままの彼女を認めたため、これが私だと乗り越える。
イクスは暴れ者だと、もっと考えて行動しろと町の人に言葉で責められる。
落ち込んでいくイクスだが、団長だけはイクスが考えている事を認めておりイクスは立ち直る。
エアルは町の人達の声で、頼りない頑張っているのか?と言葉で責められる。
落ち込んでいくエアルだったが、イクスとラヴィがリーダーとして何度も頼られた事を思い出し立ち直った。
三体のボスを倒し、最奥で天使のような女性、光のグリモア・ルミナと出会う。
三体のボスはルミナが呼び出した者、イクスたちが怒るが闇に飲まれない為には必要な戦闘だったと謝罪する。
そして事情を聞かれた彼女は答える。レッドナハトは闇のグリモア・ネロに操られているという。
南東の果てにあるゴルべニア火山にいる事を伝えたルミナ。貴方が倒せばと言うラヴィにそれはできないとルミナは言う。
ルミナはグリモアたちを生み出した時に力の大半を失ってここを動けないらしい。
ネロを倒す為に氷の宮殿を出るエアル達。エアル達が去った後、ルミナはある事を伝えてないと一人、謝っていた。
72:空のフォークロア : 2021/07/21 (Wed) 03:44:46
ゴルべニア火山。溶岩の合間を通り、エアル達は最奥へとたどり着く。
そこにはレッドナハトが待ち受けていた。操られていた彼を倒し、解放する。
そして巨大な三つの黒い骸骨のような顔を持つ闇のグリモア・ネロが現れた。
突然、エアル達のグリモア達が消滅していく。ルミナが伝えなかった事、それがグリモアの消滅だった。
ネロが言う。もはやかつてほど神秘は信じられておらず、グリモア達の力も弱まっていた。
さらにエアル達が陸・海・空を移動する事により、神秘が存在する場所は失われていたのだと。
ルミナはいつか新たな世代が進歩した時、グリモアはその次の者達にバトンを渡して消えるようにしていたのである。
グリモアが消え打つ手なしとエアル達が絶望するが、町の人々がグリモア達に祈っていた。
その結果、信仰の力でグリモア達がまた元に戻る。ならば力尽くで滅ぼしてやるとネロとの戦闘となる。
ネロを倒したエアル達。こうして世界は守られたのだった。エンディング、スタッフロール。
エンディング後、まだしばらくは消えずにいられるとノグアルドは言う。
解放されたレッドナハトに話を聞く。彼はグリモアでありながら人間の女性に恋をした。
その心の隙を突かれネロに操られてしまった。意識を奪われる前に、火の魔物を生み出し町を襲わせた。
町を襲ったのは世界を滅ぼそうとしたネロの異常事態を伝える為だった。
言われてみれば、人の犠牲者はおらず町も大したダメージは受けていない。
レッドナハトと契約した後、今度は氷の宮殿に行きルミナに会う。
ルミナに話を聞くとネロはまだ消えていないと言う。エアルはどうしてネロが世界を滅ぼそうとしたのか聞く。
それは本人に聞かないと分からないというルミナ。エアル達はまたゴルベニア火山に向かった。
ゴルベニア火山の奥。ルミナの言う通りネロは復活していた。世界を滅ぼそうとした理由についてエアルは聞く。
力尽くで聞いてみろと戦闘になり倒した。するとネロはルミナを愛していたからだと答えた。
だが世界が生まれ、光と闇のグリモアは同じ所に存在する事が出来なくなった。ゆえに世界を滅ぼそうとしたらしい。
滅びるネロ、だがいつかまた復活してしまう。エアル達はルミナに報告する事にした。
氷の宮殿に行くといつもの場所にルミナがおらず、その先に道があった。
最強クラスの雑魚モンスターがいる道を進み、最奥にルミナがいた。ネロの真意を伝える。
ルミナは解決の為にエアル達と戦う。全体的に簡単なこのゲームで、今までの戦闘は何だったのかというぐらい強いルミナ。
倒すと彼女はグリモアではなく、ただの光になると告げる。そうすればただの闇となったネロと共にいられると言う。
消滅するルミナ。エアル達は氷の宮殿を後にした。
真のエンディング。
その後、平和になった世界の町を三人と七体のグリモアは回った。カジノで文無しになったりと色々とした。
最後に夢の中で三人と七体は語る。朝、起きればグリモア達は消滅していた。
でも寂しくはないと言うエアル。見上げれば空になったノグアルドがいつもそこにいるのだから。終わり