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ハルク - (2012/07/31 (火) 01:24:06) の最新版との変更点

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ハルク Hulk / ブルース・バナー博士(Dr.Robert Bruce Banner) 初出:Incredible hulk#1(1962年5月) 種族:事故でスーパーパワーを身につけた人間 *概要 ハルクはマーベルコミックに登場するキャラクター。 とにかく怪力の権化として描かれている。 他のキャラクターが知恵や特殊能力で解決しようとする問題を物理的な腕力だけで解決することがある。 また展開によってハルクに変身すると理性を完全に失ったり、変身しても理性を維持したりを繰り返している。 冠タイトルを持つ主人公キャラだが、ヒーローでありながら時に他のヒーローに敵対し、常にその立場を変えている。 2000年代に実写映画が作られるようになり、日本での知名度は高くなったが、元々70年代に実写連続ドラマが日本でも放送されていたため往年のファンも多い。 *能力 マーベルの世界でもナンバーワンの超人的な怪力。 飛行能力はないが、その桁外れな脚力でジャンプすると飛行能力に匹敵する距離を移動できる。 *初登場とオリジン (Incredible hulk#1,1962年5月) ブルース・バナー博士は著名な原子物理学の権威だった。 彼は軍の要請により、爆発と同時に強烈なガンマ線を放つG-ボムという核爆弾を開発。 荒野の実験場で、ついにその爆破実験が始まっていた。 しかしバナー博士は、度胸試しの為に立ち入り禁止エリアに侵入していた少年[[リック・ジョーンズ]]を発見。 同僚のイゴール・スタルスキー博士に爆発のカウントダウンを遅らせるように告げ、ブルース・バナーは自ら少年を救うため、実験場に走る。 しかし、イゴール・スタルスキーこそ実はソ連のスパイで、ブルース・バナーを亡き者にしてG-ボムの設計図を入手しようと考えていたため、カウントダウンを遅らせることはしなかった。 ブルース博士がリックを死角に投げ捨てた瞬間にG-ボムが爆発し、博士は大量のガンマ線を全身に浴びてしまった。 その結果、ブルース・バナー博士とは似ても似つかない巨大な肉体と怪力を持つ怪物に変身してしまった。この状態では人間だった頃の記憶を殆ど失い、本能のままに行動してしまう。 実験場にいた兵士たちは怪物を『ハルク』と名付け、捕獲するために追い始めた。 初期のハルクは皮膚の色が灰色で、本能に従って行動する怪物だった。陽が沈むとハルクになり、日が昇るとブルース・バナーに戻るという設定だったが、徐々に設定は変更され、緑色の皮膚を持ち、アドレナリンの分泌でハルクに変身するようになった。 その後の展開によりハルクになっても理性を維持できるようになったり、ブルース・バナー博士と完全に分離して別の個体になったりという時期がある。 ***[[アベンジャーズ]] [[アベンジャーズ]]の結成には[[ソー]]の宿敵、[[ロキ]]がハルクを人類の敵に仕立てようと画策したことに端を発している。 そしてチーム結成時にはハルクもメンバーとなった。(Avengers#1,1963年) しかし、Avengers#2ではすぐにチームと袂を分ち、行方不明になった。 *実写映画のハルク ***[[ハルク>ハルク(実写映画)]](2003年) 監督は『ブロークバック・マウンテン』などで知られる台湾出身のアン・リー。 主演は『ハルク』がハリウッドでの初主演となったエリック・バナ。 作品の評価は高くなかったが、後のリブート作品『インクレディブル・ハルク』につながった 。 ***[[インクレディブル・ハルク>インクレディブル・ハルク(実写映画)]](2008年) 監督は『トランスポーター』で監督デビューしたルイ・レテリエ。 主演は名優エドワード・ノートン。 [[マーベル・シネマティック・ユニバース]]に含まれる作品の第二作。 2012年の大[[クロスオーバー]]『アベンジャーズ>アベンジャーズ(実写映画)』に続く作品となった。 ***テレビドラマ『超人ハルク』 1977年〜1982年までアメリカCBS系で放送。 日本では1979年から1980年にかけて放送された。 主人公の名前はデビッド・ブルース・バナー博士と変更され、人気ドラマ『逃亡者』を意識した内容になっている。 ----
***ハルク Hulk / ブルース・バナー博士(Dr.Robert Bruce Banner) (キャラクター名、マーベル) 初出:Incredible hulk#1(1962年5月) 種族:事故でスーパーパワーを身につけた人間 *概要 天才科学者ブルース・バナー博士が変身し、緑色の巨人となり、怪力を発する。 マーベル・ユニバースにおける怪力の象徴のようなキャラで、他のキャラクターが知恵や特殊能力で解決しようとする問題を物理的な腕力だけで解決できる存在。 基本的には変身すると理性を失い、感情や本能のままに行動するが、展開やライターの意志によって変身しても理性を維持することがあり、その程度にはバラつきがある。 今はブルース・バナーの変異には複数の人格があり必ずしも同じ人格の”ハルク”になるとは限らないという設定になっている。場合によっては別の名前を名乗ることさえある。(ジョー・フィクスイットなど)この場合は能力も変わる。 マーベル・ユニバースのヒーローにとっては危険な厄介者であると同時に、大きな危機に立ち向かう時には強力な戦力にもなる。 当人はただ「放っておいて欲しい」と願っているが、一般人の多くは彼を脅威と感じ、時にはヒーローでさえも無用な手出しをしようとするため、意に反して暴れなくてはならなくなる。 ヒーローでありながら、時に勘違いや感情の行き違いから他のヒーローに敵対することも多い。 2000年代に実写映画が作られるようになり、日本での知名度は高くなったが、元々70年代に実写連続ドラマが日本でも放送されていたため往年のファンも多い。 *能力 マーベルの世界でもナンバーワンの超人的な怪力。 怒れば怒るほど天井知らずでパワーが増し、時には神の力も凌駕する。 飛行能力はないが、その桁外れな脚力でジャンプすると飛行能力に匹敵する距離を移動できる。 #image(hulk.jpg) "Incredible hulk"#1(1962年5月) ハルク初登場。皮膚の色はグレーだった。 *初登場とオリジン (Incredible hulk#1,1962年5月) ブルース・バナー博士は原子物理学の権威だった。 彼は軍の要請により、強烈なガンマ放射線を放つG-ボムという核爆弾を開発。 荒野の実験場で、その爆破実験が始まっていた。 しかしバナー博士は、度胸試しの為に立ち入り禁止エリアに侵入していた少年[[リック・ジョーンズ]]を発見。 同僚のイゴール・スタルスキー博士に爆発のカウントダウンを遅らせるように告げ、ブルース・バナーは少年を救うため、自ら実験場に走る。 しかし、イゴール・スタルスキーの正体はソ連のスパイで、ブルース・バナーを亡き者にしてG-ボムの設計図を入手しようと考えていたため、カウントダウンを遅らせることはしなかった。 ブルース博士がリックを死角に投げ入れた瞬間にG-ボムが爆発し、博士は大量のガンマ線を全身に浴びてしまった。 その結果、ブルース・バナー博士は似ても似つかない巨大な肉体と怪力を持つ怪物に変身。この状態では人間だった頃の記憶を殆ど失い、本能のままに行動してしまう。 実験場にいた兵士たちは怪物を『ハルク』と名付け、捕獲するために追い始めた。 初期のハルクは皮膚の色が灰色で、本能に従って行動する怪物だった。陽が沈むとハルクになり、日が昇るとブルース・バナーに戻るという設定だったが、徐々に設定は変更され、緑色の皮膚を持ち、アドレナリンの分泌でハルクに変身するようになった。 (スタン・リーはハルクの体色をどちらにするか悩んだが、緑にすると決めた後に、既に灰色で印刷されてしまったことを知った、という逸話がある。) その後の展開によりハルクになっても理性を維持できるようになったり、ブルース・バナー博士と完全に分離して別の個体になったりという時期がある。 #image(drbb.jpg) "Incredible hulk"#1(1962年5月) 初登場時のブルース・バナー博士 ***[[アベンジャーズ]] [[アベンジャーズ]]の結成には[[ソー]]の宿敵、[[ロキ]]がハルクを人類の敵に仕立てようと画策したことに端を発している。 チーム結成時にはハルクもメンバーとなった。(Avengers#1,1963年) しかし、Avengers#2ではすぐにチームと袂を分ち、行方不明になった。 ***プラネットハルクとウォーバウンド "[[Planet Hulk]]"のストーリーで、ハルクは[[イルミナティ]]によって宇宙に放逐される。 アクシデントから軌道がそれた宇宙船は、惑星[[サカール]]に不時着。暴君による圧政が敷かれたこの世界で、ハルクは異星人たちと[[ウォーバウンド]]を結成し、救世主となる。 王となったハルクは女戦士、[[カイエラ・ザ・オールドストロング]]と結婚し、カイエラは身ごもるが、ハルクが乗って来た宇宙船が爆発。 カイエラは死亡し、ハルクはイルミナティへの復讐を誓う。 ***ワールド・ウォー・ハルク ハルクは[[ウォーバウンド]]のメンバーと共に地球に来襲。ニューヨークを占拠し、地球のヒーローたちに戦争をしかける。 ("[[World War Hulk]]") ***ドク・グリーン [[Hulk Vol.3]](2014年〜)で登場した人格。 何者かによって頭部に2発の銃弾を受け、ハルクの治癒能力によって生存はしたものの、ブルースとしての知能が低下。これを補うため、[[トニー・スターク>アイアンマン]]の発案により微小のエクストリミスをハルクの脳に埋め込んだことによって誕生した。 ブルース・バナーの頭脳とハルクの肉体を両立した存在だが、人格はそのどちらでもないと自認する。 他のガンマ線を浴びた存在([[A-bomb>リック・ジョーンズ]]や[[レッドハルク]]など)を治癒する薬品を作り、一人ずつ能力を消去していった。 ***マエストロ [[Incredible Hulk: Future Imperfect]](1992年のミニシリーズ)で登場した人格。 未来の核戦争が起きた世界で、圧倒的な暴力を振るい君臨している理性的な未来のハルクで、「マエストロ」を名乗っている。 さすがに髭も白く頭もはげているが、凶暴さはそのまま。マーベル世界のヒーロー/ヴィランを倒した証のトロフィールームには、壊れた[[シルバーサーファー]]のボードまである。 世界観もマッドマックスそのままで、ぶっちゃけ「北斗の拳」のラオウといったところ。 2020年にマエストロを主人公にしたミニシリーズが刊行されたが、表紙でムキムキの青シャツ、胸元から覗く赤い下着、肩パッド、腕に巻いたバンデージ、ピチピチの黒ズボンという、「北斗の拳」のケンシロウ・スタイルの表紙が描かれた。「お前はもう読んでいる!」 強キャラなので、人気も高い。 *メイン誌 初登場以来、冠タイトルを持ち続けている。 マーベルではよくあることだがタイトルの変遷とナンバリングが非常に複雑。 1962年5月〜1963年3月:"Incredible Hulk" vol. 1, #1-6 隔月刊行)初登場誌は6話継続。 1964年10月〜1968年3月:"Tales to Astonish" #60-101: #60からハルクのメイン誌となった 1968年4月〜1999年3月:"Incredible Hulk" vol. 2, #102-474 :"Tales to Astonish" のナンバリングを引き継いでいる。ここまでをvol.1と看做すサイトや資料もある。 1999年4月〜2000年2月:"Hulk" vol.1, #1-11 :タイトルから形容詞がなくなった。 2000年3月〜2007年12月:"Incredible Hulk" vol. 3, #12-112 "Hulk"のナンバリングを引き継ぐ。これをvol.2と看做すサイトや資料も。このナンバリングを引き継いで"The Incredible Hercules"が#112からスタート。 2008年1月〜2009年6月:"Hulk" vol. 2, #1-11 :#12からはタイトルそのままでレッドハルクのシリーズとして継続。 2009年7月〜2010年10月:"Incredible Hulk" vol.2 #600-#611 ナンバーを600から仕切り直し。ここまでのナンバーを足すとだいたい600号になるので、記念号として?なぜかvol.2の復活と看做すらしい。 2010年11月〜2011年8月:"Incredible Hulks" #612-635 最後に"s"がついて複数形になった。 2011年10月〜2012年10月:"Incredible Hulk" vol.4, #1-15 単数形に戻って第四部。 2012年11月〜  :"Indestructible Hulk" #1〜:”[[マーベル・ナウ!]]”の一幹として新タイトルに。 ---- *実写映画のハルク ***[[ハルク>ハルク(実写映画)]](2003年) 監督は『ブロークバック・マウンテン』などで知られる台湾出身のアン・リー。 主演は『ハルク』がハリウッドでの初主演となったエリック・バナ。 作品の評価は高くなかったが観客動員数は悪くなく、後のリブート作品『インクレディブル・ハルク』の制作が決定する要員になった。 ***[[インクレディブル・ハルク>インクレディブル・ハルク(実写映画)]](2008年) 監督は『トランスポーター』で監督デビューしたルイ・レテリエ。 主演は名優エドワード・ノートン。 [[マーベル・シネマティック・ユニバース]]に含まれる作品の第二作。 2012年の大[[クロスオーバー]]映画『[[アベンジャーズ>アベンジャーズ(実写映画)]]』に続く作品となった。 スタン・リーと並んで、テレビドラマ(下記)でハルクを演じたリー・フェリグノが警備員としてカメオ出演している。 ***アベンジャーズ(2012年) 上記のインクレディブル・ハルクから続くシリーズ。キャプテン・アメリカ、ソー、アイアンマンなど他作品で主人公となったヒーローが集結する。 この作品ではエドワード・ノートンがブルース役を降り、マーク・ラファロが演じた。 ***テレビドラマ『超人ハルク』 1977年〜1982年までアメリカCBS系で放送。日本では1979年から1980年にかけて放送された。 1970年代からのマーベルのTVドラマでは、最も成功したと言えるだろう。 主人公の名前はデビッド・ブルース・バナー博士と変更され、人気ドラマ『逃亡者』を意識した内容になっている。 ※主人公の名前の変更は、変身後のハルク役のルー・フェリグノによれば、「オカマっぽい(Too gay-ish)」ためCBSから変更を求められたから。 続編として1989年~1990年にTV映画が3本つくられた(米国では別の放送局が放映)。本作に[[ソー]](高貴な神というより、バイキングの兄ちゃん)や、[[デアデビル]](赤いスーツではなく全身黒のスーツ)がゲスト的に登場し、視聴者の反応を見てドラマ化を考えていたようであるが、反応は悪く実写化には至らなかった。3作目には[[シーハルク]]を登場させる予定だったが実現しなかった。最終作の監督は、バナー博士役のビル・ビクスビーが行っている。最終作の2年後にビル・ビクスビーが死亡。ドラマのハルクは幕を下ろした。 *トリビア プロレスラーの"ハルク"・ホーガンは、テレビドラマのハルクと同じ画面に映り込んだときに、ハルクより体格が良かったため、ニックネームを"ハルク"とした。 ----

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