基礎用語編

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数字、AtoZ、50音順

数字


AtoZ

:A.K.A.
|"Also Known As"の略。X a.k.a. Yとして「X、またの名をY」「X、あるいはY」と使う。


50音

:インプリント
|欧米の出版社が出版物を刊行する際に用いる、ブランド名。同じ出版社が、路線を変えた出版物を出す場合などに使う。
:ヴァリアントカバー
|中身は同じで表紙だけ異なるコミックスの発行形態。または異なる表紙のことも指す。
:ヴィラン
|いわゆる悪役のこと。後に立場を変えるキャラクターも多い。
:オリジン
|ヒーローやヴィランの誕生の状況。主に能力を得た理由を指すが、出生の秘密なども描かれることがある。
:オン・ゴーイング
|終了の期限を決めずに継続される長期シリーズのこと。
:クトゥルフ神話
|1920年代を中心に活躍したハワード・フォリップス・ラブクラフト(Howard Phillips Lovecraft:略称 HPL、H.P.ラブクラフトとも記される)の「宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)」を基とした、シェアードワールド作品群。魔導書などの共通アイテムや、クトゥルフなどの神に匹敵する魔物の存在への言及などが特徴。アメリカン・コミックでもネタとして使われることが多い。
:クリエーターオウンド
|クリエーター、つまり書き手がすべての権利を持つ、コミックスに関するの著作権の形態。すべての権利が帰属するため、映画などでキャラクターが使われる場合も書き手にお金が入る仕組み。イメージ・コミックが有名。
:クロスオーバー
|異なるコミックの主人公が共演すること。
Amazing Spider-ManSpectacular spider-ManWeb of Spider-Manなど、同じ主人公の別タイトルに跨がって進行するストーリーもクロスオーバーという。
:ゴールデン・エイジ
|1930〜50年頃までのアメコミ黎明期。1938年に「スーパーマン」が出版され大ヒットし、スーパーヒーローが大ブームとなった。
:コミックス・コード
|コミックブックの暴力表現と性的表現が未成年読者に悪影響を与える(と、世の大人が危惧した)事からくる世間の非難を回避するため設けられた倫理規定。
規制は暴力シーンの描写の仕方や、題名や作品中で使って良い単語などにまで及び、遵守するとかなり表現が束縛されるものだった。
1954年に始まり、形式上、2011年までは一応存在していた。
:コミック・ストリップ
|新聞や雑誌に掲載される形式のコミックスのこと。歴史的にはこちらのほうが古く、コミック・ストリップを一冊に集めて出版したのが現在主流のコミックス(日本でいうリーフ)になる。
:コンティニティ
|「継続性」の意味で「ヒーロー/ヴィランたちの歴史の集合体」「継続的な設定」などを指す。例えば、あるヒーローがビッグイベントに参加したときに、実は別人がヒーローと入れ替わっていたとすると、後でビッグイベントの話がでたときはヒーローはその話を知らないはずである。アメコミにはこのような設定の積み重ねがあるが、こういうものの集合が「コンティニティ」である。
:サイドキック
|「相棒」「助手」のような意味で、広く捉えるとヒーロー(主人公)の傍らで、その行動を支援する役。コミックスにおいては、バットマンに対するロビンのように10代の少年が有名であるが、ホークマンのホークガールといったロマンスの要素のある関係や、スタースパングルキッドのストライプシーのようにサイドキックが年上のもの、マーベルのリック・ジョーンズのように一人のヒーローではなく、いろいろなヒーローのサイドキックを務めるものなど、様々である。
:シルバー・エイジ
|1950年代中期〜60年代までのヒーロー復権の時代。一度ヒーローものは衰退するが、テレビドラマ版スーパーマンの放送で復権を果たし、様々なヒーローが誕生した。
またスタン・リーが人間的な悩みや生活を持ったヒーロー像を産み出し、後のコミックスに大きな影響を与えた。
:スイムスーツ・スペシャル
|スポーツ・イラストレイテッド誌の水着特集のように、主に夏の特集として、キャラクターたちが水着を着てピンナップのようなポーズをとる絵を描いた特集号。一種のお遊びだが、スーツを脱いだヒーローたちってこうなるのか、と思わせるものなどがある(ゴーストライダーが水着になったらどうなるか、とか)。最近あまりみかけない。
:ストーリーアーク
|リーフ数冊に渡って進行するストーリー。1つのサブタイトルを指すこともあれば、いくつかのサブタイトルがまとまって1つのストーリーアークを形成することもある。クロスオーバーになることもある。
:タイ・イン
|あるクロスオーバーやストーリーアークのメイン誌とは別のタイトルで同時進行するサイドストーリー。
:第四の壁(Fourth Wall)
|演劇で、舞台の正面に位置する想像上の透明な壁であり、フィクションである演劇内の世界と観客のいる現実世界との境界を表す概念。
:著作権
|知的財産権の一つ。アメコミでも、作家・アーチストと会社の間で、成果の取り扱いについて係争が起こることがある。DCやマーベルは、作家などを雇い、著作権を買い入れる方法が多い。イメージコミックス設立以来注目されているのが、クリエーター・オウンドという方式で、著作権はすべて作家などが持つもの。
:トレード・ペーパーバック(TPB)
|リーフで発行されたコミックをまとめたもの。ストーリーアークごとにまとめることが多い。
:バンドデシネ
|フランス・ベルギーのコミック。アメコミではない。
:プレネミー: Frenemy
|Friend(友人)とEnemy(敵)の合成語。「縁が切れないが突っかかってくるライバル」あたりか。ロマンス系、青春系、ユーモア系の作品によく出てくる人間関係。
:プレビューズ
|Diamond Comic Distributors, Inc.という取次会社が発行しているカタログ雑誌。
:ミニ・シリーズ
|期間限定のタイトル。
:メイン・ストリーム
|「主流」や「王道」だが、コミックで使うと実質的に「マーベルとDCのヒーローもの」の意味。
:リーフ
|アメリカでのコミックの主流な販売形態。「リーフ」は日本独自の呼び名。20〜30ページのカラーコミックが、単独タイトルで数ドルで販売される。これがまとまったのがトレード・ペーパー・バックとなる。
:リランチ
|「再立ち上げ」という意味。設定やキャラクターの変更などを行い、ストーリーの流れを変えること。
:ワン・ショット
|シリーズ化されない、一回終了の読み切りタイトル。
何らかのクロスオーバーのタイ・イン誌やあるキャラクターの個人タイトルの場合も多い。