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***トキシン Toxin / パトリック(パディ)・マリガン ***Patrick "Paddy" Mulligan 初出: [[Venom vs. Carnage]] #2,2004年 種族:宇宙寄生生命体[[シンビオート]] *概要 トキシンは地球外を由来とする寄生生命体[[シンビオート]]、またはその人類との共生体の名称。 その性格は共生している人物の性格によるが、概ねヒーロー側であることが多い。 最初の宿主は警察官[[パトリック・マリガン]]で、シンビオートが持つ残虐な衝動と戦いながらも、その正義感からヒーローとして行動した。 2005年には単独タイトルの"Toxin"も刊行された。 外見は赤〜茶色。下半身は青や濃いグレーで描かれる。 ちなみに"toxin"とは生物が体内で生成する毒素のこと。 #image(toxin.jpg) Toxin#3(2005年)Penciller(cover):Simon Bisley *能力 他のシンビオート共生体と同様の能力を持つが、戦闘力は一人で[[ヴェノム]]とカーネイジのコンビを圧倒できるほど。 壁に貼り付き、蔓を伸ばしてスパイダーマンのようにビルの間を「スイング」する。 カーネイジと同じく伸ばした爪を射出できる。 また、シンビオートが変形し、あらゆる形状の衣類に変化する。 カーネイジやヴェノムなど他のシンビオートと比べて、炎や音波攻撃には耐性がある。 *性格 パトリックが正義感の強い警官であったために、ヴィランになることは無かった。 トキシン自体は本能のせいか変身して暴れたがるが、パトリックが抑えている。逆に納得できる理由がなければ、パトリックが変身したいと思っても姿を見せないこともある。 トキシンは言語などは完全に理解しているものの、人間の感情や正義や道徳面においては産まれたばかりの子供と変わらない。人間の倫理をパトリックに教えられ、徐々に学び取ってはいる。ただしパトリックは殆ど信用していない。 トキシン自身は「人を傷つけない」というパトリックの約束を守っているつもりなので、日記の中で「モンスター」と呼ばれてショックを受けることも。また、それに怒ってノートパソコンを壊してしまい、後で我に返って「パトリックが怒る」から代替品を盗むという殊勝な面も見せた。 *経歴とオリジン ***パトリック・マリガン トキシンの最初の宿主。 パトリック・マリガンはアイルランド系で代々ニューヨーク市警に務める家系に産まれた。ジーナという愛する女性と結婚し、子供も生まれ、何の問題もない幸せな暮らしを送っていた。 だが、その生活もサイコパスでシンビオート共生体の[[カーネイジ]]と出会うことで一変する。シンビオートは無性生殖で卵を産むが、パトリックはちょうどカーネイジの出産に出くわしてしまったのだ。カーネイジが体内に子供を産みつけたことで、パトリックはシンビオート共生体になってしまった。 しかしカーネイジに付け狙われることになり、妻のジーナを殺されかけたが、[[スパイダーマン]]と[[ブラックキャット]]の共闘により助けられた。 パトリックはすぐに自分の身体能力が向上していることに気付く。そしてカーネイジの襲撃をきっかけにトキシンの姿へと変化したが、その力を否定するのではなく、善のために使うことを決めた。しかし、シンビオートが持つ凶暴さをコントロールするために四苦八苦することになる。 その後はクライムファイターとして活躍し、スパイダーマンと組むこともあった。 カーネイジが妻と子供を襲撃したため、彼は自分の存在が家族を危険に晒すことになると思い、理由を告げずに離別する道を選んだ。 ***単独シリーズ"[[toxin: the Devil you know>toxin(シリーズタイトル)]]" ニューアベンジャーズ『ブレイクアウト』のタイ・イン。 パトリックとトキシンは超人刑務所[[ラフト]]からの脱走者を発見する手伝いをするようになった。 そして[[キングコブラ]]や[[レイザーフィスト]]らの強敵と闘うためにはトキシンの力が必要不可欠になり、その存在が大きくなりはじめる。 その結果、パトリックは徐々にシンビオートをコントロールするのが難しくなっていく。 精神的に追い詰められたパトリックはいっそ自殺してしまおうと地下鉄に飛び込んだが、トキシン・シンビオートが抵抗したために生き延びてしまった。 この出来事からパトリックとトキシンは、ある協定を結んだ。 パトリックは1日に2時間、トキシンの力でラリーと名乗る中年の男に変身して家族に会う。トキシンは1日に2時間深夜の自由なプレイタイムを得る。ただし放火、泥棒、殺人などの犯罪行為には手を染めてはいけないと。 ***エディ・ブロック パトリックとトキシンが分離した後、トキシンのシンビオートは元[[ヴェノム]]の[[エディ・ブロック]]が結合している。(Venom vol. 2 #17,2012年5月) ----
***トキシン Toxin (キャラクター、マーベル) 初出: [[Venom vs. Carnage]] #2,2004年 種族:宇宙寄生生命体[[シンビオート]] *概要 トキシンは地球外を由来とする寄生生命体[[シンビオート]]、またはその人類との共生体の名称。 その性格は共生している人物の性格によるが、概ねヒーロー側であることが多い。 最初の宿主は警察官[[パトリック・マリガン]]で、シンビオートが持つ残虐な衝動と戦いながらも、その正義感からヒーローとして行動した。 2005年には単独タイトルの"Toxin"も刊行された。 外見は赤〜茶色。下半身は青や濃いグレーで描かれる。 ちなみに"toxin"とは生物が体内で生成する毒素のこと。 #image(toxin.jpg) Toxin#3(2005年)Penciller(cover):Simon Bisley *能力 他のシンビオート共生体と同様の能力を持つが、戦闘力は一人で[[ヴェノム]]とカーネイジのコンビを圧倒できるほど。 壁に貼り付き、蔓を伸ばしてスパイダーマンのようにビルの間を「スイング」する。 カーネイジと同じく伸ばした爪を射出できる。 また、シンビオートが変形し、あらゆる形状の衣類に変化する。 カーネイジやヴェノムなど他のシンビオートと比べて、炎や音波攻撃には耐性がある。 *性格 パトリックが正義感の強い警官であったために、ヴィランになることは無かった。 トキシン自体は本能のせいか変身して暴れたがるが、パトリックが抑えている。逆に納得できる理由がなければ、パトリックが変身したいと思っても姿を見せないこともある。 トキシンは言語などは完全に理解しているものの、人間の感情や正義や道徳面においては産まれたばかりの子供と変わらない。人間の倫理をパトリックに教えられ、徐々に学び取ってはいる。ただしパトリックは殆ど信用していない。 トキシン自身は「人を傷つけない」というパトリックの約束を守っているつもりなので、日記の中で「モンスター」と呼ばれてショックを受けることも。また、それに怒ってノートパソコンを壊してしまい、後で我に返って「パトリックが怒る」から代替品を盗むという殊勝な面も見せた。 *経歴とオリジン ***パトリック・マリガン トキシンの最初の宿主。 パトリック・マリガンはアイルランド系で代々ニューヨーク市警に務める家系に産まれた。ジーナという愛する女性と結婚し、子供も生まれ、何の問題もない幸せな暮らしを送っていた。 だが、その生活もサイコパスでシンビオート共生体の[[カーネイジ]]と出会うことで一変する。シンビオートは無性生殖で卵を産むが、パトリックはちょうどカーネイジの出産に出くわしてしまったのだ。カーネイジが体内に子供を産みつけたことで、パトリックはシンビオート共生体になってしまった。 しかしカーネイジに付け狙われることになり、妻のジーナを殺されかけたが、[[スパイダーマン]]と[[ブラックキャット]]の共闘により助けられた。 パトリックはすぐに自分の身体能力が向上していることに気付く。そしてカーネイジの襲撃をきっかけにトキシンの姿へと変化したが、その力を否定するのではなく、善のために使うことを決めた。しかし、シンビオートが持つ凶暴さをコントロールするために四苦八苦することになる。 その後はクライムファイターとして活躍し、スパイダーマンと組むこともあった。 カーネイジが妻と子供を襲撃したため、彼は自分の存在が家族を危険に晒すことになると思い、理由を告げずに離別する道を選んだ。 ***単独シリーズ"[[toxin: the Devil you know>toxin(シリーズタイトル)]]" ニューアベンジャーズ『ブレイクアウト』のタイ・イン。 パトリックとトキシンは超人刑務所[[ラフト]]からの脱走者を発見する手伝いをするようになった。 そして[[キングコブラ]]や[[レイザーフィスト]]らの強敵と闘うためにはトキシンの力が必要不可欠になり、その存在が大きくなりはじめる。 その結果、パトリックは徐々にシンビオートをコントロールするのが難しくなっていく。 精神的に追い詰められたパトリックはいっそ自殺してしまおうと地下鉄に飛び込んだが、トキシン・シンビオートが抵抗したために生き延びてしまった。 この出来事からパトリックとトキシンは、ある協定を結んだ。 パトリックは1日に2時間、トキシンの力でラリーと名乗る中年の男に変身して家族に会う。トキシンは1日に2時間深夜の自由なプレイタイムを得る。ただし放火、泥棒、殺人などの犯罪行為には手を染めてはいけないと。 ***エディ・ブロック パトリックが[[ブラックハート]]に殺害されトキシンが分離した後、シンビオートはクライムマスターが所有。 元[[ヴェノム]]の[[エディ・ブロック]]に強制的に結合された。(Venom vol. 2 2012年) シンビオートを狩りつくすべく[[エージェント・ヴェノム>フラッシュ・トンプソン]]を襲撃するが成り行きから共闘にいたり、 最終的に彼がヴェノムのシンビオートをコントロールしている限り、手は出さないと約束して去っていった。 その後エディはフィラデルフィアで犯罪者と戦っていた時にFBIによって捕獲・説得され、対シンビオート用特殊部隊の一員としてと戦うことになった。 しかし、トキシンのシンビオートは[[ダークホールド]]を巡る[[カーネイジ]]との戦いに巻き込まれた女性「ジュブリール・ヴァン・スコッター」によって、彼女にとりついたカーネイジのシンビオートの一部と共に邪神[[クトン]]を撃退する切り札として使用され、光になって消えていった。 ***ブレン・ウォーターズ [[実は生きていた]]トキシンのシンビオートはニューヨーク、スタテン島に暮らす10代の少年、ブレン・ウォーターズ(Bren Waters)と結合していた。 ある夜[[アルケマックス]]によって作られた[[ブルード]]と人間のハイブリッドと戦闘するが、アルケマックスの[[ガーズメン]]に邪魔されたため、逃亡。 自宅に戻りシンビオートと口喧嘩するブレンだったが、そこへ疲れきった父が帰ってくる。 ブレンの父はガーズメンとしてついさっきまで謎のシンビオート共生体((もちろんトキシンと化したブレンのことだが、父は全く気付いていない。))と戦っていたのだ。 三代目のトキシンとなったブレンはどうなるのか……。 ----

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