「クレイヴン・ザ・ハンター」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

クレイヴン・ザ・ハンター - (2021/06/10 (木) 18:47:25) のソース

***クレイヴン・ザ・ハンター Kraven the Hunter 
(キャラクター名、マーベル)

**初代:セルゲイ・クラヴィノフ (Sergei Nikolaevich Kravinoff)
初出:The [[Amazing Spider-Man]] #15 (1964年8月)
種族:人間、薬品で強化することがある。地球人、ロシア人、男性

*概要
クレイヴン・ザ・ハンターは主にスパイダーマン系のコミックに登場するキャラクター。
アフリカ、特にケニアなどで経験を積んだ、著名なハンターだった。
[[スパイダーマン]]が初めて戦ったヴィラン[[カメレオン]]の異母兄。
スパイダーマンを「狩る」ことに執念を燃やす。
初代[[シニスター・シックス]]のメンバーとしても有名。

*能力
彼自身は素手で猛獣を倒せる程に鍛えた人間だが、特殊能力と言えるほどではない。
しかしアフリカの秘薬を用いて身体能力と五感を強化している。これを服用し続けているせいで老化が抑制されている。
さらに、別の秘薬を麻痺薬として使うことも。
またハンターとしての経験から、追跡能力やサバイバル技術に秀でる。
神経節をパンチで狙い打ち、一時的に相手の動きを封じることもできる。

*経歴
20世紀前半のロシア、ヴォルコグラード生まれで旧貴族階級出身。
[[S.H.I.E.L.D.]]創設前に[[ニック・フューリー]]が関わった超人部隊のメンバーだったこともある。

***初登場
異母兄のカメレオンの誘いにのり、スパイダーマンを狩ろうとする。
クレイヴンはアフリカの原住民から奪った秘薬を使って自らの肉体を強化し、カメレオンと共謀してスパイダーマンを苦しめるが、最後には敗北して国外退去になった。
([[The Amazing Spider-Man]] #15,1964年8月)

***その後
後にスパイダーマンを狩ることに成功。しかし悲願を達成したものの満足できなかったクレイヴンは自分がスパイダーマンを上回る存在だと実感するため、彼のコスチュームを着てスパイダーマンとして活動開始した。
そして、かつてスパイダーマンが単独では倒せなかったヴィラン[[ヴァーミン]]を倒し捕獲。
麻酔銃での昏睡から甦ったスパイダーマンを館に迎え入れヴァーミンと戦わせ、彼が倒せないのを見届けるとヴァーミンを野に放ち、スパイダーマンに追跡を命じるとライフルで自殺してしまった。
***復活
数年後、妻サーシャや娘アナ達の手によって「クモの能力を持つ者」を生贄に捧げる儀式によって復活。
クレイヴン自身が望んだ復活ではなかったが、本来であればスパイダーマン本人を使うはずだったところを入れ替わっていた[[ケイン>ケイン・パーカー]]を生贄にしたため儀式は意図しなかったものとなり、クレイヴンは「クモの能力を持つ者」によってのみ死ねる肉体になってしまう。
クレイヴンはスパイダーマンに自分を殺すよう懇願したが、スパイダーマンは拒否しクレイヴンは一家と共に行方をくらました。

*家族
長男ウラジミール・クラヴィノフ(Vladimir Kravinoff)は[[グリムハンター]]。次男アリョーシャ・クラヴィノフ(Alyosha Kravinoff)は二代目クレイヴン・ザ・ハンターに、娘のアナ・クラヴィノフ (Ana Kravinoff)は三代目を継ぐ。

*アルティメットバージョン
[[Ultimate Spider-Man]]では、テレビスターのハンターとして登場。
散々煽って対戦ムードを高めた後、[[ドクター・オクトパス]]との戦闘で疲れ切っているスパイダーマンに瞬殺される。


**二代目:アリョーシャ・クラヴィノフ(Alexei Sergeievich "Alyosha" Kravinoff)
初出:Spectacular Spider-Man #243(1997年2月)
種族:ミュータント、地球人、ロシア人?、男性

*概要
初代クレイヴン(セルゲイ)の次男。グリムハンター、三代目クレイヴン(アナ)とは異母兄弟。
母はミュータントの女性。一時期「アル・クレイヴン」を名乗ってハリウッドで映画監督をしていたこともある。
*能力
父セルゲイが薬品によって得ていたような高い身体能力や感覚・回復能力を始めから持っている。
また様々な武器の取り扱いにも長け、動物との高いコミュニケーション能力も持っている。
*経歴
初代クレイヴンの非嫡出子ということでクラヴィノフ家とは別にアフリカのジャングルで育った。
そのため父セルゲイのことはあまり多くは知らなかった。

セルゲイの死後、彼のことを知るべくニューヨークに現れたアリョーシャはセルゲイと同じ格好で叔父の[[カメレオン]]に接触。
セルゲイが甦ったと勘違いした彼からクラビノフ家のことを聞くと彼を射殺し去っていった。
その後はかつてのセルゲイの恋人[[カリプソ]]に誘惑・利用されそうになるが、これを拒絶しスパイダーマンとの戦いに赴く。
スパイダーマンとの激突では毒を用いて彼を破ったが、館に招き入れ父についての話を聞くことを選んだ。
そこに[[カリプソ]]が配下を引き連れて襲撃に現れる。彼女の術によって再びスパイダーマンとの殺し合いに発展するが、スパイダーマンの機転により術が解けたアリョーシャは彼と共にカリプソ達を打倒。
その場では彼女と父の話をすべく自分の館で迎えることを提案したアリョーシャだったが、後に配下もろとも彼女を殺害してしまった。

後に[[ホワイトウルフ]]に雇われ[[ブラックパンサー]]と対決したり、[[サンドマン]]率いる[[シニスター・シックス]]への参加、[[ヴェノム]]との戦いを経験していった。

他のクラビノフ家とともにセルゲイの復活に関わるも、復活した父セルゲイの提案に乗った三代目(アナ)によって殺害されてしまった。

**三代目:アナスタシア・クラヴィノフ(Anastasia Kravinoff)
((厳密にロシア式にした場合はアナスタシア・セルゲイヴナ・クラヴィノーヴァ(Anastasia Sergeievna Kravinova)。))

初出:Amazing Spider-Man #565(2008年7月)
種族:薬品によって強化された人間→ニューヒューマン、地球人、ロシア人、女性

*概要
通称アナ(Ana)。
初代クレイヴン(セルゲイ)とその妻サーシャの娘。[[グリムハンター]]の実妹で、ニ代目クレイヴン(アリョーシャ)の腹違いの妹。

*能力
優れた狩猟技術や様々な武器による戦闘方法(特に好んでナイフを使用する)や毒物・薬物の知識を身につけている。
父と同じく薬品による強化を受けていたらしく身体能力も高い。後にテリジェネシスを起こし繭に包まれ、[[インヒューマンズ]]の遺伝子を持っていたことが判明した((現在のところ[[ニューヒューマン]]としての能力は不明。))。

*経歴
幼少の頃から狩りの技術と貴族主義を教え込まれて育った。
父の自殺をスパイダーマンに非難された彼女は彼に対して執着し、三人目のクレイブン・ザ・ハンターとして戦うことになった。

後に父セルゲイの復活を目論み、母サーシャと暗躍。[[マッティ・フランクリン]]の拉致や初代[[マダム・ウェブ]]の能力を利用するための拷問などを行った末、[[ケイン>ケイン・パーカー]]を生贄に最終的にセルゲイは復活。
しかしセルゲイ自身は復活を望んでいなかったことが判明。再び死を望んだセルゲイだったが[[スパイダーマン]]に殺されることもできず、そのままアナや一家と共に姿を消した。

たどりついた[[サヴェッジランド]]のジャングルで、クラビノフの名にふさわしくなるべく家族を鍛えることを提案したセルゲイだったが、妻であるサーシャはこれに反発。
そもそもふさわしくないと判断された[[ウラジミール>グリムハンター]]ともどもサーシャはセルゲイによって殺害され、それを見たアリョーシャも逃げ出してしまう。
残ったアナは「お前かアリョーシャ、どちらか生き残った方が新たなクラビノフ家にふさわしい」とセルゲイに言われ、嬉々としてアリョーシャを追跡し殺害。セルゲイと共に動き出した。
----
アメコミ@wiki