エシュガル語の相(アスペクト)
エシュガル語の動詞は直後に標識を置くことにより相(アスペクト)が示される。
この頁の説明に出てくる例は全て現在時制に統一している。一見すると過去時制や未来時制に見える部分もあるかもしれないが、それらも時制(テンス)でなく相(アスペクト)での表現である。
一般論や習慣など、特にどの段階でもない動作を述べる場合に用いる。よく「~する」とか「~している」と訳される。
予定がある、準備中であるなど、実際に始めるより前の段階を述べる場合に用いる。よく「~する」とか「~する予定だ」と訳される。
実際に動作を開始した状態を述べる場合に用いる。よく「~し始める」と訳される。
その動作が完了にむけて進行している状態を述べる場合に用いる。よく「~している」と訳されるが gà も「~している」と訳されがちなので混同しないよう注意が必要。 gò では「~している」の他に「~しつつある」の訳もよく使われる。
その動作が完了する直前の状態を述べる場合に用いる。よく「~する」と訳される。
その動作が完了するまさにその瞬間の状態を述べる場合に用いる。したがって現在時制でこの相を使うのは、口にすると同時に実際に行った事になる動作、例えば「遺憾の意を表す」とか「開会を宣言します」とか「御礼申し上げます」とかの場合に限られる。
その動作が完了した直後の状態を述べる場合に用いる。よく「~した」と訳される。
その動作が一旦安定している状態を述べる場合に用いる。よく「~している」と訳されるが gò も「~している」と訳されがちなので混同しないよう注意が必要。例えば「昼食を準備しています」の場合、 gò ならば調理している最中であり gà ならば既に食べられる状態になっている。
その動作が終了した状態を述べる場合に用いる。よく「~し終わる」とか「~していた」と訳される。
痕跡がある、経験があるなど、実際に行った後の段階を述べる場合に用いる。よく「~した」とか「~した事がある」と訳される。
最終更新:2025年05月09日 22:24