- p1 都電終点駅の「公園墓地前駅」。
- p2 気絶されないようにお面をかぶる凡蔵稀男。
前話で稀男に助けられた栗島たまきが担任の今日子に稀男を紹介した。
- p3 服を脱ぐ今日子。たまきから「金を要求されたら体で払うように」と入れ知恵されていたと思われる。(稀男の女性恐怖症を利用した脅し)
- p3.稀男は居留守を使っている。久松の言葉は稀男に騙された日光先生と、(おそらくは)騙されて連れてこられた自分の両方について言及している。
- 翌日久松二三夫を連れてきた今日子だったが稀男は留守(盗人を追って行った)。生徒が化け物に取り憑かれたなんて「信じさせるのは難しい」
- p4 「共倒れの危険」とは二三夫が人面疽を止めるために自殺を図ることか。
- 稀男の留守は人面疽の不意をつくための嘘だった。
- 「角も緒も普通にある」とは『いのち』の緒と『こころ』の緒で人面疽を見分けようとした?
- 「人面疽?漫画で知ったのさ」二三夫は冗談で言ったが今日子が真に受けてしまった、という筋立てで稀男を誤魔化そうとしている。
- p5 人面疽は今日子を殺すため斧に近づく。殺意にさらされることで今日子の『いのち』の緒が縮んでいる(死にかけている)。
- 「角と緒を見るバンシーの血をひく者か」稀男が『いのち』の緒に言及したことで稀男がバンシー人であることに気づいた。
- 「出来損ないの半妖精め」稀男の容姿から稀男がニスであることに気づいた。
- 服を脱がせても見つけることができなかった人面疽。実は舌に取り憑いていた。
- p6 「九十九人の『存在承認』」を得ることで借り物でない自分の肉体を得ることができる?
- p7 「鉛弾じゃそいつは倒せない」=魔物は銀でないと傷つけることができない。
- 「バンシー気質」第二部でハッグが語った「臆病で人任せで図体ばかりでかい甘チャン」http://www.taikaisyu.com/00roc/r-02/29.html
- 稀男は自分の種族がバンシー(稀男は正確にはバンシー人種)であると知られていた事から、『いのち』の緒を切るという手の内までが読まれたと考えて二人を一旦見捨てるふりをして不意打ちをした。
- (しかし人面疽は稀男が『いのち』の緒を切ることができることを知らなかった。)
- 『いのち』の緒が変形し、胎界への扉に変わる。
- p8
- p9 「縮まんなかったのは撃つ気がなかったからだろ」頭に銃を突きつけられても撃つ気がなければ『いのち』の緒は縮まらない。