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裏界女学園

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だれでも歓迎! 編集
297 名前:NPCさん 投稿日:2009/01/06(火) 23:39:54 ID:???
≫295
では、ゆず楽さまに更なるネタを。

アンゼロットの初恋(視点人物がアンゼなのかパパなのかエルヴィデンスなのかで雰囲気が大きく変わりそうです)

第一次古代神戦争のときの話
晶が柊に書いた、届かなかった手紙
柊がマサトに書いた、どこにも出しようがない手紙

ルーの部下だったリオンが、ベルと付き合うまでの話
いつもベルと一緒のリオンに嫉妬するアゼル
ベルがアステートに書いたラブレター
ベルの子育て日記(黒皇子のアレ)

ゆず楽さまの作品は心理描写主体なので、何か事件を起こすよりも誰かが別の誰かに手紙を書く、という話が似合いそうに思えます。
で、「書いた手紙をどうするか」がオチになる、と。



ネタ提供ばかりでも気が引けるので、小ネタも少し。
裏界女学園と聞いて、何故かこんな電波が。

「ああ、アステート。愛してるわ」
 友人の想いが報われる瞬間を間の当たりにして、アゼルは喜びと寂しさで、涙が溢れて前が見えなくなった。
「さよなら、ベル。・・・・幸せにね」
 ベルに背を向け、アゼルは逃げるようにその場を去った。

同時刻 第一世界
「ああ! 冥魔の全身に無数の人の顔が!」
「コイツ・・・今までに喰った人間を吸収してるのか!」

「タスケテ・・・タ・・ス・・・ケ・・・・テ・・・」
「―――すまん。もう、手遅れなんだ・・・」
「止めて! あの中には兄さんがっ!!」
「・・・駄目だッ! おい、ダチ公! 先に地獄で待っていやがれぇ!」
「いやぁぁぁぁぁぁっぁぁぁ!!」

再び、裏界
「ねー、アゼル。そんなに簡単にベルを諦めちゃっていいの?」
 数少ない友人の魔王ジャッカルが落ち込む姿を見かねて声をかけた。
「だって・・・ベルはアステートのことを・・・」
「友達と恋人は別でしょ? アステートと付き合うからって、アゼル
と絶交する必要はないじゃない。もう一度、会いに行ってみなさいよ」
 友人の暖かい励ましの言葉が、胸の奥へと染込んで行く。
「・・・ありがとう。もう一度、ベルに会ってくるわ」

同時刻 第三世界
「まさか、もう一度、お前と戦うとは思っていなかったぞ、闇冥姫」
 聖地姫は戦場で、15年ぶりに出会った妹に武器を向けた。
「何故、冥界などに従う?」
「冥界? 私が仕えているのはセフィス女王です。貴女こそ、何故、アンゼロット様の名を騙る不埒者などにつくのですか、“姉上”?」
「皮肉を言うな、闇冥姫。それに、あの方は本物のアンゼロット様だ」
「貴女はアンゼロット様にお会いした事がないではありませんか。
 どうして、本物だと分かるのです?」
「お前も会えば分かる。一緒に来い、我が妹よ」
「それなら、まず先にセフィス女王にお会いしていただけますか?」
 姉妹は鋭い視線をぶつけ合い、慎重に間合いを計った。
「どうやら、これ以上の会話は無意味のようだな」
「はい。ここから先はお互い、武器で語りあうとしましょう」
 そして、15年のときを経て。姉妹は再び、その刃を交えた。

三度、裏界
「やっぱり、ダメ。ベルに、どんな顔をして会えばいいか分からない」
 アゼルは胸を押さえ、固く目を閉じてその場に蹲った。

同時刻 第五世界
「これはこれは冥魔王へルクストー殿。今日はどのようなご用件で?」
「ぐふふ。エンジェルシードを確保したそうだな。ミカエル宰相。空導王に奪われては大変じゃ。わしが安全に保管しておいてやろう」
「残念ながら、シードの確保には失敗したのですよ。もしも確保に成功したなら、そのときは保管をお願いします」
「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ。それは、それは残念じゃなぁ」
 好々爺めいた笑みを見せる冥魔王に愛想笑いを返しながら、ミカエルは胸の中で呟いた。
(いずれ、お前たちも人間界から追い出してやるわ!
 シードはその為の貴重な武器なのよ。絶対に渡すもんですか!)

四度、裏界
「何やってんのよ、アゼル?」
「ベル?」
 蹲るアゼルに、通りかかったベルが声をかけた。
「丁度よかったわ。出かけるから付き合ってよ。アステートったら、スクールメイズで受けた傷が開いて入院しちゃってね。お見舞いに持ってく花や果物を買いに行くのよ」
「・・・うん。わかったわ。一緒に行くわ」
 アゼルは満面に笑みを浮かべ、ベルと並んで歩き出した。

同時刻 冥界
「裏界は一体、どうしてしまったのだ?」
「第八世界からウィザード達が溢れ出し、主八界中で暴れているではないか。奴等の相手は裏界の筈だろう?」


420 名前:ゆず楽 投稿日:2009/02/20(金) 18:27:57 ID:???
レス返&感想でございます~。
≫407さま
前・中篇は心理描写極力押さえたつもりでしたけど、最後にやっちゃいました(笑)。
どうしても、私が書くとこうなってしまいますね。そういう意味ではチャレンジ失敗だったかも。
裏界女学園は完全に小ネタというかただの妄想話なので、書くことは多分ないかも。ぶっちゃけると、

アゼル「ベル……温泉が駄目なら、私、ベルと一緒に学校に行ってみたい……」
ベル「はあ!? あ、あんた紅樹星のときに十分学園生活楽しんだでしょう!?」
アゼル「でも……ベルと一緒じゃなかったもの……私、ベルと一緒に登校して、一緒にお弁当食べて、教科書見せっこしたり、それにできれば部活も、やってみたい……だめ……?」
ベル「う、うぐっ……だ、だけど学校行くって言ったって、どうやって行くのよ!? ま、まさかその格好(帯のみ装着)で通えるわけ……」
アゼル「大丈夫……ルーが用意してくれた……」
ベル「なっ……!?」

(ここから回想台詞)
ルー『そういうことならこれを使うがよい。素材は魔殺の帯と似たような原理で作られておる。そう長くは持たぬが、十日程度ならプラーナ吸収能力もほぼ完全に抑制できるであろう』

アゼル「……魔殺の下着、魔殺の制服、魔殺の靴下、魔殺の体操服、魔殺の学生鞄、魔殺の……ベル……どうしたの……?」
ベル「あ、あのコロネめーーーーーーっ!?」

でも、アゼルと学校生活送るのがまんざらでもないベルさま。そんな妄想話(笑)。これもSSにはしないだろうなあ(笑)。

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