カナタ・ヒューガ / Kanata Hjuger

「みんなの笑顔は俺がちゃんと守ってあげるよ」
「はぁっ!虚空を引き裂く、罪禍の(しるべ)!その身に刻め!刹禍滅影斬!!」
年齢:15歳 性別:男性
身長:162cm 体重:??kg
誕生日:1月15日
キャラクターデザイン:藤島康介
声優:天﨑滉平
『テイルズ オブ クレストリア』の主人公。
世間知らずの少年。悪気はないのだが自分が正義の側で強い者だと前提で話すので、ナチュラルに上から目線になることが多い。
しかし、それも強い正義感からの言動である。
  • 「見た目を気にしがちな現代っ子な性格」と評されている。今までの「今どき」と称されたのが「>渋谷や池袋といった街にいくと、平日の昼間からチャラチャラした格好の若者」「「なんだかなぁ」って思う人。」というキャラクターコンセプトだったルーク、「賢く冷静だが物事の割り切りも早い今時の子」ジュード。片や10周年記念、片や15周年記念。カナタは25周年。「今どき」が変わっていることが分かる。
    • カッコイイ感じに見えるよう戦い方を意識する、髪型が崩れるのを嫌う、自分の正義を信じて疑わずある意味ピュアなところがある…というのがパッと挙がる特徴か。
  • 右手に包帯を巻いているが、罪の刻印を隠すためか?
    • 最初は罪の刻印が無いが、父親を刺殺したことで右手に罪の刻印が刻まれる。まだ平和な村人時には包帯を巻いていない。
  • 父・コーディの経営する修道院で育ったミゼラに淡い恋心を抱いているらしい。
    • 「俺は大切な人を守りました」というキャッチコピー、ブラッドシンが「親殺しの剣(ブレイズオイディプス)」。ミゼラを守るために父親を殺す…。
  • このシーンだけ見るとちょっとだけカイルに似て見える。
  • ちなみに剣の師匠はクレス
    • そのためカナタもアルベイン流。といっても魔神剣以外はアルベイン流剣術は使わないが…。
      • レイズで師弟システムで彼を師匠にするとアルベイン流になるのは原作でクレスに師事していたことを反映している。ちなみにアスタリアでも相性の良い絆ソウルにクレスがあった。
  • 「~してあげる」等、まっすぐ過ぎる言動というよりナチュラルな上に無自覚な上から目線な言動が目立つ。「あまり裕福ではない皆さん~」云々の台詞は村では恵まれた立場で何不自由なく育ったためと思われるがやはり自分が「施す側・救う側」という目線がうかがえる。
    • これは村の人々に「世話を焼いてあげている」などと宣う父親の影響と思われる。
    • 「あまり裕福ではない皆さん~」から続く発言は、幾分ピントがずれている節がある。盗みに入られれば怒るのは被害者が裕福であっても当然のことである。(不正な手段で得た富を義賊が盗んだ場合などは見方も変わるかもしれないが、とりあえずこの場面はそうではないので割愛。)
  • テイルズ春のファンまつり曰く、レイズには2022年夏に参戦する予定だとか。テイクレが配信開始された7月に参戦だろうか。
    • 2022年7月の水着イベントでミゼラと共に参戦が決定。これがLMBSデビューとなる。
    • ちなみに、原作ではメインストーリー第2章「美シキ祈りが世界を染める」にて「普通に作れば上手だが、好奇心から変な材料を入れる悪癖がある」という設定があるのだが、レイズでのオーダースキルは「主人公」と「料理上手」。「独創的な料理人」ではないあたり、レイズでは悪癖を発揮していないのだろうか…?
      • 料理の悪癖に関してはクレストリア咎我人の罪歌3巻のスキット漫画6に掲載されている。「カナタはいつも修道院の子たちに作ってくれてたわ。みんなカナタの作るお料理が大好きでいつも笑顔で食べていた…(中略)好奇心から変な材料を入れちゃう癖があってその時はみんな地獄みたいな顔になってたわ」
  • 原作でのコスチュームはデフォルトの青い服と2章の外套姿、5章の海賊服の3種類。
  • クレストリア咎我人の罪歌5巻では学生服姿(ブレザー)のカナタのブロマイドが登場する。普通だったら中学三年なのです。
    • レイズでのコスチュームはデフォルト、水着(2022/7更新)、海賊服(2023/7更新)の3種類。
  • イベント「真実ヲ紡ぐ記者」にてヴィシャス、イージス、ユナに礼服コスチュームが登場したため、クレストリアメンバーの中で唯一礼服を持たないキャラクターとなった(ミゼラは白いドレスが礼服の代わりと一応解釈。オウレンはスーツ姿のため一応正装しているものと解釈)。18歳成人の頃くらいにはちゃんとしたスーツを持っておきたいですよね。
    • このイベント中に富豪の屋敷で開催されるパーティに潜入することになったため、カナタは礼服を持っていないこともあり参加客としてではなく給仕として雇ってもらう形でミゼラと共に屋敷へと入ることになった。その際にミゼラが自分には一生縁のない場だと嘆いていたので、機転を利かせて休憩中にミゼラをダンスの相手に誘っていた。いい男だ。
  • 2024/5にミゼラとのCO魔鏡が登場。これで3度目の術技更新なので、カナタも戦力としてガチ勢の部類に入る。ゲームは打ち切りになったとはいえ、カナタに関しては咎我人の罪歌のネタもどんどん入れて決戦、オーバーレイ魔鏡の更新へと繋げて欲しいですね。
    • この後すぐにサービス終了が発表されたので3度の更新で終わったが、戦闘力としては原作での7章までの術技がメインである。8章以降に覚醒した際の新術技は一切レイズには登場しなかった。
  • 都合が悪くなると、他人や他の存在に責任を転嫁したがる悪い癖が少々あり、原作では6章にて「父さんは酷いことをしたんだから殺されて当然」とミゼラの前で言って不審がられたり、咎我人の罪歌48話では「悪いのは全部ビジョンオーブだ。こんなものがあるからいけない」と言ってミゼラを心配させている。これをテイルズによくある「ルーク病(俺は悪くねえ)」という。
    • 原作ではかなり細かい心理描写があり4章のルークとの出会いで例によってルークが罪の認識が薄い「俺は悪くねえのか?」という甘えた発言をしていた(同章終了時に考えを改めたが)のに影響を受け、5章の正義の海賊イベントで羽目を外してリラックスした後に、6章で「父さんは殺されて当然。なんで俺が咎我人にならなきゃいけないんだ」と甘えた発言をしてしまったという事情のようである。その後ソニアの登場と7、8章でヴィシャスが身を挺して神と戦ってくれたり、エスヴァニラ戦でカナタがブラッドシンの新たな力に覚醒したこと、ナッシュが死の間際にソニアに目を譲ると語ったことから自分の背負う罪を再認識したという流れ。

+ ネタバレ
  • コーディが修道院の孤児たちで人身売買を行っていたことを知り、ミゼラが売りに出されることを阻止するため父親を刺殺する。
    • ビジョンオーブで自身が咎我人に認定されたことにより世界の歪さを知り、ビジョンオーブで成り立っている世界を変えようと志すようになる。
    • しかしその実は「正しくない、生きていてはいけない人間」と判断した人間は殺す、とどこぞの悪なら殺るよのようになってきている…。父を刺殺したことも後悔はしていないしマーズを「父と同じ」と言って何の躊躇もなく殺した。今のところ正義と言いつつ人殺しをする危険思想の人物となりつつあるが…。
      • ただしクレストリア世界自体、どちらかと言えば「罪人は執行(=実質死刑)されるべき」という思想がデフォであり、その意味で「悪なら殺る」という考えは異端とは言えない。執行者に任せるか自分でやるかの違いと、シナリオの意図としては転映された部分だけでなくもっと深く事実を見て判断せよといったところだろうか。
  • 6章までは「父さんを殺したのは悪い事じゃない」「酷い奴な父さんは殺されて当然」と自身の罪を悪いことだとは思っていなかった(あるいは自身が正しいことをしたと逃避していた)が、彼の異母妹と思われるソニアという人物が出てきた。彼女もまた真実を知る前のカナタ同様父親を大好きであり、父親を殺したカナタが断罪されることを願っているが…。
  • レイズにはサービス終了までのシナリオからの具現化のようで、歴代キャラとの面識がある。ただ「俺がみんなを守ってあげる!」という戦闘開始時ボイスは相変わらず。
  • クレストリア咎我人の罪歌ではバトル漫画の主人公としては中々の戦果を上げており、14話でバーザムを気絶させ、23話で1度は敗北したガレウス相手に一騎打ちで勝利するなど戦闘面での活躍が目立つ。
    • 29、30話では奇襲に近い形で単身でフォルテ・アシッドと戦うもさすがに苦戦。30話からはミゼラとイージスが加勢に加わったことで持ち直した。
  • 34~37話のフォルテ、アシッドとの攻防ではフォルテによって黒衝の中に閉じ込められるも、ヴィシャスが入れ替わる形で入り込み障壁の中から脱出する。その後はアシッドをターゲットにして攻めていたが、37話ではフォルテに一撃を食らわせイージスのアシストに繋げた。
  • 38話からはキャスク相手にビジョンオーブをなくして欲しいと頼むが敢え無く却下され戦闘となるがファイナルオーダー級の光弾を食らって全滅。庇うようにヴィシャスが単身で戦うが40話にて左手・心臓を失った際に、「よくもヴィシャスを!お前だけは!お前だけは絶対に…!!」とかつてないほど激昂。ヴィシャスの変身まで前線を維持した。
  • 40話でキャスクと対峙したあたりからカナタは「ビジョンオーブは間違ったシステムなので破壊するべき」という歪んだ思想を持ち始めており、48話では「あんなものがあるからいけない」とオウレンに諭している。53話のソニア戦で「俺に罪なんてない!!」と発言したことからヴィシャスはカナタからブラッドシンを取り上げている。
  • 67話にてキャスクの手によってビジョンオリジンの内部へと送り込まれて、辛い現実のない「優しい夢」を見続けることになった。これが2024年の最後の連載である。2025/1/12のカナタの初夢はどのようなものになるのか…。
  • 68話にて優しいコーディとソニア、身なりのいいミゼラが日常にいる「優しい夢」の中に入り込んだが、自分が犯した罪の事は忘れておらず、夢の中でミゼラに「死ぬより苦しい罪でも背負って生きると決めたから」と答え、ビジョンオリジンを大破させて現実に帰還した。なんとなくD2やBを思い出す展開である。
  • 70話にてキャスクの拘束に成功したヴィシャスに斬りかかる覚悟を決めたカナタだったが、71話では両者の間に割って入る形でミゼラが乱入。カナタの手を汚させまいと、ミゼラがキャスクごとヴィシャスを炎で焼いた。最後のけじめをとカナタはビジョンオリジンを完全に破壊するため、剣で斬りつけるがその際にビジョンオリジンから制裁の祈りの元のような炎が発生しカナタに降りかかるがミゼラが身を挺して庇う。精神世界のシラヌイの花畑でミゼラは先程の行いを語り、精神世界から消滅した。
  • 72話にて昏睡状態になったミゼラを、トシミナのオウレンの家(と思われる場所で)1週間付きっきりで看病していた。オウレン達は執行者を作り出せばミゼラの体内のマナを消費し尽くして目覚めるのではと提案するが、ビジョンオリジンが破壊されたため新たに執行者を作る事も出来ず手詰まりになっていた。失意に暮れてカナタは町中を彷徨っていたが、そこにカナタに父親を殺した罪があることを覚えていた二人組と遭遇し、罪の執行を願われる。ビジョンオーブシステムが停止した今、無意味なことと思っていたカナタの前に空に亀裂が入りなぜか再び執行者が姿を現わした。
  • 73話にてカナタの前に突如現れた執行者だが、現れた理由を割り出したユナはビジョンオーブが「世界の目」の役割をしているのならミゼラがビジョンオリジンの役割を現在は果たしていて、例え意識を失ったとしてもミゼラにはカナタの事だけは見えているのではないか・見えているからカナタの前にだけ執行者が現れるのではないかと仕組みを解析した。これを知ったカナタはビジョンオーブを使って自分への制裁の祈りを集め執行者を大量に生みだしミゼラの中のマナを消費する案を提案。オウレンもその案に全面的に賛成し、トシミナ城のバルコニーを用いてトシミナ中の制裁の祈りを集めてかつてない量の執行者を呼びよせた。この計画の前にカナタは自身の口癖であった「助けてあげる。何かしてあげる」というのはきっと傲慢なんだよねと認め、「ミゼラが見つめ続けたのはきっとこういう俺なんだ」と語った。
  • 最終話(74話)にて執行者の戦いにてイージス、ユナ、オウレンの加勢を受けるも執行者はカナタを執拗に狙ってくるため徐々に戦況は悪化。疲労困憊するカナタは戦うにつれ言動がおかしくなり「もっと踊ろうぜ」などとまるでヴィシャスが乗り移ったかのように性格と戦闘スタイルが豹変。無数の執行者を人間離れした所業で蹴散らしていく。その姿をビジョンセントラルで見ていた民衆は「咎我鬼だ…!」と呼んだ。そんな猛攻も長くは続かず、執行者に胸部を貫かれたのを境に勝敗は決まる。最後は複数の執行者に地面に叩きつけられたまま消滅。跡地には荒野に刺された親殺しの剣のみが残った。ラストシーン(2年後)では荒野に刺さったブラッドシンを引き抜くカナタと思われる人物が確認され、「まだいくか」の台詞でクレストリア咎我人の罪歌は幕を閉じた。
  • 「クレストリア咎我人の罪歌完結後のお話」にて、最終話の2年後のカナタの服はアプリ版第二部の新衣装になる予定だったことが明かされた。藤島氏が描いて下さった未公開イラストがあり、こちらはカラーリングがされていないラフなものとの事。
  • 名前に秘密がありカナタだけ日本名になっているとの事。彼方日向。


最終更新:2025年03月14日 21:15