ミゼラ / Misera

「カナタはなにも悪くない 罪人は私!カナタは違うの!」
「咲き乱れよシラヌイの如く…かの命を屠りし劫火!ふふっ綺麗ね…プリムヴェール・ロンド!!」
年齢:14歳 性別:女性
身長:155cm 体重:??kg
誕生日:9月6日
好物:肉
キャラクターデザイン:いのまたむつみ
声優:石川由依
『テイルズ オブ クレストリア』のヒロイン。
芯の強い少女。カナタ父親が治める修道院で育った孤児。
カナタの純粋な心、その明るさを尊く感じ、唯一の希望のように思っている。肉が大好物らしく、肉には目がない。
  • カナタは彼女にほのかな恋心を抱いているとのこと。ミゼラ自身はカナタを単なる幼馴染といった存在を超えて見ておりまるで信仰の対象のように見ている。崇拝感情と愛は全くの別物だが…。
  • 左手に手袋をつけているが、罪の刻印を隠すためか?
    • 平和な村人時には手袋を付けておらず、また孤児らしく質素な服装をして首からビジョンオーブを下げている。
  • 無類の肉好きであり、カナタに何が食べたいか聞かれると「何でもいい」と言いつつ理由をつけてステーキを食べようとする(しかもそのステーキは自分で準備している)。またイージスから肉の禁止を言い渡された時、肉を断てばストレスで3日で死んでしまうと強引に論破してしまうなど、肉好きはイリア以上。
    • 当たり前だが実際は我慢できる。罪の意識から自ら肉を断とうとしたこともあるし、そもそも孤児院時代にそんな毎日肉を摂るような食生活だったとは考えにくい。
  • 「私は、大切な人を救おうとしました」というキャッチコピー、ブラッドシンは「焼滅の炎(デッドエンドフレア)」。つまりカナタの罪を隠蔽するために彼女が父親の死体を焼き払うのだろうか?
  • ミゼラの由来はフランス語のMisérables(惨めなさま、哀れなさま)。確かに孤児として引き取られ、その先に待ち受けていた未来を考えると悲惨である。
  • カナタの「守ってあげる」に応える形で普段はか弱い少女を演じているが、ナッシュ曰く実際にはカナタより強いらしい。
  • 立ち絵差分は歴代のテンプレートを意識したものが豊富に用意されているが、驚愕した時の表情が非常に怖く、異彩を放っている。
  • 2022年7月の水着イベントでカナタと共にレイズへの参戦が決定。これがLMBSデビューとなる。
  • 原作でのコスチュームはデフォルトの白いドレス(売られる先の人間がミゼラに着せるように用意した代物)。1章の修道院時代の擦り切れた服。2章の外套姿。5章の海賊服の4種類。クレストリアメンバーの中では一番衣装が用意されているキャラクターである。服の入手経緯が悲しいが。
  • クレストリア咎我人の罪歌5巻では学生服姿のミゼラのブロマイドが登場する。普通だったら中学二年なのです。
    • レイズでのコスチュームはデフォルト、水着(2022/7更新)、海賊服(2023/7更新)の3種類。
  • 2022年頃にXスペースで開催された「クレストリアのお話」の場にて一般のファンの方から「なぜミゼラは『人買いに売られる日』に用意された白いドレスをいつまでも着ているのか」という質問があったが、これに対して重間氏は(熊谷氏に確認した上で)「(修道院を燃やした)自分への罰のつもりで着ているのではないか」と回答していた。
    • ちなみに女の子が人身売買される時に白いパーティドレスを着せられて売られるというのは昔から囁かれていた俗説。結婚式やパーティ以外で唐突にドレスを贈られるのは売られる前触れとか、売り払われる前の最後の贅沢などと囁かれていた根拠のない噂話。
  • レイズのイベント「真実ヲ紡ぐ記者」ではある富豪が開催するパーティに潜入することになった際に、「私には絶対に縁のない場所(パーティドレス姿だが宴目的で着ているものではないし、自分の身分では到底参加できないと考えての発言と思われる)」と自身の境遇を嘆いていた。見かねたのかカナタが仕事の休憩中に時間を作ってダンスの相手に誘った。
  • いのまたむつみ氏が最後に携わったテイルズオブ作品が「テイルズオブクレストリア」であり、ミゼラが最後に描いたヒロインとなる。キャラクターとしては2019年頃にカーリャ・ネヴァンを描いたのが最後。
    • 2021/7にクレストリア1周年を記念してベルベットと背中合わせで描かれたミゼラがゲームとしては最後のイラストである。関連商品としては2023年のリアラ 1/7スケールフィギュア用のリアラのイラストが最後。
  • レイズにて2024/5にカナタとのCO魔鏡が登場。これで3度目の術技更新なので、ミゼラも戦力としてガチ勢の部類に入る。カナタとの連携と言えば咎我人の罪歌3巻で披露した「ミゼラロケット」が真っ先に思い浮かびますね。
    • この後すぐにサービス終了が発表されたので3度の更新で終わったが、戦闘力としては原作での7章までの術技がメインである。8章以降に覚醒した際の新術技は一切レイズには登場しなかった。

+ ネタバレ
  • シラヌイの花の髪飾りはカナタが作ったものだが、ドレスは「人買いに売られる日」にカナタの父であるコーディが誂えたもの。
  • コーディ殺害により修道院に監禁されたカナタを救うべく、修道院に火を点ける。事前に孤児院の子ども達は避難させていたものの、ナッシュの妹は忘れ物を取りに戻ったために逃げ遅れて死んでしまう。
    • 焼滅の炎というブラッドシンからまあ予想通りではあるが…。ちなみに彼女の好きな花であるシラヌイには発火性があり、彼女はそれを使って放火している。秘奥義「プリムヴェール・ロンド」でもシラヌイの花を投げて火の勢いを増している描写がある。
      • 「カナタの罪を自分が被ればカナタは綺麗に戻る」と考え、コーディ殺害は自分がカナタに強要したことだと嘘の告白をし咎我人になる。かくしてコーディが行っていた悪事は闇に葬られてしまう。カナタが綺麗な存在でいてほしい、という願いが彼女を狂わせている。ミリーナとは別方向でヤバい女。
      • それでも当初は自身の放火で結果的にナッシュの妹が死んだことを気に病んでいたりカナタが「ビジョンオーブの代わり」のように裁けない悪を殺して手を汚していくことには疑問を覚えており、以前のカナタから変わってしまっていくことに不安を感じている辺りはまだまともかもしれない。
  • レイズに具現化した際には咎我人として世界中から白い目で見られる生活でもないし執行者にも追われないし戦わなくても平和に暮らせる生活に戻れるとしてカナタには隠れてアスガルド帝国軍を一人追い払っていた。その際についた異名が「炎の魔女」。
    • 奇しくも「故郷によく似た村で自分と一緒に平穏に暮らしてほしい」とベルベットに願ったライフィセットと同じ。
    • カナタは自身が大罪人であることを明かして人々を守りながら帝国軍と戦う姿を見て「そんなカナタだからこそ守りたいと思った」と述べている。
  • クレストリア咎我人の罪歌が講談社(青年誌)のレーベルで販売されているのは、ミゼラの人身売買未遂シーンを赤裸々に描きたかったから(次点でレベッカがゲイデルに強姦されるシーン)のようで、この辺の関係の性的描写が多い。
    • 1話にてコーディに全裸にさせられて品定めを受けるシーンが描かれていた。54話ではソニアの前で「私たち(孤児)はコーディにとって人間じゃなく物だった。商品だったのよ」と語り、「買い手が決まった時孤児の少女たちはみんな泣いていた。これから都合のいい奴隷として慰み者としての地獄が始まるから。売られていく時のその時の仲間の顔を私は忘れることができない」と挿絵付きで赤裸々に語った。更に「私も売られてしまうところだった。カナタが来てくれなかったらきっと私も」と裸体の中年男性が一服している横に血の付いた白いドレスと死んだ目のミゼラが描かれ、次のページにて全裸でベッドの中で泣いているミゼラが描かれた。
      • ちなみに54話の8~9ページの事後のミゼラは、もしカナタが助けてくれなかった場合に起きていたであろうIFのお話です。
  • 68話のカナタの「優しい夢」の中では綺麗なブラウスとロングスカート姿で登場。「カナタはここで幸せに生きるの」と甘言でカナタを夢の世界に閉じ込めようとするが、カナタが自ら「俺はここにはいられない」と告げた際には寂しそうな顔をした後、「後悔しない?」と聞いた後は引き留めることはなかった。ちなみにこの回にカナタに膝枕をするシーンがあります。
  • 71話にてキャスクの拘束に成功したヴィシャスに斬りかかる覚悟を決めたカナタの前に割って入る形で乱入。表向きは以前からずっとヴィシャスを殺すと宣言していたため有言実行に移したという体を装っていたが、その実はカナタに手を汚させたくなかったという考えでヴィシャスも合意の上でキャスクごとヴィシャスを炎で焼いた。最後のけじめをとカナタはビジョンオリジンを完全に破壊するため、剣で斬りつけるがその際にビジョンオリジンから制裁の祈りの元のような炎が発生しカナタに降りかかるがミゼラが身を挺して庇う。精神世界のシラヌイの花畑で先程の行いを語り、「私は嫌だっただけ。ヴィシャスの死をカナタに刻みつけるのが…カナタの中で永遠になるのがだから…ごめんなさい。私のわがままでカナタにとって一番大切な。ごめんなさい…」と言い残して精神世界のシラヌイの花畑から消滅した。
  • 72話にて死亡したわけではなく昏睡状態になっただけであることが判明し、トシミナのオウレンの家(と思われる場所で)1週間寝たきりになっていた。イージスが専門家から聞いた話では、ビジョンオリジンを壊した際に溢れ出た執行者を作るためのマナが体内に蓄積しており取り除かない限り目覚めることがないとの事。オウレン達は執行者を作り出せばミゼラの体内のマナを消費できるのではと提案するが、ビジョンオリジンが破壊されたため新たに執行者を作る事も出来ず手詰まりになっていた。
  • 73話にてカナタの前に突如現れた執行者だが、現れた理由を割り出したユナはビジョンオーブが「世界の目」の役割をしているのならミゼラがビジョンオリジンの役割を現在は果たしていて、例え意識を失ったとしてもミゼラにはカナタの事だけは見えているのではないか・見えているからカナタの前にだけ執行者が現れるのではないかと仕組みを解析した。そこでカナタとオウレンの「カナタの前に大量に執行者を呼びよせてミゼラの体内のマナを消費させる」案が実行され、トシミナ城のバルコニーにてカナタを執行するために大量の執行者が呼び寄せられた。
  • 最終話(74話)にてカナタと執行者の最後の戦いが終わった後、昏睡状態になってから1ヶ月後に目を覚ます。夢の中でカナタがカナタでなくなっていく光景を見たと語り、イージス達の口から現実にあった事だと報告を受け涙を流す。ラストシーン(2年後)では別の修道院へと送られ、そこで他の子供達と楽しく暮らしていたようだが、「カナタのいない世界は無意味」とニッキュと共にカナタを探す旅に出る。服に関してはこれまでの白ドレスから一新し、自分の着たい服を新調し行動している。
  • 「クレストリア咎我人の罪歌完結後のお話」にて、最終話の2年後のミゼラの服はアプリ版第二部の新衣装になる予定だったことが明かされた。生前のいのまたむつみ氏が描いて下さった未公開イラストがあり、白と赤が基調の服でいのまた氏がカラーリングまでして下さったとの事。


最終更新:2025年03月14日 21:10