元々は
ダナの奴隷の一人で、
ヘルガイムキルによって人体実験を施され
<王>の力を得た。
高い潜在力を示す反面、著しく精神的に不安定であり、命令に対し強い不服従の傾向を持つため、
300年に2人しかいない<王>の成功体でありながら一度は廃棄処分を考えられたほどだったという。
その後領将に偽装してダナへ送り返されたことが禁領の資料に書かれている。
「すべての上に立ちたい」という動機が全てでそれ以外は何も無いことが「俺とそれ以外」の台詞から読み取れる。
彼を構成するのは逆らうものへの怒りと強烈な支配欲求だけであり、
「<王>はひとり」という台詞にもあるように他にも<王>が存在することを認めない、
認めたくないという理由からアルフェンを付け狙う。
他の領将たちはレネギスにおいては英雄視されていたがヴォルラーンだけは別であり、
名家出身者がほとんどである領将の中で唯一聞いたことのない一家出身の上(底辺家系出身と信じていた者もいた)、
ダナ人はおろかレナ人ですら奴隷同然の扱いを行う彼に対して好印象を抱いているレナ人は全くいなかった。
なお、「アングサリ」というのは「特殊調整系」という意味であり家名ですらない。
レナ人としてのフルネームは「ヴォルラーン・
世代無し・
特殊調整系・
母集団無し」。