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ラシュアン染めの染料として用いられる花。前時代はプーチの花で染めていたが、ロナ・ウィンディアがドエニスの花で染めたラシュアン染めを生み出したことで王都にまで知られることとなった。レイスの帽子に挿してある花でもある。
バロール大陸全土にこの花特有の「甘いいい匂い」が充満しているようで、この香りの正体がドエニスだとレイスが教えてくれる。
ウルタス・ブイ物語では「はるか彼方の大陸（おそらくバロール大陸）に咲く美しい花」と事実を交えて紹介されている。家が借金を抱えたマーサはウルタス・ブイから両手一杯ドエニスの花をプレゼントされ、「ドエニスの花さえあれば、染め物が出来る。染め物が出来りゃ、借金を少しずつ返していけるんだ」と喜んでいた。
花言葉は「届かぬ想い」。
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