猛りの滄我と対をなすもうひとつの滄我
静の大地で存在を確認されたことから、便宜的に静の滄我と名付けられる。
もともとはこの世界の存在ではなく、陸の民と共に宇宙移民船でこの星にやってきたとの
仮説も挙げられるが、その時代の資料が現存していないため明確なことは不明になっている。
遺跡船は永い歴史の間に何度か支配勢力を入れ替えてきているわけだが
その歴史上の一時、水の民が支配していた元創王国時代に、宇宙移民船は水の民によって
一度きれいさっぱりと作り変えられてしまっている。
その時に猛りの滄我の影響を移民船が強く受け入れてしまったため、別の滄我を生み出すに
至ったと言う考え方も出来るだろう
静の滄我は猛りの滄我の怒りや悲しみを知っており、遥かな時の中でずっと猛りの滄我を
解放してやりたいとの想いを抱いていたらしい。
そのため、セネルたちの目的が自分の想いと一致していると判断し、力を貸すに至った。
