新免 G之進(しんめん じーのしん)


略歴

初期のテイルズ オブ シリーズを手がけた開発会社ウルフ・チームに所属。
氏の名前が一躍知れ渡ったのは『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』のシナリオを担当した事だろう。
なりダン1の全てのテキストを作成。PS版Pではリメイクチーフや追加シナリオを担当。Rではシナリオディレクションを担当している。ナムコ退社後は俳優として活動している。

余談

テイルズ オブ シリーズ各作品でよく見かける村人、ネコ好きのじいさんのモチーフは新免氏である。ゲームではおじいさんのキャラクターが使われているが、爺さんではなくGさん。GはGRAPHIC STAFFを意味する。

『TOPなりきりダンジョン』のおまけの部屋にて「今回の主役は実はダオスです」と語っており、「ファンタジアに繋がるシナリオを作るにあたり、ダオスに更なる背景を持たせたいと思いました。それが暗黒時空から後のシナリオです。…ところでファンタジアに関してはドラマCDやノベルズ…さらにプレイヤーの皆さん一人一人の思い入れとして『アナザーストーリー』があると思います。この『なりきりダンジョン』のクレス達やダオスも『もう一つの世界』、『可能性の一つ』そのようにお考え下さい。『正しい歴史』は皆さんの心の中にあります。その一方で自由に作れるオリジナル部分のシナリオ。例えばディオとメルのエピソードや町の人の台詞などについてはかなり遊ばせてもらいました。特にサブクエスト(頼まれごと)については色々なタイプのお話を用意しましたので是非コンプリートして下さい」と述べている。
『テイルズ オブ リバース』でネコ好きのじいさんは油絵を描いているのだが、在りし日の我が子という作品には、まさしく我が子であるディオとメルが描かれている。ここのじいさんのセリフはギャグあり胸に響くものありで小規模ながら良いイベントとなっている。

なりきりダンジョンおまけコスチューム(忍びの里の貸衣装)の鷹之進と野苺はウルフ・チームが開発したパソコン用ゲーム『クリスタルチェイサー 天空の魔晶球』の主人公とヒロイン。ストーリーの語り手さんがやけに目立つのが何となくなりきりダンジョンの「ふしぎふしぎ」な語り手さんを連想させる。

手掛けた作品



青き白き流星

シナリオライター本人によるなりきりダンジョンの非公式セルフリメイク小説。氏のPixivアカウント上にて公開され、全23話で完結済み。
根本の設定は原作と共通しているものの、試練を課すのが精霊ではない、暗黒時空が序盤から登場する、クルールの代わりに別の役割を持つキャラが登場するなど、原作、小説版、X版いずれとも大きく異なる作品になっている。
執筆にあたり「ゲームシナリオでやり残したことを実現する」と述べており、中でもディオスメルティアはより大きく掘り下げられている。
新免G之進氏のPixivアカウント内にはプレイステーション版のイベントを原作としたミント・アドネードの小さな物語「ミント先生とピアノ」、動画【『青き白き花』メルティア編 イメージ動画】、【『青き白き流星』イメージ動画】が収録されている。また、数本おまけ漫画も掲載されている。
最終更新:2024年12月06日 23:33