「うーん・・・どうやら此処はH2って所らしいわね・・・」
そう呟いてピンクの髪の少女・・・いや、女性はキョロキョロとあたりを見回した。
周りは平らな地面と海、遠くに森、洞窟と、見慣れた髪の男性が横たわっているのみだった。
「・・・カイル・・・?いや・・・違うわね・・・」
自分より大きい、男性の体を木の裏にまで引っ張り、どうにかして起こそうとしてみるが男性は起きる気配も無い。
規則の良い呼吸は少し前まで一緒に旅をしていたカイルとそっくりだ。
自分の周りにもしメスなどがあるのならば、実験実験~と陽気に鼻歌を歌って解剖し始める物なのだが、隠し持っていたはずのメスなどはすべて無くなっていた。
メスなどの実験道具は諦め、目の前の男性を起こそうと試みる。
「いい加減・・・起きなさいよ!!」
思い切り自分の持っていたサックをぶつけても起きそうに無い。
このまま起こそうとばかりしていても時間の無駄になるだろう、と持っていたサックに目を落とす。
「何か武器か・・・機械を作れるようなものが入っていたらいいけど・・・。」
ガサ、と開いて見てみると、中に入っていたのは自分の髪とと同じ色をしたグミと、ホーリィボトル、それと小さな短剣だった。
「短剣・・・これは使えるわね・・・ホーリィボトルは・・・」
ちら、と今だ眠りこけている男性の顔にバシャっと中身をぶちまける。
「ぶわっ!!つめてぇええ!!」
がばっと起き上がって頭をぶんぶんふり、顔からホーリィボトルの液体を落とそうとする。
「やーっと起きたわねー!!さっきから全然起きなくて困ってたのよっ!!」
「んー・・・ごめんごめん・・・えっと・・・君は?」
「私はハロルドッ!!天才発明家のハロルド・ベルセリオスよっ!!」
えっへん!と腰に手をあてスタンを見下ろす。
スタンは自分の持っていた剣ディムロスを思い浮かべる。
「・・・!!もしかして、ソーディアンを作った・・・!?」
「あら、知ってるの?そうよ、ソーディアンは私が作ったの・・・んー、あんたの名前は?」
「え?あ、そうだね。俺はスタン・エルロン!よろしくな!」
ハロルドは自分の返事を聞かずに仲間にされてしまった事が少し気に食わなかったが、それは口にしなかった。
かわりにふぅ、と一つ溜息をつき、近くに見える洞窟を指差した。
「とりあえず、あの洞窟に行くわよっ!!」
「えっ!?え・・・うん・・・。」
半ば引き摺られるようにしてハロルドについていくスタン。
目の前に居るハロルドを見つめながら、ちょっとルーティーと似てるな・・・と思っていた。
そう呟いてピンクの髪の少女・・・いや、女性はキョロキョロとあたりを見回した。
周りは平らな地面と海、遠くに森、洞窟と、見慣れた髪の男性が横たわっているのみだった。
「・・・カイル・・・?いや・・・違うわね・・・」
自分より大きい、男性の体を木の裏にまで引っ張り、どうにかして起こそうとしてみるが男性は起きる気配も無い。
規則の良い呼吸は少し前まで一緒に旅をしていたカイルとそっくりだ。
自分の周りにもしメスなどがあるのならば、実験実験~と陽気に鼻歌を歌って解剖し始める物なのだが、隠し持っていたはずのメスなどはすべて無くなっていた。
メスなどの実験道具は諦め、目の前の男性を起こそうと試みる。
「いい加減・・・起きなさいよ!!」
思い切り自分の持っていたサックをぶつけても起きそうに無い。
このまま起こそうとばかりしていても時間の無駄になるだろう、と持っていたサックに目を落とす。
「何か武器か・・・機械を作れるようなものが入っていたらいいけど・・・。」
ガサ、と開いて見てみると、中に入っていたのは自分の髪とと同じ色をしたグミと、ホーリィボトル、それと小さな短剣だった。
「短剣・・・これは使えるわね・・・ホーリィボトルは・・・」
ちら、と今だ眠りこけている男性の顔にバシャっと中身をぶちまける。
「ぶわっ!!つめてぇええ!!」
がばっと起き上がって頭をぶんぶんふり、顔からホーリィボトルの液体を落とそうとする。
「やーっと起きたわねー!!さっきから全然起きなくて困ってたのよっ!!」
「んー・・・ごめんごめん・・・えっと・・・君は?」
「私はハロルドッ!!天才発明家のハロルド・ベルセリオスよっ!!」
えっへん!と腰に手をあてスタンを見下ろす。
スタンは自分の持っていた剣ディムロスを思い浮かべる。
「・・・!!もしかして、ソーディアンを作った・・・!?」
「あら、知ってるの?そうよ、ソーディアンは私が作ったの・・・んー、あんたの名前は?」
「え?あ、そうだね。俺はスタン・エルロン!よろしくな!」
ハロルドは自分の返事を聞かずに仲間にされてしまった事が少し気に食わなかったが、それは口にしなかった。
かわりにふぅ、と一つ溜息をつき、近くに見える洞窟を指差した。
「とりあえず、あの洞窟に行くわよっ!!」
「えっ!?え・・・うん・・・。」
半ば引き摺られるようにしてハロルドについていくスタン。
目の前に居るハロルドを見つめながら、ちょっとルーティーと似てるな・・・と思っていた。
【スタン 生存確認】
状態:普通
所持品:所持数共に不明
現在地:H2の木のあたり(G3の洞窟に向かって移動中)
第一行動方針:ハロルドと共に行動
第二行動方針:仲間と合流
状態:普通
所持品:所持数共に不明
現在地:H2の木のあたり(G3の洞窟に向かって移動中)
第一行動方針:ハロルドと共に行動
第二行動方針:仲間と合流
【ハロルド 生存確認】
状態:軽い疲労
所持品:ピーチグミ ホーリィボトル(空) 短剣
現在地:H2の木のあたり(G3の洞窟に向かって移動中)
第一行動方針:スタンと共に行動
第二行動方針:仲間と合流
状態:軽い疲労
所持品:ピーチグミ ホーリィボトル(空) 短剣
現在地:H2の木のあたり(G3の洞窟に向かって移動中)
第一行動方針:スタンと共に行動
第二行動方針:仲間と合流