「そう、君はコレットちゃんって言うんだ」
「はい」
崩れた壁の瓦礫の横で、サレとコレットは座り込んだま話し込んでいた。
何故、壁が崩壊しコレットが出てきたのか。
本人の弁では城の出口を探していた際に誤って転倒してしまい、そのまま壁を貫いてしまったという。
その際に壁一枚を隔てて丁度正面に居たサレは運悪く瓦礫と転倒した彼女の下敷きになってしまった。
サレも最初は不意打ちをかけられたのかと思い彼女を警戒していたのだが、
殺しに来たにしては殺気が感じられず、更には自分を助けた。
そうやって信用させてから隙を突いて殺すと言う策なのではと疑いもしたが、
コレットの純粋無垢な様子に流石の彼も信用せざるを得なかった。
「それで、君はこれからどうするつもりだい?」
「私は、まずロイドを探します。それからジーニアスや、クラトスさんや…他の皆も」
彼女もまた、サレに一切の不信感も抱いていない様子で自分の事を話している。
自分の仲間が何人か参加している事や、これからの行動方針。
コレットは真っ向から殺し合いをするつもりは無いらしく、
まず仲間のロイド達を探しだした後にこの戦いを終わらせる方法を見つけたいと言う。
そして有ろう事か、きちんと話し合えばミクトランとも解りあえると信じているらしい。
そんな理想論はサレにとっては馬鹿馬鹿しくも有り、最も嫌いな物なのだが当の彼は嘲笑いもせず
コレットの懸命な話をうんうんと納得するように聞いていた。
「サレさんも、もし良かったら…私と一緒に来ませんか?」
「コレットちゃんと一緒に……?」
思わぬ申し出にサレは驚いた。
出会ったばかりの自分をこんなにも信用しきっている。
サレは少し悩んだ様子だったが、すぐに答えは出た。
「わかった、良いよ。僕もそのロイド…って子や他の仲間を一緒に探そう」
「本当ですか!?ありがとうございます!」
サレの今の様子を、彼を知っている者たちが見たら大層驚くだろう。
彼らしくも無い行動。
だが、これもサレの計画のひとつにしか過ぎなかった。
自分が助けられたその瞬間や、話し込んでいる今にも彼女を殺そうと思えばすぐに殺す事はできた。
だが、それでは面白みが無いというもの。
彼女は自分に何の疑いも持っていない。
コレットの仲間も多い上に、いずれもこの戦いを快く受け入れるような者では無いらしい。
それならば、いっそ利用してやろうとサレは考えていた。
良い人を装い信頼させた上でそれを裏切る。
共に行動していれば自分に危機が迫った際にコレットを盾にもでき、まさに一石二鳥。
他人に絶望を味合わせるのが好きな彼にとってはこの上ない、最高のプランだった。
「それじゃあ、まずはここから出ようか。今度は壁に穴をあけないようにね」
「はい!」
二人は城の出口を探して歩き始めた。
コレットは嬉しそうに微笑むがその表情が絶望に変わるのまでのカウントダウンが刻一刻と動き始めた―
「はい」
崩れた壁の瓦礫の横で、サレとコレットは座り込んだま話し込んでいた。
何故、壁が崩壊しコレットが出てきたのか。
本人の弁では城の出口を探していた際に誤って転倒してしまい、そのまま壁を貫いてしまったという。
その際に壁一枚を隔てて丁度正面に居たサレは運悪く瓦礫と転倒した彼女の下敷きになってしまった。
サレも最初は不意打ちをかけられたのかと思い彼女を警戒していたのだが、
殺しに来たにしては殺気が感じられず、更には自分を助けた。
そうやって信用させてから隙を突いて殺すと言う策なのではと疑いもしたが、
コレットの純粋無垢な様子に流石の彼も信用せざるを得なかった。
「それで、君はこれからどうするつもりだい?」
「私は、まずロイドを探します。それからジーニアスや、クラトスさんや…他の皆も」
彼女もまた、サレに一切の不信感も抱いていない様子で自分の事を話している。
自分の仲間が何人か参加している事や、これからの行動方針。
コレットは真っ向から殺し合いをするつもりは無いらしく、
まず仲間のロイド達を探しだした後にこの戦いを終わらせる方法を見つけたいと言う。
そして有ろう事か、きちんと話し合えばミクトランとも解りあえると信じているらしい。
そんな理想論はサレにとっては馬鹿馬鹿しくも有り、最も嫌いな物なのだが当の彼は嘲笑いもせず
コレットの懸命な話をうんうんと納得するように聞いていた。
「サレさんも、もし良かったら…私と一緒に来ませんか?」
「コレットちゃんと一緒に……?」
思わぬ申し出にサレは驚いた。
出会ったばかりの自分をこんなにも信用しきっている。
サレは少し悩んだ様子だったが、すぐに答えは出た。
「わかった、良いよ。僕もそのロイド…って子や他の仲間を一緒に探そう」
「本当ですか!?ありがとうございます!」
サレの今の様子を、彼を知っている者たちが見たら大層驚くだろう。
彼らしくも無い行動。
だが、これもサレの計画のひとつにしか過ぎなかった。
自分が助けられたその瞬間や、話し込んでいる今にも彼女を殺そうと思えばすぐに殺す事はできた。
だが、それでは面白みが無いというもの。
彼女は自分に何の疑いも持っていない。
コレットの仲間も多い上に、いずれもこの戦いを快く受け入れるような者では無いらしい。
それならば、いっそ利用してやろうとサレは考えていた。
良い人を装い信頼させた上でそれを裏切る。
共に行動していれば自分に危機が迫った際にコレットを盾にもでき、まさに一石二鳥。
他人に絶望を味合わせるのが好きな彼にとってはこの上ない、最高のプランだった。
「それじゃあ、まずはここから出ようか。今度は壁に穴をあけないようにね」
「はい!」
二人は城の出口を探して歩き始めた。
コレットは嬉しそうに微笑むがその表情が絶望に変わるのまでのカウントダウンが刻一刻と動き始めた―
【サレ 生存確認】
状態:軽い打撲
所持品:所持数共に不明
現在地:E2の城内(渡り廊下)
行動方針:このゲームに乗る
第一行動方針:とりあえず城から出る
第二行動方針:コレットと共に行動
状態:軽い打撲
所持品:所持数共に不明
現在地:E2の城内(渡り廊下)
行動方針:このゲームに乗る
第一行動方針:とりあえず城から出る
第二行動方針:コレットと共に行動
【コレット 生存確認】
状態:擦り傷
所持品:所持数共に不明
現在地:E2の城内(渡り廊下)
第一行動方針:とりあえず城から出る
第二行動方針:サレと共に行動しロイド達と合流する
状態:擦り傷
所持品:所持数共に不明
現在地:E2の城内(渡り廊下)
第一行動方針:とりあえず城から出る
第二行動方針:サレと共に行動しロイド達と合流する