本当の安息
「ホントにごめんな…」
メルディは改めて自分を背負ってくれてるロイドに向かって言った。
「何謝ってるんだよ?メルディが謝る理由なんて何処にもないだろ?」
ジューダスは2人の会話に割り込む事も無くただ前へ進む。
ロイドもそれを追うようにまっすぐ歩き続ける。
「だってメルディ2人の迷惑かけたくないよ」
メルディはそう言いながら先ほどの出来事を思い出した。
何があったのかは知らないが記憶が失う前の光景とは別の光景が映し出されていた。
目の前にあった木々が荒野と変わった光景を・・・
少し体が震え上がった。ロイドにもその震えが伝わる。
―これ以上彼女に辛い思いをさせたくないな―
ロイドは何回も思う。この最悪なゲームを止めなければ、と
「大丈夫だって、俺らは別に全然迷惑がってないぞ?そんな事気にしなくてもいいぜ」
「怖いのだろう?」
ジューダスは少しため息を吐いてから喋った。
メルディはジューダスの言葉を聞くと少しだけロイドの肩を握った。
「またさっきの出来事が起こり僕達になんらかの被害を与えると思っているのだろう…?」
ジューダスはロイド達の方へ向き少しずつ歩み寄っていった。
ジューダスには気づかれていた。何者かに取り付かれた自分を、もう一人の自分を。
メルディがさらにロイドの肩を強く握る。
「ジュ、ジューダス!そんな事言わなくたっていいだろ!?」
ロイドはこれ以上メルディに怯えさせることはしたくなかった。
しかしジューダスは2人にどんどんと近づき、ロイド達の目の前に立った。
メルディはジューダスの言葉に怖くなり目をつぶった。
「ジューダス!」
ロイドはこれ以上ジューダスに何も言わせたくなかった。するとジューダスは真剣な顔をほどき、
「そんなくだらない事を考えるな、このバカがいる限りそんな事は決して起きないだろう」
予想外の言葉、すかさずロイドは自分の事をバカ呼ばわりされたことに対して反論する。
「なっ、バカはないだろ!バカは!?」
「ただ彼女を助けたいだけで突っ込む行為などバカしかいないだろ?それともお前はバカじゃないとでも言えるのか?」
「だー!もうバカバカうるさい!!」
2人の会話を聞き、メルディは素で笑い始めた。
「あはは、ロイドバカって言われてるー、アハハハ」
「メ、メルディ!お前もバカって言うなよ!」
「フッ」
「ジューダスも笑うなっていうの!」
ジューダスとメルディはロイドの顔を見て笑う。
まだこのバトルロワイアルというゲームは続いている。未だにいい方向へは進展していない。
だがこの時。この一瞬だけは
―いつもの日常的な光景に見えた―
今のメルディは安心感を覚えた。
ジューダスはどことなくキールに似てる感じがする。
ロイドはどことなくリッドに似てる感じがする。
たったそれだけの理由であったが、今のメルディにはそれだけで十分だった。
だけどまだ後ろめたい部分がある。
「どしてそこまでメルディのこと、助けてくれるか?」
彼女の質問に少し呆然とする二人、だが直後にロイドは
「さっきまでも言ったけど、放っとけなかったんだよ。これ以上メルディが傷つく姿は見たくないしな。
大丈夫、一緒に仲間探そうぜ?」
と言われメルディは小さくうんと呟いた。
ジューダスがロイドに続く。
「確かに僕も怖い。ロイドも怖い。実際僕たちは違う世界から来た人間だ、
完璧に信じきることは中々出来ないと思う。
しかもいつ裏の自分が僕たちを襲うかもしれないという事が分かっているから余計に怖いだろう。
だがだからこそ僕らはメルディのことを助けたい。
人を助けるのに言葉とか理由とか必要ない。その人の思いで動くものだからな。
だから例え僕らから逃げたとしても」
ジューダスは一旦そこで会話を止め一呼吸をいれ、
「僕らは追いかけ続けるぞ」
メルディの乾いた瞳に雫が宿った。
嬉しかったのだ。純粋に自分を助けてくれる事に対して嬉しかった。
こんな自分でも仲間だと思っている、
傷つかれても自分の事を助けてくれる覚悟を持っている。
今は彼らを信じよう。
もう一人の自分すら受け入れてくれる彼らを…
メルディは改めて自分を背負ってくれてるロイドに向かって言った。
「何謝ってるんだよ?メルディが謝る理由なんて何処にもないだろ?」
ジューダスは2人の会話に割り込む事も無くただ前へ進む。
ロイドもそれを追うようにまっすぐ歩き続ける。
「だってメルディ2人の迷惑かけたくないよ」
メルディはそう言いながら先ほどの出来事を思い出した。
何があったのかは知らないが記憶が失う前の光景とは別の光景が映し出されていた。
目の前にあった木々が荒野と変わった光景を・・・
少し体が震え上がった。ロイドにもその震えが伝わる。
―これ以上彼女に辛い思いをさせたくないな―
ロイドは何回も思う。この最悪なゲームを止めなければ、と
「大丈夫だって、俺らは別に全然迷惑がってないぞ?そんな事気にしなくてもいいぜ」
「怖いのだろう?」
ジューダスは少しため息を吐いてから喋った。
メルディはジューダスの言葉を聞くと少しだけロイドの肩を握った。
「またさっきの出来事が起こり僕達になんらかの被害を与えると思っているのだろう…?」
ジューダスはロイド達の方へ向き少しずつ歩み寄っていった。
ジューダスには気づかれていた。何者かに取り付かれた自分を、もう一人の自分を。
メルディがさらにロイドの肩を強く握る。
「ジュ、ジューダス!そんな事言わなくたっていいだろ!?」
ロイドはこれ以上メルディに怯えさせることはしたくなかった。
しかしジューダスは2人にどんどんと近づき、ロイド達の目の前に立った。
メルディはジューダスの言葉に怖くなり目をつぶった。
「ジューダス!」
ロイドはこれ以上ジューダスに何も言わせたくなかった。するとジューダスは真剣な顔をほどき、
「そんなくだらない事を考えるな、このバカがいる限りそんな事は決して起きないだろう」
予想外の言葉、すかさずロイドは自分の事をバカ呼ばわりされたことに対して反論する。
「なっ、バカはないだろ!バカは!?」
「ただ彼女を助けたいだけで突っ込む行為などバカしかいないだろ?それともお前はバカじゃないとでも言えるのか?」
「だー!もうバカバカうるさい!!」
2人の会話を聞き、メルディは素で笑い始めた。
「あはは、ロイドバカって言われてるー、アハハハ」
「メ、メルディ!お前もバカって言うなよ!」
「フッ」
「ジューダスも笑うなっていうの!」
ジューダスとメルディはロイドの顔を見て笑う。
まだこのバトルロワイアルというゲームは続いている。未だにいい方向へは進展していない。
だがこの時。この一瞬だけは
―いつもの日常的な光景に見えた―
今のメルディは安心感を覚えた。
ジューダスはどことなくキールに似てる感じがする。
ロイドはどことなくリッドに似てる感じがする。
たったそれだけの理由であったが、今のメルディにはそれだけで十分だった。
だけどまだ後ろめたい部分がある。
「どしてそこまでメルディのこと、助けてくれるか?」
彼女の質問に少し呆然とする二人、だが直後にロイドは
「さっきまでも言ったけど、放っとけなかったんだよ。これ以上メルディが傷つく姿は見たくないしな。
大丈夫、一緒に仲間探そうぜ?」
と言われメルディは小さくうんと呟いた。
ジューダスがロイドに続く。
「確かに僕も怖い。ロイドも怖い。実際僕たちは違う世界から来た人間だ、
完璧に信じきることは中々出来ないと思う。
しかもいつ裏の自分が僕たちを襲うかもしれないという事が分かっているから余計に怖いだろう。
だがだからこそ僕らはメルディのことを助けたい。
人を助けるのに言葉とか理由とか必要ない。その人の思いで動くものだからな。
だから例え僕らから逃げたとしても」
ジューダスは一旦そこで会話を止め一呼吸をいれ、
「僕らは追いかけ続けるぞ」
メルディの乾いた瞳に雫が宿った。
嬉しかったのだ。純粋に自分を助けてくれる事に対して嬉しかった。
こんな自分でも仲間だと思っている、
傷つかれても自分の事を助けてくれる覚悟を持っている。
今は彼らを信じよう。
もう一人の自分すら受け入れてくれる彼らを…
3人は少しばかり休憩し始めた。
あの後メルディが寝初めてロイドが一旦休憩にしないか?と提案した。
ジューダスも否定することなくその提案に頷いた。
「…ジューダス」
「なんだ?」
「お前やっぱり、いい奴なんだな」
「バカにうつされただけだ、気にするな」
「なっ、そのバカってオレか?」
「お前含めて3人だ」
「結局俺は含まれるのかよ…」
ロイドは髪をかきながら、ブツブツ呟いた。
「ほめてるつもりだが?」
「どうしてそうなるのさ?」
「いい奴、って事さ」
僕も変わったな…
だけどこっちの僕の方が好きになれるな
あの後メルディが寝初めてロイドが一旦休憩にしないか?と提案した。
ジューダスも否定することなくその提案に頷いた。
「…ジューダス」
「なんだ?」
「お前やっぱり、いい奴なんだな」
「バカにうつされただけだ、気にするな」
「なっ、そのバカってオレか?」
「お前含めて3人だ」
「結局俺は含まれるのかよ…」
ロイドは髪をかきながら、ブツブツ呟いた。
「ほめてるつもりだが?」
「どうしてそうなるのさ?」
「いい奴、って事さ」
僕も変わったな…
だけどこっちの僕の方が好きになれるな
【ジューダス:生存確認】
状態:休憩中(無傷)
所持品:アイスコフィン、忍刀桔梗、(上記2つ二刀流可)、エリクシール、???(武器ではない)
基本行動方針:ミクトランを倒す
第一行動方針:メルディを回復できる人またはアイテムを探す
第二行動方針:協力してくれる仲間を探す
第三行動方針:ロイド、メルディと行動
現在地:B5の森で休憩
状態:休憩中(無傷)
所持品:アイスコフィン、忍刀桔梗、(上記2つ二刀流可)、エリクシール、???(武器ではない)
基本行動方針:ミクトランを倒す
第一行動方針:メルディを回復できる人またはアイテムを探す
第二行動方針:協力してくれる仲間を探す
第三行動方針:ロイド、メルディと行動
現在地:B5の森で休憩
【ロイド:生存確認】
状態:休憩中(無傷)
所持品:ウッドブレード(自作)、トレカ、カードキー
基本行動方針:皆(Sの仲間及び協力してくれる仲間)で生きて帰る
第一行動方針:メルディを回復できる人またはアイテムを探す
第二行動方針:協力してくれる仲間を探す
第三行動方針:ジューダス、メルディと行動
現在地:B5の森で休憩
状態:休憩中(無傷)
所持品:ウッドブレード(自作)、トレカ、カードキー
基本行動方針:皆(Sの仲間及び協力してくれる仲間)で生きて帰る
第一行動方針:メルディを回復できる人またはアイテムを探す
第二行動方針:協力してくれる仲間を探す
第三行動方針:ジューダス、メルディと行動
現在地:B5の森で休憩
【メルディ 生存確認】
所持品:スカウトオーブ、リバヴィウス鉱
状態:TP中消費 全身に打撲 背中に刀傷 両手足に浅い刀傷 左腕に銃創 右足首に擦り傷
左肩に銃創 ネレイドの干渉を抑えつつある 睡眠中
基本行動方針:元の世界へ帰る
第一行動方針:ロイド、ジューダスを信じる
第二行動方針:仲間と合流
現在地:B5の森で休憩
所持品:スカウトオーブ、リバヴィウス鉱
状態:TP中消費 全身に打撲 背中に刀傷 両手足に浅い刀傷 左腕に銃創 右足首に擦り傷
左肩に銃創 ネレイドの干渉を抑えつつある 睡眠中
基本行動方針:元の世界へ帰る
第一行動方針:ロイド、ジューダスを信じる
第二行動方針:仲間と合流
現在地:B5の森で休憩