アサシン野球軍 ID:KUxkb/dQ
「チィ!まさかここまで派手に爆発するとは思わなかったわ!」
ホームセンターで入手した凶器を手に毒吐くのは、煤まみれになっている広いデコが特徴的な普通の女子高生・峰岸あやの。
彼女こそがホームセンターを爆発炎上させた張本人である。
ホームセンターで入手した凶器を手に毒吐くのは、煤まみれになっている広いデコが特徴的な普通の女子高生・峰岸あやの。
彼女こそがホームセンターを爆発炎上させた張本人である。
「まあこの爆発ならば、あのクソ緑女も流石に死んd」
「あら、誰が死んだんですか?」
「!?」
もはや炎の塊と化した店の中から、だいぶ焦げた緑髪の宇宙人女子高生・喜緑江美里が姿を現した。
その凍りついた笑みと笑っていない目からは、隠そうともしない殺意が伝わってくる。
「あら、誰が死んだんですか?」
「!?」
もはや炎の塊と化した店の中から、だいぶ焦げた緑髪の宇宙人女子高生・喜緑江美里が姿を現した。
その凍りついた笑みと笑っていない目からは、隠そうともしない殺意が伝わってくる。
「まだ生きてやがったかエイリアン!お前を殺すために店を爆発させたのに……
こうなったらこのシャンプーを直接ケツ穴にぶちこんで地獄に叩き落してやるわ!」
「弱い脇役ほど吠えるとはよく言ったものですね。
情報統合思念体との連絡が途絶えていても、あなた程度を捻り潰すなんてわけもないことです」
「大体あんたが私より目立たないって事実を
素直に認めていればこんなことにならなかったのよ!」
「その言葉はそっくりお返しします。
現実から目を背けるのをやめて少しは自分を客観的に見てみたらどうですか?」
二人の女子高生はすさまじい形相でにらみ合う。
こうなったらこのシャンプーを直接ケツ穴にぶちこんで地獄に叩き落してやるわ!」
「弱い脇役ほど吠えるとはよく言ったものですね。
情報統合思念体との連絡が途絶えていても、あなた程度を捻り潰すなんてわけもないことです」
「大体あんたが私より目立たないって事実を
素直に認めていればこんなことにならなかったのよ!」
「その言葉はそっくりお返しします。
現実から目を背けるのをやめて少しは自分を客観的に見てみたらどうですか?」
二人の女子高生はすさまじい形相でにらみ合う。
「二人ともやめないか!」
「「!?」」
今にも飛びかからんばかりだった二人の間に、一人の男が割って入った。
「人同士で争うなど、あの怪物の思う壺だ!」
仮面をつけたその男の名はハクオロ。彼もまた主催者を打倒する仲間と武器を探してホームセンターを訪れていた一人だった。
「「!?」」
今にも飛びかからんばかりだった二人の間に、一人の男が割って入った。
「人同士で争うなど、あの怪物の思う壺だ!」
仮面をつけたその男の名はハクオロ。彼もまた主催者を打倒する仲間と武器を探してホームセンターを訪れていた一人だった。
「私たちがするべきことは、皆で力を合わせてあの神を名乗る怪物を倒すことだ!
その為には人同士で争うなど……」
「おい、一旦休戦して先にこいつから殺すか」
「奇遇ですね。私もそう思っていました」
「えっ」
その為には人同士で争うなど……」
「おい、一旦休戦して先にこいつから殺すか」
「奇遇ですね。私もそう思っていました」
「えっ」
いつの間にか女子高生たちのターゲットはハクオロへと変更されていた。
思わずたじろぐハクオロ。その緊迫した彼らの中を
思わずたじろぐハクオロ。その緊迫した彼らの中を
「邪魔だ!どけ!」
全身ガラス製の男が駆け抜けていった。
(えっ、なに今の透明なハゲ?)
彼らがそう思った刹那
「こらー!待ちなさーい!」
薄茶ロングヘアの女子高生が運転するボブスレーが三人の体を轢き潰した。
彼らがそう思った刹那
「こらー!待ちなさーい!」
薄茶ロングヘアの女子高生が運転するボブスレーが三人の体を轢き潰した。
◇
(ひ、人を轢いたのに平気で追ってきやがる!
このクレイジーっぷり、やっぱり一般人じゃない!殺し屋だ!)
追いつかれたら殺られる、とクリスタルボーイは全力で走り続ける。
このクレイジーっぷり、やっぱり一般人じゃない!殺し屋だ!)
追いつかれたら殺られる、とクリスタルボーイは全力で走り続ける。
「妹たちの居場所を教えるまで絶対に逃がさないわよー!」
「お嬢さん、スピードの出しすぎは気をつけんといかんよ」
ちなみに今ボブスレーを運転している春香は極度の興奮状態のため
同乗している板東さんは支給されていた固ゆで卵を食べるのに気をとられていたため
人を撥ねたことに気がついていない。
「お嬢さん、スピードの出しすぎは気をつけんといかんよ」
ちなみに今ボブスレーを運転している春香は極度の興奮状態のため
同乗している板東さんは支給されていた固ゆで卵を食べるのに気をとられていたため
人を撥ねたことに気がついていない。
「答えなさい!カナとチアキをどこへやったの!」
「そんなこと俺が知るか!」
対話にならない問答を続けながら、デッドチェイスは延々と続いていった。
「そんなこと俺が知るか!」
対話にならない問答を続けながら、デッドチェイスは延々と続いていった。
(数十分後)
「い、いつまで追いかけてくるつもりなんだ!?」
「本当に、いつまで逃げ続けるつもりなの!?」
すでに日は傾き、時刻は夕方に近づいている。
ボーイとボブスレーはあれからあちこちを滅茶苦茶に走り回り、ついには葛飾区を飛び出していた。
しかしサイボーグであるボーイは疲れ知らずのため、これほどの時間が経過しても追跡劇は終わる気配を見せない。
「これじゃ埒が明かないわ!板東さん、ちょっとそれ貸して」
「ん? ゆで卵をどうする気なんや」
春香は板東さんが食べようとしていたゆで卵を奪い
「本当に、いつまで逃げ続けるつもりなの!?」
すでに日は傾き、時刻は夕方に近づいている。
ボーイとボブスレーはあれからあちこちを滅茶苦茶に走り回り、ついには葛飾区を飛び出していた。
しかしサイボーグであるボーイは疲れ知らずのため、これほどの時間が経過しても追跡劇は終わる気配を見せない。
「これじゃ埒が明かないわ!板東さん、ちょっとそれ貸して」
「ん? ゆで卵をどうする気なんや」
春香は板東さんが食べようとしていたゆで卵を奪い
「いい加減に……止まりなさぁぁぁい!」
「ああ!食べ物を粗末にしたらあかんて!」
クリスタルボーイの頭部めがけて思いっきり投げつけた。
「ああ!食べ物を粗末にしたらあかんて!」
クリスタルボーイの頭部めがけて思いっきり投げつけた。
「うおっ!」
ゆで卵が自分めがけて飛んでくることを察知したボーイは、反射的に鉤爪でゆで卵を打ち払った。
ハンドボールの要領で打たれたゆで卵は、カキーンという快音とともに空の彼方へと消えていった。
「!!」
ボーイのスイングを見て、今まで暢気にゆで卵を食べていた板東さんの顔が変わる。
(この男……出来る!)
ゆで卵が自分めがけて飛んでくることを察知したボーイは、反射的に鉤爪でゆで卵を打ち払った。
ハンドボールの要領で打たれたゆで卵は、カキーンという快音とともに空の彼方へと消えていった。
「!!」
ボーイのスイングを見て、今まで暢気にゆで卵を食べていた板東さんの顔が変わる。
(この男……出来る!)
「追いかけっこは終わりよ!妹を返して!」
「だから知らん!俺は知らん!絶対に知らん!」
ボーイは完全に追い詰められていた。
ゆで卵を振り払った際に走りを止めたため、アトミック・ガール(南春香)の核自爆攻撃の間合いに囚われてしまったのだ。
「これ以上白を切り通す気なら、この場で核爆弾を爆発させるわよ!」
「ぐっ……こうなったら一か八かだ。爆発する前にお前の息の根を止めてやる!」
ボーイにミサイルを向ける春香と、春香に鉤爪を構えるボーイ。
「ちょっと待ったあ!!」
その間に、板東さんが割り込んだ。
「だから知らん!俺は知らん!絶対に知らん!」
ボーイは完全に追い詰められていた。
ゆで卵を振り払った際に走りを止めたため、アトミック・ガール(南春香)の核自爆攻撃の間合いに囚われてしまったのだ。
「これ以上白を切り通す気なら、この場で核爆弾を爆発させるわよ!」
「ぐっ……こうなったら一か八かだ。爆発する前にお前の息の根を止めてやる!」
ボーイにミサイルを向ける春香と、春香に鉤爪を構えるボーイ。
「ちょっと待ったあ!!」
その間に、板東さんが割り込んだ。
「板東さん!?」
「お嬢さん、ちょっと待ってくれ。
おい君、名前を教えてくれんか」
「名前? クリスタルボーイだが……」
クリスタルボーイは身構える。相手は核爆発に耐えられる殺し屋アトミック・ガールのボスと思しき殺し屋バンドー・サンである。
(クソッ、ボス自らが俺を始末するつもりか!)
息を詰めてジリジリと後退するボーイに、バンドー・サンは尋ねた。
「クリスタルボーイ君、野球やらんか?」
「お嬢さん、ちょっと待ってくれ。
おい君、名前を教えてくれんか」
「名前? クリスタルボーイだが……」
クリスタルボーイは身構える。相手は核爆発に耐えられる殺し屋アトミック・ガールのボスと思しき殺し屋バンドー・サンである。
(クソッ、ボス自らが俺を始末するつもりか!)
息を詰めてジリジリと後退するボーイに、バンドー・サンは尋ねた。
「クリスタルボーイ君、野球やらんか?」
「は?」
(野球……だと……)
目の前の男が何を言ってるのかわからず、ボーイは混乱する。
(野球、あの玉遊びの野球か? 何故今そんな話……待てよ)
その時、クリボーに再び電流走る!!
(野球……だと……)
目の前の男が何を言ってるのかわからず、ボーイは混乱する。
(野球、あの玉遊びの野球か? 何故今そんな話……待てよ)
その時、クリボーに再び電流走る!!
(野球……これは何かの符牒だ。
それも主催者に聞かれてはならない類の!)
主催者が、恐らく首輪にだろうが、盗聴器を仕掛けていることはボーイも推測していた。
参加者を管理するならばそれくらいのことはやるだろう。
(バンドー・サンもその事にすでに気づき、
主催に気取られぬように『野球』という言葉を使っているんだ。それならその意味は……)
それも主催者に聞かれてはならない類の!)
主催者が、恐らく首輪にだろうが、盗聴器を仕掛けていることはボーイも推測していた。
参加者を管理するならばそれくらいのことはやるだろう。
(バンドー・サンもその事にすでに気づき、
主催に気取られぬように『野球』という言葉を使っているんだ。それならその意味は……)
「……一つ聞かせてくれ。俺に『野球』をさせて、一体どうするつもりなんだ?」
「うん、それはな」
板東さんは自信満々な顔で言い切る。
「僕たち参加者でチームを組んで、主催者に野球勝負を挑むんや!」
「うん、それはな」
板東さんは自信満々な顔で言い切る。
「僕たち参加者でチームを組んで、主催者に野球勝負を挑むんや!」
その時、クリボーに超高圧電流走る!!!
(は、はっきりわかったぞ。この男の考えていることが!
『野球』とは即ち『暗殺』!つまりこの男……
主 催 者 を 暗 殺 す る 気 だ !!
この場にいる全ての殺し屋を集めて、あの邪神を葬り去る気だ!)
『野球』とは即ち『暗殺』!つまりこの男……
主 催 者 を 暗 殺 す る 気 だ !!
この場にいる全ての殺し屋を集めて、あの邪神を葬り去る気だ!)
クリスタルボーイは衝撃を受けていた。
バンドー・サンの目的は優勝して報酬を得ることではない。主催者を殺してあの邪神の持つ全てを手に入れることなのだ。
それはまさしく神に刃向かう所業!
バンドー・サンの目的は優勝して報酬を得ることではない。主催者を殺してあの邪神の持つ全てを手に入れることなのだ。
それはまさしく神に刃向かう所業!
「相手は神だぞ。勝算はあるのか……?」
「まあ、野球ならあいつにも勝てると思うね」
(暗殺でなら邪神を斃せるだと……な、なんて自信なんだ)
ボーイは生身だった時のように、思わず唾を飲みこむ動きをした。
「まあ、野球ならあいつにも勝てると思うね」
(暗殺でなら邪神を斃せるだと……な、なんて自信なんだ)
ボーイは生身だった時のように、思わず唾を飲みこむ動きをした。
「それで君に野球チームの選手になってほしいんや」
「!!」
「さっきゆで卵をホームランした君のスイングは見事やった!
それにボブスレーからこれだけ長時間逃げ回れる体力と脚力も申し分なしや」
「!!」
「さっきゆで卵をホームランした君のスイングは見事やった!
それにボブスレーからこれだけ長時間逃げ回れる体力と脚力も申し分なしや」
成程、一流は一流を知るということか。
宇宙海賊ギルド一の殺し屋である自分とバンドーたちが組めば、邪神の暗殺もあながち夢物語ではない。
そう考えたボーイは、力強く頷いた。
「わかった、ボス・バンドー。あんた達と組もう」
「よっしゃ!これで僕らは今からチームメイトや。
さあ、お嬢さんも、同じチームの仲間なんやから仲良くせんといかんよ」
宇宙海賊ギルド一の殺し屋である自分とバンドーたちが組めば、邪神の暗殺もあながち夢物語ではない。
そう考えたボーイは、力強く頷いた。
「わかった、ボス・バンドー。あんた達と組もう」
「よっしゃ!これで僕らは今からチームメイトや。
さあ、お嬢さんも、同じチームの仲間なんやから仲良くせんといかんよ」
板東さんに言われて、春香はしぶしぶといった様子で核ミサイルをしまった。
「本当に妹たちのこと知らないんでしょうね?」
「だから知らないと何度も言っているだろう!」
「まあまあ二人とも。さあクリボー君もボブスレーに乗ってくれ。
次の選手を探しに出発するで!できればイチロー君に早く会いたいなあ」
(イーチ・ロゥ? そいつも殺し屋か?
ボス・バンドーが会いたいという殺し屋……一体どれほどの腕前なのか……)
「本当に妹たちのこと知らないんでしょうね?」
「だから知らないと何度も言っているだろう!」
「まあまあ二人とも。さあクリボー君もボブスレーに乗ってくれ。
次の選手を探しに出発するで!できればイチロー君に早く会いたいなあ」
(イーチ・ロゥ? そいつも殺し屋か?
ボス・バンドーが会いたいという殺し屋……一体どれほどの腕前なのか……)
こうして新たにクリスタルボーイを乗せたボブスレーは、次なる選手を探して街を走り抜けていった。
【江戸川区・公道/1日目・午後】
【クリスタルボーイ@スペースコブラ】
[状態]:健康、ボブスレーに搭乗中
[装備]:クリスタルボーイ標準装備
[道具]:基本支給品一式、ティッシュ1箱@現実
[思考]
1:ボス・バンドー(板東英二)とアトミック・ガール(南春香)に協力する
2:首輪だけには注意を払う
※頭部を破壊されない限り、完全には死にません
[状態]:健康、ボブスレーに搭乗中
[装備]:クリスタルボーイ標準装備
[道具]:基本支給品一式、ティッシュ1箱@現実
[思考]
1:ボス・バンドー(板東英二)とアトミック・ガール(南春香)に協力する
2:首輪だけには注意を払う
※頭部を破壊されない限り、完全には死にません
【南春香@みなみけ】
[状態]:健康、興奮状態、ボブスレーに搭乗中
[装備]:核ミサイル@現実?
[道具]:基本支給品一式
[思考]
基本:妹たちを見つけ、ゲームからの脱出
1:危険と判断した参加者は全て排除
2:板東さんと共に行動する
3:クリスタルボーイをまだ信用したわけではない
[状態]:健康、興奮状態、ボブスレーに搭乗中
[装備]:核ミサイル@現実?
[道具]:基本支給品一式
[思考]
基本:妹たちを見つけ、ゲームからの脱出
1:危険と判断した参加者は全て排除
2:板東さんと共に行動する
3:クリスタルボーイをまだ信用したわけではない
【板東英二@実在の人物】
[状態〕:健康、ボブスレーに搭乗中
[装備]:ボブスレー@現実
[道具]:基本支給品一式、固ゆで卵@現実?、ランダム支給品0~1
[思考]
基本:野球チームを結成し、主催者に野球勝負を挑む
1:イチローを探す
2:選手のクリボー君、マネージャー(南春香(名前知らない))とチームに入ってくれる人を探す
[状態〕:健康、ボブスレーに搭乗中
[装備]:ボブスレー@現実
[道具]:基本支給品一式、固ゆで卵@現実?、ランダム支給品0~1
[思考]
基本:野球チームを結成し、主催者に野球勝負を挑む
1:イチローを探す
2:選手のクリボー君、マネージャー(南春香(名前知らない))とチームに入ってくれる人を探す
支給品解説
【固ゆで卵@現実?】
ご存知、板東さんの大好物。いくつ支給されたのかは不明。
大変固く茹でられており、クリスタルボーイの鉤爪で殴られても砕けなかった。
しかし板東さんは普通に食べている。
ご存知、板東さんの大好物。いくつ支給されたのかは不明。
大変固く茹でられており、クリスタルボーイの鉤爪で殴られても砕けなかった。
しかし板東さんは普通に食べている。
| 049:不完全な二人 | 投下順に読む | 051:いろいろな人たち |
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| 041:アトミック・ガール(仮称)の恐怖 | クリスタルボーイ | 067:ただ栄光のためでなく |
| 041:アトミック・ガール(仮称)の恐怖 | 南春香 | 067:ただ栄光のためでなく |
| 041:アトミック・ガール(仮称)の恐怖 | 板東英二 | 067:ただ栄光のためでなく |