ランチタイムの時間だよ! ……何、遅すぎるって? 気にすんな!! ◆Iku3M44SGw
カルビ、ロース、ハラミ、ホルモン……等々。
テーブルにぎっしりと並べられた、肉、肉、肉、野菜。
それと空になった二人分の冷麺の器。
ここは荒川区の焼肉店。
テーブルにぎっしりと並べられた、肉、肉、肉、野菜。
それと空になった二人分の冷麺の器。
ここは荒川区の焼肉店。
「おい、バカ野郎、その肉は私のものだ」
「……そうか」
「まるで兄弟みたいだな……」
「何か思い出した?」
「……なんだが懐かしいような気がする」
「……そうか」
「まるで兄弟みたいだな……」
「何か思い出した?」
「……なんだが懐かしいような気がする」
肉を取ろうとした男の箸が少女が振うトングに遮られる。
男は潔くその肉を譲り、空いたスペースに新たな肉を置く。
もう一人の男はその光景を見て、何か必死に思い出そうする。
それを赤い髪の少女が肉を食べながら聞く。
男は潔くその肉を譲り、空いたスペースに新たな肉を置く。
もう一人の男はその光景を見て、何か必死に思い出そうする。
それを赤い髪の少女が肉を食べながら聞く。
網の下の備長炭に肉の脂が滴り落ちる。
非常に香ばしい焼肉の匂いが店内を漂う。
非常に香ばしい焼肉の匂いが店内を漂う。
テーブルを囲うのは四人の男女。
一人、普通の女子小学生。
一人、記憶喪失の青年。
一人、正体不明の少女。
一人、肉を焼く係の書き手。
一人、普通の女子小学生。
一人、記憶喪失の青年。
一人、正体不明の少女。
一人、肉を焼く係の書き手。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「……【あの人】か……」
「知り合いだったかしら?」
「ここにいるのか?」
「最初の場所で一緒にいたからね」
「知り合いだったかしら?」
「ここにいるのか?」
「最初の場所で一緒にいたからね」
荒川区の道を適当に歩く東京タワーとイナバの二人。
その道中、東京タワーは思い人の……【あの人】についてイナバに話した。
イナバは【あの人】について知っていた……ようだった。
彼が本当に知っていたか、どうかは今はまだ定かではない。
その道中、東京タワーは思い人の……【あの人】についてイナバに話した。
イナバは【あの人】について知っていた……ようだった。
彼が本当に知っていたか、どうかは今はまだ定かではない。
「……にしても、腹が空いた」
「昼から、何も食べてないからね」
「飯にするとしますかい?」
「支給されたパンでも食べるの?」
「……残念だが、俺はパンよりもお米派だ」
「昼から、何も食べてないからね」
「飯にするとしますかい?」
「支給されたパンでも食べるの?」
「……残念だが、俺はパンよりもお米派だ」
イナバ達が食事の場所に選んだのは焼肉店だった。
そして、二人は後ろに回り込み、裏口から突入する。
イナバが扉を開けるとそこは戦場(厨房)だった。
そして、二人は後ろに回り込み、裏口から突入する。
イナバが扉を開けるとそこは戦場(厨房)だった。
「なんで後ろからの?」
「簡単に言えば勘だな……それと確かめたいことがある」
「確かめたいこと?」
「東京さん、ちょっとフロアの様子を見てきてもらえますか?」
「……いいわ」
「簡単に言えば勘だな……それと確かめたいことがある」
「確かめたいこと?」
「東京さん、ちょっとフロアの様子を見てきてもらえますか?」
「……いいわ」
東京タワーに店内の巡回を任せ、イナバは厨房を漁る。
肉を保存するための巨大な冷蔵庫。イナバはそこから一つラップに包まれた牛肉を取り出す。
そのラップには○○月△△日とラベルが張られている。
肉を保存するための巨大な冷蔵庫。イナバはそこから一つラップに包まれた牛肉を取り出す。
そのラップには○○月△△日とラベルが張られている。
(出荷したのは今日の朝、殺し合いが始まる前か……
ここは……『本物の東京都なのか』 いや、『殺し合いが始まる前の東京都のレプリカか』
どちらにしろ、主催者が強大な力持っているってことは確かだろう……まぁ、俺のやることは変わらんがな)
ここは……『本物の東京都なのか』 いや、『殺し合いが始まる前の東京都のレプリカか』
どちらにしろ、主催者が強大な力持っているってことは確かだろう……まぁ、俺のやることは変わらんがな)
そして、イナバは食材を拝借してキッチンを占領する。
考えるのは後、今すべきことは『腹ごしらえ』だ。
考えるのは後、今すべきことは『腹ごしらえ』だ。
「さて、やるとしますか……
この俺がたっぷりと料理してやるぜ……!」
この俺がたっぷりと料理してやるぜ……!」
―――おばあちゃんが言っていた。
―――料理の味を決めるのは下準備と手際の良さだ。
―――料理の味を決めるのは下準備と手際の良さだ。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「デイバックを置きっぱなしなんて、随分と不用心ね」
先にフロアに出ていた東京タワーが発見したのは一つのデイバックだった。
店内には誰もいなく、開けっ放しのデイバックが一つ放置されているだけだった。
このデイバック、実は『琴吹紬』という少女の物である。
彼女はほんの数分前までここにいたが、平沢唯の願いによって、ここから居なくなった。
店内には誰もいなく、開けっ放しのデイバックが一つ放置されているだけだった。
このデイバック、実は『琴吹紬』という少女の物である。
彼女はほんの数分前までここにいたが、平沢唯の願いによって、ここから居なくなった。
「……とりあえず、イナバに相談しに――」
カランコロンカラーン♪
その時、焼肉店のドアが開き、二人の男女が入ってきた。
一人は小学生くらいの女の子。もうひとりは白いジャケットを着た青年。
一人は小学生くらいの女の子。もうひとりは白いジャケットを着た青年。
青年の曖昧な回答に首をかしげる東京タワー。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「俺は誰なんだ?」
「……それは私だって知りたい。
ちょっと待て、この本のこの男、何だかアンタに似ていないか?」
「この男か? 南……光太郎……か、確かに似ているような気がする。
そうだな……いつまでも名無しのままじゃ困るし、これからは俺のことを『光太郎』と呼んでくれ」
「分かった」
「……それは私だって知りたい。
ちょっと待て、この本のこの男、何だかアンタに似ていないか?」
「この男か? 南……光太郎……か、確かに似ているような気がする。
そうだな……いつまでも名無しのままじゃ困るし、これからは俺のことを『光太郎』と呼んでくれ」
「分かった」
荒川区を歩きながら、二人は会話をする。
千秋の手には支給品『ヒーロー戦記 プロジェクト・オリュンポスの攻略本』が握られている。
その本に出てくる黒い男が非常に千秋の隣の男に似ているのだ。
千秋の手には支給品『ヒーロー戦記 プロジェクト・オリュンポスの攻略本』が握られている。
その本に出てくる黒い男が非常に千秋の隣の男に似ているのだ。
「この本だと、ヒーローに変身とかしているけど、出来ないのか?」
「そんなヒーローじゃあるまいし……まぁ、試しにやってみるか……」
「そんなヒーローじゃあるまいし……まぁ、試しにやってみるか……」
光太郎が変身ポーズを取ってみようとする。
そのポーズは千秋でも分かるほど非常に様になっていた。
記憶が無くなっても、その身体は記憶していたのだ。
光太郎は太陽をつかむように右腕を上げ、ゆっくりと顔まで下ろす。
右腕を払い、立ち向かうことを鼓舞するかのように左腕を立てる。
そのポーズは千秋でも分かるほど非常に様になっていた。
記憶が無くなっても、その身体は記憶していたのだ。
光太郎は太陽をつかむように右腕を上げ、ゆっくりと顔まで下ろす。
右腕を払い、立ち向かうことを鼓舞するかのように左腕を立てる。
―――しかし、何も起こらなかった。
世紀王ブラックサンにも、太陽の王子にもならなかったのだ。
光太郎はやっぱりと言った表情を浮かべ、千秋も同じような表情になる。
だが、これは変身能力の制限によるものであって、当然の結果であった。
もし、一時間後に同じやり取りをしていれば、結果は変わっていたかもしれない。
光太郎はやっぱりと言った表情を浮かべ、千秋も同じような表情になる。
だが、これは変身能力の制限によるものであって、当然の結果であった。
もし、一時間後に同じやり取りをしていれば、結果は変わっていたかもしれない。
「……すまない、千秋ちゃん、何か期待を持たせてしまったようで……」
「いや、私も何か、無茶振りして……ごめん」
「いや、私も何か、無茶振りして……ごめん」
二人の間に非常に気まずい空気が流れる。
だが、その時であった。
だが、その時であった。
『ぐきゅるるる~~……』
二人の腹の虫が、大きく鳴り響いた。
「……すこし、休める場所を探そう」
「そうだな」
「そうだな」
二人ともさっきから何も食べておらず、空腹だったのだ。
もっとも光太郎は戦闘の後だったからというのもあった。
そして、二人は一旦休める場所を探し、たどり着いたのは焼肉店だった。
その店内には一人の少女がいた。
もっとも光太郎は戦闘の後だったからというのもあった。
そして、二人は一旦休める場所を探し、たどり着いたのは焼肉店だった。
その店内には一人の少女がいた。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「……というわけだ」
「つまり、記憶喪失って奴ね」
「つまり、記憶喪失って奴ね」
一つのテーブルを占領し、情報を交換する三人。、
千秋は今まであった一部始終を東京タワーに話し、
東京タワーは敵意がないことを示し、ここにもう一人仲間がいることを話した。
千秋は今まであった一部始終を東京タワーに話し、
東京タワーは敵意がないことを示し、ここにもう一人仲間がいることを話した。
「その仲間って?」
「……それが俺だ」
「君は……?」
「……それが俺だ」
「君は……?」
そして、配膳カートに大量の肉と美味しそうな冷麺を乗せて。
一人の青年が現れた、年齢は千秋の姉の春香や光太郎より年上くらいで落ち着いた雰囲気を醸し出している。
一人の青年が現れた、年齢は千秋の姉の春香や光太郎より年上くらいで落ち着いた雰囲気を醸し出している。
「俺はイナバ物置の人……だと思う、無論、本名じゃない」
「君も記憶喪失なのか?」
「君も? いや、俺はそんなものになった覚えはない。
……って、アンタは記憶喪失ってことか?」
「ああ、そういうことになる」
「おい、その料理はお前の支給品か?」
「いや、俺がさっきここの厨房で作った冷麺だ」
「君も記憶喪失なのか?」
「君も? いや、俺はそんなものになった覚えはない。
……って、アンタは記憶喪失ってことか?」
「ああ、そういうことになる」
「おい、その料理はお前の支給品か?」
「いや、俺がさっきここの厨房で作った冷麺だ」
見た目はごく普通だ。
だが、妙に美味しそうに見える。
その冷麺を見て……
だが、妙に美味しそうに見える。
その冷麺を見て……
『ぐきゅるるる~~……』
再び、光太郎と千秋の腹の虫が鳴る。
「―――――食うか?」
「「……頂きます」」
「「……頂きます」」
千秋と光太郎は箸を取り、イナバが作った冷麺にがっつく。
少し、遅めだが彼らのランチタイムが始まった。
少し、遅めだが彼らのランチタイムが始まった。
【荒川区 焼肉店/一日目・午後】
【東京タワー@カオスロワオリジナル】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:ふきとばしの杖、基本支給品一式×2、ランダム支給品1~3(本人未確認)
[思考]基本:『あの人』を見つける。
1:イナバたちと行動する。
2:出来ればもっと仲間を見つけたい。
【備考】
※容姿は女の子です。
※『あの人』を探しています、
【東京タワー@カオスロワオリジナル】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:ふきとばしの杖、基本支給品一式×2、ランダム支給品1~3(本人未確認)
[思考]基本:『あの人』を見つける。
1:イナバたちと行動する。
2:出来ればもっと仲間を見つけたい。
【備考】
※容姿は女の子です。
※『あの人』を探しています、
【イナバ物置の人@カオスロワ書き手】
[状態]: 健康
[装備]: 小型リボルビング・ステーク@カオスロワ(6/6)、カブトゼクター&ベルト@仮面ライダーシリーズ
[道具]: 基本支給品一式
[思考]基本:『抗う』
0:とりあえず、飯だ。
1:東京タワーとともに行動する。
2:6/にも抗う。
3:情報を集める。
4:『あの人』か……。
【備考】
※6/が書き手をやっていたロワで書き手をやっていました。
※大抵の武器は見ただけ使用方法が分かります。(あくまでも使用方法だけです)
※二時間カブトへの変身不能。
※東京タワーが言う『あの人』について知っているかどうかは定かではありません。
[状態]: 健康
[装備]: 小型リボルビング・ステーク@カオスロワ(6/6)、カブトゼクター&ベルト@仮面ライダーシリーズ
[道具]: 基本支給品一式
[思考]基本:『抗う』
0:とりあえず、飯だ。
1:東京タワーとともに行動する。
2:6/にも抗う。
3:情報を集める。
4:『あの人』か……。
【備考】
※6/が書き手をやっていたロワで書き手をやっていました。
※大抵の武器は見ただけ使用方法が分かります。(あくまでも使用方法だけです)
※二時間カブトへの変身不能。
※東京タワーが言う『あの人』について知っているかどうかは定かではありません。
【南千秋@みなみけ】
[状態]:健康、不安
[装備]:学校の制服と帽子
[道具]:支給品一式、『ヒーロー戦記』の攻略本@現実、ランダム支給品(0~2)
[思考]
1:姉たちに会いたい。
2:バトルロワイアルから脱出したい。
3:光太郎たちと行動する
[状態]:健康、不安
[装備]:学校の制服と帽子
[道具]:支給品一式、『ヒーロー戦記』の攻略本@現実、ランダム支給品(0~2)
[思考]
1:姉たちに会いたい。
2:バトルロワイアルから脱出したい。
3:光太郎たちと行動する
【南光太郎@仮面ライダーBLACK RX】
[状態]:記憶喪失、全身にダメージ中(回復中)
[装備]:キングストーン@仮面ライダーBLACK RX
[道具]:支給品一式、ランダム支給品(0~2)
[思考]
1:俺は誰なんだ?
2:千秋たちと行動する。
[補足]
※ディケイド戦でのダメージにより、仮面ライダーであることも含めて自分に関する一切の記憶を失っています。
※制限によりRXおよびロボライダー、バイオライダーに二時間変身不可
※とりあえず、名前を聞かれたら『南光太郎』と名乗る。
[状態]:記憶喪失、全身にダメージ中(回復中)
[装備]:キングストーン@仮面ライダーBLACK RX
[道具]:支給品一式、ランダム支給品(0~2)
[思考]
1:俺は誰なんだ?
2:千秋たちと行動する。
[補足]
※ディケイド戦でのダメージにより、仮面ライダーであることも含めて自分に関する一切の記憶を失っています。
※制限によりRXおよびロボライダー、バイオライダーに二時間変身不可
※とりあえず、名前を聞かれたら『南光太郎』と名乗る。
支給品紹介
『ヒーロー戦記』の攻略本@現実
正式名称は『SFC用ソフト ヒーロー戦記 プロジェクト・オリュンポスの攻略本』。
カオスロワ七期ではイナバ製作所の資料室でギリアム・イェーガー(@スパロボ)が発見した本。
バンプレストから発売されたコンパチヒーローシリーズの一作の攻略本であり。
ダンジョンの攻略情報やキャラクターについてこと細かく記されている。
なお、本作に登場するキャラクターは原作に比べると大幅に性格が変わっている人物が多く。
南光太郎は原作とは性格が異なり、陽気で女性好きで涙もろい性格となっている。
そして、バトルホッパーやロードセクターやアクロバッターやライドロンはもちろん。
ゴルゴムとクライシス帝国は 一 切 登 場 し な い (だが、シャドームーンは出てくる)。
最後になったが……『ヒーロー戦記もよろしく!』
カオスロワ七期ではイナバ製作所の資料室でギリアム・イェーガー(@スパロボ)が発見した本。
バンプレストから発売されたコンパチヒーローシリーズの一作の攻略本であり。
ダンジョンの攻略情報やキャラクターについてこと細かく記されている。
なお、本作に登場するキャラクターは原作に比べると大幅に性格が変わっている人物が多く。
南光太郎は原作とは性格が異なり、陽気で女性好きで涙もろい性格となっている。
そして、バトルホッパーやロードセクターやアクロバッターやライドロンはもちろん。
ゴルゴムとクライシス帝国は 一 切 登 場 し な い (だが、シャドームーンは出てくる)。
最後になったが……『ヒーロー戦記もよろしく!』
| 057:押し寄せる災禍 | 投下順 | 059:やがて絶望という名の病 |
| 056:嘆きの種 | 時系列順 | 059:やがて絶望という名の病 |
| 037:ライダー×ライダー | イナバ物置の人 | :[[]] |
| 037:ライダー×ライダー | 東京タワー | :[[]] |
| 021:君の名は | 南千秋 | :[[]] |
| 021:君の名は | 南光太郎 | :[[]] |