全てを『狩る』影 ◆tEDenHnHbuOt
音も無く移動する影があった。
よほど戦いに慣れた者でない限り、影の接近に気が付くことはできないだろう。
影の名はストライダー飛竜。
下級ストライダーでさえもが軍隊に匹敵する力を持つが、彼はそのストライダーの中でも特A級。
もっとも、そんな肩書きがなくとも、彼の実力はその動きを見ればわかるだろう。
よほど戦いに慣れた者でない限り、影の接近に気が付くことはできないだろう。
影の名はストライダー飛竜。
下級ストライダーでさえもが軍隊に匹敵する力を持つが、彼はそのストライダーの中でも特A級。
もっとも、そんな肩書きがなくとも、彼の実力はその動きを見ればわかるだろう。
(……遭遇無し、か)
やたらと目立つ赤いスカーフを黒にしたらまさに忍者と言える飛竜。
そんな彼の行動方針も忍者に近いものがあった。
それはつまり、この会場にいる生命全てを狩りとるということ。
遠距離から手裏剣を投げる必要もない。
こうやって、彼にとっては普通の無音移動術を使って敵に忍びよる。
あとはそのまま首を撥ねるか、心臓をひとつきするだけで彼の仕事は終わるのだ。
相手を素早く確実に仕留める。ストライダーの基本事項。
だが飛竜はあることを考えていた。
そんな彼の行動方針も忍者に近いものがあった。
それはつまり、この会場にいる生命全てを狩りとるということ。
遠距離から手裏剣を投げる必要もない。
こうやって、彼にとっては普通の無音移動術を使って敵に忍びよる。
あとはそのまま首を撥ねるか、心臓をひとつきするだけで彼の仕事は終わるのだ。
相手を素早く確実に仕留める。ストライダーの基本事項。
だが飛竜はあることを考えていた。
(……次の奴は四肢をもぐだけにするか)
それは残虐極まりない思考。だが、それには当然理由があった。
飛竜は己の腕に確かな自信を持っている。
予備の剣も5本あり、使い心地もサイファー程ではないがしっくりくる。
このままで、全ての参加者及び主催者を奈落の底に叩きこむことができると確信している。
だが、そんな彼にもたったひとつだけ不安材料があった。
隠れていて見えないが、彼の首にも銀色の首輪がつけられている。
この首輪こそ、飛竜唯一の気がかり、厄介な制限だった。
飛竜は己の腕に確かな自信を持っている。
予備の剣も5本あり、使い心地もサイファー程ではないがしっくりくる。
このままで、全ての参加者及び主催者を奈落の底に叩きこむことができると確信している。
だが、そんな彼にもたったひとつだけ不安材料があった。
隠れていて見えないが、彼の首にも銀色の首輪がつけられている。
この首輪こそ、飛竜唯一の気がかり、厄介な制限だった。
最初の広間で首輪の餌食になった男の姿を、飛竜はしっかりと記憶していた。
首から上が綺麗に跡形も無く吹き飛んだ男の死体を。
『首から上が』吹き飛んだ。つまり、首から下は無事だった男を。
単純な爆破威力だけなら、体全てが吹き飛ぶ彼らストライダーの爆弾の方が強力だ。
だが、頭だけを綺麗に吹き飛ばし、それより下は無事というのは考えれば恐ろしい。
何故そんな風に作られたのかは飛竜にもわからない。
だが、ピンポイントに頭だけを吹き飛ばせる爆弾を作れる『主催者の技術』は決して侮れない。
今はこの首輪はなんら驚異ではない。
禁止エリアなど、ストライダーの速度を持ってすれば脱出は容易い。
殺人強制も問題ない。昼方二人を血の海に沈めたし、どのみち全員狩るのだから。
だが、それらが終わった後は話が変わってくる。
主催者を葬るにしても、そこに辿り着かなくてはならない。
ましてや相手は人間ではない。神かどうかは置いておくとして、人間ではないのは確か。
どうすれば主催者は死ぬのだろうか?
大抵の生物は、頭を潰されたらそれまでではあるのだが……
あの主催者が、プラナリアの様な能力を持っていたらどうだろうか?
いくら斬っても斬っても死なず、どころか分裂するあの生き物の様な能力を。
闇雲に微塵切りにしても無駄だ。180体の主催者と戦うなど、飛竜でも御免こうむる。
斬っても再生できない、ほんの僅かな場所だけを的確に斬らねばならない。
主催者がそんな能力を持っているかは不明だが、なんにせよ一瞬で仕留める必要がある。
首から上が綺麗に跡形も無く吹き飛んだ男の死体を。
『首から上が』吹き飛んだ。つまり、首から下は無事だった男を。
単純な爆破威力だけなら、体全てが吹き飛ぶ彼らストライダーの爆弾の方が強力だ。
だが、頭だけを綺麗に吹き飛ばし、それより下は無事というのは考えれば恐ろしい。
何故そんな風に作られたのかは飛竜にもわからない。
だが、ピンポイントに頭だけを吹き飛ばせる爆弾を作れる『主催者の技術』は決して侮れない。
今はこの首輪はなんら驚異ではない。
禁止エリアなど、ストライダーの速度を持ってすれば脱出は容易い。
殺人強制も問題ない。昼方二人を血の海に沈めたし、どのみち全員狩るのだから。
だが、それらが終わった後は話が変わってくる。
主催者を葬るにしても、そこに辿り着かなくてはならない。
ましてや相手は人間ではない。神かどうかは置いておくとして、人間ではないのは確か。
どうすれば主催者は死ぬのだろうか?
大抵の生物は、頭を潰されたらそれまでではあるのだが……
あの主催者が、プラナリアの様な能力を持っていたらどうだろうか?
いくら斬っても斬っても死なず、どころか分裂するあの生き物の様な能力を。
闇雲に微塵切りにしても無駄だ。180体の主催者と戦うなど、飛竜でも御免こうむる。
斬っても再生できない、ほんの僅かな場所だけを的確に斬らねばならない。
主催者がそんな能力を持っているかは不明だが、なんにせよ一瞬で仕留める必要がある。
(……)
そして飛竜はそれを無理だと考えていた。
無論、主催者は葬る。
だが対面した瞬間に得体の知れない未知の怪物を的確に一撃で葬る任務の難易度はもはや測定不能。
それに失敗した瞬間、首輪を発動されておしまいだ。
幸い、主催者の目的がなんにせよバトルロワイアルを開いている間は、首輪を発動することはまずない。
主催者の、致命的な隙とも言える。
この隙に首輪を外すことができさえすれば、あとはいつも通りの任務をこなすだけ。
標的を殺すだけだ。
無論、主催者は葬る。
だが対面した瞬間に得体の知れない未知の怪物を的確に一撃で葬る任務の難易度はもはや測定不能。
それに失敗した瞬間、首輪を発動されておしまいだ。
幸い、主催者の目的がなんにせよバトルロワイアルを開いている間は、首輪を発動することはまずない。
主催者の、致命的な隙とも言える。
この隙に首輪を外すことができさえすれば、あとはいつも通りの任務をこなすだけ。
標的を殺すだけだ。
しかし簡単に外すと言っても、飛竜はこの様な首輪は見たことがない。
ではどうするか?答えは簡単だ。
サンプルを手にいれて実験すればいい。
たとえば、相手の四肢を潰して動けなく、しかし生かしておく。
そこで首輪に適当に衝撃を与えて『どの程度で爆発するか』を見る。
首輪の爆発が、装備者の首から上にしか起きないのなら尚更好都合だ。
もう少し先の話になるが、生きた参加者と死んだ参加者を禁止エリアに投げ込むのもありだ。
『首輪の爆発基準』要するに装備者が死ねば首輪も停止するかどうかの実験。
あとは無難に敵の首だけを飛ばして、無傷の首輪を頂戴する。
多少危険は伴うが、自分の手で首輪を解析するチャンスだ。
ではどうするか?答えは簡単だ。
サンプルを手にいれて実験すればいい。
たとえば、相手の四肢を潰して動けなく、しかし生かしておく。
そこで首輪に適当に衝撃を与えて『どの程度で爆発するか』を見る。
首輪の爆発が、装備者の首から上にしか起きないのなら尚更好都合だ。
もう少し先の話になるが、生きた参加者と死んだ参加者を禁止エリアに投げ込むのもありだ。
『首輪の爆発基準』要するに装備者が死ねば首輪も停止するかどうかの実験。
あとは無難に敵の首だけを飛ばして、無傷の首輪を頂戴する。
多少危険は伴うが、自分の手で首輪を解析するチャンスだ。
(……いずれにせよ、俺が『狩る』のはかわらんがな……)
そしてそんな狩る者が訪れた地は、台東区。
とある皇帝のおかげで、人が集まり始めた地。
そこに今、圧倒的にして無慈悲な影が迫る。
とある皇帝のおかげで、人が集まり始めた地。
そこに今、圧倒的にして無慈悲な影が迫る。
【台東区/1日目・午後】
【ストライダー飛竜@ストライダー飛竜】
[状態]:健康
[装備]:亜羅棲斗流@戦国BASARA
[道具]:支給品一式、 残り五本の亜羅棲斗流@戦国BASARA
[思考・状況]
基本:参加者を皆殺しにし、首輪を外した上で神(昏き海淵の禍神)を抹殺する。
1:出来れば、サイファーを手に入れる
2:参加者を見つけたら、首輪の実験を行うか、首を撥ねて首輪を奪いとる
【ストライダー飛竜@ストライダー飛竜】
[状態]:健康
[装備]:亜羅棲斗流@戦国BASARA
[道具]:支給品一式、 残り五本の亜羅棲斗流@戦国BASARA
[思考・状況]
基本:参加者を皆殺しにし、首輪を外した上で神(昏き海淵の禍神)を抹殺する。
1:出来れば、サイファーを手に入れる
2:参加者を見つけたら、首輪の実験を行うか、首を撥ねて首輪を奪いとる
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