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テラカオスバトルロワイアル外伝
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パルマーD「いこうカービィ! 星に乗って」パルマーE「見たこともないロワへ」

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だれでも歓迎! 編集
世間には食わず嫌いという物があるが、カービィはそのような者達とは最も遠い位置にいる。
この世界に存在する物は食べられる物か食べられない物・・・・・・そして、食べてはいけない物だ。
歩くブラックホールと通称されるカービィ、しかし彼にだって食べられない物は存在する。
全身棘だらけのゴルドーという生物はその筆頭だ。やつらは如何なる巨体も飲み込んでしまう程の吸い込みにも一切動じない。
おまけにどんなコピー能力をぶつけても全然答えることがないので、カービィは泣く泣く見逃して先に進むことになるのである。
これが栗なら剥く手間も惜しんで食べてしまうというのに。

「ぽよ?」

カービィは悩んでいた。
目の前の生き物は最初に食べた生き物と一緒だ。
見た目は皮膚がミミズみたいな色の、大きいスターマンみたいな生き物。
良く見れば、絵描きの修行にやってきたアドレーヌや、助けを求めにきた妖精に似ている。
前のは脂肪が乗っているわけでもないが、引き締まっていて健康体なので不味くはなかった。
あまり変わらない体系をしているので、今回も外れではないだろう。

「カブ・・・・・・」

手元の相棒が頼りない鳴き声を上げる。
考えてみればこのステージは単なる餌場ではない。
いつもならば雪崩のごとく襲い掛かってくる雑魚敵もやけに静かである。
ボスぶっちかと解釈しようとしても最初に逃げた二匹の説明がつかない。
それに最初は食べようとしていたカブトムシだって、大ボスを倒すために力を貸してくれた。

「ぽよぽよ」
「カブカブ」

食べようかとするが相棒が引き止める。
食べられない物を除けば後に残るのは全て食べられる物だ。
いつもみんなを困らせるでかいペンギンだって、乗り物のハムスターやフクロウだって、
ポップスターで暮らしている人々だって、みんなみんな食べられる。

「カブー・・・・・・カブカブ・・・・・・」

相棒は不安な声で鳴き続ける。
いくら心を通わせたとはいえ、一度はカービィに食べられかけたのだ。
彼としてはこれ以上自分のように間違って食われる存在を出したくないのであろう。

「ぽよ!ぽよぽよ!」

空いていたまん丸の腕で口の下をポンと叩き、心配すんなと声を上げた。

「カブ!?カブカブ!?」
「ぽよぽよ~」
「カブー」

安心したのか、カブトボーグは頷くように角を上下させた。
彼らを食べることなどできやしない。
邪悪を倒すために力を貸してくれた仲間なのだから。
カービィの本質は正義の味方、罪無き物を襲うということは彼の良心が許さない。


「ぽよ・・・・・・」

さてここからが本題である。

「この殺し合いは仮面ライダーってやつの仕業なんだ」

果たしてこいつは食べても良い物なのか。


 ┃┃
  ∇


クライシス皇帝は苛立っていた。
理由は言うまでも無く仮面ライダーである。
仮面ライダーの協力者である巨大な蛸に敗北を味わったのだ。
自分の邪魔をするのは仮面ライダーか正義の味方以外にありえない。
自分以外の悪は同志であり、いつか切り落とす踏み台でしかないからだ。
よって蛸が仮面ライダーの仲間であることは確定的に明らか、
どうせバトルロワイアルでも全ての参加者を救ってともに主催を討つのに違いない。

(ならば私は悪として貴様を倒す!)

主催を倒すのはその後からでも遅くはないだろう。
そのために今は使える手駒を集め、首輪を解除して最高のコンディションを整えることに集中するのだ。
日比谷公園の噴水前で体を休めていたら、早速ピンクの瓢箪が歩いてきた。

「ぽよ~?」

踏み潰してしまえるほど小さな体であったが、見た目だけで全てを判断してしまうほど皇帝は愚かではない。
クライシス帝国が率いる怪魔妖族は、見た目は他の怪魔戦士よりも迫力にかける輩が多いが、
強力な妖魔力が彼らに有り余る戦闘能力と特殊能力を与えている。
同様にこの瓢箪もなんらかの特別な力を持っているかも知れない。
まずは彼を引き入れ、間近で観察して手駒に相応しいかどうか見極める必要がある。

(役に立たないのであれば囮にでもしてしまえば良いか)


「ぽよ?ぽよよよぽよよ?」
「仮面ライダーについて知りたいだと? いいだろう」

仮面ライダーという単語に食いつき警戒を解いた瓢箪は、クライシス皇帝に質問してきた。
だからクライシス皇帝は話し始める。
自分の統治していた星、怪魔界の環境は地球の環境に比例して汚染されている。
ただし汚染の速度は怪魔界側が圧倒的に早く、地球で環境汚染が問題として浮かび上がった頃には
まともに陽の光を拝めぬ程に空が黒ずんでしまった。
国民を助けようと地球に向かったのだが、仮面ライダーという輩は受け入れてくれなかったこと。
このままでは50億の民を救うことができなくて困っていること。
挙句の果てに帝国の使者(尖兵)が(侵略活動のために)足を踏み入れただけで殺害しまくっていること。


「ぽよ!?ぽよよよよ!!ぽよよぽよ!」
「そうか貴様はわかってくれるのか」

皇帝の話に瓢箪は地団駄を踏んで怒りを見せた。
何一つ間違ったことは言っていない。都合の悪い部分を隠しただけである。
仮面ライダーをさも悪の戦士だと語ってみせた。
憤ったということは彼は紛れも無く正義側の怪人だろう。
だからこそ利用する。
例え戦力としては使い物にならなくても悪評を広めさせるぐらいはできるのだ。
そして孤立した彼らから有用な参加者を掠め取れば、後はゲーム打破も正義の戦士全滅も楽勝である。

「ぽよよ!ぽよぽよ!」
「何?貴様が倒してくれるというのか!?」

こぼれる含み笑いを瓢箪への愛想笑いに誤魔化していると、彼から思いもよらぬ発言が飛んできた。
瓢箪は頷くと、マシンガンジャブにスライディング、ジャンプといった様々な動きを見せて
身体能力をアピールしてみせた。
小柄な体は噴出す水の頂点を飛び越えて、噴水を挟み皇帝の向かい側へと着地する。
万が一戦闘になったとしても、かく乱ぐらいはできるだろう。
とはいえ所詮妨害レベルの話だ。短い手足ではリーチも威力もあるわけがない。

「仮面ライダーは何度も我らクライシス帝国を苦しめてきた強敵だ。
 貴様一人でどうにかなる相手じゃない」

幾多のクライシスの精鋭が勝てなかった相手をこの瓢箪が倒せるわけがない。
陽が昇れば消えてしまうほどの小さな星が、どうやって巨星を堕とすというのか。
それこそ太陽を飲み込む程に輝かなければ無理な話であろう。
夜景の一部となって光るだけの星にそれ以上の役割を求めたりしない。
組織には適材適所という物があるのだ。
他とは違う煌きを見せないので有象無象以外の何者でもない。
いくらでも替えがきく代用品。つまるところ、現時点の瓢箪の評価は"戦闘員"であった。

「ぽよ!」
「何? 自分はこれまで多くの悪党を倒してきた?
 例えばどんな奴か言ってみろ」

瓢箪は鼻息を立てて誇らしげに相槌を打つ。
悪党というとアレか?家の裏に出たゴキブリか?
それとも自分の食べ物盗んだネズミか?
こんな小動物に倒せような悪などその程度であろう。
暇つぶしに、彼の功績を尋ねてみることにする。

「ぽよ」
「何?食料略奪を繰り返すペンギンを改心させた?」
「ぽよ!」
「他にも悪夢の使者からみんなの夢を取り戻したり
 宇宙を暗黒に包むダークマター一族を何度も全滅させたり
 鏡の世界に封印されていた魔人を倒したり
 ドロッチェクオリティに負けずにケーキを取り戻したついでに黒いヒトデを駆除したり
 何でも願いを叶えてくれる人造衛星を悪用しようとしたピエロをムッコロしたり
 編み棒ジェントルマンが乗ったロボットをぶっ壊したり
 世界を二次元に変えた魔女に現実見せ付けたり
 太陽恐怖症の骸骨を袋叩きにしたり
 悪徳セールス宇宙生物を食らい尽くしたりした?」
「ぽよぽよ」

瓢箪の口は止まることがない。
これまで辿ってきた自身の冒険譚を次々と皇帝に述べていく。
当然ながら皇帝は全てを鵜呑みにはせずに話半分に聞き流していく。
作り話だと鼻で笑いながらも、小動物の作った設定にしては作りこまれ過ぎている部分があるため
完全に嘘だと判断することもできない。
所々実際に体験してきたかのように語られる部分があり、
嘘であっても彼はシナリオライターになれるのではないかと皇帝は思う。

「ぽよよ~」
「わかった、もういい」

眼前に手を突き出して瓢箪の話を止める。
強いという主張はわかった。そこまで強いと言うならば証拠を見せてもらおうではないか。



 ┃┃
  ∇



「カブー・・・・・・」

はしゃぐカービィの手の中で、カブトボーグは一匹唸り声を上げる。
クライシス皇帝と名乗った男の要求はこうだ。

『私達の邪魔者を倒してみろ』

仮面ライダーとその協力者をカービィに倒して欲しいらしい。
別に勝てないなどとは思っていない。
数回フルチャージした自分の力を使えば、大抵の敵は消滅させることが可能であると自負している。
また本職のカブトボーガーでさえ、カービィの力を合わせればかなりいいバトルが期待できるであろう。

「くっくっく、待っていろよ!仮面ライダーBlackRX南光太郎
 貴様ら仮面ライダーは必ず我らクライシス帝国が打ち倒してくれる!」
「ぽよ!」

この男は本当に信頼できる人間なのだろうか?
カービィが誰彼構わず食らう食人鬼にならないように注意を促したのだが、
もしかしたら今回ばかりは裏目に出てしまったのかも知れない。
そして気掛かりとなるのはもう一つ。

「カブカブー・・・・・・」
「ぽよ?ぽよよー!」

人を疑うのは良くないとカービィは言う。
しかしカブトボーグにとってはそれが一番心配なのだ。
何しろカービィには決定的に欠けている部分があるのだから。

「こう見えても人を見る目には自信があるから大丈夫だ。
 悪い奴とそうでない奴の区別ぐらいすぐにつくさ。
 貴様も固くならんでもっとリラックスしろ」
「ぽよ!」

人を見る目、これだ。
初めてカービィと出会った時に、カービィは自分を餌だと認識した。
極度の空腹状態であったのか言葉を通わす暇も無く、
リオレウスが出現していなかったら今頃代わりに腹に収まっていたのかも知れない。

「さて、これから悪い仮面ライダーどもから善良な市民を取り戻すぞ!」
「ぽよ!」

どこまでが善良でどこまでが悪の一味なのか。
少なくとも空腹状態のカービィには等しく餌にしか映らないであろう。
予め味方だとわかっていなければ問答無用で食いかかるに違いない。
カービィにとっては食べられる物は全て餌。食べてはいけないのは守るべき人々と味方だけ。
余計なことを吹き込まれなければ良いのだが。



【千代田区・日比谷公園 噴水前/一日目・夕方】
【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACK RX】
[状態]:全裸、打撲ダメージ(大・回復中)、仮面ライダー他正義の味方達や主催者への激しい怒り
[装備]:無し
[道具]:カラオケマイク@現実
[思考・状況]
基本:主催者を抹殺する。
1:頼りになる配下を手に入れる。
2:カービィを利用して仮面ライダー及び邪魔者の悪評を広める。
3:正義の味方とその協力者は全滅させる。
4:タコ(昏き海淵の禍神)は殺す。
【備考】
※現在の姿は『ダスマダー大佐@仮面ライダーBLACK RX』です。
※制限が解除された場合いつもの姿になるかもしれません。 
※総理大臣と喜緑江美里を仮面ライダーの協力者だと認識しました(根拠ゼロ)
※昏き海淵の禍神を敵だと認識しました。
※カービィの話はあまり信じていません。


【カービィ@星のカービィ】
【状態】:少し腹減った、上機嫌、体中央部に首輪
【装備】:野生のカブトボーグ@人造昆虫カブトボーグ V×V
【道具】:基本支給品一式、ランダム品0~1、空っぽのモンスターボール@ポケモン
   (体内にキングストーン、支給品一式にランダムアイテム0~2)
【思考】基本:主催者を徹底的に懲らしめた後、家でゆっくりする
1:クライシス皇帝とともに行動し、このステージに迷いこんだ人々を助ける
2:人々を襲う雑魚キャラは倒すor食う
3:助けるべき参加者か雑魚キャラかの判断はクライシス皇帝に任せる
4:首輪が邪魔なので外せるなら外したい
5:逃がした二人(かみなりさんキュゥべえ)は雑魚キャラ?
※主催者を除く参加者がマップのザコ敵かどうかうまく判別できていません
※最初のバトルロワイアルのルールをちゃんと把握できていません
※吸い込んだ相手を星型弾にして吐き出すことはできません
※飛行、コピー能力に関する制限は後の書き手さんにお任せします
※体内のものは、何かのショックで外に吐き出される可能性があります
※南光太郎より、なんらかのコピー能力を手に入れたかもしれません
※野生のカブトボーグ、クライシス皇帝を味方と認識しました
※満腹になったので参加者を手当たり次第に襲うことは無くなりましたが
 雑魚敵かどうかの判断がついていないので、何かの拍子に襲い掛かる可能性があります
※また空腹になる可能性があります

074:職能の有効活用 投下順 076:SQ(星海・戦国CQC)バトル
074:職能の有効活用 時系列順 076:SQ(星海・戦国CQC)バトル
064:ぽよ!カブ!グオオオオ!!! カービィ :[[]]
050:いけませんって!まともな支給品と明日のパンツがないと! クライシス皇帝 :[[]]

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