アリス「ふー、やっと着いたわ。お疲れ様、上海」
上海「シャンハーイ」
美鈴「あれ、上海人形さんだけですか?声はすれども姿は見えず」
魔理沙「いや、上海が何か抱えて……ってアリスか!?」
アリス「ええ、私よ。人形巨大化魔法の反動みたいで、小さくなっちゃったのよ」
美鈴「あらら、それは大変ですねぇ」
魔理沙「まあアリスの事だからすぐ直せるだろうさ。それより今日のファイトは大丈夫か?」
映姫「ご心配なく、今回は躯の大小に因らないファイト法です」
アリス「別に弾幕ごっこでも良かったんだけどね」
美鈴「それは標的小さい方が有利じゃないですかねぇ」
映姫「今日のファイトでは『魂の熱さ』を競って頂きます」
魔理沙「魂の……」
美鈴「熱さ……?」
アリス「随分抽象的な内容だけど、そんな物量れるのかしら?」
映姫「ええ、まずはあれを見てください」
衣玖「総領娘様、土曜日ですよ、ど・よ・う・び」
天子「はいはいどようびどようび……え?土曜日ってことは……」
衣玖「はい、その通りです!サタデーナイトフィーバー!(ばりばり)」
天子「きゃぁーっ!?(びりびり)」
魔理沙「今週は大丈夫だと思ってたんだがな……」
美鈴「きっと空気を読んで登場したんでしょうね」
アリス「で、あれが何?」
映姫「魂を視通す私の力により、今の魂の熱さを測定しました。およそ3万レイムです」
魔理沙「レイム?」
映姫「博麗霊夢が縁側でお茶を飲んで気を抜いている時の魂の熱さを基準に取りました」
美鈴「……その3万倍って多いのか少ないのか……」
アリス「むしろ熱いのは天人の方だったりして」
映姫「それでは早速始めて下さい」
美鈴「始めるって、どうするんですか?」
映姫「……」
美鈴「……(はっ、既にファイトは始まっているんですね!魂……自らの魂を燃やすには……)
我が名は紅美鈴、太星歳君の影よ、幻想郷から消え去れ!(ズンっ)」
魔理沙「のわっ!?地面すら揺るがす震脚か……流石だぜ」
映姫「5万レイムですか。やはり彼女はこういう競技に向きますね」
魔理沙「そりゃアリスの奴は、自称都会派で頭脳派だからな」
アリス「……それでもファイトなら、私だってやるわよ!」
上海「シャンハーイ」
美鈴「あれ、上海人形さんだけですか?声はすれども姿は見えず」
魔理沙「いや、上海が何か抱えて……ってアリスか!?」
アリス「ええ、私よ。人形巨大化魔法の反動みたいで、小さくなっちゃったのよ」
美鈴「あらら、それは大変ですねぇ」
魔理沙「まあアリスの事だからすぐ直せるだろうさ。それより今日のファイトは大丈夫か?」
映姫「ご心配なく、今回は躯の大小に因らないファイト法です」
アリス「別に弾幕ごっこでも良かったんだけどね」
美鈴「それは標的小さい方が有利じゃないですかねぇ」
映姫「今日のファイトでは『魂の熱さ』を競って頂きます」
魔理沙「魂の……」
美鈴「熱さ……?」
アリス「随分抽象的な内容だけど、そんな物量れるのかしら?」
映姫「ええ、まずはあれを見てください」
衣玖「総領娘様、土曜日ですよ、ど・よ・う・び」
天子「はいはいどようびどようび……え?土曜日ってことは……」
衣玖「はい、その通りです!サタデーナイトフィーバー!(ばりばり)」
天子「きゃぁーっ!?(びりびり)」
魔理沙「今週は大丈夫だと思ってたんだがな……」
美鈴「きっと空気を読んで登場したんでしょうね」
アリス「で、あれが何?」
映姫「魂を視通す私の力により、今の魂の熱さを測定しました。およそ3万レイムです」
魔理沙「レイム?」
映姫「博麗霊夢が縁側でお茶を飲んで気を抜いている時の魂の熱さを基準に取りました」
美鈴「……その3万倍って多いのか少ないのか……」
アリス「むしろ熱いのは天人の方だったりして」
映姫「それでは早速始めて下さい」
美鈴「始めるって、どうするんですか?」
映姫「……」
美鈴「……(はっ、既にファイトは始まっているんですね!魂……自らの魂を燃やすには……)
我が名は紅美鈴、太星歳君の影よ、幻想郷から消え去れ!(ズンっ)」
魔理沙「のわっ!?地面すら揺るがす震脚か……流石だぜ」
映姫「5万レイムですか。やはり彼女はこういう競技に向きますね」
魔理沙「そりゃアリスの奴は、自称都会派で頭脳派だからな」
アリス「……それでもファイトなら、私だってやるわよ!」
魂を熱く熱く燃やす。
クールなアリスは目の前の魔理沙への恋心を燃やし尽くす事により、魂を燃やそうとした。
目を閉じ、妄想を膨らませ、テンションを上げる。
そして刮目すると、上海人形の腕の中から、魔理沙めがけて飛んだ。
小さくなっても変わらない熱気と共に、魔理沙の唇を求めてダイブする。
一方の魔理沙は驚いて口を開き、顔を庇う事も忘れて――
(ごくん)
魔理沙「……けふっ」
上海「シャンハイ!?」
美鈴「魔理沙さんが……アリスさんを……食べた……!?」
文「魔法少女達の関係が新たな展開を迎えたと聞いて!」
映姫「……何にせよ測定不能ですので、この勝負紅美鈴の勝ちとします!」
美鈴「そうか、わかったぞ!太星歳君の影め、我が友の姿を借りるとは卑劣な!」
魔理沙「いや、私はオリジナルだぜ」
美鈴「問答無用!いざ覚悟ッ!」
クールなアリスは目の前の魔理沙への恋心を燃やし尽くす事により、魂を燃やそうとした。
目を閉じ、妄想を膨らませ、テンションを上げる。
そして刮目すると、上海人形の腕の中から、魔理沙めがけて飛んだ。
小さくなっても変わらない熱気と共に、魔理沙の唇を求めてダイブする。
一方の魔理沙は驚いて口を開き、顔を庇う事も忘れて――
(ごくん)
魔理沙「……けふっ」
上海「シャンハイ!?」
美鈴「魔理沙さんが……アリスさんを……食べた……!?」
文「魔法少女達の関係が新たな展開を迎えたと聞いて!」
映姫「……何にせよ測定不能ですので、この勝負紅美鈴の勝ちとします!」
美鈴「そうか、わかったぞ!太星歳君の影め、我が友の姿を借りるとは卑劣な!」
魔理沙「いや、私はオリジナルだぜ」
美鈴「問答無用!いざ覚悟ッ!」
この後、熱くなり過ぎた美鈴はマスパとロイヤルフレアにより強制的に頭を冷やされ、
アリスは上海人形が操り糸を手繰る事で魔理沙の胃袋の中から救出、
そして『魔理沙がアリスを食べた』との情報は文により瞬く間に広がり、
魔理沙は各所で弁明を余儀なくされたのだった。
アリスは上海人形が操り糸を手繰る事で魔理沙の胃袋の中から救出、
そして『魔理沙がアリスを食べた』との情報は文により瞬く間に広がり、
魔理沙は各所で弁明を余儀なくされたのだった。