東方ファイトスレ @まとめウィキ

17スレ第18戦(2)

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匿名ユーザー

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「皆さんお待たせしました。復活の射命丸です。
 いろいろと準備段階で揉めましたが、無事に東方ファイトを開催できる運びとなりました。
 今回の対戦は>>438が紅魔主従組を推しつつ安価を踏むというアクシデントが起こったため、『どちらかを選べと言われたら両方取ればいいのよ』というカリスマ溢れる某氏の言に従い、両者参戦といたしました!
 さて、現場の人里特設コースでは既に各選手がマシンに乗り込んでいる模様です」

「気が付いたらF1マシンに拘束されてたんですが、これはドッキリですか?」

「ご愁傷様です……東方ファイトはいつでも理不尽なんですよ。私自身、何度も痛い目に……。
 気を取り直して次のキスメ選手です!」

「なんだかこう……体にフィットする感じがすごく落ち着きますねー」

「いつも桶に体突っ込んでるからでしょうか? ゆっくりしないでちゃんとレースしてくださいね。
 最後の紅魔組ですが、安価そのものがペア指定ということもあり、二人乗りの特製マシンが用意されています」

「私の反射神経と動体視力、それに咲夜のナビによるライン取りが組み合わさればそこらの妖怪ごとき物の数ではないわ」
「お嬢様。カリスマ溢れる発言ですが、映像がスレに載らないからといって顔をれみりゃ化させつつ翼をぴこぴこさせるのはどうかと……」
「鼻血垂らしつつ言うあなたもどうかと思いますけど……。
 っと、そろそろスタートです。競技開始前の発言から鑑みて、>>438は紅魔組寄りであると思われるので、ポールポジションはキスメさんとさせていただきました」

 各車スターティンググリッドに着き、シグナルが順次点灯する。
 しばしの間を置いてレッドシグナルが消え、各車一斉にスタート。
 大方の予想通り、桁外れの反応速度で紅魔組が一瞬でキスメに食らい付く。

「うわ、なにあのスペック……でも、釣瓶落としの極意を応用すれば!」

 キスメは機体を左右に振って紅魔組のラインを封じつつ、巧みな加減速を併用することで相手の加速チャンスすら奪う。

「1面中ボスのくせになんという技巧派……お嬢様、案外手強い相手です」
「うー☆ ……コホン。落ち着きなさい咲夜。こういったレースはコーナーで勝負するものよ。
 マシンスペックに頼った直線番長では、例え勝っても観衆から見放されるのよ。
 ここは一旦後ろのに抜かせて漁夫の利を狙うわよ」

 紅魔組が少し減速し、>>438と並ぶ。
 後席の咲夜が>>438に対して『GO!』というジェスチャーを見せる。
 >>438はそれに応じ、一気に加速してキスメのスリップに滑り込む。

「お嬢様、第一コーナーは進入前にしっかり減速してください。仕掛けるならそこです」

 前方でブレーキング対決に入った>>438とキスメを見ながら言う。
 絶妙のブレーキングを決めつつインベタを少し外したラインでキスメが進入する。
 一方、>>438は基本に忠実なアウト・イン・アウトに徹し、無理に抜こうとはしないようだ。

「ふざけるな! 俺はこんなドキュメンタリーじゃなくて全裸で飛行するあややの写真が見たいんだよ!」

 第一コーナの内側で、通りすがりの里人が怒りに任せて新聞を地に叩きつける。
 あろうことか、キスメが操るマシンの直前に。


 ずるっ☆


 新聞をモロに踏みつけたキスメ機は一瞬にしてグリップを失い、すぐ後ろに張り付いていた>>438を巻き込みつつクラッシュする。

「やりました! さすがはお嬢様!!」
「咲夜、これは運命。すべては起こるべくして起こったのよ」
「お嬢様。帰ったら庭にサーキットを作らせますわ」
「うー☆ さくやだいすきー☆」
「その言葉だけで身に余る光栄ですわ」

 はしゃぐお嬢様と滝のように鼻血を噴出するメイドを乗せたマシンは、まだ一週目だというのに事実上のウィニングランへと移行していた。
 マシンの通ったラインに夥しいほどの血痕を散らしながら……。

 勝者:紅魔組

 なお、普段から桶で慣れてるキスメはクラッシュしたマシンから苦もなく脱出し、>>438はスキマによって元の場所へと送られました。

 咲夜さん? ゴール直後にえーりん先生が操縦席を乗っ取って、そのまま永遠亭に運ばれましたよ。






















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