東方ファイトスレ @まとめウィキ

18スレ第25戦

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匿名ユーザー

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「今日は田植え対決。審査員として幽香さん。豊作を祈願して穣子さん。そしてなんとなんと豪華対戦相手として外の世界の人物を招いています! ……のハズだったんですが秘封倶楽部の2人がまだ到着しませんね」
「開始時刻はもうとっくの昔に過ぎてない?」
「もうくたびれた―」
「死刑よ、死刑」

一面に広がる田んぼを背景に、魅魔、神綺、幽香、穣子、映姫が疲れた表情で突っ立っている。

「仕方ありませんね、秘封倶楽部不在につき不戦勝とします」
やっと待ちぼうけから解放されたにも関わらず、映姫の表情は曇ったままであった。
「それにしても困りましたね、今回のファイトは里へのボランティアを兼ねていたのですが……」

「そういうことならわたしにまかせて。世界を1つ作り上げたわたしにしてみれば田植えごとき児戯同然よ」
そう宣言するなり神綺はいきなり天高く跳躍、その体から金色のオーラがあふれ出す。

「神綺!!!大回転エビ投げハイ・ジャンプ田植え創生光線」
きりもみ回転を始めた神綺の体から金色に輝く弾丸が乱射され、次々に畑に突き刺さり大穴をあけて行く。

「こっ、これはまさか!」
「知っているのですか幽香!?」
「あれはまさに雄螺我村神拳の最大奥義! オーラで保護された苗を高速射出する荒業で、この技の使い手が魔界の荒野を一晩で緑あふれる地に変えたという伝説を聞いたことがあるわ。まさか実際にこの目で見る日がこようとは……」
「一晩というのはいくらなんでも吹かし過ぎではないですか?」
「あれを見なさい」
指さされた所を見た映姫は口をあんぐりと開けてアホ面を晒すしかなかった。
「地面に植えられた苗が、すごい勢いで育ってる!?」
「地面衝突のショックを和らげる役目のあるオーラは、同時にその後全て植物に注ぎ込まれ爆発的成長を促すものでもあるのよ。ただ重大な問題があるけど」
「そ、それは一体?」

「魔界植物化するのよ。それも人を襲うとびっきり性質が悪い奴にね」
「それはまずいのではないですか?」
「心配いらないわ。成体になって人を襲えるほど成長するのにそれこそ一晩くらいはかかるわ。他に成長を促進する要素でもない限り」

「……あ、成長速度が止まらないですね」
「……そういえば『豊穣』の神がいたわね」
「……」
「な、何よ。わたしの責任だって言うつもり!?」
「責任の所在は後にして今は逃げますよ!」
「そうだねぇ……後さ、あまり期待はしてなかったけどやっぱりわたしの出番コレだけなのかね?」
「わたしは残るわ。あいつらイネ科の分際でえらく反抗的な態度だから調教してやらなきゃ」


「やっと会場に着いたわね蓮子」
「境界を渡り歩くのって道がよく分からないのが難点ね。カーナビとか欲しいわ」
「……ねえ蓮子」
「なによ」
「会場は何の変哲もないのどかな田んぼって言ってわよね。どうやらまだ着いてないみたいよ」
「え……? って、何よこの明らかに人を食べそうな妖怪植物の群れは!!」
「会場に着くのはいつになることやら……困ったわねwこれは草を生やさざるをえないwwwそしてこれがほんとの田植えwwwwww」
「ギャグなんかかましてる場合じゃ無いでしょ、早く逃げるわよメリー!!」

その後、その地は幽香の支配する魔界植物園としてそれなりに賑わっているらしいとかなんとか。


秘封倶楽部が大遅刻をしたため、魅魔&神綺の不戦勝






















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